PWRC:スバル メキシコラリー第3レグニュース
LEG THREE
過酷なメキシコラウンドで、SUBARU勢6クルーがポイント獲得!
2007年FIAプロダクションカー世界ラリー選手権(P-WRC)第2戦「ラリー・メキシコ」は3月11日、レグ3が行われた。
今年のラリー・メキシコの最終日では、ドライバー陣は前半2日間に比べステージの路面がさらにラフで荒れた状態に挑むこととなった。
多くの危険が潜む中、最終日に大きな波乱はなかったのも、フィニッシュ目前のコンペティターがプッシュをかけてリスクを負うよりも堅実にポジション獲得を目指したことによるものと考えればうなずける。
SUBARU勢では、新井敏弘がSUBARU最上位としてのポジションをキープ。
最終的にこのイベントでP-WRC優勝を果たしたマーク・ヒギンズとのギャップを詰めた。
新井はこれで選手権ポイント8を獲得して、今季のP-WRC2戦を終了した時点でシリーズ2位につけた。
スウェーデンでの3ポイントを加え、現在新井のポイントは11となった。
新井に続いて、フィンランドのクリスチャン・ショーベリが3位と、4週間前に開催されたシーズン開幕戦と同じポジションを獲得。
これで獲得ポイントを計12とし、シリーズ首位に立った。
序盤2日間で首位争いを演じていたミルコ・バルダッチは3日間の波乱に富んだバトルの末、4位でフィニッシュ。5ポイントを獲得した。
この週末P-WRCデビューを果たした米国チャンピオンのトラヴィス・パストラーナは、自分らしさをくまなく発揮しP-WRC5位に入賞、選手権ポイント4を獲得した。
また、キプロスのスピロス・パブリデは8位に入り、自身初のP-WRCポイントを獲得した。
ロリス・バルダッチ、アレクサンドル・ドロシンスキーは、それぞれ9位、10位でのフィニッシュとなった。
STIグループNプロジェクト・ジェネラルマネージャー、ジョージ・ドナルドソン
「今日はサプライズがあり、一番驚いたのは何のドラマも起こらなかったこと。
ステージは2回走行、場所によっては3回も走行されていたが、思ったよりもダメージが少ないことも驚かされた。
これだけ多くのSUBARU勢が堅実にフィニッシュを迎えたことは、素晴らしい結果だ。
速さの面でもトラブルの面でも、多くのドライバーにとってドラマチックなイベントとなった。
SUBARU勢でもっともトラブルが少なかったのはトシで、40秒のタイムロスとなったがパンク1回のみだった。
戦略を失うことなく、週末を通してペースをコントロールした、素晴らしい走りだった。
ラリー終了時の彼のマシンは、まるで新型同然だった。
同様に、さらにドラマチックなパンクやブレーキを失うなどのトラブルはあったが、クリスチャン・ショーベリも見事な走りを見せ、初日にはパンクに見舞われるまで首位争いを演じていた。
それ以降も巧みな戦略でかなりハードなペースでの走行を展開し、ライバル勢にプレッシャーを与えた。
他のマシンがテクニカル面でトラブルに見舞われたこともあり、3位でのフィニッシュとなった。
トラヴィス・パストラーナは、初日に非常にドラマチックな展開を迎えたが、見事に切り抜けた。
今回のイベントが我々にとってもタフなイベントであることは疑いなく、彼はそれを走り切った。
彼は既に自己向上の計画を始めており、トップ勢に食い込むことを目指している。
彼には3年計画の参戦プログラムがあり、今年はシリーズの半分に参戦することから始め、その後2年間参戦を続ける。
実に素晴らしい滑り出しであり、チームにとってもいいスタートを迎えた。
彼は、今週末に得た経験を純粋に喜んでいる。
ミルコ・バルダッチは、このラリーで急先鋒の役目を果たし、パンクに見舞われて優勝を争っての今年のラリー・メキシコの最終日での大バトルを繰り広げるチャンスを失うまでは、首位に立っていた。
彼はトラブルもうまく処理したが、優勝を逃したことはもちろん非常に残念。
わずか1回のトラブルだったが、非常に激しいパンクで4分のタイムロスにつながってしまった。
優勝争いから脱落したと共に、2、3位からも後退したが、最後までミスのないドライビングを見せた。
彼のマシンは他よりもトラブルが少なく、激しい争いの中で、このイベントの最初の2日間で首位に立っていたのだ。
この成果はミルコとSUBARUの実力をしらしめるもの。彼はSUBARUのマシンに満足しており、今年は彼が素晴らしいシーズンを送ることを期待している。
スピロス・パブリデは、我々が思い出せる中でも最も波乱含みのスタートを迎えたが、フィニッシュまで自分のペースを守り続けた。
初日には自信を失ったが、それを取り戻し、最終的にポイントも獲得した。
ロリス・バルダッチは初日の午前中に見事な活躍を見せたが、不運にもそれを継続させることができなかった。
ロリスには、今後興味深い成長を見ることができるのではないかと期待している。
そのポテンシャルを感じさせ、このイベントでも自分自身を満喫した走りをしていた。
このラリーの序盤で見せた素晴らしいパフォーマンスに磨きをかけることを期待している。
アレクサンドル・ドロシンスキーは、初日にトラブルに見舞われたがペースを取り戻した。
プッシュをしている時でも上位陣にkm当たり1秒の差がついていると考えており、それを向上させていくことが彼のプランだ」
2007年P-WRCの次戦は、5月4-6日。P-WRC陣は南米に上陸し、ノミネート数が多いイベントの一つ、「ラリー・アルゼンチン」に挑む。
Pos Driver Car Name Time Diff
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1 マーク・ヒギンス Mitsubishi Lancer Evo 4:08:44.5 -
2 新井敏弘 SUBARU IMPREZA WRX STI 4:10:05.4 +1:20.9
3 クリスチャン・ショーベリ SUBARU IMPREZA WRX STI 4:11:15.2 +2:30.7
4 ミルコ・バルダッチ SUBARU IMPREZA WRX STI 4:12:51.9 +4:07.4
5 トラヴィス・パストラーナ SUBARU IMPREZA WRX STI 4:16:53.2 +8:08.7
6 ステファン・フォズテク Mitsubishi Lancer Evo 4:25:43.3 +16:58.8
7 奴田原文雄A Mitsubishi Lancer Evo 4:26:02.5 +17:18.0
8 スピロス・パブリデ SUBARU IMPREZA WRX STI 4:34:23.7
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