PWRC:三菱 アルゼンチンラリー第1レグニュース
2007年FIA世界ラリー選手権 第6戦
2007年FIAプロダクションカー世界ラリー選手権(PWRC)第3戦
ラリー・アルゼンチン
5月3日(木)~4日(金) 第1レグ
ブエノスアイレス~カルロス・パス(総走行距離 499.99km)
SS1~9(SS総走行距離 126.90km 実走距離は4.8km、SS2~8はキャンセル)
PWRC第3戦・WRC第6戦ラリー・アルゼンチン第1レグ
濃霧による飛行機の離陸遅延で、SS2~8がキャンセルに
三菱ランサーエボリューションのF・ヴィラグラがPWRC3位、奴田原はPWRC9位
2006年FIAプロダクションカー世界ラリー選手権(PWRC)第3戦およびFIA世界ラリー選手権(WRC)第6戦ラリー・アルゼンチンは5月3日(木)から4日(金)にかけて第1レグが行われた。
当初の予定として9本のSSが行われる予定だったが、濃霧による飛行機の離陸遅延の影響によりSS2~8がキャンセルとなり2本のSSのみが行われ、三菱ランサーエボリューションで出場のフェデリコ・ヴィラグラ(アルゼンチン)がSS(スペシャルステージ=競技区間)合計タイム4分58秒2でPWRC3位(グループN4位)となった。
PWRC1位(グループN2位)はミルコ・バルダッチ(サンマリノ、スバル・インプレッサ)、PWRC2位(グループN3位)はレゼック・カザジュ(ポーランド.スバル・インプレッサ)、PWRC3位(グループN4位)はナイオール・マクシェア(イギリス、スバル・インプレッサ)。
なお、WRC総合1位はミッコ・ヒルボネン(フィンランド、フォード・フォーカスRS WRC06)、総合2位はダニエル・ソルド(スペイン、シトロエンC4 WRC)、総合3位はセバスチャン・ローブ(フランス、シトロエンC4 WRC)となっている。
南米大陸を舞台とするラリー・アルゼンチンは波乱の幕開けとなった。
第1レグとして2日間を戦って行われたSSの数はたったのふたつ。
いずれも3日(木)と4日(金)にサッカースタジアム内で実施されたスーパーSSで、その合計走行距離はわずか4.8km。
4日(金)の第1レグ2日目に予定されていた8本のSSはうち7本がキャンセルに。
異常事態の原因となったのは、濃霧による飛行機の離陸遅延だった。
アルゼンチン第2の都市コルドバ近郊のリゾート地カルロス・パスをホストタウンとするラリー・アルゼンチンだが、今回は首都ブエノスアイレスでオープニングとなるSS1を行うというプランを実行。
そのためシェイクダウンは通常よりも1日早い水曜日の5月2日(水)に行われ、その後マシンは主催者が用意した積載車両によって約750km離れたブエノスアイレスへと移動。
選手達は翌日3日(木)の早朝にチャーター機によって空路ブエノスアイレス入りをした。
そして、夕方にブエノスアイレスのリバープレート・サッカースタジアムで2台同時スタートのスーパーSS1本が行われラリーは開幕。
走行を終えた選手たちはすぐにまた飛行機でその日のうちにコルドバへと戻る予定だった。
しかしながら濃霧など悪天候の影響でチャーター機のうち1機がコルドバに着陸できずブエノスアイレスへと戻ることになり、翌日の4日(金)昼頃まで再出発することができなかった。
そして、この飛行機には大会関係者と奴田原文雄(ランサーエボリューション)をはじめとするPWRC選手の多くが搭乗していたため、競技をスタートすることが事実上不可能に。
第1レグの最後に予定されていたコルドバ・サッカースタジアムでのスーパーSS(=SS9)以外のステージはすべてキャンセルされたのだ。
思わぬトラブルに遭遇した奴田原は「大変な経験をしました。
明け方ブエノスアイレスに戻ったあとは空港内の待合室で昼まで過ごすことになり、さすがに心も体も疲れましたね」と、苦笑。
2本行われたスーパーSSはSS1がPWRC7位、SS9がPWRC8位で総合順位はPWRC9位(グループN10位)。
SS1では急造したグラベル路面が非常に滑りやすく、走行順の早い選手たちには不利な走行条件となり奴田原も苦戦を強いられた。
「ブエノスアイレスでのSS1はまるでコンクリートのように固い路面の上に砂が乗っていて非常に滑りやすかった。
ただし我々が走ったあとにWRカーが出走して砂が飛ばされたので、その後に走った人たちは結構高いグリップを得られたと思います。
また、コルドバでのSS9はコースが濡れていてこれまたよく滑りました。
とにかく、まだスーパーSS2本しか走っていないし本当の勝負は明日からです。
コースは難しく非常に大変なラリーとなるでしょうが、上位フィニッシュできるように頑張ります」と、奴田原は語っている。
ランサーエボリューション勢での最高位はフェデリコ・ヴィラグラのPWRC3位。
去年のこのラリーではPWRC登録選手よりも上位でフィニッシュしグループN優勝となったヴィラグラだけに、第2レグ以降でのさらなるペースアップが期待される。
ラリー・アルゼンチンの第2レグは、5日(土)に9本のSSを行う。
SSの合計距離は159.16km、リエゾン(移動区間)を含む第2レグ全体での総走行距離は563.07kmとなっている。
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