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2007/05/06

WRC:スバル アルゼンチンラリー第2レグニュース

Subaru02_5LEG TWO
ラリー・アルゼンチン レグ2:ソルベルグはリタイア、しかしアトキンソンは総合6位をキープ

スタート
69台がラリー・アルゼンチンのレグ2をスタートした。

ルート
レグ2はラリー本拠地であるカルロス・パスの北部での5SSと、60km南部にあるカラムチタの4SSで構成された。総ステージ走行距離は159.16km。

天気
夜の間の小雨で午前中のステージはウェットになり、高地では霧も発生した。
日中、コンディションは回復したが、ほとんどの道は湿ったまま。気温は16-19度。

SUBARUワールドラリーチームの概要
土曜日は一喜一憂の1日となった。好タイムをマークし一時は総合2位まで上がったペター・ソルベルグとフィル・ミルズだったが、SS17でマシンにメカニカルトラブルが発生してストップ、レグ撤退を余儀なくされた。
コンビとしての初ラリーに挑んでいるクリス・アトキンソンとステファン・プレボは、総合6位とポイント圏内につけてこのレグを終えた。

Stage Summary
SS10: 08時23分 La Cumbre - Agua de Oro (18.70km)
金曜日のレグほとんどのステージをキャンセルに追い込まれたラリー・アルゼンチンの主催者だったが、マシンが6時55分(現地時間)、カルロス・パスを出発してこのラリー最初の本格的な競技ステージに向けてカラムチタに出発を果たし、進行は落ち着きを取り戻した。
このラ・クンブレのステージは、2005年、2006年にも使用された馴染みのあるコース。
石や巨石が並ぶナローな丘道を走る急な上りでスタートし、その後フィニッシュまでは緩やかな下りとなる。
8時23分にクルーがステージをスタートする頃には空に小雨が降り始め、地面は湿り、場所によっては霧も発生した。
ペター・ソルベルグは快調な滑り出しを迎え、セカンドベストタイムをマークして総合2位に浮上。
クリス・アトキンソンはクリーンな走行で、総合6位につけた。
Fastest Time: セバスチャン・ローブ(シトロエン) 15:35.1

SS11: 09時21分 Ascochinga - La Cumbre (23.28km)
SS10のフィニッシュから、クルーは29kmのリエゾンをドライブして、SS11のスタートとなるアスコチンガの街へと向かった。
同じくラリー・アルゼンチンの名ステージであるラ・クンブレまでの23kmの道のりは、8kmの上りからスタート。
フィニッシュ付近では傾斜は緩やかになるが、テクニカル&ツイスティになる。
このステージでも、特に標高が高くなるフィニッシュ付近ではわずかに霧が残った。
ペター・ソルベルグは、湿った砂の路面でスピンを喫し10秒近くを失ったが、それでも4番手タイムをマーク。
新しいコ・ドライバー、ステファン・プレボとの実戦初参戦に挑んでいるクリス・アトキンソンは、5番手タイムだった。
Fastest Time: セバスチャン・ローブ(シトロエン) 14:45.2

SS12: 10時14分 Villa Giardino - La Falda 2 (15.50km)
ラ・クンブレでの補給給油を受けたマシンは、カルロス・パスから50kmほどの所にある街、ラ・ファルダ周辺の2本のステージに挑むため、南へと向かった。
SS12はこのラリーでも最も多様性のあるステージで、スローなツイスティセクションから、ウォータースプラッシュ、ジャンプ、ブラインドクレスト、そしてとにかく全開走行のロングストレートと、あらゆる要素が盛り込まれている。
SUBARUインプレッサWRC2007のペター・ソルベルグは、セバスチャン・ローブ、マーカス・グロンホルム、ミッコ・ヒルボネンとの首位をめぐってのバトルを続けている。
このステージでは、ソルベルグはサードベストタイムをマークして、総合3位を維持した。
一方、クリス・アトキンソンも好タイムをマークして、総合5位につけるダニエル・ソルドにわずか0.1秒差にまで迫ってきた。
Fastest Time: セバスチャン・ローブ(シトロエン) 11:02.6

SS13: 10時45分 Valle Hermoso - Casagrande 2 (10.95km)
この日4本目のステージは、SS12のフィニッシュから5km離れたヴァレ・ヘルモソから始まる。
この10kmのショートステージは2005年以来の設定で、いくつものシャープなコーナーやウォータースプラッシュ、中盤にはこのラリーでも最も大きなジャンプの一つが待ち構えている。
ローブが4連続ステージウィンを記録したが、ソルベルグもわずか1.3秒差のセカンドベストタイムをマーク。
グロンホルムが3番手タイム、ヒルボネンが4番手、アトキンソンがトップ5タイムをマークした。
この結果、アトキンソンはソルドを2秒離しての総合5位に浮上した。
Fastest Time: セバスチャン・ローブ(シトロエン) 7:11.3

SS14: 11時26分 Cosquin - Tanti 2 (11.27km)
日中サービス前の最後のステージは、2004年、2005年に使用されたタンティへの11kmセクションだが、今年は逆走の設定。
ローブがベストタイムをマークしてこの日午前のステージを全制覇。グロンホルムがセカンドベスト、ソルベルグが3番手タイムだった。
クリス・アトキンソンはエンジンストールで10秒近くをロスし、ソルドにかわされ6位に後退となった。
このステージフィニッシュの後、クルーは30分サービスに入るため、カルロス・パスへと戻った。
Fastest Time: セバスチャン・ローブ(シトロエン) 6:09.5

Driver Quotes - Service E (after SS14)

ペター・ソルベルグ
「悪くないね!実際、いいスタートだ。
この午前中2本目のステージ(SS11)でのスピン以外は、懸命な走りをした。
スピンの後は停車してマシンを転回しなくてはならず、かなりのタイムロスとなってしまった。
それ以外はいい走りができ、最後のステージ(SS14)はよかったが、その前(SS13)でなぜそれほどタイムが出なかったのか、不思議だ。
マシンに乗っている限りはとても速い感触があるので、エンジニアたちには、僕ではわからない原因をデータ解析してもらわなくてはならないね。走行順の影響も多少はあるのだろう。天気は雨模様でステージが荒れているところが多く、先に走行するドライバーに大きなアドバンテージがある」

クリス・アトキンソン
「コンディションはかなり難しく、とてもタフ。特にスリッパリーなマディセクションでは、あまりいいフィーリングをつかむことができずハードなプッシュができない。
このサービスでデータをチェックし、午後に向けて何か改善できることがあるか、チェックする。ステファンのコンビについては、満足。
一緒に参戦する初めてのラリーだが、彼の働きは素晴らしいよ」

SS15: 14時13分 Santa Rosa - San Agustin 1 (21.41km)
土曜日午後のループを構成する4本のステージは、カルロス・パスから100km南にあるサンタ・ロサ・デ・カラムチタの街周辺がベースとなる。
午前のツイスティ&テクニカルなステージとは対照的に、SS15からSS18はよりリズミカルなルートで速度もかなり高め。
午前中に降っていた雨でグラベルロードは場所によって湿ってマディだが、空は明るくなりマシンが到着する頃には雨は止んだ。
お馴染みのグロンホルム、ローブ、ソルベルグの3人がトップタイムをマークし、グロンホルムがこのラリー初のステージウィンを獲得、ローブとの差を2.6秒詰めた。
ソルベルグはサードベストタイムで首位争いに留まり、ヒルボネンとの差をさらに広げた。
Fastest Time: マーカス・グロンホルム(フォード) 12:48.1

SS16: 15時06分 Las Bajadas - Villa del Dique (16.35km)
ラ・バハダからの16kmのショートステージも、速度域の高い道。
このステージには長いストレートが頻出し中には800mのものもあるほか、ウォータースプラッシュやジャンプも多い。
2006年に同率タイムでステージウィンを獲得しているソルベルグ兄弟だが、総合8位のヘニング・ソルベルグは今回のラリー一番の活躍を見せて、弟ペターを3秒抑えるタイムをマーク。
それでも、ペター・ソルベルグも堅実なパフォーマンスで総合3位を守り、ヒルボネンとのギャップを25秒以上に広げた。
Fastest Time: セバスチャン・ローブ(シトロエン) 8:39.8

SS17: 15時52分 Amboy - Santa Monica (20.29hrs)
このレグ最後から2本目のステージも高速で、トップ3ドライバー同士のバトルが展開されるはずだった。
しかし、ペター・ソルベルグにとっては、悪夢のステージとなった。
スタートから11km地点で、ソルベルグのマシンはメカニカルトラブルが発生し、停止。
続行不可能となったソルベルグは、レグからの撤退を余儀なくされた。
このステージはローブが制し、総合リードを19.4秒に広げた。
いと報告していたクリス・アトキンソンだったが、午後もペースが上がらないまま。
このステージでは9番手タイムで、総合7位を維持した。
Fastest Time: セバスチャン・ローブ(シトロエン) 10:19.4

SS18: 16時57分 Santa Rosa - San Agustin 2 (21.41km)
このレグ最後のステージは、土曜日唯一リピート走行するコース。
SS15として走行した時にはベストタイムをマークしたグロンホルムが、再走回でも連勝。
シトロエンのダニエル・ソルドはこのステージで1分半近くを失い、総合7位に後退した。
これによりクリス・アトキンソンが再び総合6位に上がり、6番手タイムと期待の高まる走りでこの日を終えた。
Fastest Time: マーカス・グロンホルム(フォード) 12:56.3

チームのコメント

SUBARUワールドラリーチーム・マネージングディレクター、リチャード・テイラー
「今日の滑り出しは、ペターが総合2位に浮上、クリスが5位を維持するという明るい滑り出しだった。
残念ながら、午後はペターが、エンジントラブルと見られるトラブルでリタイアとなってしまった。
この日を通して、クリスはハンドリングに違和感を感じ、順位を一つ落として総合6位となったが、明日5本のSSに向けて問題を改善できるよう作業をしていくので、今のポジションを守り、ポイントを獲得することを期待している」

クリス・アトキンソン
「ステファンと僕のマシン内でのコンビは順調で、総合6位は期待の持てるポジションだが、あいにく今日はマシンのフィーリングに違和感があり、充分にプッシュすることができなかった。
このサービスではエンジニアと共に、明日のステージに向けて改善策を見つけていく。
まだ先は長いし、トップ5に割り込むポテンシャルもある」

ペター・ソルベルグ
「こんな形で、SUBARUでの参戦100戦目を終えたくはなかった。
総合3位につけて順調だったし、マシンにもいいフィーリングを感じていたので、本当に残念だ。
トラブルの予兆はまったく感じられなかった。
ステージ走行中に突然発生し、万事休すとなった。
マシンは、特に午前のステージでは素晴らしいポテンシャルを見せており、このラリーの残りの走行を楽しみにしていた。
本当に残念だし、マシンがどれだけ進化しているかということを見せられないことが悔しい。
マシンは、常によくなり続けている。
もちろん、まだパーフェクトではないが、次のサルディニアに向けて新しい開発を行っており、これでドライブがよくなり優勝争いもできると期待している。
少し足踏み状態となったが、ここでのパフォーマンスは非常にいい滑り出しだ」

Leg3の概要
金曜日に8本のSSがキャンセルとなったことから、ラリーの最終レグにはステージが追加され、1回のみの走行予定だった23.18kmのミナ・クレヴェロ-ジウリオ・セサーレを2回走行することになった。
このため、明日の走行ステージは5本となり、総ステージ走行距離は、82.40kmに延長された。

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