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2007/06/02

PWRC:三菱 アクロポリスラリー第1レグニュース

Mb01p_32007年FIA世界ラリー選手権 第8戦
2007年FIAプロダクションカー世界ラリー選手権(PWRC)第4戦
アクロポリスラリー
5月31日(木)~6月1日(金) 第1レグ
マルコポーロ~マルコポーロ(総走行距離 563.20km)
SS1~8(SS総走行距離 109.42km)

PWRC第4戦・WRC第8戦アクロポリスラリー第1レグ
ランサーエボリューションのJ・ハンニネンがPWRC2位に
WRカーのランサーWRC05で出場したU・アーヴァはレグリタイア

2007年FIAプロダクションカー世界ラリー選手権(PWRC)第4戦および世界ラリー選手権(WRC)第8戦アクロポリスラリー/ラリー・オブ・ギリシャ(以下アクロポリスラリー)は5月31日(木)から6月1日(金)にかけて第1レグとして8本のSSが行われ、三菱ランサーエボリューションで出場のユホ・ハンニネン(フィンランド)がSS(スペシャルステージ=競技区間)合計タイム1時間25分31秒9でPWRC2位(グループN2位)となった。

PWRC1位(グループN1位)は新井敏弘(スバル・インプレッサ)、PWRC3位(グループN4位)はガブリエル・ポッゾ(アルゼンチン、三菱ランサーエボリューション)。

なお、WRC総合1位はマーカス・グロンホルム(フィンランド、フォード・フォーカスRS WRC06)、総合2位はペター・ソルベルグ(ノルウェー、スバル・インプレッサWRC2007)、総合3位はクリス・アトキンソン(オーストラリア、スバル・インプレッサWRC2007)となっている。

現在PWRCランキング8位の奴田原文雄は6月1日(金)~6月3日(日)に開催されている全日本ラリー選手権第4戦「MSCC東京ラリー」に出場するため今大会はスキップしている。

WRCのなかで最も“苛酷”と言われるアクロポリスラリーはアテネの南、マルコポーロの競馬場で幕を開けた。
競馬場のオーバルコース内側に設けられた全長3.2kmのスーパーSSには大勢の観客が集い、2台同時スタートのスペクタクルな戦いはおおいに盛り上がった。
そして、このスーパーSSでPWRCトップタイムを刻んだのはシリーズ第2戦ラリー・メキシコの勝者であるマーク・ヒギンス(イギリス、三菱ランサーエボリューション)だった。
PWRCドライバーズ選手権3位につけるヒギンスにとって、今回のアクロポリスラリーは非常に重要な意味を持つ1戦だ。
それだけに気合いが入るヒギンスだが、SS4ではタイヤを2本パンクさせてしまい約4分をロスして優勝戦線から離脱してしまう。

ヒギンスに代わってラリーをリードする立場となったのは、オーストリア期待の若手であるアンドレアス・アイグナーだった。
アイグナーはSS3でグループN、PWRCのベストタイムをマークするとPWRC1位にポジションをアップ。SS5とSS6でもベストタイムをたたき出しSS7までトップの座を守り通した。
しかし第1レグ最後のステージとなるSS8、アイグナーはスローパンクチャーでスローダウン。
コース幅が狭くタイヤ交換を行う場所がなかったために、約2kmパンクした状態のタイヤで走り続けることになり大幅にタイムをロスしてしまった。

アイグナーの脱落によって新井がPWRCトップに浮上することになったが、その新井を4秒6差で猛追しているのがハンニネンだ。
ハンニネンは「新井選手はとても速い。
私も今日はノーミス、ノートラブルで攻め続けたのですが、彼をつかまえることはそう簡単ではない。
明日の第2レグでは距離の非常に長いSSもあり、勝負の分かれ目となるかもしれないですね。
いずれによ、私は今日と同じように全力で戦いたいと思います」と、ハンニネンは笑顔で攻めの姿勢をアピールする。

なおPWRC3 位につけるポッゾの前には、グループNクラス3位のマルティン・プロコプ(チェコ、三菱ランサーエボリューション)がつけているが、プロコップはPWRCにエントリーしていない。
また、ポッゾに次ぐPWRC4位にはポルトガルのヒーローである2003年~06年のポルトガル選手権チャンピオンのアルミンド・アラウージュ(ポルトガル、三菱ランサーエボリューション)がつけるなど、上位には数多くのランサーエボリューションのユーザーがひしめいている。

一方、今回がWRカーによるWRC初チャレンジとなるウルモ・アーヴァ(エストニア)は、レグリタイアという残念な結果となってしまった。
JRC(ジュニア・ラリー選手権)のトップランカーであるアーヴァは約100kmに満たないテストを経てランサーWRC05でトップカテゴリーデビュー。
最初はJRCマシンよりもひとまわり大きな車体と強力なエンジンに驚いていたが、SSが進むごとにランサーWRC05を乗りこなしていった。
しかし、アーヴァは第1レグ最終SS8のスタート後約500m地点で左後輪のショックアブソーバーにダメージを受けマシンを止めることになってしまった。
ただし、マシンのダメージは足まわりのみで軽症のため、アーヴァはマシンを修復後スーパーラリー規定を利用しての第2レグ出走を予定している。

アクロポリスラリー第2レグは、2日(土)にアテネ周辺の山岳エリアを中心に8本のSSを行う。
1本のスーパーSSを含む8本のSSの合計距離は146.08km、リエゾン(移動区間)を含む第2レグ全体での総走行距離は580.05kmとなっている。

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