WRC:スバル ドイツラリー第3レグニュース
LEG THREE
ラリー・ドイツ レグ3 ソルベルグ、トップクラスの走りでラリーをフィニッシュ!
スタート
102台のエントリーのうち91台がこの日朝、レグ3をスタートした。
ルート
このラリー最短レグとなった日曜日、クルーは新旧のステージに挑んだ。
再びモーゼルのブドウ畑エリアに設定されたドーロンタルとモーゼルウェインは2006年に使用されたコースと同じだが、路面にわずかな変化が見られ、グリップ力の変化にもつながった。
一方、スーパーSSのサーカス・マキシム・トリアーは全く新しいステージで、トリアー中心部の丸石を敷き詰めたナローな道を駆け抜けた。
天気
この日、ステージでは1日中ドライだったが、サービスパークでは小雨も見られた。
午前中は涼しく14度から始まり、日中には気温22度、路面温度25度まで上がった。
SUBARUワールドラリーチームの概要
ペター・ソルベルグはこの日、ラリー・ドイツを総合6位でフィニッシュし、FIA選手権のドライバーズポイント3、マニュファクチャラーズポイント4を獲得した。
序盤苦戦を強いられたソルベルグだったが、見事な形でこのイベントを終え、この日設定された5本のステージでベストタイムにも迫る速さを見せつけた。
クリス・アトキンソンとチェビー・ポンスはこの日順調な滑り出しを見せたが、ポンスはエンジントラブル、アトキンソンはアクシデントによるダメージでリタイアとなった。
しかし、スーパーラリー規定により、アトキンソンは総合15位でのフィニッシュとなり、SUBARUにマニュファクチャラーズポイントをもたらした。
Stage Summary
SS15: 09時18分 Dhrontal 1 (11.14km)
レグ3は早朝の10分サービスから始まり、クルーはまもなくこの日最初のステージとなるドーロンタルに向かった。
日差しがまだ雲に遮られているため、気温と路面温度は低く、昨日同様、タイヤチョイスが重要となった。
SWRT勢から最初に走行を始めたのはアトキンソンで、ハードめのコンパウンドのスリックタイヤを選び、レグ3のスタートでセカンドベストタイムをマークする上々の滑り出しを見せた。
次にスタートしたのは、ソフトめのスリックタイヤを履いたポンスだが、このステージの6km地点でエンジントラブルに見舞われ、リタイアに追い込まれることとなった。
ソルベルグはアトキンソンと同じコンパウンドのタイヤを履き、「素晴らしい動き」というマシンフィーリングを得、4番手タイムをマークした。
Fastest Time: フランソワ・デュバル(シトロエン) 6:59.2
SS16: 09時46分 Moselwein 1 (18.08km)
モーゼルの土手の合間を抜ける18kmのステージのほとんどは、ブドウ畑の道を駆け抜ける。
ラフで摩耗の激しい道は、タイトでトリッキーなジャンクションが多く、この日の最長ステージということもあり、ここでもタイヤチョイスが鍵を握ることとなった。
フィニッシュからわずか1.5km手前で、クリス・アトキンソンがブレーキミスにより壁に衝突、ここまでの快走が締めくくりを迎えることなった。
アトキンソンのSUBARUインプレッサWRC2007は右フロントコーナーにダメージを負い、ここでストップとなった。
ソルベルグはヘアピンでストールを喫したものの、4番手タイムで総合6位につけるコペッキーを目前にとらえた。
「マシンは今、とても調子が良く、昨日よりも格段にドライブしやすい。総合5位に近づいているので、いい雰囲気だ」とソルベルグ。
Fastest Time: フランソワ・デュバル(シトロエン) 10:40.3
SS17: 11時11分 SSS Circus Maximus Trier (4.37km)
新しいスーパーSSは、セレモニアルスタートの会場にもなったトリアーの中心部にある、ユネスコ世界遺産、ポルタ・ニグラの周辺を走行する。
ソルベルグのマシンに対する自信は高まり続け、デュバルにわずか2.1秒差のサードベストタイムをマーク。
総合6位につけるコペッキーとのギャップは、7秒にまで詰まった。
Fastest Time: フランソワ・デュバル(シトロエン) 3:11.4
SS18: 1324hrs Dhrontal 2 (11.14km)
ソルベルグのSUBARUインプレッサWRC2007は、このステージ前のサービスでクラッチを交換。
メカニックたちの活躍により通常15分近くはかかる作業を10分29秒で終え、ソルベルグのペナルティをわずか10秒で抑えた。
このステージでソルベルグは快走を見せ、4番手タイムをマーク。
このパフォーマンスとシトロエンのトニ・ガルデマイスターのトラブルにより、総合6位に浮上した。
Fastest Time: フランソワ・デュバル(シトロエン) 6:53.4
SS19: 13時52分 Moselwein 2 (18.08km)
ラリーもフィニッシュが目前となる中で、ペター・ソルベルグはハードなプッシュを続け、最後のステージでセカンドベストタイムをマークする好走を披露。
9km地点でステージの真ん中に立っていた牛を避けなくてはならなかったことを考えると、さらにその激走ぶりがうかがえる。
総合5位につけるヤン・コペッキーとのギャップはさらに詰めたものの、ポジション奪取は叶わず、総合6位でラリーをフィニッシュし、ドライバーズ、マニュファクチャラーズの両ポイントを獲得した。
総合優勝はセバスチャン・ローブ。最終ステージでマーカス・グロンホルムがクラッシュを喫し順位を2つ落として総合4位となったことによる順位変動の結果、フランソワ・デュバルが総合2位に入った。
Fastest Time: フランソワ・デュバル(シトロエン) 10:32.7
チームのコメント
SUBARUワールドラリーチーム・マネージングディレクター、リチャード・テイラー
「この週末全体を通して見ると、非常にポジティブなラリーだった。
マシンの改善点は総合リザルトには反映されなかったが、もちろんステージタイムは非常に頼もしい内容だった。
クリスは3回のステージウィンを含め、素晴らしいパフォーマンスを披露した。
今日はペターのマシンも順調で、ペター自身もいいペースを出すことができていた。
チェビーはSWRTでの初めての舗装ラリーで強さを見せ、目標である総合8位につけていたが、残念ながらエンジントラブルにより完走することは叶わなかった。
この後に控える3つの舗装イベントでも、もちろんコンペティティブに戦えるという自信と共に挑んでいく。
これもこの数ヶ月チームが一丸となって取り組んできた懸命な作業の賜で、総合的にこの週末からはポジティブなフィーリングを得ることができ、シーズンの残りを楽しみにしている」
ペター・ソルベルグ
「今日は、とても満喫できた。
今日、サービスでみんなが行った仕事といったら。11分でギアボックスとクラッチ交換、誰にも真似はできない!非常に素晴らしかった。
とにかくチームのみんなには感謝したい。とにかく見事だった。
この週末は、クリスがいいタイムを出した。
今日もいいステージタイムが出ており、マシンは非常にいい動きを見せているので、今季の残りイベントに向けて、非常に励みになる内容だ」
クリス・アトキンソン
「昨日は素晴らしい日で、ここのステージでベストを獲得することは僕にとっても、チームにとっても大きな意味のあることだったので、今日もさらにステージウィンを獲得することを目指していた。
チームはとても懸命に作業に取り組んでいるので、こうしたパフォーマンスを見せることができたのは最高だったが、残念ながら今日は少しハードにプッシュしすぎた。
僕たちのように9位につけている時には、堅実なペースで行くよりもリスクを負ってSUBARUの底力を見せるほうがいいのだと思う。
総合的に、この週末、僕たちはマシンが舗装でどれだけ速いかを見せてきたので、今年の残りの舗装イベントに向けて非常に励みになる内容だ」
チェビー・ポンス
「ストップするまでマシンにはとてもいいフィーリングを得ていたので、今日ステージを走り切ることができなかったのは残念だ。
総合的に、僕たちにとってはポジティブな週末だったと思う。
毎日着実に向上していったし、SUBARUからの初めての舗装ラリーであるのに、いい速さを出すことができた。
このマシンがとても気に入っているし、今年の他の舗装ラリーを本当に楽しみにしている」
次回のイベント
2007年FIA世界ラリー選手権の第11戦「ラリー・ニュージーランド」は、2週間のうちに、ハミルトンでスタートを迎える。
歴史の長いドライバー主体のラリーで、ニュージーランドの豪快なグラベルロードは、北島の緑豊かな郊外を抜けるローラーコースターのような道。
SUBARUはこのイベントとの相性がよく、ペター・ソルベルグは2004年に、印象に残る勝利を挙げている。
レグ1のスタートは8月31日金曜日。
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