WRC:スバル NZラリー第3レグニュース
LEG THREE
ラリー・ニュージーランド レグ3 アトキンソンが最終日にラトバラから4位奪回!
スタート
68台のエントリーのうち、60台がラリー・ニュージーランドの最終レグに向けてハミルトンのミステリー・クリークにあるサービスパークを出発した。
ルート
日曜日の競技ではクルーはラリーHQから西へ海に向かった。
本格的な競技は、3本のステージを2回ずつ走行するループで構成。
この日最初のステージとなるマウンガタイリは非常に高速のショートステージだが、テ・フテワイはよりニュージーランドらしいステージで、リズミカルな中速コーナーや、オーバークレストのコーナーが多い。
このラリー最後の本格的な競技ステージは、ニュージーランドを代表する29kmのワーンガ・コースト。
この後、クルーはハミルトンに戻り、スーパーSS最後の走行で締めくくりを迎えた。
天気
夜の間に雨が降り、日曜日のハミルトンは湿った曇り空、海岸付近はウェットでマディなコンディションで始まった。
1日の間には小雨も降り、時折日差しも見られた。
このため、ステージコンディションとグリップレベルは変化が激しくなった。気温は13-16度の間。
SUBARUワールドラリーチームの概要
SUBARUワールドラリーチーム(SWRT)のドライバー、クリス・アトキンソンとステファン・プレボは、この日、フォードのヤリマティ・ラトバラとの激しいバトルを制して、ラリー・ニュージーランドを4位でフィニッシュした。
ラグラン周辺の美しい海岸周辺では、最終レグの緊迫したバトルが展開された。
アトキンソンは4位につけるラトバラから10秒遅れでスタートしたが、レグ1でのこのポジション奪回に向けて気合いは高まっていた。
前日のドライ&ダスティな道とは対照的に、この日設定された7本のグラベルステージは、ほとんどが湿っており、小雨のためにステージによってはスリッパリー&マディとなった。
この日はタイヤチョイスが非常に重要となったが、接戦となったため、ドライバー陣はニュージーランド北島のスペクタクルなステージで激走を繰り広げ、最終的には速さ勝負となった。
アトキンソンとラトバラの争いは序盤から激しさを見せ、この日最初のステージ・SS12では雨が降る中、ラトバラがアトキンソンに対してのアドバンテージを11.4秒にまで広げた。
しかしアトキンソンもただちに応戦し、続く2本のステージで7秒を取り返した。
日中サービスでBFグッドリッチタイヤを履き替えた後、アトキンソンはSS15で、ミッコ・ヒルボネン、現世界チャンピオンのセバスチャン・ローブと同一タイムとなるセカンドベストタイムをマークする大活躍を見せた。
しかし、運命を決定づけたのは、次に迎えたこの日の最長ステージ、ワーンガ・コーストの2回目の走行。ここでアトキンソンはラトバラをさらに7秒先行し、2.7秒差をつけて逆転。
ハミルトンに戻ってのスーパーSSでも好タイムをマークし、堅実にポジションを守った。
金曜日、土曜日と試練の走りを強いられたペター・ソルベルグ/フィル・ミルズ組は、この日の最終レグでは、格段にコンペティティブな走りを見せ、このラリーを総合7位で終えた。
この日の開幕ステージでサードベストタイムをマークしたソルベルグは、SUBARUインプレッサWRC2007のハンドリングには、かなり満足できたようだ。
ラリーの総合優勝は、前日までのラリーリーダー、セバスチャン・ローブを最終2番目のステージでかわした、マーカス・グロンホルム。
2位ローブとの差はわずか0.3秒と、WRC史上最も僅差でのリザルトとなった。
チームのコメント
SUBARUワールドラリーチーム・マネージングディレクター、リチャード・テイラー
「もちろん、我々はポディウムのトップ争いに復活するまで完全に満足はしないが、今マシンが見せている走りで、それがまもなく実現できるという自信を得ている。
クリスが今日見せることができたペースは非常に頼もしいもので、あれだけの激しいバトルを戦い抜いて4位を獲得したことをとても喜んでいる。
SS17での彼のパフォーマンスは、特に印象深いものだった。
間違いなく全開でしのぎを削り合っていたグロンホルムとローブのすぐ後ろでフィニッシュしたことを見れば、我々がどれだけ近づいているかがわかる。
ペターがラリーの終盤になってようやく本来の戦いができるようになったことは、残念だ。
彼に関して歯車がかみ合っていないのは明らかであり、マシンの競技力を高めて彼をサポートするための作業を行う必要がある。
9月には舗装とグラベルの両方のテストがあるので、さらに開発していく作業が山積みになっている。
SUBARUインプレッサWRC2007にはまだ秘めたパフォーマンスが残っているので、次戦のスペインを楽しみにしている」
ペター・ソルベルグ
「昨晩のサービスを受けた後、今日はシャシー全体のフィーリングが全く違っていた。
動きが格段によくなった。まだ充分ではないが、少なくとも効果が出始めたということだ。
しっかりと四輪駆動のマシンという感じが出てきた。
とにかく、チームが助けてくれた。このラリーではできる限り全てのことはやったが、もっと速くなれることは分かっている。
現在予定しているテストは非常に重要なものとなる。まだまだやることは、山ほど残っている」
クリス・アトキンソン
「素晴らしい4位争いだったし、これを制することができて、とてもうれしい。
チームのスタッフも素晴らしかったし、僕たちがどんどんと復活していることを見せることにもなった。
ポディウムに乗ることができればもっとよかったけれど、それも遠くはないと思いたいね。
もう4位は充分。
あとは、3位、2位、そして優勝が欲しい!
総合的には、かなりいいラリーだった。
週末を通して、ハードに戦って、できる時には攻め、調子がかみ合わないときには慎重に攻めた。
ベストを尽くしたし、できることはすべてやった。
次はまた舗装となるので、もちろん楽しみにしているよ」
次回のイベント
FIA世界ラリー選手権(WRC)は、10月5日に始まる第12戦、ラリー・カタルニアを迎える。
今季3回目の舗装イベントは、スペイン南部のタラゴナ地域で行われる、今季WRCの最速ターマックラリー。サロウ山脈周辺を走るこのラリーのサービスパークは、ポルト・アベンチュラのテーマパークに置かれる。
サーキットレースに最も近いラリーとも言われ、ワイドでリズミカルなステージはスムースなアスファルトで、高速コーナーも多い。
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