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2007/12/01

PWRC:三菱 ウェールズラリー第1レグニュース

Mb01p2007年FIA世界ラリー選手権(WRC)第16戦(最終戦)
2007年FIAプロダクションカー世界ラリー選手権(PWRC)第8戦(最終戦)
ラリー・グレートブリテン
11月30日(金) 第1レグ
スワンジー~スワンジー(総走行距離 306.80km)
SS1~6(SS総走行距離 140.80km)

2007年 WRC第16戦・PWRC第8戦ラリー・グレートブリテン第1レグ
三菱ランサーエボリューションのG・ウィルクスがPWRC1位に
トップ4をランサーエボリューションが占める
G・ポッゾは惜しくもレグリタイア

2007年FIA世界ラリー選手権(WRC)第16戦(最終戦)およびプロダクションカー世界ラリー選手権(PWRC)第8戦(最終戦)ラリー・グレートブリテンは11月30日(金)に第1レグとして合計6本のSSが行われ、三菱ランサーエボリューションで地元推薦枠で出場のガイ・ウィルクス(イギリス)が合計タイム1時間27分18秒8でPWRC1位(グループN1位)となった。
PWRC2位(グループN2位)は同じく地元推薦枠で出場しているグインダフ・エヴァンス(イギリス、ランサーエボリューション)、PWRC3位(グループN3位)にはユホ・ハンニネン(フィンランド、ランサーエボリューション)、PWRC4位(グループN4位)はマーク・ヒギンス(イギリス、ランサーエボリューション)とトップ4をランサーエボリューションが独占した。

なお、WRC総合1位はミッコ・ヒルボネン(フィンランド、フォード・フォーカスRS WRC07)、総合2位はマーカス・グロンホルム(フィンランド、フォード・フォーカスRS WRC07)、総合3位はセバスチャン・ローブ(フランス、シトロエンC4WRC)という順位になっている。

2007年WRC、そしてPWRCの締めくくりとなるラリー・グレートブリテンは今年もウェールズの山野が戦いの舞台となった。
ラリーは11月29日(木)にウェールズの首都カーディフでセレモニースタートが行われ開幕。
一夜明け、30日(金)にウェールズ第2の都市スワンジーのサービスパークを基点に競技が始まった。
第1レグは合計3本のグラベル(未舗装路)コースが用意され、各2回づつ走るというコース設定。SSの合計距離は140.80kmとなった。

朝9時53分にスタートしたSS1は深い霧に覆われ、続くSS2では激しい雨がマシンのフロントウインドウを叩く。
コースコンディションは完全なウェットとなり、午後になるとさらに雨足が強くなりワイパーが追いつかなくなるほど。
そのようなハードな天候下で速さをみせたのはランサーエボリューションを駆り地元の選手たちだった。
まず、午前中の3本のステージはマーク・ヒギンス(イギリス)が3連続ベストタイムを刻み、2位にウィルクスを従えラリーリーダーとなる。
しかしヒギンスは午後のSS4でウィルクスに遅れをとり2位に後退。
遅れを取り戻そうと激しくアタックするが、SS5で2本、SS6で1本のタイヤをパンクさせてしまいPWRC4位にまで順位を下げてしまった。

SS4でベストタイムをマークしてPWRC1位となったウィルクスは、続くSS5も最速で駆け抜け2位以下に対するリードを広げた。
第1レグ最終のSS6では、付属のライトがステージの途中で機能しなくなるというトラブルが発生。
ウィルクスは雨が強く降る真っ暗なグラベルステージを視界不良の状態で走ることになり、PWRC5位でフィニッシュ。
それでも2006年JWRCランキング4位の実力派ドライバーは、2位エヴァンスに対して総合タイムで3秒2のリードを守りPWRC1位で第1レグをフィニッシュした。
ウィルクスは「午前中のセクションはデフのセッティングが合わず思うような走りができませんでしたが、昼のサービスで調整したところハンドリングが良くなり午後は満足のいくアタックができました。
それにしても、今日は激しい雨と湿って滑りやすくなった路面で難しい1日でした」と、コメントしている。

SS6でベストタイムをマークし、PWRC2位となった大ベテランのエヴァンスも走行条件の悪さには驚いていた。
「私は比較的霧の多いウェールズの出身ですが、深い霧の中でドライブすることを楽しいとは思いません。
とくに今日は、最初と最後のSSが酷かったです」と、エヴァンスは肩をすくめながら語っていた。

PWRC3位にはシリーズにレギュラー出場しているハンニネンが入りスピードを証明。
6位にアレッサンドロ・ベッテガ(イタリア)、8位にアルミンド・アラウージュ(ポルトガル)、アンドレアス・アイグナー(オーストリア)が入るなど上位10人中7人がランサーエボリューションのユーザーという結果になった。

残念だったのは、PWRCドライバーズ選手権2位につけておりチャンピオン獲得の可能性もあるガブリエル・ポッゾ(アルゼンチン、ランサーエボリューション)のレグリタイアだ。
ラリー・グレートブリテン初出場となるポッゾが、シリーズリーダーである新井敏弘(スバル・インプレッサ。今回は不出場)を逆転してタイトルを手にするためには優勝するしかない。
ポッゾは慣れないウェールズのステージを果敢に攻めたが、深い霧に視界を妨げられペースノートの情報だけを頼りに走ることを強いられる。
コースの実走経験がないポッゾはそれでも健闘してSS4で6位に順位を上げ、さらに上を狙うべくフルアタックを敢行した。
しかしSS5、ポッゾのマシンはコースを外れてサスペンションにダメージを負い走行不能に。
レグリタイアという結果になってしまった。
「選手権を勝ち抜くのは簡単なことではありません。
とくに、ラリー・グレートブリテンは走行条件が厳しく初出場の私には難しいラリーだった。
視界が良いレッキ(下見走行)の時に作ったペースノートが、本番の深い霧の中ではあまり役に立たず探りながらの走行となってしまいました」と、ポッゾはさすがに落ち込んだ表情でコメントしている。

ラリー・グレートブリテン2日目となる第2レグは、スワンジーの北方で3本のコースを2回づつ走行し、さらに1日の最後にはカーディフのミレニアムスタジアムでスーパーSS1本を実施。7本のSSの合計距離は104.48kmとなっている。

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