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2017/02/13

トヨタ・チーム 第4日目リポート

WRC第2戦ラリー・スウェーデン デイ4

Toyota WRC Team (C)Toyota Gazoo Racing
拡大します

ラトバラが首位の座を守り今季初優勝
トヨタに18年ぶりの勝利をもたらす

2月12日(日)、2017年FIA世界ラリー選手権(WRC)第2戦ラリー・スウェーデンの、競技最終日となるデイ4がスウェーデンのトルスビューを中心に行なわれ、ヤリスWRCで出場のヤリ-マティ・ラトバラが優勝。
TOYOTA GAZOO Racing WRTに初優勝をもたらすと共に、ドライバーズ選手権ランキングでトップに立った。
また、同じくヤリスWRCのユホ・ハンニネンは、総合23位で完走を果たした。


ラリー・スウェーデンの競技4日目デイ4は、トルスビューの北側で2本のSSを行ない、最後にトルスビューのパワーステージ1本を走行する全3SS、計58.81km。

前日デイ3の最終ステージで首位に立ったラトバラは、2位を3.8秒リードしてデイ4をスタートした。
落ち着いてステージに臨んだラトバラは、3本のSSすべてでベストタイムを記録。
2位に対するリードを29.2秒差に拡大し、トヨタに1999年のラリー・チャイナ以来となるWRC優勝をもたらした。
ラトバラにとっては2016年の第3戦メキシコ以来の勝利であり、WRC通算勝利数は17に達した。
なお、ラリー・スウェーデンでの優勝は4度目となる。

豊田章男(チーム総代表)
18年ぶりに復帰したFIA世界ラリー選手権、第2戦目にして、優勝することができました。
“負け嫌い”のTOYOTA GAZOO Racingですから、私も、その日が来ることを心の底から願っていました。
しかし、こんなにも早くその瞬間が訪れることは、私の想像を超えておりました。
トヨタのWRC復帰を願い続け、その復帰を共に喜び、応援いただけたファンの皆さまのおかげです。
ファンの皆さま、応援ありがとうございました。

ラリーは、ライバルと競い合いながら道を走りきり、完走することが大切です。
初戦モンテカルロと同じく、今回も、走りきり、戦い抜けたことで、素晴らしい結果を得ることができました。
雪と氷に覆われた苛酷なスウェーデンの道を全速力で走りきれる力をヤリスに吹き込んでくれた、トミ・マキネン代表以下、エンジニア、メカニック、テストドライバーなどチームの全てのメンバーにも感謝します。

そして、そのヤリスをゴールまで無事に運び届けてくれた、ヤリ-マティ・ラトバラ選手、ミーカ・アンティラ選手にも感謝いたします。
また、ユホ・ハンニネン選手、カイ・リンドストローム選手も、一時リタイアとなったものの、メカニック、エンジニアとクルマを直し、そしてその後は今後につなげるための、いろいろなトライをしながら走り切ってくれました。
彼らにも感謝いたします。
このように、今回のこの結果はチーム一丸となったからこそ得られたものだと思います。
チームのみんな、本当にありがとう。お疲れさまでした。

先日の発表会の壇上で、マキネン代表とラトバラ選手と“クルマとの対話”について話をしました。
ラトバラ選手は「運転前に愛を持ってクルマに話しかけ、大切に、そのクルマを運転している」
マキネン代表からは「クルマを愛しているからこそ、クルマのことがわかる。
だから、どうすれば速く走らせられるかがわかる」

“クルマ愛”に溢れる彼らの言葉は私の想いと全く同じであり、心に響くものでした。
これからも、彼らと、この想いを共有し続け、ヤリスを、“もっといいクルマ”にしていく戦いをチームのみんなと続けてまいります。
今年の13戦を戦い抜いたときに、一番強いクルマになっていたいと思います。
WRCの道を走り続け、“もっといいクルマ”のために走り続けるTOYOTA GAZOO Racingを、皆さま、引き続き、応援いただければと思います。
よろしく、お願いいたします。

トミ・マキネン(チーム代表)
今の気持ちを言葉にするのは簡単ではありません。
前戦ラリー・モンテカルロでの2位にも驚きましたが、今回の優勝は予想をはるかに超えたリザルトです。
もちろんラッキーな面もありましたが、ヤリ-マティとミーカの素晴らしい戦いと、それを支えた日本、フィンランド、ドイツのすべてのスタッフのチームワークと努力があったからこそ、優勝を成し遂げられたのだと思います。
我々を信頼してくれた豊田章男社長をはじめとする、皆さんに感謝します。
今日は我々の活動にとって忘れ難き特別な日となりましたが、この勝利に浮かれることなく、今後も開発に力を注ぎ続けます。

ヤリ-マティ・ラトバラ(ヤリスWRC#10号車)
新しいチーム、そして新しいマシンで臨んだWRC 2戦目で優勝する事ができて、本当に嬉しく思います。
今日の最後のパワーステージでの走りは、私の今までのキャリアの中でベストなパワーステージだったと思えるほどうまくいきました。
良いマシンを準備してくれたチームに心から感謝します。
今回の優勝と6本のステージベストタイム記録によりモチベーションがさらに高まりましたので、この調子をこれからも保ち続けたいと思います。

次戦ラリー・メキシコのスタートが待ちきれません。
今回、優勝する事ができてもちろん嬉しいのですが、トップを走りながらも昨晩のスーパーSSで、アクシデントにより勝機を失ったティエリー・ヌービルの事を考えると心が痛みます。
私も以前、同じような状況を経験したので彼の気持ちはよく分かります。
今回の優勝は、正直なところ幸運に助けられた部分もあります。
ですので、さらにマシンを速くするため、これからも改良を続けていく必要があるでしょう。

ユホ・ハンニネン(ヤリスWRC#11号車)
チームのスタッフは献身的にハードワークを続けてきましたが、自分もその一員として優勝に貢献できたことを誇りに思います。
チームにとっては素晴らしいラリーとなりました。
私自身は金曜日に大きなミスをしてしまいましたが、その後再出走を果たし、いろいろなテストを行ないながら、多くのSSを走り経験を増やすことができました。
今回の経験を次のラリーに生かしたいと思います。

次回のイベント情報
WRC次戦は、3月9日から12日にかけて行なわれる第3戦ラリー・メキシコ。
シーズン最初のグラベルラリーは、高い気温と高い標高との戦いとなる。
高地では空気中の酸素量が少ないため、エンジンはパワーダウンを余儀なくされるが、それをいかに最小限に抑えるかがエンジニアの腕の見せ所。
TOYOTA GAZOO Racing WRTにとっては、新たなるビッグチャレンジとなる。

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