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2018/04/28

トヨタ・チーム 第2日目リポート

Toyota Yaris WRC (C)Toyota Gazoo Racing
拡大します

WRC 第5戦 ラリー・アルゼンティーナ デイ2

高速グラベルコースでタナックが快走
5本のベストタイムを記録し首位に立つ

4月27日(金)、2018年FIA世界ラリー選手権(WRC)第5戦ラリー・アルゼンティーナの競技2日目デイ2がビジャ・カルロス・パスの南側エリアを中心に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC 8号車)が総合1位に、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(9号車)が総合8位につけました。
なお、SS2終了時点で総合3位につけていたヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(7号車)は、SS3でサスペンションを破損し、その影響でダメージがエンジンの潤滑系にも及んだため競技続行不能に。
ラリーからリタイアすることになりました。

デイ2は、サービスパークが置かれるビジャ・カルロス・パスの南側エリア「カラムチータ・バレー」を主舞台に7本のSSが行われました。
最初のSS2ではタナックがスピンを喫し20秒程度タイムを失い総合8位に順位を落としましたが、続くSS3ではベストタイムを記録し総合3位にポジションアップ。
スピンした際にステアリング系にダメージを受け万全とはいえない状態でしたが、タナックはSS4でWRC通算100回目、そしてトヨタ加入後20回目となるSSベストタイムを記録し、総合2位に順位を回復しました。
さらに、続くSS5ではついに首位に浮上。
その後サービスでクルマが完全な状態に修復されるとタナックはペースを上げ、午後の3本のSSすべてでベストタイムを刻み、総合2位の選手に対し22.7秒差をつけ首位でデイ2を締めくくりました。

今回がラリー・アルゼンティーナ初出場となるラッピは、SS3終了時点で総合4位につけていました。
しかし、その後アンラッキーなパンクが続き大幅にタイムロス。
それでも総合8位につけており、ポジションアップを目標に掲げてデイ3に臨みます。

また、SS2終了時点で総合3位につけていたラトバラは、SS3の中間計測地点ではタナックに匹敵するタイムを刻んでいました。
しかし、その後コーナー出口の陰になっていたところにあった石に当たり右フロントサスペンションを破損。その影響でエンジンの潤滑系がダメージを受けて競技続行不可能となったため、リタイアを決断しました。

トミ・マキネン(チーム代表)

オットにとっては本当に素晴らしい1日でした。
最初のSSでは道幅が狭いところでのスピンだったのでタイムを失いましたが、その後は一貫して素晴らしい走りでした。
クルマにとても満足しているようですし、状況を上手くコントロールできていると思います。
ヤリ-マティも飛ぶように速く、オットと優勝争いをできるくらいのスピードがあったので、不運なトラブルに見舞われとても残念です。

エサペッカは朝のステージでは十分速かったのですが、その後パンクで遅れをとってしまいました。
かなり注意深く走ろうとしていたようですが、今回が初出場であることを考えるとそれも無理のない事です。
もし彼がこのまま改善を続けたならば、2台とも十分なポイントを得ることができるのではないかと期待しています。

ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 7号車)

午前中クルマのフィーリングはパーフェクトでした。
ヤリスWRCは今回非常に調子が良く、運転が簡単に感じられ本当に楽しい気分で走ることができていました。
今日2本目のSSでも調子は良く、走れば走るほどフィーリングが良くなっていったほどです。
しかし、長い右コーナーの出口で、影になってよく見えないところにあった石に当たってしまいました。
直後に右フロントのサスペンションが破損し、その影響でエンジンのオイルラインがダメージを受け、止まらざるを得ませんでした。
このラリーではコース上にたくさんの石が転がっており、当たってもまったく問題ないラッキーな時もあれば、アンラッキーな時もありますが、私はきっとアンラッキーだったのでしょう。
とても良いリズムで走ることができていたのでがっかりです。
また、コ・ドライバーのミーカ(アンティラ)も、私が余裕を持って走っていたのを知っていたので、やはりがっかりしています。
この残念な気持ちをひとまず忘れ去り、次のラリーでも引き続き良いフィーリングが得られることを期待しています。
ひとつだけ確実に言えるのは、クルマは非常に速いということです。

オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)

もちろん、とても良い気分です。
かなり思い切って攻め続けましたが、もしクルマに完璧なフィーリングを感じられなければそれは不可能だったでしょう。
パフォーマンスは本当に素晴らしく、自信を持って走ることができました。
やれることはさらにあるはずですが、クルマに加えたいくつかの改良がきちんと機能したことをうれしく思います。
午前中最初のSSでスピンをしタイムロスしてしまったのは残念です。
なぜスピンをしたのか分かりませんが、道幅が狭いところだったので、進行方向にクルマを戻すのに時間がかかってしまいました。
その後失ったタイムを取り戻すためかなりハードに攻め、午後は完璧に近い走りで3ステージ連続でSSベストタイムを記録することができました。
明日のステージはより高速で、我々のクルマが得意とするタイプのステージだと思います。
また、私自身も去年良いタイムを記録しているステージなので非常に楽しみですし、今のポジションを守る自信はあります。

エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC 9号車)

今朝、最初の2本のSSは自分でも驚くほど上手く走れました。
しかし3本目のSSは路面が非常に滑りやすく、絶対にミスをしたくなかったこともあってペースが上がらず、タイムをかなり失ってしまいました。
午後の再走ステージは道がとても荒れていたこともあり、パンクを3回もしてしまい残念です。
なぜ立て続けにパンクをしたのか、正直なところ原因が分からず、ただ運が悪かっただけなのかもしれないと思っています。
タイヤは無傷だったのですが、なぜかホイールのリムから外れ続けてしまいました。
明日のデイ3は今日と異なる天気になりそうなので、自分にとっては失ったタイムを取り戻すチャンスとなるかもしれません。

明日のステージ情報

競技3日目となる4月28日(土)のデイ3は、サービスパークが置かれるビジャ・カルロス・パスの西?西北エリアを中心にSSが行われます。
デイ3のステージはその大部分が山岳エリアに展開し、全体的にとてもハイスピードなコーナーが連続します。
山岳地帯では3本のステージを午前と午後で各2回走行し、その間にはデイ2と同じ全長6.04kmのスーパーSSが1本行なわれます。
7本のSSの合計距離は146.88km、リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は344.99kmとなります。

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