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2018/04/29

トヨタ・チーム 第3日目リポート

Toyota Yaris WRC (C)Toyota Gazoo Racing
拡大します

WRC 第5戦 ラリー・アルゼンティーナ デイ3

タナックが5本のベストタイムで首位を堅持
総合2位との差を46.5秒に拡げる

4月28日(土)、2018年FIA世界ラリー選手権(WRC)第5戦ラリー・アルゼンティーナの競技3日目デイ3がビジャ・カルロス・パスの西北~北側エリアを中心に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC 8号車)が総合1位の座を堅持しました。
また、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(9号車)は、総合6位に順位を上げました。

デイ3は、サービスパークが置かれるビジャ・カルロス・パスの西~西北に広がる山岳地帯がメインステージとなり、午前中はハイスピードなコーナーが続くSS10の終盤に濃い霧が出るなど難しい走行条件となりました。
しかしタナックはレッキ(コースの事前下見走行)で作成したペースノートと、それを読み上げるコ・ドライバーのヤルヴェオヤを信じ、視界が悪い中でアタックを続け3ステージ連続でベストタイムを記録。
前日のデイ2も含めると、6ステージ連続でのベストタイムとなりました。
さらに、午後の再走ステージとなるSS13とSS14でもタナックはベストタイムを刻み、今季の通算SSベストタイム獲得回数を28とし、総合2位の選手とのタイム差を46.5秒に拡大しました。

一方、ラリー・アルゼンティーナ初出場のラッピは、午前中最初の2本のSSでは良好なタイムを記録しました。
しかし、深い霧に包まれた3本目のSS11でコ・ドライバーのペースノート読み上げミスによりコースアウト。
ただしクルマにダメージはなく、その再走ステージとなった午後のSS15ではセカンドベストタイムを記録するなど速さを示し、デイ2よりもふたつ順位を上げることに成功しました。

トミ・マキネン(チーム代表)

本日もまたオットにとって素晴らしい1日となりました。
大きな自信を持っている姿は頼もしく感じられ、彼のスピードを阻む要素は見当たりません。あとは、明日もうまく行くように祈るだけです。
明日のステージはそれほど高速ではありませんが、石が多くとても難しいステージであることを我々は知っています。
今朝のステージは濃い霧に包まれ、エサペッカにとっては不運な事も起こりましたが、全般的に良い走りをしていましたし、アルゼンチン初出場であるにも関わらず、午後はスピードが上がってきたので健闘していると思います。

オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)

すべてが本当に上手く行っています。
クルマに対しては非常に良いフィーリングを感じていますし、特に今日のSSのような高速で流れるようなコーナーが続くコースは、我々のクルマにとても合っていると思います。
昨日は限界まで攻め切りましたが、今日はそれほど激しくアタックしませんでした。
コントロールした走りを続けたつもりなのですが、それでも良いタイムを記録することができました。
今朝は濃い霧が出るなど本当に難しい状況でしたが、上手く走りきることができたと思います。
そして、霧が晴れた午後のステージでは心から走りを楽しむことができました。
明日のエル・コンドルとミナ・クラベロのステージはとてもタフな道が続き、今日のステージとは大きく異なるので、慎重な姿勢を忘れずに臨む必要がありますが、それでも自信はあります。

エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC 9号車)

今朝はクルマとセットアップがとても具合良く感じられ、良いスタートを切ることができました。
しかし長いSSでペースノートの読み上げミスがあり、深い霧の中で何も見えず間違った方向に進みコースを外れてしまいました。何にもぶつからなかったのはラッキーです。
我々は人間なのですからミスをすることもあります。
午後のステージでは良い走りができました。
既に昨日からオットが素晴らしい走りをしている事からも、クルマに高いパフォーマンスがあることは分かっていましたが、私も一歩一歩スピードを高めていっています。
私が走った後、路面はどんどんとクリーンになって後続のライバル達が有利な状況でしたが、それでも良いタイムを刻むことができたので自分のスピードには満足しています。
このラリー・アルゼンティーナでは毎日コースの特徴が変わり、明日は速度域が低く、多くの石が転がる狭い道が続く、テクニックを要するコースを走ります。
ですので明日も今日と同じように自信を持って走れるかどうかは分かりませんが、精一杯頑張りたいと思います。

明日のステージ情報

競技4日目、最終日となる4月29日(日)のデイ4は、サービスパークが置かれるビジャ・カルロス・パスの西南エリアで3本のSSが行われます。
SS16「コピナ~エル・コンドル」はラリー・アルゼンティーナの名物ステージですが、今年は進行方向が例年と逆になるため新しいステージという見方もできます。
SS17「ジュリオ・チェザーレ~ミナ・クラベロ」は独特な形の巨岩の間を走り抜けるステージで、道幅の狭さと砂のように軟らかな路面が特徴です。
そしてSS16の再走ステージとなるSS18は、トップ5タイムを記録した選手に対しボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されています。
3本のSSの合計距離は55.27km、リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は287.55kmとなります。

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