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2019/03/30

トヨタ・チーム 第1日目リポート

Toyota Yaris WRC (C)Toyota Gazoo Racing
拡大します

WRC 第4戦 ラリー・フランス(ツール・ド・コルス) デイ1
タナックが安定した走りで総合2位につける
ラトバラとミークはトップ10圏外もポイント獲得を目指す

3月29日(金)、2019年FIA世界ラリー選手権(WRC)第4戦ラリー・フランス(ツール・ド・コルス)の競技初日デイ1が、コルシカ島南部ポルト・ヴェッキオの周辺で行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC 8号車)が総合2位に、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(10号車) が総合13位に、クリス・ミーク/セブ・マーシャル組(ヤリスWRC 5号車)が総合16位につけました。

ラリーは28日(木)の夜、島南部のポルト・ヴェッキオで開幕。
セレモニアルスタートを終えたラリーカーは、そのままポルト・ヴェッキオのパルクフェルメで1晩を過ごし、29日(金)の朝ステージへと向かいました。

デイ1は、3本のステージを日中のサービスを受けることなく、午前と午後で各2回走行。
6本のSSの合計距離は121.82kmでした。

タナックは午前中2本目のSS2で首位に立ち、SS3でベストタイムを記録してリードを拡大。
2位に1.3秒差をつけて午前中の走行を終えました。
そして、午後も安定した走りを続け暫定首位でデイ1を走破しました。
しかし、SS6でダメージを負ったクルマでスロー走行をしていたミークに、後方からスタートしたエルフィン・エバンスが追いついてしまい、タイムをロスしたことが判明しました。
そのためチームは、タナックと首位争いをしていたエバンスに対して、タナックと同タイムが与えられるよう主催者に要請。
その結果、タナックは首位のエバンスと4.5秒差の総合2位で、デイ1を終えることになりました。

ラトバラとミークにとっては、非常に困難な1日になりました。
ラトバラは総合6位につけていましたが、SS5でタイヤ交換をしたため約3分を失い、総合13位で1日を終えました。

また、ミークはオープニングのSS1で左フロントタイヤとホイールにダメージを負い、約50秒を失いました。
しかし、直後のSS2ではベストタイムを記録。
その後の2本のSSでもタナックに迫るタイムを記録するなど、好調を維持していました。
しかし、SS5で走行ラインを乱して縁石に当たり、サスペンションにダメージを負ってしまい、その状態で最終のSS6も走らなくてはならず、トータルで3分近い遅れをとり総合16位でデイ1を終えました。
ただし、ラリーはまだ2日間残っており、ラトバラとミークには選手権ポイント獲得のチャンスが残されているため、最終日の最終ステージまで彼らの戦いは続きます。

トミ・マキネン(チーム代表)

オィットは1日を通してミスもなく、とても良い仕事をしてくれました。
実はある時点で左フロントのダンパーがダメージを受け、完全な状態ではなかったので、本当の全開走行はできなかったと思いますが、それでも全体を上手くまとめてくれました。明日もまた長い1日なので、優勝争いをできると確信しています。

ヤリ-マティとクリスは遅れをとったので、明日の朝に向けて気持ちをリセットする必要があります。
クリスは本当に速かったのですが、朝はアンラッキーでした。
また、午後のヤリ-マティに関しても同様です。
まだ先は長いので、彼らには運転を楽しんでもらいたいと思います。

オィット・タナック (ヤリスWRC 8号車)

満足できる1日になりました。
午前中は新しいステージに対するペースノートが完璧ではなく、良いリズムを掴めませんでした。
午後に関してはペースノートを改善したので状況は好転し、良いフィーリングで走れました。
限界までは攻めませんでしたが、クルマのパフォーマンスは非常に高く、走りを楽しむことができました。
今日、ライバルはとても速かったので、彼らとの戦いに勝つため、明日はもっとハードに攻めなくてはなりません。
鍵を握るのはロングステージだと思いますが、非常にトリッキーなのでそう簡単には行かないでしょう。
しかし、そこで必ずや大きな差を築けると信じています。

ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 10号車)

連続する3本のステージのうち、午前も午後も2本目は私にとって困難なステージになりました。
午前中はペースノートの完成度が高くなかったため、かなり遅れをとりました。
そこで、昼食時間中にペースノートの改善に努めたところ、午後の再走ステージでは自信を持って走れるようになり、タイムも向上しました。
しかし、2本目のステージの2km地点ではコーナーのインカットにより多くの砂利が路面に広がっており、そこからタイヤの空気が徐々に抜け始めました。
運が悪かったとしかいえません。
そのまま走り続けようと試みたのですが、結果的にクルマを止めてタイヤを交換しました。
クルマのフィーリングはとても良く、運転を楽しむことができています。
このまま最後まで走り続け、ラリーが終わった時に自分がどの順位にいるのか、様子を見たいと思います。

クリス・ミーク (ヤリスWRC 5号車)

正直なところ、とても困難な1日でした。
最初のステージでは、「イン側をキープして走る」とペースノートに記していた長い高速左コーナーで、何かに当たってしまいました。
レッキの段階では、自分にはまったく見えなかった何かにです。
その後ペースは良く、失ったタイムを挽回しようと攻めました。

午後のステージでは、高速の左コーナーでインに大きく切り込んだ際、砂利で滑ってしまい外側の縁石にクルマが当たりサスペンションアームを破損してしまいました。
そして、その状態で最後のステージも走らなくてはなりませんでした。
エバンス選手の進路を邪魔する意図はまったくなかったので、彼に正当なタイムが与えられて本当に良かったと思います。
ヤリスWRCはとても運転しやすく、このラリーで勝つ力を備えていたので、今日の結果には納得できません。
明日以降も運転を楽しみ、最後までミスのない走りを続けたいと思います。

明日のステージ情報

競技2日目となるデイ2は、バスティア空港のサービスパークを中心に、島の北側で3本のステージを各2回走行します。
SS7/10は島の最北端カップ・コルス(コルス岬)を舞台とする、とても風光明媚なステージです。
また、SS9/12は今大会最長となる47.18kmのロングステージです。
6本のSSの合計距離は174.50km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は489.18kmとなります。
注目のステージ:SS9&SS12 カスタニッチャ 全長47.18km

セブ・マーシャル(ヤリスWRC 5号車 コ・ドライバー)

今回のラリーでもっとも長いこのステージは、いくつかのパートは以前に走ったことがありますが、今回は進行方向が逆なので、本質的にはまったく新しいステージです。
コース幅は狭いところもあれば広いところもあり、あらゆる要素を含んでいます。
途中の5~6kmは、道の片側は舗装が新しいため良いコンディションですが、反対側は砂利が多くある古い舗装のままなので非常にトリッキーです。
特に、2回目に走る際は砂利が掻き出されて非常に滑りやすくなるでしょう。

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