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2019年5月

2019/05/13

トヨタ・チーム 第3日目リポート

Toyota WRC Team (C)Toyota Gazoo Racing
拡大します

WRC 第6戦 ラリー・チリ デイ3
タナックが第2戦以来となる今シーズン2勝目を獲得
パワーステージも制しドライバー選手権2位に浮上

5月12日(日)、2019年FIA世界ラリー選手権(WRC)第6戦ラリー・チリの最終日デイ3が行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC 8号車)が優勝。
WRCラリー・チリの初代ウイナーとなりました。
デイ2で転倒により大きく遅れたクリス・ミーク/セブ・マーシャル組(5号車)は、順位を挽回して総合8位でフィニッシュしましたが、競技終了後1分間のペナルティを課せられ総合10位となりました。
また、デイ2でドライブシャフトを破損してデイリタイアとなったラトバラは、ラリー2規定に基づいて再出走し、総合11位で完走しました。

競技最終日のデイ3は、コンセプシオンのサービスパークの東側および南側で、4本計58.38kmのSSが行われました。
ステージは3日目も天気が良く青空が広がりましたが、早朝のステージでは霧が出て、路面も一部は濡れて非常に滑りやすい状態でした。

首位タナックは30.3秒のリードを持ってデイ3をスタートしましたが、後方で激しい総合2位争いが展開されていたため、最後まで高い集中力を保ちタイム差を維持しなければなりませんでした。
そして、優勝に王手をかけて臨んだ最終のパワーステージでは、2番手タイムの選手に1.3秒差のベストタイムを記録。
優勝を決めると共に、ボーナスの5ポイントを獲得し、タナックとヤルヴェオヤはドライバー/コ・ドライバー選手権において、首位と10ポイント差のランキング2位に浮上しました。

ラトバラとミークもパワーステージでは速さを示し、ラトバラが3番手タイムを、ミークが5番手タイムを記録し両者ともボーナスポイントを獲得。
ミークは前日よりもふたつ順位を上げ、総合8位でフィニッシュしました。
しかしその後、デイ2のSS7で横転した際に割れたフロントウインドスクリーンを、SS8前のコントロールエリアで取り外したことが規定に抵触していたとされ、1分間のペナルティタイムを課せられ総合10位でラリーを終えました。
なお、ラトバラは、デイ2よりもふたつ順位を上げ、総合11位でフィニッシュしました。

豊田 章男(チーム総代表)

太平洋を挟んだ隣国チリにて、タナック/ヤルヴェオヤ組が今季2勝目を、そしてWRC2では勝田貴元選手が通算2勝目をあげてくれました。
ファンの皆さま、応援ありがとうございました。
前戦のアルゼンチンで、タナックとヤルヴェオヤの2人には、車両トラブルでチャンスを取り逃させてしまいました。

今回、全ての道を思いっきり走りきり、最高の笑顔で表彰台に立つ2人の姿を見られたこと、チーム総代表として本当に嬉しく思います。
タナック選手、ヤルヴェオヤ選手、おめでとう!

ミーク選手とマーシャル選手は、途中、クルマを横転させてしまいボロボロの状態なっても、諦めずに走り続けてサービスに戻ってきてくれました。
メカニック達も、そのクルマを一丸となって修理し、ミーク達を再び戦いの道に戻してくれました。
マキネン代表とチームみんなの頑張りで獲得した貴重なポイントは必ずや、シーズン終盤での大きな財産になると思います。

ラトバラ選手とアンティラ選手は、チームのために攻めた走りをしてくれた結果のアクシデントだったと思います。
後半戦も、このまま攻めの気持ちを崩さずに走ってくれることを願います。

ここからはヨーロッパのグラベル戦が続きます。
6人のドライバー、コ・ドライバー達と3台のヤリスWRCが、ファンの皆さまにもっとうれしいニュースをお届けできるようチームは、後半戦も心ひとつに頑張ってまいります。

WRC2に出場していた勝田選手は、昨年のスウェーデン以来2度目の優勝でした。
勝田選手、バリット選手、優勝おめでとう!
WRCドライバーと共に走りながら、ドライビングのことやラリーの戦い方を貪欲に学んでいるからこその成長を、勝田選手は遂げてくれていると思います。
「日本人ドライバーが日本車で世界の道を走る姿を見たい」という、私の、そして日本のファンの皆さまの夢が実現する日が一歩一歩近づいてきていると感じます。
彼の成長と活躍に、これからも期待しています。
TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team並びに勝田貴元、ダニエル・バリット組を、今
後とも応援よろしくお願いいたします。

トミ・マキネン(チーム代表)

オィットと我々チームにとって、本当に素晴らしい勝利です。
週末を通して彼はミスをすることなく見事なドライビングを続けました。
最も強いドライバーだったと思いますし、オィットとヤリスWRCのコンビネーションはラリー・チリ最強でした。
クリスとヤリ-マティは残念ながら昨日罠につかまってしまいましたが、このラリーでミスをしたのは彼らだけではありません。
チリの路面はスムーズで流れのあるコーナーが続く良いステージでしたが、ドライバーにとっては攻略が難しく、誰もが苦労しました。
木々や土壁、丘が多くあり、コーナーの先が見えにくかったので、新たにペースノートを作るのはきっと大変だったでしょう。
それでも、多くのラリーファンが集まり、そしてわれわれが優勝することができたので、とても素晴らしいラリーだったと思います。

オィット・タナック (ヤリスWRC 8号車)

WRCラリー・チリで最初のウイナーとなり、とてもうれしく思います。
本当に難しいラリーで、絶対にミスをしないためには高い集中力が必要でした。
今日は、ふたりのセバスチャンが背後から迫り、それほどタイム差が大きくなかったので、決して簡単ではありませんでした。
最後まで攻め続けなくてはならず、パワーステージでは最大ポイントを獲得できました。
ここ数戦は残念な結果が続き後退気味だったので、今回のように完璧な週末を過ごし、逆襲できたのは非常にポジティブなことです。
高いモチベーションを保ち、攻め続けることは、特にチームにとって重要ですが、今回のような結果はその大きな助けとなります。
再び戦える立場に戻ってこられたので、これからのラリーがとても楽しみです。

ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 10号車)

昨晩ミスをした後、最終日とパワーステージで一体何ができるのか、前向きに考える必要がありました。
最初のステージは良いフィーリングで走れ2番手タイムでした。
続く2本のステージはリラックスして走り、最後のパワーステージに向けてタイヤを温存しました。
そして、パワーステージではとても良い走りができました。
自分が走った後に路面がクリーンになり、乾いていったので、3番手タイムには満足しています。
非常に大変なイベントではありましたが、重要なのはクルマが非常に速く、自分も良いペースで走れたことです。
これから散らばっている断片をつなぎ合わせて行き、良い結果を狙っていきます。

クリス・ミーク (ヤリスWRC 5号車)

パワーステージでは自分より出走順が後方の選手のほうがクリーンな路面で走ることができたようですが、自分もベストを尽くしました。
レッキ(コースの事前下見走行)とデイ1では苦戦し、デイ2では最初にミスをしてしまいました。
それでも、最終的にはチームにポイントをもたらし、オィットの優勝を目にできたのは喜ばしいことです。
自分たちには全てのラリーで表彰台争いをできるスピードがあるので、今はとにかくミスのないクリーンなラリーを渇望しています。

次回のイベント情報

WRC次戦は、5月30日(木)から6月2日(日)にかけて開催される、第7戦ラリー・ポル
トガルです。
ラリーの中心となるサービスパークは、去年と変わらず北部の都市ポルトの近郊マトジニョスに置かれ、その周辺でグラベル(未舗装路)のステージが行なわれます。
日曜日のクラシックステージは石や岩が多く、SSを1回目に走る時は路面が軟らかいため十分なグリップが得にくく、2回目に走る時は深い轍(わだち)が刻まれ、地中から大きな石が掘り出されるため、細心の注意を払って走る必要があります。

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WRC2:2019年シリーズ・ポイント表(Rd.6/14)

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N0. Driver Nat. Car Point
1 G.グリーンスミス GBR Ford Fiesta R5 73
2 M.エストベルグ NOR Citroen C3 R5 68
3 L.ピエニアゼク POL Ford Fiesta R5 62
4 K.ロバンペラ FIN Skoda Fabia R5 61
5 M.ブラシア BOL Skoda Fabia R5 12

    同ポイントの順位はFIAによる

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WRC:2019年シリーズ・ポイント表(Rd.6/14)

Wrc_logo

 

N0. Driver Nat. Car Point
1 S.オジエール FRA Citroen C3 WRC 122
2 O.タナク EST Toyota Yaris WRC 112
3 T.ニュービレ BEL Hyundai i20 WRC 110
4 K.ミーケ GBR Toyota Yaris WRC 56
5 E.エヴァンス GBR Ford Fiesta WRC 55
6 S.ロウブ FRA Hyundai i20 WRC 39
7 A.ミケルセン NOR Hyundai i20 WRC 36
8 E.ラッピ FIN Citroen C3 WRC 34
9 J-M.ラトバラ FIN Toyota Yaris WRC 32
10 T.スニネン FIN Ford Fiesta WRC 30
11 D.ソルド ESP Hyundai i20 WRC 26
12 B.グェッラ MEX Ford Fiesta R5 8
13 G.グリーンスミス GBR Ford Fiesta R5 6
14 M.ウィルキンソン BOL Ford Fiesta R5 6
15 M.エストベルグ NOR Citroen C3 R5 4
16 P.ティデマンド SWE Ford Fiesta WRC 4
17 Y.ボナート FRA Citroen C3 R5 4
18 K.ロバンペラ FIN Skoda Fabia R5 4
19 S.サラザン FRA Hyundai i20 R5 2
20 O.ベイビー NOR Volkswagen Polo R5 2
21 A.フォアマウル FRA Ford Fiesta R5 1
22 J.トゥヒノ FIN Ford Fiesta WRC 1
23 R.ブジャリル MEX Skoda Fabia R5 1
24 P.ヘラー CHL Ford Fiesta R5 1



N0. Manufactures Point
1 ヒュンダイ・シェル・モビス・WRT 178
2 トヨタ・ガズー・レーシング・WRT 149
3 シトロエン・トタル・WRT 143
4 M-スポーツ・フォード・WRT 100

 

    同ポイントの順位はFIAによる

 

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WRC:Rd.6 チリラリーDay3結果(最終:SS.16)

N0. Driver Nat. Car Class Time(Dif.)
1 O.タナク EST Toyota Yaris WRC RC1 3h15'53.8
2 S.オジエール FRA Citroen C3 WRC RC1 -00'23.1
3 S.ロウブ FRA Hyundai i20 WRC RC1 -00'30.2
4 E.エヴァンス GBR Ford Fiesta WRC RC1 -01'36.7
5 T.スニネン FIN Ford Fiesta WRC RC1 -03'15.6
6 E.ラッピ FIN Citroen C3 WRC RC1 -03'45.4
7 A.ミケルセン NOR Hyundai i20 WRC RC1 -04'39.0
8 K.ミーケ GBR Toyota Yaris WRC RC1 -07'33.49/td>
9 K.ロバンペラ FIN Skoda Fabia R5 RC2 -07'52.5
10 M.エストベルグ NOR Citroen C3 R5 RC2 -08'16.1
11 J-M.ラトバラ FIN Toyota Yaris WRC RC1 -10'59.2
12 G.グリーンスミス GBR Ford Fiesta R5 RC2 -11'41.5
13 L.ベルテッリ ITA Ford Fiesta WRC RC1 -11'45.1
14 勝田 貴元 JPN Ford Fiesta R5 RC2 -13'32.9
15 M.ブラシア BOL Skoda Fabia R5 RC2 -13'34.8

    総合 35位まで確認

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2019/05/12

トヨタ・チーム 第2日目リポート

Toyota Yaris WRC (C)Toyota Gazoo Racing
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WRC 第6戦 ラリー・チリ デイ2
タナックが首位の座を堅持し、総合2位との差を拡大
ミークは転倒するも総合10位につける

5月11日(土)、2019年FIA世界ラリー選手権(WRC)第6戦ラリー・チリのデイ2が行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC 8号車)が総合1位の座を守りました。
なお、デイ1で総合5位につけていたクリス・ミーク/セブ・マーシャル組(5号車)は転倒で総合10位に順位を落とし、総合3位につけていたヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(10号車)は、ドライブシャフトを破損し残念ながらデイリタイアとなりました。

競技2日目のデイ2は、コンセプシオンのサービスパークを中心に、南側で6本、計121.16kmのSSが行われました。
前日に続き朝から好天に恵まれまれましたが、1日の最後のステージでは降雨があり、一部区間は深い霧に包まれました。

デイ1で総合2位の選手に22.4秒差をつけてトップに立ったタナックは、午前中最後のSS9でベストタイムを記録。
総合2位の選手との差を34.6秒に拡大しました。
午後のステージでもタナックは速さを維持し、SS11でベストタイムをマーク。
最終のSS12では急な雨と霧でやや遅れましたが、それでも総合2位の選手に30.3秒のリードを築いて首位の座を守りました。

デイ1で総合3位につけたラトバラは、1日を通して僅差のセカンドポジション争いを展開。
総合2位の選手と12.2秒差でデイ1最後のSS12を迎えました。
しかし、SS12で溝にあった石に左フロントタイヤを当ててしまい、その衝撃でドライブシャフトが破損。
走行不能となりデイリタイアとなりました。
チームはサービスでラトバラ車を修復し、ラリー2規定に基づき明日の最終日デイ3に最出走する予定です。

総合5位でデイ2をスタートしたミークは、最初のステージで転倒。
クルマの前部にダメージを負って遅れましたが、何とかステージを走りきりました。
その後、フロントウインドスクリーンがない状態で2本のSSを走行しましたが、その両方で4番手タイムを記録するなど、ハンデを感じさせない力強い走りを披露しました。
日中の40分間のサービスでは、チームのメカニックがクルマを完璧に修理。
ミークは午後のステージで上位のタイムを刻み、総合10位まで順位を挽回しました。

トミ・マキネン(チーム代表)

ラリー・チリが誰にとっても非常に難しい1戦であることが証明されました。
特に、今日は1日を通して様々なことが起きました。
午後は霧と雨で路面コンディションが劇的に変わり、視界がとても悪そうでした。
残念ながら、ヤリ-マティは非常に小さなミスでドライブシャフトにダメージを受けてしまいました。
クリスも午前中にミスをしましたが、幸いにもクルマのダメージはそれほど深刻ではなく、チームは昼のサービスで素晴らしい仕事をして修復しました。
オィットは全てを上手くコントロールしているので、明日は彼の勝利に期待しています。

オィット・タナック (ヤリスWRC 8号車)

今日はとても大変な1日となり、このような変わりやすい路面コンディションで状況をコントロールするのは非常に困難でした。
実際、色々なことを目にしました。
1日を通して良いリズムを保とうと努力しましたが、最後のステージは雨と霧とハードコンパウンドタイヤにより、特に難しく感じました。
それでも問題なく1日を走り切り、明日に向けて十分な差をライバルに対して築くことができました。
まずは最初の3本のステージに集中して臨み、その上で選手権争いの助けとなるであろうポイントを、最後のパワーステージで獲得できたら良いと思います。

ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 10号車)

今朝はいろいろなことが起こりました。
最初のステージでは、転倒で遅れたクリスの後をしばらく走らなければなりませんでした。
しかし、その後妥当なタイムが与えられたので、それは問題ではありませんでした。
3本目のステージで我々のタイヤは既にかなり摩耗していたのですが、それでも総合2位争いを続けることができました。
午後はステージに自分のクルマのセットアップがあまり合っておらず、昨日のような良いフィーリングが得られませんでした。
そして、最後のステージでは溝にあった石に当たり、クルマの左フロント部分とドライブシャフトを破損し走行できなくなりました。
そこまではとても力強く戦えていたので本当に残念ですが、最後まで絶対に諦めません。

クリス・ミーク (ヤリスWRC 5号車)

今朝最初のステージを走り始めてすぐ、右に曲がった直後に低速の長い左コーナーがあったのですが、私のペースノートが正確ではなく、コーナリングラインが膨らんで土手にぶつかってしまいました。
速度は低かったのですが転倒してしまい、元の状態に戻るまでに大幅にタイムを失いました。
運転に問題はなかったのですが、割れたフロントウインドウを外す必要があり、そのため風の音でペースノートの音声が聞きとりにくく、また風圧で上手く呼吸ができませんでした。
それを考えるとタイムは悪くなかったと思います。
午後は問題なく走り、今はチームに少しでもポイントをもたらすことが目標です。

明日のステージ情報

競技3日目最終日となる5月12日(日)のデイ3は、サービスパークが置かれるコンセプシオンの東側および南側で4本のグラベルステージが行なわれます。
そのうち、SS13の再走ステージとなるSS16「ビオビオ2」は、トップ5タイムを記録したドライバーおよびコ・ドライバーに対して、ボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されています。
4本のSSの合計距離は58.38km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は245.19kmとなります。

注目のステージ:SS13/16 ビオビオ 全長12.52km
セブ・マーシャル(ヤリスWRC 5号車 コ・ドライバー)

今大会もっとも短いステージとなり、ビオビオ川側から山を上り、その後太平洋側へと下っていきます。
ステージの序盤と終盤はシェイクダウンのコースにも似ていて、非常にツイスティでテクニカルです。
中盤の山の頂上付近は道幅が広くなり、速度も上がるので、クルマをラインに乗せて走る楽しみが得られます。
スタート付近は木々に囲まれていますが、頂上付近では素晴らしい眺望が開けます。

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WRC:Rd.6 チリラリーDay2結果(SS.12)

N0. Driver Nat. Car Class Time(Dif.)
1 O.タナク EST Toyota Yaris WRC RC1 2h41'05.5
2 S.オジエール FRA Citroen C3 WRC RC1 -00'30.3
3 S.ロウブ FRA Hyundai i20 WRC RC1 -00'35.4
4 E.エヴァンス GBR Ford Fiesta WRC RC1 -01'06.3
5 T.スニネン FIN Ford Fiesta WRC RC1 -03'03.0
6 E.ラッピ FIN Citroen C3 WRC RC1 -03'13.3
7 A.ミケルセン NOR Hyundai i20 WRC RC1 -03'43.4
8 K.ロバンペラ FIN Skoda Fabia R5 RC2 -06'21.5
9 M.エストベルグ NOR Citroen C3 R5 RC2 -06'55.4
10 K.ミーケ GBR Toyota Yaris WRC RC1 -07'21.9
11 G.グリーンスミス GBR Ford Fiesta R5 RC2 -09'32.9
12 L.ベルテッリ ITA Ford Fiesta WRC RC1 -09'36.0
13 勝田 貴元 JPN Ford Fiesta R5 RC2 -10'51.3
14 M.ブラシア BOL Skoda Fabia R5 RC2 -10'57.8
15 P.ヘラー CHL Ford Fiesta R5 RC2 -11'04.1

 

    総合 30位まで確認

 

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2019/05/11

トヨタ・チーム 第1日目リポート

Toyota Yaris WRC (C)Toyota Gazoo Racing
拡大します

WRC 第6戦 ラリー・チリ デイ1
タナックが首位に立ち、2位に22.4秒差を築く
ラトバラは総合3位、ミークは総合5位につける

5月10日(金)、19年FIA世界ラリー選手権(WRC)第6戦ラリー・チリのデイ1が行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC 8号車)が総合1位に、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(10号車)が総合3位に、クリス・ミーク/セブ・マーシャル組(5号車)が総合5位につけ、ヤリスWRCは全車がトップ5に入り順調に競技初日を走り終えました。

WRC初開催となるラリー・チリの競技初日は、コンセプシオンのサービスパークを中心に6本、計125.27kmのSSが行われました。
コンセプシオン周辺はしばらくはっきりしない天気が続いていましたが、金曜日は朝から好天に恵まれました。
しかしコンセプシオン南側の森林地帯に展開するグラベル(未舗装路)ステージは、夜露や朝霧の影響で一部が湿っており、泥状になった路面もありました。
また、午前中は霧に包まれ視界が良くない区間もあるなど、全体的に難しいコンディションでした。

デイ1を3番目の出走順でスタートしたタナックは、SS2でベストタイムを記録し首位に浮上。
午後のSS4、SS5でもベストタイムを刻み、総合2位の選手との差を大きく広げました。
1日の最後にコンセプシオン中心部の特設コースで行なわれたSS6では6番手タイムでしたが、総合2位の選手に対し22.4秒差をつけ首位でデイ1を締めくくりました。

前戦ラリー・アルゼンティーナで終盤良い流れを掴んだラトバラは、SS1でミークと同タイムとなるベストタイムを記録。
SS3で2番手タイムを刻み、SS4では3番手タイムで総合3位に順位を上げました。
1日を通してラトバラは安定して速く、総合2位の選手と6.4秒差の総合3位で明日のデイ2に臨みます。

また、ミークは、SS1でラトバラとベストタイムを分け合い、SS6では3番手タイムを記録。
総合4位の選手と17秒差の総合5位で1 日を終えました。

トミ・マキネン(チーム代表)

ラリー・チリの初日は、全体的に素晴らしい1 日でした。
クルマは本当に調子が良く、午前中のループステージが終わった後、午後に向けてセットアップを少し変えましたが、それは正解でした。
特にオィットはセットアップを大きく変更したのですが、彼は午後のステージで飛ぶように速く走り、とても良いフィーリングを感じているように見えました。
明日に向けて全てが順調に進んでいると思います。
明日のステージは今日よりも少し速く、路面のグリップも安定していると思うので、ドライバーはより楽しんで運転できるでしょう。

オィット・タナック (ヤリスWRC 8号車)

午前中のようなコンディションのステージを、初めて走るのは非常に難しかったですが、午後はとても上手く走れました。
日中のサービスでエンジニアがクルマにファインチューニングを施し、その結果良いフィーリングと自信を取り戻すことができました。
彼らは素晴らしい仕事をしてくれました。
現在、クルマはとても良い状態にあります。
ラリー・チリのステージはかなり難しいのですが、少しでも理解することができれば、とても良いステージに感じられます。
午後は、ペースノートが午前よりもかなり良くなり、楽しんで走れるようになりました。
明日のステージは、全体的に今日よりも速度が高そうですが、それはわれわれのクルマにとって歓迎すべきことです。

ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 10号車)

ラリー・チリの競技初日を満喫しました。
朝1本目のSS1は良いスタートとなりましたが、SS2はとても難しく、道幅は広くてフィンランドに似ているのですが、まったくグリップが得られませんでした。
しかし、SS3でリズムを取り戻し、フィーリングも良くなったので、午後は非常に好調でした。
ただし、SS5の終盤スピンをしてしまい、自分に腹が立ちました。
明日のステージは道幅が広く、流れるようなコーナーが続くのでとても楽しみです。
今日の午後のスピードを、明日も再現できるように頑張ります。

クリス・ミーク (ヤリスWRC 5号車)

最初のステージでベストタイムを刻むなど、朝は良いスタートを切りました。
しかし、その後の2本のSSでは良いリズムと自信をなかなか得られず、苦戦しました。
今日のステージをレッキ(事前下見走行)した時は霧が出ていたので上手くレッキができず、道に対して他の選手ほど自信を持てなかったのが原因だと思います。
しかし、午後は状況が好転し自信が増しました。
まだ万全とは言いきれませんが、明日も攻め続けます。
チームとしては1位、3 位、5位につけていますので、このラリーでのクルマのパフォーマ
ンスはとても高いと思います。
明日の朝は、今日よりも良いリズムで走れることを期待しています。

明日のステージ情報

競技2日目となる5月11日(土)のデイ2は、サービスパークが置かれるコンセプシオン南側の山岳エリアで、3本のグラベルステージを日中のサービスを挟んで各2回走行します。
6本のSSの合計距離は121.16km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は399.96kmとなります。

注目のステージ:SS7/10 リオ・リア 全長20.90km
セブ・マーシャル(ヤリスWRC 5号車 コ・ドライバー)

土曜日のループステージの最初に走行する「リオ・リア」は、とてもテクニカルなコースで、金曜日のロングステージに少し似ていますが、速度は高めです。
3速および4速ギヤで走行する、流れるようなコーナーが続き、ドライバーにとってもコ・ドライバーにとってもリズミカルに走ることができる、とても素晴らしいステージです。
川の流れに沿うようにして道が作られているので、そのような自然な流れが生まれるのです。

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WRC:Rd.6 チリラリーDay1結果(SS.6)

N0. Driver Nat. Car Class Time(Dif.)
1 O.タナク EST Toyota Yaris WRC RC1 1h24'12.8
2 S.オジエール FRA Citroen C3 WRC RC1 -00'22.4
3 J-M.ラトバラ FIN Toyota Yaris WRC RC1 -00'28.8
4 T.ニュービレ BEL Hyundai i20 WRC RC1 -00'29.5
5 K.ミーケ GBR Toyota Yaris WRC RC1 -00'46.5
6 S.ロウブ FRA Hyundai i20 WRC RC1 -00'48.7
7 E.エヴァンス GBR Ford Fiesta WRC RC1 -01'01.4
8 A.ミケルセン NOR Hyundai i20 WRC RC1 -02'08.1
9 T.スニネン FIN Ford Fiesta WRC RC1 -02'09.1
10 E.ラッピ FIN Citroen C3 WRC RC1 -02'18.3
11 K.ロバンペラ FIN Skoda Fabia R5 RC2 -03'54.2
12 M.エストベルグ NOR Citroen C3 R5 RC2 -03'56.6
13 G.グリーンスミス GBR Ford Fiesta R5 RC2 -05'38.4
14 L.ベルテッリ ITA Ford Fiesta WRC RC1 -05'40.2
15 M.ブラシア BOL Skoda Fabia R5 RC2 -06'29.2
17 勝田 貴元 JPN Ford Fiesta R5 RC2 -07'17.3

    総合 52位まで確認

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