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2019/06/02

トヨタ・チーム 第2日目リポート

Toyota Yaris WRC (C)Toyota Gazoo Racing
拡大します

WRC 第7戦 ラリー・ポルトガル デイ2
トラブルを乗り越えタナックが首位を堅持
好調ミークは総合2位に浮上する

6月1日(土)、2019年FIA世界ラリー選手権(WRC)第7戦ラリー・ポルトガルの、競技2日目となるデイ2が行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC 8号車)が総合1位の座を守りました。

デイ1総合3位のクリス・ミーク/セブ・マーシャル組(5号車)は、総合2位に上がりましたが、総合2位につけていたヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(10号車)は、サスペンショントラブルでデイリタイアとなり、総合11位に順位を下げました。

ラリー・ポルトガルのデイ2は、サービスパークが置かれるマトジニョスの東北エリアで3本のステージを各2回走行、その合計距離は160.70kmと、3日間で最長の1日でした。
前日に続き快晴に恵まれ気温も上昇。路面はドライコンデイションとなりました。デイ1で総合2位のラトバラに17.3秒差をつけて首位に立ったタナックは、デイ2オープニングのSS8でブレーキシステムに問題が発生し、遅れをとりました。
しかし、リエゾン(移動区間)で応急処置を行ない、自力で問題を解決して走行を続けました。
午後1本目のSS11ではベストタイムを刻み好調を保ちましたが、デイ2最後のSS13でサスペンションに不具合が発生。
しかし、タナックは遅れを最小限に留め、首位の座を守り切りました。

デイ1で総合3位につけたミークは、デイ2最初のSS8でベストタイムを記録。
午後は3ステージ連続でセカンドベストタイムを刻むなど、1日を通して安定した速さを示しました。
SS12ではラトバラを抜いて総合2位に浮上し、今季初表彰台に大きく近づきました。
ラトバラは、午前中のステージで2本のベストタイムを記録し、首位タナックとの差を一時5.1秒まで縮めました。
しかし、午後のステージでサスペンションに問題を抱えて大きく遅れ、最終ステージを前に走行を断念。
デイリタイアとなりましたが、総合では11位につけており、明日のデイ3にはラリー2規定に基づき再出走します。

トミ・マキネン(チーム代表)

信じられないくらい難しく、色々なことが起きた1日でした。
それでも依然ワンツー体制を維持しており、最終日に向けてチームはいい位置につけています。
ヤリ-マティは午前中とても速く、彼が良い結果を渇望しているのを知っていたので、本当に残念です。
オィットもまた同様の問題に遭遇しましたが、彼の場合は幸運にも1日の終わりに近かったので、あまり大きな影響を受けませんでした。
彼らのクルマに起きた問題について、これから慎重に調査を進めて原因を究明し、次のサルディニアに向けて再発防止に努めます。
現状、ライバルとのタイム差はあまり大きくないですが、われわれのドライバーは自信を持っていますし、最後まで戦い続けることを楽しみにしているようです。
戦いは、明日もまだ続きます。

オィット・タナック (ヤリスWRC 8号車)

本当に大変な1日でした。
最初のステージでブレーキに問題が起きたので、リエゾンで一生懸命修理に取り組み、ロングステージでは何とか普通に走れるようになりました。
そして、日中のサービスではチームが完璧な状態に直してくれました。
午後のステージは今回のラリーでもっとも難易度が高く、多くの石がそこら中に転がる、非常に荒れた路面コンディションだったので、クルマに大きな負担がかかりました。
残念ながら最後のステージで問題を抱えてしまいましたが、最後まで走り切れたのは不幸中の幸いです。
われわれは依然ラリーをリードしていますが、油断はできません。
日曜日は勝負がほぼ決まり退屈に感じることもあるのですが、今回に関しては最後まで攻め続けなければなりませんし、そのようなバトルをするのが楽しみです。
われわれのクルマには速さと、勝つ力が備わっていると思います。

ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 10号車)

午前中のステージはハードタイヤを2本使いましたが、その効果は非常に大きく、思い切り攻めることができました。
自分の速さに満足でき、クルマのフィーリングが良かったので、リズムを感じながら楽しく走れました。
しかし、午後の1本目のステージでクルマのフロントに違和感を覚え、何か問題が起きたと理解しました。
自力で応急処置を試み走り続けたのですが、道がとても荒れていたため、最終的には壊れてしまいました。
ポディウムを狙える位置につけていたので、とてもフラストレーションを感じます。
ただし、少なくとも速さはあったので、それはモチベーションの原動力になりますし、これからも戦い続けます。
明日は、少しでもポイントを得られるように、全力を尽くして走ります。

クリス・ミーク (ヤリスWRC 5号車)

今日は自分にとって本当に良い日でした。
おそらく、このクルマで走った中では最良の日だったと思います。
今朝は運転がとても楽しく、昨日よりもはるかに良いリズムで走れました。
これまで、同じステージを2回目に走る際は苦戦しましたが、今日の午後はとても良いペースで走れたので、それについても満足しています。
順位を守るため思い切り攻めなくてはならない状況だったので、全力で走りました。
ヤリ-マティはとても好調だったので、あのようなことになってしまったのは本当に残念です。
今回は、特にクルマにとって非常に過酷なラリーだと思います。
気温は高く、路面は乾き、2回目の走行時はこれまで見たことがないくらい酷く荒れ、最悪ともいえるコンディションでした。
オィットと私が、このままワンツーフィニッシュすることがチームにとって重要なので、明日も全力で戦います。

明日のステージ情報

競技3日目最終日となる6月3日(日)のデイ3は、サービスパークの東北エリアで5本のグラベルステージが行なわれます。
そのうち、SS17の再走ステージであるSS20「ファフェ2」は、トップ5タイムを記録したドライバーおよびコ・ドライバーに対し、ボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されています。
5本のSSの合計距離は51.77km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は276.39kmとなりま
す。
注目のステージ:SS17/20 ファフェ 全長11.18km

ミーカ・アンティラ(ヤリスWRC 10号車 コ・ドライバー)

ファフェは、ラリー・ポルトガルの象徴ともいえるステージです。
路面のコンディションは良く、それほどパンクのリスクを負うことなく走れます。
途中、ふたつのジャンプがありますが、最後のジャンプはとても有名で人気があります。
直前できちんとブレーキを踏んで減速する必要があり、もしフラットアウトで行ったら、それこそ本当に飛んでしまいます!
また、ラリーの最後を飾るパワーステージとしても、非常に良いステージだと思います。

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