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2019/08/25

トヨタ・チーム 第3日目リポート

勝田 貴元/Toyota Yaris WRC (C)Toyota Gazoo Racing
拡大します

WRC 第10戦 ラリー・ドイチェランド デイ3
タナックが総合1位の座を堅持
ミークは総合2位、ラトバラは総合3位に順位を上げる

8月24日(土)、2019年FIA世界ラリー選手権(WRC)第10戦ラリー・ドイチェランドの競技3日目デイ3がドイツ西南部のボスタルジーを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC 8号車)が首位を守りました。
また、クリス・ミーク/セブ・マーシャル組(5号車)はタナックと32.4秒差の総合2位に、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(10号車)は総合3位に順位を上げ、トップ3をヤリスWRCが占めました。

今大会最長のデイ3は、前半ザールラント州の2本のカントリーステージを各2回走り、その後バウムホールダー軍事演習場内で2本のステージを各2回走行。
8本のSSの合計距離は157.92kmでした。
デイ2で首位を守り総合2位のライバルに2.8秒差をつけたタナックは、オープニングのSS8でその差を1.5秒に縮められましたが、SS9でベストタイムを記録し差を6.7秒に拡大。
その後、SS12まで激しい首位争いが続きました。

しかし、今大会最長となる全長41.17kmのSS13「パンツァープラッテ1」でベストタイムを記したタナックのリードは一気に拡大。
首位の座を確かなものとしました。
また、SS13では、総合4位につけライバルと表彰台争いを続けていたミークが総合2位に、総合5位につけていたラトバラが総合3位に順位を上げました。
その後ラトバラはSS14で、ミークはSS15でベストタイムを記録。
チームの全選手がヤリスWRCから速さを引き出し、非常に良い形でデイ3を締めくくりました。

TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジプログラムにより、今回初めてヤリスWRCでWRCに出場した勝田貴元/ダニエル・バリット組(17号車)は、デイ3も全てのステージを堅実に走破。
SS14ではタイヤのエアー抜けに見舞われましたが、落ち着いて対処し総合10位に順位を上げてデイ3を終えました。

トミ・マキネン(チーム代表)

チーム全体にとって素晴らしい1日となりました。
軍事施設内のステージは非常に重要でしたが、われわれの全ドライバーは称賛に値する仕事をしました。
特に、パンツァープラッテでは何も問題がなく、クルマも非常に速かったと思います。
3台とも非常に良い順位につけていますし、選手権争いにとっても有利な展開です。
とはいえ、明日も難しいブドウ畑のステージが続くので、最後まで気を引き締めて臨まなければなりません。

オィット・タナック (ヤリスWRC 8号車)

今朝は本当に限界近くまで攻めましたが、ミスをせずクリーンな走りをすることも忘れはしませんでした。
午後のバウムホールダーのステージは今年非常にトリッキーだったので、特に2走目は順位を守ることだけを考えて走りました。
ステージはとても荒れていて、石が多く転がっていたので、それを全て避けるのに苦労しました。
大変なプレッシャーを感じましたが、ベストを尽くし何とかクリアしました。
チームとしては、戦況を上手くコントロールできていると思います。
明日は全員が力を合わせて戦えば、最後までこの順位を保ち続けることができると信じています。

ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 10号車)

全体的にとても良い1日でした。
今朝はブレーキングのことを気にし過ぎて少しフラストレーションが溜まりましたが、2本目のステージを走り終えた後トミから電話がかかってきて「落ち着いてリラックスして走りなさい。
慌てる必要はないし、ただ運転に集中すれば良い方向に向かうから」とアドバイスされました。
その後状況は少しずつ良くなり、担当エンジニアのタービのお陰もあってクルマのグリップレベルが上がり、午後はとても良いフィーリングで走れました。
今、何よりも重要なのは、チームに最大ポイントをもたらせるように集中することです。

クリス・ミーク (ヤリスWRC 5号車)

今朝のステージはあまり良く知らなかったので、少し不安でした。
それだけに、最初のステージを走り終えて総合3位のライバルと3秒差だったので安心しました。
午後のパンツァープラッテは、状況が一気に変わる可能性がありましたが、良いペースで走ることができました。
今晩のクルマの仕上がりは特に素晴らしく、パンツァープラッテの2回目の走行に向けてもセットアップをまったく変えませんでした。
路面は少しクリーンになっていたので、1走目よりもさらにタイヤのグリップに自信を持って走れました。
チームにとっては完璧な展開ですが、明日のステージは日曜日としては比較的長いので、この順位を守るため最後まで戦い続けなければなりません。

明日のステージ情報

競技最終日となる8月25日(日)のデイ4は、サービスパークの北側、モーゼル河畔に広がるブドウ畑内のステージを各2回走行します。
そのうちSS17の再走ステージとなるSS19「ダオンタール2」は、トップ5タイムを記録したドライバーおよびコ・ドライバーに対しボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されています。
4本のSSの合計距離は79.50km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は286.5
2kmとなります。

注目のステージ:SS17/19 ダオンタール 全長11.69km
マルティン・ヤルヴェオヤ(ヤリスWRC 8号車 コ・ドライバー)
パワーステージに指定された「ダオンタール」は、全長11.69kmと短いステージですが、挑戦し甲斐があります。
ブドウ畑内の狭路はヘアピンコーナーが続き非常にツイスティですが、それだけでなく、幅が広いメインロードも途中で走るためリズム変化への対応が求められます。

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