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2019/10/26

トヨタ・チーム 第1日目リポート

Toyota Yaris WRC (C)Toyota Gazoo Racing
拡大します

WRC 第13戦 ラリー・スペイン デイ1
シーズン唯一のミックスサーフェス・ラリー初日
グラベルステージでミークが総合4位につける

10月25日(金)、2019年FIA世界ラリー選手権(WRC)第13戦ラリー・スペインのデイ1がスペイン北東部のサロウを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのクリス・ミーク/セブ・マーシャル組(ヤリスWRC 5号車) が総合4位に、オィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(8号車)が総合5位に、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(10号車)が総合6位につけました。

ラリー・スペインの競技初日デイ1は、サービスパークが置かれるサロウの西側エリアで3本のステージを各2回走行しました。
路面は大部分がグラベル(未舗装路)で、一部ターマック(舗装路)のセクションを走るステージもありましたが、タイヤ、サスペンション、駆動系など完全にグラベル仕様のクルマで全ステージを走行しました。

週の前半にカタルーニャ地方で激しく降り続いた雨により、グラベル路面は一部が湿った状態でしたが、太陽が登るにつれて乾燥が進み、滑りやすいルーズグラベルが路面を覆うようになりました。
選手権リーダーとして先頭スターターを担ったタナックは、不利なコンディションにも関わらず午前中のステージで安定した走りを続け、総合3位につけました。
しかし、さらに乾燥が進みより滑りやすくなった午後のステージではペースがなかなか上がらず、首位と21.7秒差の総合5位で1日を終えました。

ミークは総合5位で午前中のステージを終えましたが、午後はスピードを上げ、今大会最長となる全長38.85kmのSS6でセカンドベストタイムを記録。
首位と13秒差、総合3位の選手と5.4秒差の総合4位でデイ1を走破しました。

ラトバラは午前中のセクションで総合8位につけ、午後はペースアップに成功しタナックと8.4秒差の総合6位で初日のグラベルセクションを走り切りました。

なお、今回がヤリスWRCでの2度目のWRC出場となる、TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジプログラムの勝田貴元/ダニエル・バリット組は、いくつかのステージでWRCレギュラードライバーに匹敵するタイムを記録し、総合9位につけています。

トミ・マキネン(チーム代表)

悪くない順位で1日を終えることができました。
もちろん、さらに上位を目指していましたが、今朝のコンデイションは予想外で簡単には行きませんでした。
サービスでクルマを調整した結果、クリスとヤリ-マティは午後のステージで自信を持って走れるようになりました。

オィットに関しては出走順がベストではなく、特に午後は不利な条件だったので、それを考えれば非常に良い仕事をしたと思いますし、首位との差も大きくは開いていません。
われわれのクルマはターマックで高い戦闘力を備えており、明日は今日よりも路面コンデイションが安定していると思うので、どのような展開となるのか、期待を高めています。

オィット・タナック (ヤリスWRC 8号車)

本当にタフで困難な1日でした。
ループステージの1走目を先頭スターターとして走行すると路面は一貫して滑りやすいのですが、それでも何とか対処できます。
しかし、2走目はより難しいコンデイションとなり、本当にフラストレーションが溜まりました。
それでも、これ以上は不可能と思えるくらい攻めることができたので、その点に関しては満足するべきでしょう。
明日は新たな、そして今日とは全く違う1日となるので、力強い戦いができることを期待しています。

ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 10号車)

昨年と比べると、今日のグラベルステージは簡単ではありませんでした。
週の前半に雨が降ったせいか、路面のグリップレベルが非常に低く、朝のステージは難しく感じられました。
午後はグリップが安定しましたが、多くの轍(わだち)ができていました。
朝のステージではあまり自信を持てなかったのですが、サービスでサスペンションに調整を施したところ、午後はちゃんと戦えるようになりました。
自信が増し、リラックスできているので、明日からのターマックでの2日間が楽しみです。

クリス・ミーク (ヤリスWRC 5号車)

今朝はクルマのセットアップがあまり上手く行かず、特にロングステージのSS3では、バンプ(こぶ)を越える際に良いフィーリングを得られませんでした。
しかし、午後のステージでは全ての歯車が噛み合いました。
クルマのフィーリングが大きく変わり、クルマを信頼して運転することができました。
ラリーが始まる前は1日が終わった時点でトップと10秒差につけていたいと考えていましたが、13秒差ならば上々です。

今年、ターマックでの自分のペースは良いですし、ヤリスWRCはターマックステージで本当に速いので、自信があります。
明日からの戦いがとても楽しみです。

明日のステージ情報

ラリー・スペイン競技2日目のデイ2は、サービスパークの北東エリアで3本のターマックステージを各2回走行。
1日の最後にはサロウの海岸沿いで2.24kmのショートステージが行なわれます。
チームはデイ1夜の75分間のサービスで、クルマをグラベル仕様からターマック仕様へと変更。
デイ2からはターマック仕様のクルマで戦います。
7本のSSの合計距離は121.72km、リエゾン(移動区間)を含めた1日の総走行距離は462.96kmとなります。

注目のステージ:SS9/12 アル・ムンメイ 全長24.40km
ミーカ・アンティラ(ヤリスWRC 10号車 コ・ドライバー)
ループステージの2本目と3本目は、とてもよく似ています。
どちらも非常にハイスピードで、一般的な山岳路とは違うタイプのステージです。
ただし、3本目のSS9/12「アル・ムンメイ」は終盤にかけて道幅が狭くなりスピードも下がります。
もし路面がドライでなおかつクリーンなコンデイションであれば、心から走りを楽しめるステージになるでしょう。

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