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2020年1月

2020/01/28

WRC2:2020年シリーズ・ポイント表(Rd.1/14)

Wrc_logo

N0. Driver Nat. Car Point
1 M.エストベルグ NOR Citroen C3 R5 25
2 A.フォアマウル FRA Ford Fiesta R5 18
3 N.グリャジン RUS Hyundai i20 R5 15
4 R.イェイテス GBR Ford Fiesta R5 12

    同ポイントの順位はFIAによる

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WRC:2020年シリーズ・ポイント表(Rd.1/14)

Wrc_logo

N0. Driver Nat. Car Point
1 T.ニュービレ BEL Hyundai i20 WRC 30
2 S.オジエール FRA Toyota Yaris WRC 22
3 E.エヴァンス GBR Toyota Yaris WRC 17
4 E.ラッピ FIN Ford Fiesta WRC 13
5 K.ロバンペラ FIN Toyota Yaris WRC 10
6 S.ロウブ FRA Hyundai i20 WRC 8
7 T.スニネン FIN Ford Fiesta R5 7
8 勝田 貴元 JPN Toyota Yaris WRC 6
9 E.カミッリ FRA Citroen C3 R5 2
10 M.エストベルグ NOR Citroen C3 R5 1


N0. Manufactures Point
1 ヒュンダイ・シェル・モビス・WRT 35
2 トヨタ・ガズー・レーシング・WRT 33
3 M-スポーツ・フォード・WRT 20

    同ポイントの順位はFIAによる

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勝田貴元、モンテカルロラリー・リポート

勝田 貴元/Toyota Yaris WRC (C)Toyota Gazoo Racing
拡大します

TOYOTA GAZOO Racing ラリーチャレンジプログラム
勝田貴元、初めてヤリスWRCで挑んだモンテカルロで総合7位を獲得

TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジプログラムに参加中の勝田貴元が、1月23日(木)から26日(日)にかけてモナコおよびフランスで開催された、FIA世界ラリー選手権(WRC)第1戦ラリー・モンテカルロに、コ・ドライバーのダニエル・バリットと共にヤリスWRCで参戦しました。
勝田にとっては昨年の第13戦ラリー・スペイン以来、通算3回目となるWRカーによるトップカテゴリー出場でしたが、自己最高位となる総合7位で完走し、ドライバー選手権ポイントを獲得しました。

ラリー・モンテカルロは、WRCの中でもっとも長い歴史と格式を誇るイベントです。
セレモニアルスタートをモナコ公国で行うなど華麗なイメージのラリーですが、毎年WRC
カレンダーの中で1、2を争うほど難易度の高い1戦でもあります。

主舞台となるフランス山中の舗装路は、所々に積雪区間があり、濡れている区間は気温が下がると凍結するなど、路面コンディションが刻々と変化します。
また、その路面に対応するため多くの種類のタイヤが供給されるのも大きな特徴ですが、凍結路をドライ用のスリックタイヤで走るなど、コンディションに合っていないタイヤで走行しなければならないこともあります。

今年のモンテカルロは比較的穏やかな天気が続きましたが、溶け残った雪やアイスバーンも多く、タイヤのグリップが安定して得にくいステージが多くありました。
勝田は昨年、モンテカルロに初めて出場し、R5カーで完走を果たしました。
しかし、WRカーでの出場は今回が初めてとなるため、チームは完走して経験を積むことを1番の目標に起き、勝田はそれを達成するため注意深い走りを続けました。
モンテカルロの経験が十分ではない勝田のために、かつてヤリスWRCでシーズンを戦ったユホ・ハンニネンが、クレイグ・パリーと共にセーフティクルーとして参加。競技が始まる前にハンニネンとパリーはステージを走行し、最新の路面状況を勝田とバリットに伝えるなど、献身的に勝田をサポートしました。

あらゆるミスを排除するため、計画通り注意深く走り続けた勝田は、金曜日が終了した時点で総合7位につけました。
多くのベテラン選手がドライビングミスで順位を落とす中、勝田はトリッキーなコンディションのステージを堅実に走行。
土曜日の朝は凍結路面でクルマがスライドして雪壁に当たり、、その際フロントの開口部に詰まった雪を取り除くため停車を余儀なくされ、3分以上を失いました。
しかし、午後はペースが向上し、経験豊かなWRカードライバーに匹敵するタイムを記録。
日曜日も良い流れを保ち、リスクを負わないアプローチながら好タイムを刻み、目標である完走を果たしました。

勝田貴元

多くの経験を積みながら、このラリーを完走できたことに満足しています。
木曜日にラリーをスタートした時から比べると、大きく成長できたのではないかと思います。
異なる路面コンディションや、違う種類のタイヤを履いた時に、どのようにドライブするべきか十分に学びましたし、クルマに対する理解もさらに深まりました。
土曜日の朝の路面コンディションは非常に難しく、ミスをしてしまいましたが、その後気持ちを切り替えることができ、良いフィーリングを掴めました。自分がラリー終盤に刻んだタイムは、過去に何度も同じステージを走行した経験を持つ他のドライバーと比べても、良かったと思います。
コ・ドライバーのダン、グラベルクルーを務めてくれたユホとクレイグ、そしてチーム全員に感謝します。みんな、本当に素晴らしい仕事をしてくれました。

ヤルッコ・ミエッティネン(インストラクター)

タカとダンが、ヤリスWRCでラリー・モンテカルロを走り切ったことを非常にうれしく思います。
今回は経験を積むために完走することが目標だったので、コンディションが変わったり、悪くなった路面を、タカはとにかく注意深く走りました。
ドライバーは、全てのステージで自分の速さをフルに発揮したいと思うのが普通なので、きっと相当我慢を強いられた筈です。
しかし、ドライコンディションの路面では存分に速さを示し、特に日曜日のドライビングは全体的にハイレベルでした。

次回のイベント情報

今季ヤリスWRCで、WRC8戦に出場する勝田の次戦は、2月13日から16日にかけて開催予定のWRC第2戦「ラリー・スウェーデン」です。
シーズン唯一のフルスノーラリーであるスウェーデンは、2018年に勝田がR5カーで初めてWRC 2カテゴリー優勝を果たした、
記念すべき1戦です。
しかし、ヤリスWRCでの出場は今回が初めてとなるため、勝田にとっては新たなるチャレンジとなります。

提供:トヨタ自動車

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2020/01/27

トヨタ・チーム 第4日目リポート

Toyota Yaris WRC (C)Toyota Gazoo Racing
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RC 第1戦 ラリー・モンテカルロ デイ4
新たなるドライバー体制で挑んだ開幕戦で
オジエとエバンスがモナコのポディウムに立つ

1月26日(日)、2020年FIA世界ラリー選手権(WRC)第1戦ラリー・モンテカルロの最終日デイ4がモナコを基点にに行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのセバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア組(ヤリスWRC 17号車)が総合2位で、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)が総合3位で、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(69号車)が総合5位でフィニッシュ。
選手を一新して臨んだ最初のラリーで、ヤリスWRCは全車が完走し、ダブルポディウムを獲得しました。

競技最終日となるデイ4は、モナコを基点に、その北側に広がるフランスの山中で2本のステージを各2回走行。
日中のサービスは設定されず、4本のSSの合計距離は63.54kmでした。
前日のデイ3では、オジエとエバンスが激しい首位争いを展開し、エバンスが総合1位、オジエが4.9秒差の総合2位と、ヤリスWRCが1-2体制を築きました。
しかし、最終日はオジエと1.5秒差の総合3位につけていたライバルが速く、首位の座を明け渡すことになりました。
それでも僅差の戦いは最終ステージまで続き、エバンスとのチーム内バトルを制したオジエが総合2位でフィニッシュ。ボーナスポイントがかかる最終SS「パワーステージ」では、ベストタイムに僅か0.012秒届きませんでしたが、2番手タイムで貴重なボーナスの4ポイントを獲得しました。

合計4本のベストタイムを刻むなど、素晴らしいスピードで何度かラリーをリードしたエバンスは、優勝は逃しましたがモンテカルロでのベストリザルトとなる、総合3位でフィニッシュ。
今回がヤリスWRCでの初WRC出場だったロバンペラは、難しいコンディションで最後までミスのない安定した走りを続け、前日よりもひとつ順位を上げてラリーを終えました。
また、今回初めてヤリスWRCでモンテカルロに挑んだ、TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジプログラムの勝田貴元は、自己最高リザルトとなる総合7位でフィニッシュ。
貴重な経験と、ドライバーズポイントを得ました。

豊田 章男(チーム総代表)

2020年のWRCシーズンが始りました。
今年は日本開催もあります。
TOYOTA GAZOO Racingにとっては、8人の新たなドライバー/コ・ドライバーを迎えた新チームでのスタートでもありました。
新チームでの開幕戦、全4台のヤリスが完走を果たせたこと、先ずはうれしく思います。
そして、オジエ/イングラシア組2位、エバンス/マーティン組3位と素晴らしいシーズンスタートを切ることができました。
時間の無い中で準備してくれたチームのみんな、ありがとう!

しかし、先日の体制発表のステージ裏では、この新たなドライバー達とも「We hate to lose」の合言葉を確認しあっていました。
私も含め、みんなの心にも、悔しさが残った開幕戦でもあったと思います。
今年のチームは“誰もが勝ちを狙える”チームです。
次戦以降も常に表彰台の高いところを目指し、ヤリスをもっと強いクルマにし続けていきましょう。
ファンの皆さま、今シーズンも応援よろしくお願いいたします。

追伸
セバスチャンとジュリアンへ。

連続する地元勝利をヤリスで止めてしまったこと、申し訳ない気持ちです。
一緒にヤリスをもっと強いクルマにしていきましょう。
そして多くの勝利を目指しましょう。
We hate to lose!。

トミ・マキネン(チーム代表)

われわれにとって素晴らしい週末になりましたが、もちろん優勝を逃し、今日は少し残念に思います。
われわれは常に学んでおり、今朝はドライバー達がクルマに完璧なフィーリングを感じる事ができませんでした。
その後、セットアップを少し変更したところ、彼らは速さを取り戻しました。
WRC最高峰の戦いというのは、それくらいシビアなのです。
セバスチャンとエルフィンが表彰台に立っただけでなく、初めてトップカテゴリーに挑んカッレも5位でフィニッシュするなど、新たなドライバー体制で臨んだ最初のラリーで素晴らしい結果を残すことができたと思いますし、今後に期待できる1戦でした。

セバスチャン・オジエ (ヤリスWRC 17号車)

ポジティブな結果にとても満足しています。
もちろん、さらに良いリザルトを期待していましたし、チームに勝利をもたらしたかったのは事実です。
しかし、新しい環境に適応する事は常に大きな挑戦ですし、特にこのような難しいラリーではなおさらなので、素直に喜ぶべきでしょう。
週末を通して、自分が快適に感じられる領域を越えないように走りました。
僅かに優勝には届きませんでしたが、選手権を考えると22ポイントを獲得できたのは上々です。
ラリー中はクルマのフィーリングがとても良く感じられる時もあれば、十分な自信を得られず限界まで攻め切れない時もありましたが、それでもこのクルマのポテンシャルは十分に感じました。
とても運転が楽しく感じられたので、もう少し時間が経てば、一緒に素晴らしい結果を掴む事ができるはずです。

エルフィン・エバンス (ヤリスWRC 33号車)

勝てるポテンシャルがあったと思いますので、今日は少し失望しています。
ラリーをリードすれば自然と期待も高まり、優勝を狙いたくなるので、今は辛い気持ちです。
とはいえ、全体的にはポジティブな週末でした。
残念ながら、今日はフィーリングがあまり良くなく、一生懸命プッシュしましたが、スピードが伴いませんでした。
全てのコーナーを攻め切ることができず、それがタイムを失うことに繋がったと思います。
学ぶべきことはまだありますが、全体的には悪くないスタートになったと思いますし、きっと今後の礎になるでしょう。

カッレ・ロバンペラ (ヤリスWRC 69号車)

良い週末だったと思います。
今年のモンテカルロは本当にトリッキーで、コンディションが頻繁に変わるなど、新しいクルマを学ぶ場としては、かなり難しいラリーでした。
しかし、週末を通して常に成長することができ、自分が慣れているコンディションで走った時は、少し良い走りができました。
この週末は本当に多くの事を学びましたし、シーズンの開幕をミスなく終え、ポイントを獲得できたのは大きな収穫です。

次回のイベント情報

WRC次戦は、2月13日から16日にかけて開催予定の第2戦「ラリー・スウェーデン」です。
スウェーデンはシーズン唯一のフルスノーラリーであり、長い歴史と高い人気を誇るクラシックイベントです。
サービスパークは今年もトルシュビーに置かれ、ステージはスウェーデンだけでなく、国境を越えて隣国のノルウェーでも行なわれます。
過去、チームは2017年のWRC復帰初年度にヤリ-マティ・ラトバラが優勝。2019年にはオィット・タナックが優勝するなど、相性の良いイベントのひとつです。

提供:トヨタ自動車

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WRC:Rd.1 モンテカルロラリーDay4結果(最終:SS.16)

N0. Driver Nat. Car Class Time(Dif.)
1 T.ニュービレ BEL Hyundai i20 WRC RC1 3h10'57.6
2 S.オジエール FRA Toyota Yaris WRC RC1 -00'12.6
3 E.エヴァンス GBR Toyota Yaris WRC RC1 -00'14.3
4 E.ラッピ FIN Ford Fiesta WRC RC1 -03'09.0
5 K.ロバンペラ FIN Toyota Yaris WRC RC1 -04'17.2
6 S.ロウブ FRA Hyundai i20 WRC RC1 -05'04.7
7 勝田 貴元 JPN Toyota Yaris WRC RC1 -11'27.9
8 T.スニネン FIN Ford Fiesta R5 RC2 -13'30.4
9 E.カミッリ FRA Citroen C3 R5 RC2 -13'42.2
10 M.エストベルグ NOR Citroen C3 R5 RC2 -14'21.8
11 N.シアミン FRA Citroen C3 R5 RC2 -15'04.0
12 Y.ボナート FRA Citroen C3 R5 RC2 -15'46.0
13 Y.ロッセル FRA Citroen DS3 R5 RC2 -16'20.2
14 G.マンスター HOL Skoda Fabia R5 RC2 -17'02.0
    総合 72位まで確認

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2020/01/26

トヨタ・チーム 第3日目リポート

Toyota Yaris WRC (C)Toyota Gazoo Racing
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WRC 第1戦 ラリー・モンテカルロ デイ3
チーム内バトルを制しエバンスが首位に浮上、
オジエは4.9秒差の総合2位で最終日に挑む

1月25日(土)、2020年FIA世界ラリー選手権(WRC)第1戦ラリー・モンテカルロのデイ3が、フランス南部のギャップを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのエルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(ヤリスWRC 33号車)が首位に立ちました。

前日総合1位のセバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア組(17号車)は総合2位につけ、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(69号車)は総合6位の座を堅持しました。

競技3日目となるデイ3は、ギャップのサービスパークを中心に2本のステージを各2回走行。
SSの合計距離は75.20kmでした。
デイ3のステージはいずれも、ドライ、ウェット、スノー、アイスが混ざる非常にトリッキーなコンディションとなりました。
ラリーは上位3台による僅差の戦いが続き、2本目のSS10で2番手タイムのオジエに7.6秒差のベストタイムを記録したエバンスが、オジエを抜き首位に浮上。
しかし、午後の再走ステージ1本目のSS11でオジエが首位に返り咲きました。
そして迎えた最終のSS12では、エバンスがコースオフするも再び首位に。
総合2位のオジエに4.9秒差、総合3位のライバルに6.4秒差をつけてデイ3を終えました。

オジエは最初ステージで慎重な走りをした結果、やや遅れ総合2位に後退。
総合3位のライバルとの差は1.5秒と、僅差の戦いが続いています。

19才のロバンペラは、今回がヤリスWRCでの初WRCイベント出場であるにも関わらず、ミ
スをすることなく安定した走りを続け、総合6位を堅持しました。
また、ヤリスWRCでのラリー・モンテカルロ出場は今回が初めてとなる、TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジプログラムの勝田貴元は、学びを続けながらドライビングを徐々に改善。
午後のステージではペースを上げ、総合7位の座を守りました。

トミ・マキネン(チーム代表)

われわれのふたりのドライバーが総合1、2位につけ、優勝を激しく争っている状況はとてもエキサイティングです。
今朝2本目のステージでのエルフィンのパフォーマンスは、本当に素晴らしかったと思います。
難しいコンディションでしたが、彼は大きな自信を持って走りました。

午後のステージにはふたりともスリックタイヤで臨み、安定性を重視した走りでしたが、依然アドバンテージを持っています。
カッレはできる限り多くの経験を積みながら走っており、本当に良くやっていると思います。
明日はきっと激しい戦いが繰り広げられるでしょうし、とても興味深い1日になるでしょう。

セバスチャン・オジエ (ヤリスWRC 17号車)

安定した1日でした。
唯一、後悔しているのは最後のステージの凍ったトリッキーな区間で、やや慎重に走り過ぎてしまったことです。
しかし、個人的には側溝にはまってしまうよりも、注意深く走ったほうがいいと常々思っていますし、過去このラリーではいつもそのようなアプローチをとり、何度も奏功しています。
リスクを冒して上手く行くこともありますが、常にそうなるとは限りません。
1日が終わり、決して残念な気持ちにはなっていません。
差はまだそれほど大きくなく、明日は全てが可能だと信じています。
良い戦いが続いていますし、明日も力強く戦えば、勝つチャンスはまだ十分にあると思います。
過去何年か、同じステージを激しく攻めてきたので、その経験が助けになる筈です。

エルフィン・エバンス (ヤリスWRC 33号車)

全体的には堅調な1日となり、首位に立つことができて良い気分です。
この週末は、ここまでのところ非常に満足しています。
クルマは私に大きな自信を与えてくれていますし、チームとも力を合わせて戦っています。
午後のステージは、ライバルと同じようにスリックタイヤを選びましたが、まだ凍結した区間が残っており、非常に難しいステージでした。
最初のステージは少し注意深く走り過ぎ、次のステージでは最後の凍ったコーナーで楽観的になり過ぎて、コースから外れてしまいましたが、幸運にも何かに当たったりはしませんでした。
明日は激しい戦いになると思いますが、集中力を保ち続け、あまり意識し過ぎないように走るつもりです。

カッレ・ロバンペラ (ヤリスWRC 69号車)

心から満足できる1日ではありませんでしたが、それでも何の問題もありません。
やるべきことをきちんとやり、ミスと無縁の運転を続けています。
1日を通してコンディションはとてもトリッキーでしたが、前後の選手とはタイム差があり順位を争っているわけではないので、安全マージンを多くとって走りました。
異なるコンディションで、どうすればこのクルマを上手く走らせることができるのかを、依然学んでいます。
そして、それを理解できた時、もっと速く走れるようになるでしょう。
いかなるリスクも負わないように走っているので、クリーンな路面でのタイムは決して悪くないと思います。

明日のステージ情報

競技最終日となる1月26日(日)のデイ4は、モナコをスタートし、モナコの北側に広がるフレンチアルプスで2本のステージを各2回走行します。
SS13/15「ラ・ボレーヌ=ヴェジュビー-ペイラ・カヴァ」は、伝説的なチュリニ峠を通過するステージ。そしてSS14/16「ラ・カバネット-コル・ド・ブロー」は、2走目のSS16が、ボーナスの選手権ポイントを獲得可能な「パワーステージ」に指定されています。
4本のSSの合計距離は63.54km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は226.51kmとなります。
全てのステージを走り終えた選手は、その後モナコへと戻り、アルベール1世埠頭でセレモニアルフィニッシュを迎えます。

提供:トヨタ自動車

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WRC:Rd.1 モンテカルロラリーDay3結果(SS.12)

N0. Driver Nat. Car Class Time(Dif.)
1 E.エヴァンス GBR Toyota Yaris WRC RC1 2h28'35.1
2 S.オジエール FRA Toyota Yaris WRC RC1 -00'04.9
3 T.ニュービレ BEL Hyundai i20 WRC RC1 -00'06.4
4 S.ロウブ FRA Hyundai i20 WRC RC1 -02'24.3
5 E.ラッピ FIN Ford Fiesta WRC RC1 -02'38.4
6 K.ロバンペラ FIN Toyota Yaris WRC RC1 -03'27.3
7 勝田 貴元 JPN Toyota Yaris WRC RC1 -10'31.1
8 E.カミッリ FRA Citroen C3 R5 RC2 -11'15.2
9 M.エストベルグ NOR Citroen C3 R5 RC2 -12'13.7
10 N.シアミン FRA Citroen C3 R5 RC2 -12'27.5
11 T.スニネン FIN Ford Fiesta R5 RC2 -12'52.7
12 O.ベイビー NOR Hyundai i20 R5 RC2 -13'11.1
13 Y.ボナート FRA Citroen C3 R5 RC2 -13'20.1
14 Y.ロッセル FRA Citroen DS3 R5 RC2 -13'26.4
15 G.マンスター HOL Skoda Fabia R5 RC2 -13'36.7
    総合 76位まで確認

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2020/01/25

トヨタ・チーム 第2日目リポート

Toyota Yaris WRC (C)Toyota Gazoo Racing
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2020年1月25日
トヨタ自動車株式会社
GAZOO Racing Company

WRC 第1戦 ラリー・モンテカルロ デイ2
オジエが首位に立ち、エバンスは総合2位に浮上
ヤリスWRCは合計5本のベストタイムを刻む

1月24日(金)、2020年FIA世界ラリー選手権(WRC)第1戦ラリー・モンテカルロのデイ2が、フランス南部のギャップを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのセバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア組(ヤリスWRC 17号車)が首位に浮上。エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)は総合2位に、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(69号車)は総合6位に順位を上げました。

前日、モナコでのセレモニアルスタートに続き、フランスの山中で2本のナイトステージを走り切った選手たちは、ギャップのサービスパークに夜遅く帰還。競技2日目となる24日のデイ2は、サービスパークを中心に3本のステージを各2回走行しました。
6本のステージの合計距離は4日間で最も長く、路面コンディションはドライ、ウェット、凍結、雪と、目まぐるしく変化しました。

デイ1で首位と25.4秒差の総合4位につけたエバンスは、デイ2午前中の3本のステージ全てでベストタイムを記録。
SS4で首位に立ち、SS7までラリーをリードしました。
一方、デイ1終了時点で総合2位につけていたオジエは、エバンスに先行を許し午前中のセクションを総合3位で終えました。
しかし、午後は2ステージ連続でベストタイムを刻み、最終のSS8でトップに浮上。
総合2位のエバンスに1.2秒差をつけ、首位でデイ2を締めくくりました。

今回がヤリスWRCでの初WRCイベント出場となる19才のロバンペラは、ステージごとにタイムを着実に上げて行き、前日よりもひとつ順位を上げ総合6位につけました。
また、ラリー・モンテカルロに初めてヤリスWRCで挑んだ、TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジプログラムの勝田貴元は、経験の蓄積を最優先して堅実な走りを続け、総合7位でデイ2を終えました。

トミ・マキネン(チーム代表)

われわれのドライバーはクルマの性能を全て引き出して戦い、素晴らしい1日になりました。特に午前中のエルフィンの速さは非常に印象的で、皆が驚いたと思います。
セバスチャンは快適な走りを求めて少しづつスピードを上げて行き、ついにこのラリーで勝てるだけのパフォーマンスを発揮しました。
ふたりとも本当に素晴らしく、ミスもまったくしませんでした。
クルマに対する理解が深まった分だけ、スピードが上がったのでしょう。
カッレもまた称賛すべき仕事をしました。常に学びを続けていますし、コンディションが安定した時の走りはとても良かったと思います。

セバスチャン・オジエ (ヤリスWRC 17号車)

全体的にはとても良い1日でした。
午前中はクルマを完全には快適に感じることができず、少し慎重になり過ぎて良いリズムを掴めませんでした。
しかし、セットアップを少し変えて臨んだ午後のステージではフィーリングが好転し、何度か良いタイムを刻むことができました。
選んだタイヤが最適かどうか不安だったのですが、午後の再走ステージの2本目は路面が予想以上に乾いていたこともあり、決して悪いチョイスではなかったと思います。

エルフィン・エバンス (ヤリスWRC 33号車)

午前中のコンディションはとても難しく、タイヤのグリップが頻繁に変わりました。
しかし、ヤリスに大きな自信を持つことができたので、良い朝になりました。
午後のステージの1本目では、少し安全サイドに振った走りになってしまいました。
2本目のステージは上手く走れましたが、最後のステージは多くのクルマが通過したことでコンディションが非常に悪く、タイヤ選択に関して少し冒険し過ぎたかもしれません。
それでも全体的には良い1日だったので、明日もトライし続けます。

カッレ・ロバンペラ (ヤリスWRC 69号車)

午前中のステージはとても難しく感じられましたが、その分だけ改善を進めることができたので満足しています。
凍った路面をスリックタイヤで走ったことはなく、今朝はかなり注意して走りました。
しかし、ステージを重ねるうちにどんどん良くなり、午前も午後も2本目のステージは上手く走れました。
学ぶべき事はまだ山ほどありますが、走れば走るだけクルマを快適に感じられるようになっています。
明日のステージは、今日とはまた違うタイプだと思いますので、再び新しいチャレンジとなります。
コンディションの変化に注意して走る必要があるでしょう。

明日のステージ情報

競技3日目となる1月25日(土)のデイ3は、サービスパークを中心に、2本のステージを日中のサービスをはさんで各2回走行します。
SS9/SS11「サン・レジェ-レ・メレーズ-ラ・バティ・ヌーブ」、SS10/SS12「ラ・ブレオル-セロネ」は、いずれもとても人気がある名物ステージです。
4本のステージを終えた選手は、その後ギャップでの最終サービスを経て、約250km離れたモナコを目指し、日曜日の競技最終日に備えます。

提供:トヨタ自動車

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WRC:Rd.1 モンテカルロラリーDay2結果(SS.8)

N0. Driver Nat. Car Class Time(Dif.)
1 S.オジエール FRA Toyota Yaris WRC RC1 1h43'31.5
2 E.エヴァンス GBR Toyota Yaris WRC RC1 -00'01.2
3 T.ニュービレ BEL Hyundai i20 WRC RC1 -00'06.4
4 S.ロウブ FRA Hyundai i20 WRC RC1 -01'06.9
5 E.ラッピ FIN Ford Fiesta WRC RC1 -01'57.2
6 K.ロバンペラ FIN Toyota Yaris WRC RC1 -02'19.2
7 勝田 貴元 JPN Toyota Yaris WRC RC1 -05'18.7
8 E.カミッリ FRA Citroen C3 R5 RC2 -08'06.2
9 N.シアミン FRA Citroen C3 R5 RC2 -09'04.0
10 M.エストベルグ NOR Citroen C3 R5 RC2 -09'37.2
11 O.ベイビー NOR Hyundai i20 R5 RC2 -09'51.1
12 Y.ボナート FRA Citroen C3 R5 RC2 -10'01.9
13 Y.ロッセル FRA Citroen DS3 R5 RC2 -10'03.1
14 G.マンスター HOL Skoda Fabia R5 RC2 -10'08.1
15 O.ソルベルグ NOR VW Polo GTI R5 RC2 -10'53.0
16 T.スニネン FIN Ford Fiesta R5 RC2 -11'26.8
    総合 83位まで確認

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2020/01/24

トヨタ・チーム 第1日目リポート

Toyota Yaris WRC (C)Toyota Gazoo Racing
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2020年1月24日
トヨタ自動車株式会社
GAZOO Racing Company

WRC 第1戦 ラリー・モンテカルロ デイ1
SS1でベストタイムを記録したオジエが総合2位に
エバンスは総合4位、ロバンペラは総合7位につける

1月23日(木)、2020年FIA世界ラリー選手権(WRC)第1戦ラリー・モンテカルロが開幕。
モナコでのセレモニアルスタートに続き、フランス山中で2本のナイトステージが行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのセバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア組(ヤリスWRC 17号車)が総合2位に、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)が総合4位に、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(69号車)が総合7位につけ、チームの全選手が順調に初日のステージを走破しました。

モナコ湾に面したアルベール1世埠頭で午後5時からセレモニアルスタートが行なわれ、ラリー・モンテカルロは華麗に開幕しました。
その後、選手達はフランス山中へと移動し、午後8時38分に最初のSS1が始まりました。
暗闇に包まれた全長17.47kmのステージは完全なドライコンディションで、初めてヤリスWRCでSSに臨んだオジエがベストタイムを記録。
エバンスは1.9秒差の3番手タイム、ロバンペラは5番手タイムと、3選手とも好調なスタートを切りました。

続くSS2は雪や凍結区間も多くある非常にトリッキーな路面コンディションとなり、オジエは2番手タイムを刻み、首位と19.1秒差の総合2位でデイ1を走破。
エバンスは4番手タイムを記録し総合4位で、ロバンペラは7番手タイムをマークし総合7位で初日を終えました。

トミ・マキネン(チーム代表)

われわれにとって今晩は良いスタートになりました。
最初のステージでのセバスチャンとエルフィンの走りは素晴らしく、彼らはクルマに良いフィーリングを感じ、自信を持ったと思います。
カッレもまた良い走りでしたが、軟らかめのタイヤを履いていたので、タイヤを少しオーバーヒートさせてしまいました。
2本目のステージは非常に難しいコンディションでしたが、3選手とも問題なく走り切りました。
まだまだ先は長く、彼らは良い位置につけていると思います。

セバスチャン・オジエ (ヤリスWRC 17号車)

最初のステージは良い出だしでした。
路面は完全にドライでグリップは安定しており、きっとこの週末もっとも簡単なステージのひとつだったと思います。続く2本目のステ
ージに関しては、今晩の最難関になるだろうと予め予想していました。
とてもトリッキーなコンディションだったので、リズムを合わせようと走りが慎重になり過ぎてしまい、タイムを少し失いました。
それでも、ミスをすることなく1日を走り切ることができましたし、まだ先は長いので、決して悪くないスタートだと思います。

エルフィン・エバンス (ヤリスWRC 33号車)

タイヤ選びに悩んだ、とても難しい夜間ステージでした。
最初のステージはドライだと分かっていましたが、2本目は路面がかなり湿っており、気温が急激にマイナスに下がったため、凍っている区間が多くありました。
自分のタイヤ選択が本当に正しかったのかどうかは分かりません。
違う種類のタイヤをミックスして装着して走ると良いフィーリングを得にくいのですが、それを経験できたのは良かったですし、きっと明日に繋がるでしょう。

カッレ・ロバンペラ (ヤリスWRC 69号車)

今晩、WRカーで初めてWRCのステージを走り、とても良い気分でした。
1本目はごく普通のターマックステージで、タイムも良く走りを楽しめました。
2本目はモンテカルロらしいステージで、アイスバーンや雪、そして泥まで出ていたので安全な走りに徹しましたが、リタイアするよりは良かったと思います。
このようなトリッキーなコンディションはテストの時に経験していなかったので、多くを学びながら、注意深く走りました。
明日も楽しみたいと思います。

明日のステージ情報

競技2日目となる1月24日(金)のデイ2は、サービスパークを中心に、3本のステージを日中のサービスをはさんで各2回走行します。
そのうち、SS4とその再走ステージであるSS7「サン・クレメン-フルシニエール」は、今年新たに加わったステージで、道幅の広い高速セクションと、狭くツイスティな低中速セクションによって構成されます。
6本のSSの合計距離は122.58km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は429.90kmとなります。

提供:トヨタ自動車

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WRC:Rd.1 モンテカルロラリーDay1結果(SS.2)


WRC:Rd.1 モンテカルロラリーDay1結果(SS.2)

N0. Driver Nat. Car Class Time(Dif.)
1 T.ニュービレ BEL Hyundai i20 WRC RC1 0026'23.5
2 S.オジエール FRA Toyota Yaris WRC RC1 -00'19.1
3 O.タナク EST Hyundai i20 WRC RC1 -00'25.1
4 E.エヴァンス GBR Toyota Yaris WRC RC1 -00'25.4
5 S.ロウブ FRA Hyundai i20 WRC RC1 -00'51.0
6 E.ラッピ FIN Ford Fiesta WRC RC1 -01'07.8
7 K.ロバンペラ FIN Toyota Yaris WRC RC1 -01'18.5
8 E.カミッリ FRA Citroen C3 R5 RC2 -01'58.6
9 M.エストベルグ NOR Citroen C3 R5 RC2 -01'59.6
10 S.サラザン FRA Hyundai i20 R5 RC2 -02'19.6
11 O.ベイビー NOR Hyundai i20 R5 RC2 -02'21.3
12 勝田 貴元 JPN Toyota Yaris WRC RC1 -02'27.1
13 G.グリーンスミス GBR Ford Fiesta WRC RC1 -00'05.1
14 N.シアミン FRA Citroen C3 R5 RC2 -02'48.5
15 G.マンスター HOL Skoda Fabia R5 RC2 -02'58.3
    総合 40位まで確認

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