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2020/10/10

トヨタ・チーム 第1日目リポート

Toyota Yaris WRC (C)Toyota Gazoo Racing
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2020年10月10日
トヨタ自動車株式会社
GAZOO Racing Company

WRC 第6戦 ラリー・イタリア サルディニア デイ1
出走順の不利を乗り越えオジエが総合4位、
エバンスが総合5位につける

10月9日(金)、2020年FIA世界ラリー選手権(WRC)第6戦ラリー・イタリア サルディニアの、競技初日デイ1がサルディニア島のアルゲーロを中心に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのセバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア組(ヤリスWRC 17号車)が総合4位に、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)が総合5位に、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(69号車)が総合9位につけました。

ラリー・イタリア サルディニアは、当初6月に開催される予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で延期となり、8年ぶりに10月の開催となりました。
ラリーの中心となるサービスパークは、引き続き島北部のアルゲーロに置かれ、8日(木)の午後には最初の走行セッションとなるシェイクダウンが行なわれました。

競技は金曜日の早朝から始まり、サービスパークの東側エリアでデイ1として6本のステージを走行。
その合計距離は95.25km、リエゾン(移動区間)を含めた総走行距離は514.33kmでした。
午前中のセクションは、2本のステージをサービスを挟むことなく各2回走行。
早朝、サービスを出た時点で装着および搭載していたタイヤのみで、4本のステージを走らなくてはなりませんでした。

前戦ラリー・トルコで今季2勝目を飾り、ドライバー選手権首位に復帰したエバンスは
、金曜日の6本のステージを全て1 番手でスタート。
サルディニアのグラベル(未舗装路)ステージは、道の表面が滑りやすい「ルーズグラベル」で覆われているため、出走順が早いドライバーはルーズグラベルを「掃除」しながらの走行となり、出走順1番手のエバンス、2番手のオジエはライバルよりも不利な路面コンディションでの戦いとなりました。

しかし、SS3ではエバンスがベストタイムを、オジエが2番手タイムを記録するなど健闘。
午前中の4ステージが終了した時点で、オジエは首位と18.6秒差の総合3位に、エバンスは24.7秒差の総合4位につけました。
しかし、午後の2本のステージは午前中よりもさらにルーズグラベルが多い不利な走行条件となり、オジエとエバンスはひとつ順位を下げてデイ1を終えました。

ただし、総合4位のオジエと、総合3位のライバルとの差は0.8秒と僅かで、出走順が後方となるデイ2での挽回は十分可能な位置につけています。
なお、午前中のステージが終了した時点で総合6位につけていたロバンペラは、ステアリング系に問題を抱えた状態で午後の2本のステージを走行。
タイムを大きく失い、総合9位でデイ1を走り抜きました。

トミ・マキネン(チーム代表)

楽な1日ではありませんでした。
午前中は非常に好調で、良い順位につけていました。
しかし、1日の最後の2本は出走順が1、2番手のわれわれのドライバーにとって非常に厳しいステージでした。
競技が始まる前に路面がかなり乾いてしまったのは、大きなハンデでした。
残念なことに、今日は1日を通して出走順が変わらず、3人のフルタイムドライバー全員が選手権で好調なわれわれにとっては、非常に厳しく不利な状況でした。
しかし、それはどうにもならないことなので、戦い続けるしかありません。

明日は何台かのクルマがエルフィンとセブよりも前に走るので、状況は良くなると思います。
ただし、カッレはより困難なスタート順になってしまいます。
今日、彼のクルマに何が起きたのかをしっかりと調査するつもりです。

セバスチャン・オジエ (ヤリスWRC 17号車)

今朝は良いスタートでした。
われわれは皆、この非常に難しく狭いステージを少し警戒していたのですが、幸いにも良いタイムで走ることができました。
午前中は総合3位につけていましたし、自分よりも上のふたりはスタート順が良く大きなアドバンテージを得ていたことを考えると、朝は悪くないループステージでした。
しかし、午後は予想していたようにとても厳しく、全力を尽くして走ったのですが、タイムをかなり失ってしまいました。

明日は出走順が良くなるので、今日よりは良い結果を望めます。
グリップが向上することを期待し、良いタイムを出せるように頑張りたいと思います。

エルフィン・エバンス (ヤリスWRC 33号車)

午前中はかなり良かったと思います。
最初のステージはとても滑りやすかったのですが、2回目に走行した時は驚くほどグリップが上がっていて、良い走りができました。
2本目のステージは少しルーズグラベルが多かったのですが、全体的に問題なく走ることができ、それほどタイムを失いませんでした。
しかし、午後のステージはレッキを行なった時よりも路面がかなり乾いていて、予想以上に滑りやすく苦戦しました。
今日は簡単な1日ではありませんでしたが、明日は出走順が今日よりも良くなるので、自分の周りにいるライバルと戦えることを期待しています。

カッレ・ロバンペラ (ヤリスWRC 69号車)

今朝はミディアムを3本、ハードを2本という、正しくないタイヤ選択をしてしまいました。
ここでの経験がないためタイヤがどれくらい摩耗するのか分からず、ハードタイヤを1本装着したまま走り続けるのはとても難しく、結局ハードタイヤは不要だったように思います。
午後はクルマのセッティングを少し変え、フィーリングを改善しようと試みたのですが、SS5のスタートでステアリング系に問題が起こってしまい、クルマをサービスに戻すため最後の2本のステージをゆっくり走る必要がありました。
明日は出走順が早くなるので、難しい1日になると覚悟しています。

明日のステージ情報

競技2日目となる10日(土)のデイ2は、サービスパークの東側エリアで6本のSSが行なわれます。デイ1と同様、午前中は2本のステージをサービスを挟むことなく各2回走行。
そのうちSS7/9「モンテ・レルノ」は、有名な「ミッキーズ・ジャンプ」を含む、今大会最長22.08kmのステージです。
その後40分のサービスを経て、デイ1の午後に走行した2本のステージを再走。
6本のSSの合計距離は101.69km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は499.03kmとなっています。

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