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2021年1月

2021/01/26

勝田貴元(トヨタ)、モンテカルロラリー・リポート

勝田 貴元/Toyota Yaris WRC (C)Toyota Gazoo Racing
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2021年1月25日
トヨタ自動車株式会社
GAZOO Racing Company

TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラム
勝田貴元、難関モンテカルロで自己最高位の総合6位を獲得

TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムに参加中の勝田貴元が、1月21日(木)から24日(日)にかけてモナコおよびフランスで開催された、2021年FIA世界ラリー選手権(WRC)第1戦ラリー・モンテカルロに、コ・ドライバーのダニエル・バリットと共にヤリスWRCで参戦。昨年大会の総合7位を上回る、WRC自己最高位の総合6位で完走し、2年連続で選手権ポイントを獲得しました。

WRC最古の歴史と伝統を誇るラリー・モンテカルロは、今年新型コロナウイルスの影響を受け、無観客での開催となりました。
また、フランス全土に夕方6時以降の外出禁止令が発令された影響もあり、ステージの総走行距離は大幅に短縮され、フランス南部のギャップとモナコを中心に全14本計257.64kmのSSが行なわれました。さらに、本番前のシェイクダウンも今回は設定されず、勝田は雪のないターマック(舗装路)でテストする機会がないまま最初のステージに挑むことになりました。

昨年、勝田は初めてヤリスWRCでラリー・モンテカルロに出場し、総合7位で完走しました。
ラリー・モンテカルロはWRCの中でもっとも難易度の高いイベントとして知られていますが、今年のステージも基本的にはターマック(舗装路)ながら、あちらこちらに降雪路や、アイスバーンが出現する非常にトリッキーな路面コンディションとなりました。
そのような状況で、勝田は経験を積むために完走を最優先しながらも、昨年以上のペースで走り続けることを目標に掲げ、順調にステージを重ねていきました。

今シーズンより、タイヤのサプライヤーがピレリに変わったこともあり、序盤はその特性の理解に力を注ぎ、2本のステージで構成された競技初日のデイ1では総合11位につけました。
ターマックラリーでは、ステージが始まる約2時間前にステージを走行し、選手に最新の路面コンディションを伝える「グラベルクルー」が重要な役割を果たします。
勝田を担当するのは、2017年にTOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamでワークスドライバーを務めたユホ・ハンニネンと、コ・ドライバーのクレイグ・パリーで、ハンニネンは勝田のインストラクターも担当しています。

彼らの伝える最新情報を参考に勝田とバリットはペースノートをアップデートし、ステージとドライビングに対する自信を深めました。
そして、ラリー最長の1日となったデイ2では終盤の2本のステージで5番手、4番手タイムを記録し、総合8位に浮上。
デイ3では総合6位に順位を上げ、最終日のデイ4も最後までしっかりと順位を守りきって総合6位で完走し、心とドライビングの成長を結果で示しました。

勝田 貴元

この週末はトリッキーなコンディションのラリーを戦う中で多くのことを学び、様々な経験を積むことができました。
少しずつスピードも上がっていき、自信もついていきました。
正直なところ、序盤はまったく自信を持てませんでした。
新しいタイヤの特性を理解する必要がありましたし、コンディションや路面が変化するセクションでは慎重になり過ぎていました。
それでも、グラベルクルーの助けを借りて、より多くの情報をペースノートに書き加えられたことで、自分のドライビングに自信を持てるようになりました。
素晴らしい仕事をしてくれた、僕のグラベルクルーとチームに感謝します。
フラストレーションを感じるシーンも何度かありましたが、ラリーを最後まで走り切り、このような形でシーズンをスタートできて良かったです。

ユホ・ハンニネン(インストラクター)

今週末のタカの戦いにはとても満足しています。
12月にテストを行なった時は真冬の路面コンディションで、彼はスタッド付きのスノータイヤを履いて走りました。
そのため、今回はターマック用のピレリタイヤの経験が全くない状態でのラリースタートとなり、初日は本当に大変だったと思います。
しかし、コンディションが変わりスノータイヤを履くと自信がついてきて、ステージタイムはすぐに上がっていきました。
私は昨年も彼のグラベルクルーとして帯同していましたが、昨年と比較すると、自信と経験を積んだことでより詳細なコンディション情報をペースノートに書き込むことができるようになっていました。
とても良い形でシーズンをスタートできたので、次のアークティック・ラリー・フィンランドには自信を持って、リラックスして臨むことができるでしょう。

次回のイベント情報

今季ヤリスWRCで全戦に出場する勝田の次戦は、2月26日から28日にかけて開催されるWRC第2戦「アークティック・ラリー・フィンランド」です。
本来第2戦はラリー・スウェーデンの予定でしたが、新型コロナウイルスの影響により中止となり、その代替イベントとして、同じくスノーラリーのアークティック・ラリー・フィンランドが新たにWRCのカレンダーに組み込まれました。
勝田は以前に同じく北極圏のロヴァニエミ周辺で開催されたラリーに出場経験があるため、その経験を活かした戦いが期待されます。

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2021/01/25

WRC2:2021年シリーズ・ポイント表(Rd.1/12)

Wrc_logo

N0. Driver Nat. Car Point
1 A.ミケルセン NOR Skoda Fabia Rally2 30
2 A.フォアマウクス FRA Ford Fiesta Rally2 22
3 E.カミッリ FRA Citroen C3 Rally2 17
4 M-W.ブラシア BOL Skoda Fabia rally2 15
5 S.ジョンストン USA Citroen C3 Rally2 11
6 E.ブラゾッリ ITA Skoda Fabia Rally2 8

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WRC:2021年シリーズ・ポイント表(Rd.1/12)

Wrc_logo

N0. Driver Nat. Car Point
1 S.オジエール FRA Toyota Yaris WRC 30
2 E.エヴァンス GBR Toyota Yaris WRC 21
3 T.ニュービレ BEL Hyundai i20 WRC 17
4 K.ロバンペラ FIN Toyota Yaris WRC 16
5 D.ソルド ESP Hyundai 120 WRC 11
6 勝田 貴元 JPN Toyota Yaris WRC 8
7 A.ミケルセン NOR Skoda Fabia Rally2 6
8 G.グリーンスミス GBR Ford Fiesta WRC 4
9 A.フォアマウクス FRA Ford Fiesta Rally2 2
10 E.カミッリ FRA Citroen C3 Rally2 1


N0. Manufactures Point
1 トヨタ・ガズー・レーシング・WRT 52
2 ヒュンダイ・シェル・モビス・WRT 30
3 M-スポーツ・フォード・WRT 10
4 ヒュンダイ2Cコンペティティション 8

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トヨタ・チーム 第4日目リポート

Toyota Yaris WRC (C)Toyota Gazoo Racing
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2021年1月25日
トヨタ自動車株式会社
GAZOO Racing Company

WRC 第1戦ラリー・モンテカルロ デイ4
オジエが通算8回目のモンテカルロ優勝を飾る
エバンスは総合2位で、ロバンペラは総合4位でフィニッシュ

1月24日(日)、2021年FIA世界ラリー選手権(WRC)第1戦ラリー・モンテカルロの最終日デイ4が、モナコを基点に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのセバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア組(ヤリスWRC 1号車)が優勝。
エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)は総合2位で、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組 (69号車) は総合4位でフィニッシュし、チームは最高のシーズンスタートをきりました。

ラリー・モンテカルロのデイ4は、モナコのパルクフェルメを基点に、フランス山中で2本のステージを各2回走行。その合計距離は54.48kmでした。
ラリー最終日はサービスの設定がなく、タイヤに関しても早朝ステージに向かう時に装着、搭載していたタイヤ以外は使用することができません。
そのため、最終ステージにかけて路面コンディションがどのように変わっていくのかを、モナコを出発するまでに見極める必要がありました

デイ3が終了した時点で首位はオジエ、13秒差でエバンスが総合2位、56.8秒差でロバンペラが総合3位と、ヤリスWRCがトップ3を占めていました。
そして、デイ4オープニングステージのSS12ではオジエがベストタイムを記録し、エバンスとの差を21秒に拡げました。
続くSS13ではエバンスが2番手タイム、オジエが3番手タイムで差は19.7秒に縮まりましたが、SS14でオジエはベストタイムを刻み差を28.1秒に拡大。
そして、ボーナスの選手権ポイントがかかる最終の「パワーステージ」で、オジエは今大会8回目のベストタイムを刻み優勝。
2年ぶり、通算8回目(2009年のIRC開催大会も含む)となるラリー・モンテカルロ優勝を飾り、WRC通算50勝を達成しました。

トヨタは、過去ラリー・モンテカルロで3回優勝していました。
そして、TOYOTA GAZOO Racing World Rally TeamとしてWRCに復帰した2017年はヤリ-マティ・ラトバラが総合2位に入り、以降毎年表彰台を獲得してきましたが、今回ついにヤリスWRCがウイニングマシンとなりました。
トヨタにとっては、1991年に初めてラリー・モンテカルロを制してから30年目となる記念すべき大会での、4回目の優勝となりました。

オジエと最後まで勝利を争ったエバンスは、昨年の総合3位を上回る総合2位を獲得し、
パワーステージでは3番手タイムを記録。
表彰台争いをしていたロバンペラは、SS12でタイヤにダメージを受けて遅れをとるも、パワーステージではオジエに次ぐセカンドベストタイムを記録して、総合4位でフィニッシュしました。

今シーズンよりパワーステージのポイント規則が変わり、選手に対してだけでなく、マニュファクチャラーに対してもボーナスの選手権ポイントが与えられることになりました。
チームは1-2フィニッシュに加え、パワーステージでもトップ3を占めて最大得点を獲得したことにより、マニュファクチャラー選手権でトップに立ちました。
チームにとっては申し分ない開幕戦となり、トミ・マキネンに替わり今季からチーム代表に就任したラトバラにとっても、最高の初戦となりました。

TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムにより、ヤリスWRCで出場の勝田貴元は、デイ3で総合6位へと順位を上げ、最終日はスピンを喫してタイムを失うもトリッキーなステージを全て走りきり、昨年大会の総合7位を上回る、WRC自己最高位の総合6位で今シーズン最初のラリーを戦い終えました。

豊田 章男 (チームオーナー)

TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamの5シーズン目がスタートしました。
この禍の中でも例年と変わることなくWRCの道で走る機会を準備してくださった皆さまに、まずは心からの感謝を伝えたいと思います。ありがとうございました。
そして、その初戦モンテカルロで、ワンツーフィニッシュという素晴らしい結果を残してくれたチームのみんなにも“おめでとう”と“ありがとう”を伝えたいと思います。

特に、1号車の誇りと責任を背負いながら、今回も確実に結果を残してくれたセブとジュリアン。地元での勝利、そして「50勝目」おめでとう!
エルフィン、スコットも2位でのポイント獲得ありがとう!
カッレとヨンネも最終日のパンクは悔しいけれど素晴らしい走りを見せてくれました。
貴元もダンと共に走りきり、更なる成長を重ねてくれたと思います。自己最上位おめでとう。

昨秋からチームは新会社、新体制への移行に全力を注いでくれていました。
クリスマス休暇も返上し、新体制でのシーズン開幕、そして、その勝利のために働き続けてくれたメンバーも少なくありません。
現場からも「チームの誰か一人でも欠けていたらモンテカルロには間に合わなかった」という声が聞こえてきました。
トミと戦い抜いてきた4シーズンを通じて培われた個々人のプロフェッショナリズムとチームワークの良さを、私も改めて感じることができうれしく思いました。

モンテカルロの1週間前、新代表のヤリ-マティから、フィンランド、エストニア、ドイ
ツ、日本にいる全てのチームメンバーに「全員の力が合わさって、はじめてヤリスが良
いコンディションで走れる」という想いの共有があったそうです。
ラリー中にもヤリ-マティは、チーム全員と話し、なんでも言い合える家庭的な雰囲気を作ろうとしてくれていたと聞きます。
インタビューで「チーム運営に不安はないか?」という問いにヤリ-マティが「チームのみんながいるから全く不安はない」と即答してくれていた姿を見ました。
私が目指すチームの雰囲気をヤリ-マティが作ろうとしてくれていることうれしく思います。

ヤリ-マティも、チームメンバーも、そして私も、新体制でのシーズンスタートには少なからず不安があったかと思います。
しかし、モンテカルロでのチームの姿を見て、私は、その不安が一切なくなりました。
ヤリ-マティはこのチームをもっといいチームにし続けてくれるでしょう。
そして、ドライバー、コドライバー、チームメンバーは、ヤリスを“もっといいクルマ”にしていってくれると確信しています。

ファンの皆さま、応援ありがとうございました。
2021年シーズンも引き続きTOYOTA GAZOO Racing World Rally Team をよろしくお願いいたします。

ヤリ-マティ・ラトバラ (チーム代表)

チームを心から誇りに思います。
何という素晴らしい結果でしょうか。
この役職に就いて初めて挑んだラリーでいきなり1、2、4フィニッシュを飾り、貴元も6位に入りました。
しかも、パワーステージでは最大のポイントを獲得したのですから信じられません。
本当に素晴らしいチームと最高のドライバーたちです。

ラリー開始直後から彼らは速く、その後セブは他を圧倒するようなステージタイムを何度も記録し、勝利を得ました。
エルフィンはとても安定した走りを続け、週末を通してミスをしませんでした。
また、カッレは今朝タイヤに不運なダメージを負って後退するまでは、表彰台争いに加わるチャンスがありました。
それでも、総合4位は彼にとって良いスタートになったといえます。
全体的に、最高の形でシーズンをスタートすることができたと思います。

セバスチャン・オジエ (ヤリスWRC 1号車)

完璧な形でシーズンをスタートすることができました。
私は子供の頃にこのラリーを見て、いつかはドライバーになりたいと夢見ていました。
もし、ひとつだけ記録を残せるとしたら、間違いなくこのラリーを選ぶでしょう。
私にとってはとても意味のあるものですし、だからこそ、表彰台ではとても感情的になってしまったのです。
この週末、ヤリスWRCは素晴らしく、フィーリングはとても良かったです。
もう1年現役を続けるというのは、正しい決断だったと思います。
チームは素晴らしく、全員に心から感謝しています。

今朝の最初のステージでは驚きました。
グリップが目まぐるしく変化し、一部はまるでブラックアイスのようになっていたので読み切れませんでした。
われわれのグラベルクルーはスタートの2時間前にステージを通過していたのですが、その時は何もなく、ほんの少し霜が降りていただけだったので、実際に走ってみて本当に驚きました。
リードを保つのは簡単ではありませんし、特にこのラリーではそうですが、われわれはやり遂げることができました。

エルフィン・エバンス (ヤリスWRC 33号車)

この週末を通してそうだったように、最終日も非常に難しいコンディションでした。
セブは本当に素晴らしい走りをしていましたし、彼に勝負を挑み勝利を手にするほどは、十分にプッシュできていなかったように思います。
このラリーはセブのホームイベントなので、常にタフな戦いを強いられてきましたが、彼を讃えたいと思います。
チームとしては、素晴らしいスタートをきることができました。
ポイントを獲得できたことには満足していますが、もちろん、より多くのポイントを獲得したいという気持ちは常にありますし、次回はさらに強くなっている筈です。
この週末は、フィーリングがとても良かったとはいえません。
1年の最初に、全てを失うリスクを冒してまで勝利を狙わないほうが良かったとは思いますが、もしタイトル争いに挑むのであれば、今年中にそのような戦いをする必要があるでしょう。
とはいえ、自分はとても強いクルマとチームに支えられていると感じています。

カッレ・ロバンペラ (ヤリスWRC 69号車)

今朝は本当に難しいコンディションでした。
最初のステージは凍結していて大変でしたし、次のステージは路面に雪が多くありました。
タイヤのダメージはちょっとアンラッキーでしたが、それもラリーでは起こり得ることです。
最後のパワーステージではいいタイムが出ましたが、最大限にプッシュしていたわけではなかったので、ちょっと驚きました。
少しだけペースを上げて走ったら、ポイントを獲得できたので良かったです。
昨年はターマックで走る機会が少なかったので、全体的にはとても良い週末になりました。
昨年のこのラリーよりもずっと速く、安定していたので、少しアンラッキーだったことを除けば良い戦いができたと思います。

次回のイベント情報

WRC次戦は、2月26日から28日にかけて開催されるWRC第2戦「アークティック・ラリー・フィンランド」です。
本来第2戦はラリー・スウェーデンとなる予定でしたが、新型コロナウイルスの影響により中止となり、その代替イベントとして、同じくスノーラリーのアークティック・ラリー・フィンランドが初めてWRCのカレンダーに組み込まれました。
このラリーはアークティック=北極圏という名の通り、フィンランド最北端の地域が舞台となり、ロバニエミを中心に開催される予定です。
例年、1月から2月にかけては豊富な積雪があり、路面は雪と氷に覆われ、理想的なウインターコンディションが期待されます。

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WRC:Rd.1 モンテカルロラリーDay4結果(最終:SS.15)

N0. Driver Nat. Car Class Time(Dif.)
1 S.オジエール FRA Toyota Yaris WRC RC1 2h56"33.7
2 E.エヴァンス GBR Toyota Yaris WRC RC1 -00'32.6
3 T.ニュービレ BEL Hyundai i20 WRC RC1 -01'13.5
4 K.ロバンペラ FIN Toyota Yaris WRC RC1 -02'33.6
5 D.ソルド ESP Hyundai 120 WRC RC1 -03'14.2
6 勝田 貴元 JPN Toyota Yaris WRC RC1 -04'43.1
7 A.ミケルセン NOR Skoda Fabia Rally2 RC2 -07'01.3
8 G.グリーンスミス GBR Ford Fiesta WRC RC1 -08'21.1
9 A.フォアマウクス FRA Ford Fiesta Rally2 RC2 -09'15.8
10 E.カミッリ FRA Citroen C3 Rally2 RC2 -10'41.0
11 Y.ロッセル FRA Citroen S3 Rally2 RC2 -11'52.1
12 N.グリャジン RUS VW Polo GTI R5 RC2 -11'59.6
13 Y.ボナート FRA Citroen C3 Rally2 RC2 -13'01.3
14 N.シアミン FRA Citroen C3 Rally2 RC2 -14'15.2
15 M-W.ブラシア BOL Skoda Fabia rally2 RC2 -16'15.4
16 J-P.ルーベ FRA Hyundai 120 WRC RC1 -18'16.4
    総合 62位まで確認

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2021/01/24

トヨタ・チーム 第3日目リポート

Toyota Yaris WRC (C)Toyota Gazoo Racing
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2021年1月24日
トヨタ自動車株式会社
GAZOO Racing Company

WRC 第1戦ラリー・モンテカルロ デイ3
難関ステージで圧倒的な速さを示したオジエが首位に
エバンスは総合2位に、ロバンペラは総合3位につける

1月23日(土)、2021年FIA世界ラリー選手権(WRC)第1戦ラリー・モンテカルロの競技3日目デイ3が、フランス南部のギャップを中心に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのセバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア組(ヤリスWRC 1号車)が総合1位に順位を上げました。
また、前日首位のエルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(WRC 33号車)は総合2位に、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組 (69号車)は総合3位につけ、ヤリスWRCがトップ3を占めました。

ラリー・モンテカルロのデイ3は、サービスパークの東側で3本のステージが行われ、その合計距離は57.10kmでした。
前日に続き、デイ3も最初のステージは日の出前にスタート。路面は全般的に前日よりも雪やアイスバーンが多く、WRカーは全車が金属製のスパイクが埋め込まれたスタッドタイヤを装着してステージに臨みました。

オープニングのSS9では、オジエが2番手タイムのエバンスに17.8秒という大差をつけるベストタイムを記録。エバンスを逆転して首位に立ちました。
続くSS10は凍結したセクションがさらに増え、クルマが走れば走るほど路面はタイヤでツルツルに磨かれ滑りやすくなっていきました。
そのため、出走順が後方だったオジエはスタッドタイヤのグリップを十分に得られず、ベストタイムを記録したライバルよりも約42秒遅くフィニッシュ。
また、オジエの後方からスタートしたエバンスは約46秒の遅れをとりました。
しかし、直前のステージまでに大きなリードを築いていた彼らは、首位と総合2位の座を堅守。
続くSS11ではエバンスがベストタイムを、オジエが1.3秒差の2番手タイムを刻み、ふたりの順位は変わりませんでした。

また、デイ2で総合4位につけたロバンペラはSS9で総合3位に浮上。
その後も安定した走りを続けて順位を守り、チームのトップ3独占に貢献しました。

TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムにより、ヤリスWRCで出場の勝田貴元は、デイ1、デイ2と着実にペースを上げていき、デイ3でも確実な走りを続けつつSS10では5番手タイムを記録。
前日の総合8位から、総合6位へと順位をふたつ上げました。

ヤリ-マティ・ラトバラ (チーム代表)

ここまで、われわれのドライバーたちのパフォーマンスにこれ以上ないくらい満足していますし、チーム全員が本当に素晴らしい仕事をしてくれています。
万事順調といえますが、ここはモンテカルロです。
驚くようなことが起き得ることを、忘れるべきではありません。

SS10では、スタート順が後方だったクルマはグリップ不足に苦しみました。
しかし、それ以外の2本のステージは本当に良かったと思います。
明日の最終日は、非常に厳しい戦いになるでしょう。
特に、パワーステージは急なダウンヒルと凍結路面の両方が重なる可能性があり、私が知る中でもっとも難しいステージのひとつになるのではないかと思います。
何が起きても不思議ではないので、最後まで冷静さを保ち続けなくてはなりません。

セバスチャン・オジエ (ヤリスWRC 1号車)

完璧とはいえませんが、良い1日でした。
最初のステージは非常にトリッキーなコンディションでしたが、とてもうまく走れました。
かなり攻めたので、あのような速いペースで走りながらも無事フィニッシュラインを通過できて良かったです。
2本目のステージは、さらに大変でした。
路面コンディションは非常に悪く、グリップが全くなかったので、出走順が早い選手たちに対し大きく遅れてしまいました。
また、タイヤのマネジメントも完璧ではなかったと思います。
新しいタイヤについては、まだまだ学んでいる状況です。
最後のステージは、1回目に走った時とも、ステージのスタート前にグラベルクルーが走行した時とも、コンディションは大きく変わっていましたが、私自身はクリーンに走ることができました。
重要なのはわれわれがトップに立っているという事実ですし、最後まで首位の座を守り続けなくてはなりません。

エルフィン・エバンス (ヤリスWRC 33号車)

今日は少し悔しさを感じる1日でした。
今朝の最初のステージはスタートが今ひとつでした。
1度リズムを掴んだ後はタイムはそれほど悪くなかったのですが、セブは本当に速かったです。
2本目のステージは路面がツルツルに磨かれて滑りやすく、スタート順が後方の選手は十分なグリップを得られなかったと思います。
また、ヘアピンでエンジンが少しストールしてタイムを失いましたが、それでもセブと同じようなタイムでした。

最後のステージは、グラベルクルーからの情報を盛り込んだノートによると、路面コンディションは見た目よりもさらに悪いようだったので難しかったですが、トラブルが起きないようにクリーンに走ったので大丈夫でした。
今日は、本当はもっと攻められたはずですし、少し勇気が足りなかったとも思いますが、このような状況ではバランスを見つけることも大事です。
明日も、引き続きセブにプレッシャーをかけていきます。

カッレ・ロバンペラ (ヤリスWRC 69号車)

今朝は良いスタートをきり、最初のステージはとても上手くいきました。
難しいコンディションの区間はかなり注意して走りましたが、他の選手と比べてタイムは良かったです。
2本目のステージは本当にトリッキーでした。
フィーリングは良かったのですが、路面は磨かれてどんどん滑りやすくなっていき、タイムを失ってしまいました。
そして、最後のステージではイヤホンに問題が起きました。
ヨンネが叫ぶような大声でペースノートを読んでくれたので何とか聞き取れましたが、大変でした。
それでも、自分よりも後からスタートした選手よりも速く走れたので、良かったです。

明日のステージ情報

ラリー最終日となる1月24日(日)のデイ4は、モナコを基点にフランス山中で2本のステージを各2回走行します。
最終日はサービスの設定が終日なく、大きな修理やサスペンション交換等のセッティング変更を施す機会はありません。
なお、最終ステージの「ブリアンソネ-アントルヴォー2」は、トップ5タイムを記録した選手とマニュファクチャーにボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されています。
4本のSSの合計距離は54.48km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は272.63kmとなります。

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WRC:Rd.1 モンテカルロラリーァDay3結果(SS.11)

N0. Driver Nat. Car Class Time(Dif.)
1 S.オジエール FRA Toyota Yaris WRC RC1 2h16"31.9
2 E.エヴァンス GBR Toyota Yaris WRC RC1 -00'13.0
3 K.ロバンペラ FIN Toyota Yaris WRC RC1 -00'56.8
4 T.ニュービレ BEL Hyundai i20 WRC RC1 -01'03.8
5 D.ソルド ESP Hyundai 120 WRC RC1 -02'11.3
6 勝田 貴元 JPN Toyota Yaris WRC RC1 -04'43.1
7 A.ミケルセン NOR Skoda Fabia Rally2 RC2 -05'22.7
8 G.グリーンスミス GBR Ford Fiesta WRC RC1 -06'14.6
9 A.フォアマウクス FRA Ford Fiesta Rally2 RC2 -07'36.5
10 E.カミッリ FRA Citroen C3 Rally2 RC2 -07'54.1
11 O.ソルベルグ SWE Hundai i20 R5 RC2 -08'47.3
12 Y.ロッセル FRA Citroen S3 Rally2 RC2 -08'50.7
13 N.グリャジン RUS VW Polo GTI R5 RC2 -10'47.3
14 Y.ボナート FRA Citroen C3 Rally2 RC2 -10'50.9
15 N.シアミン FRA Citroen C3 Rally2 RC2 -12'31.0
17 J-P.ルーベ FRA Hyundai 120 WRC RC1 -14'42.8
    総合 68位まで確認

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2021/01/23

トヨタ・チーム 第2日目リポート

Toyota Yaris WRC (C)Toyota Gazoo Racing
拡大します

2021年1月23日
トヨタ自動車株式会社
GAZOO Racing Company

WRC 第1戦ラリー・モンテカルロ デイ2
今大会最長のデイ2でエバンスが首位に立つ
オジエは総合2位に、ロバンペラは総合4位につける

1月22日(金)、2021年FIA世界ラリー選手権(WRC)第1戦ラリー・モンテカルロの競技2日目デイ2が、フランス南部のギャップを中心に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのエルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(ヤリスWRC 33号車)が首位に立ち、セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア組(1号車)は総合2位に、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組 (69号車)は総合4位につけました。

今大会最長となるデイ2は、ギャップのサービスパークの西側で5本のステージが行われ、その合計距離は104.70kmでした。
デイ1でブレーキに問題が発生し首位と16.9秒差の総合5位につけていたオジエは、暗闇の中スタートしたデイ2オープニングのSS3と、SS4でベストタイムを記録し首位に立ちました。
一部区間には雪や氷がありましたが、オジエは経験に裏打ちされた抜群のスピードでトリッキーな路面を走破。
続くSS5でもベストタイムを刻み、総合2位のエバンスに11.3秒差をつけて午前中のセクションを終えました。
その後、ギャップでのサービスを経てオジエはSS3の再走ステージとなるSS6に臨みましたが、左前輪の空気が抜けてしまったことで大きく遅れ総合3位に後退。
しかし、続くSS7では4本目のベストタイムを刻み、首位エバンスと7.4秒差の総合2位に順位を上げました。

SS3でオジエに次ぐ2番手タイムを記録したエバンスは、前日よりもひとつ順位を上げて総合2位につけていました。
そして、SS6では今大会初のベストタイムを記録し、オジエの後退もあり総合1位に浮上。
最終のSS7でも順位を堅守し、首位でデイ2を走りきりました。

デイ1で首位と3.3秒差の総合2位につけたロバンペラは、SS3で3番手タイムを刻むと首位に浮上。
その後順位を下げ、SS6では泥でグリップを失いコースオフ。
大幅にタイムを失いましたが、続くSS7では3番手タイムを記録し、総合3位のライバルと27.8秒差の総合4位で1日を終えました。

TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムにより、ヤリスWRCで出場の勝田貴元は、順調にステージを重ねながらペースを上げていき、午後のSS6で5番手タイムを、雨で路面が非常に滑りやすくなっていたSS7では4番手タイムを記録し、前日の総合11位から、総合8位へと順位を上げました。

ヤリ-マティ・ラトバラ (チーム代表)

1日が終わって思ったのは、サービスパークからステージ上の戦いを見るのは、ドライバー時代よりも緊張するということです。
とはいえ、今日はとても満足できる1日でした。
このような難しいコンディションで、ドライバー全員が本当に良い仕事をしてくれました。

エルフィンはとても安定していて、クリーンな走りでした。
セブは少しタイムを失いましたが、最後のステージで良いタイムを刻み遅れを挽回しました。
カッレも素晴らしい速さを見せてくれていましたが、泥に足をとられてしまいました。
このラリーで既にドライバーたちは様々な困難に直面していますが、それはまだ続くでしょう。
それでも、全体的には現状に満足しています。

セバスチャン・オジエ (ヤリスWRC 1号車)

昨日は厳しいスタートになりましたが、今朝起きてみると、走り始めからすぐにいいリズムを掴むことができました。
最初のステージは霧が出ていたり、凍結区間が多くあるなど難しいスタートになりましたが、クルマのフィーリングは良く、自信が得られたことにより運転がさらに楽しく感じました。
予想していたように、午後のステージは路面に泥が多く出ていましたが、スノータイヤを履いていたこともあって気持ちよく走ることができました。
タイムを多く失ってしまったのはアンラッキーでしたが、それを除けば自分の力を出しきれたと思います。
勝つためにこのラリーに出場しているので、全力を尽くして戦います。

エルフィン・エバンス (ヤリスWRC 33号車)

首位に立ったとはいえ、正直にいうと完全に満足しているわけではありません。
セブは今日とてもいい走りをしていましたし、彼のタイムについていくのは難しかったです。
うまく走れた区間もありましたが、滑りやすい路面ではタイヤのグリップを感じにくく、それ以上攻める自信を得られませんでした。
明日は、そういった状況でも良い順位で走り続けられるように改善したいと思います。
ここまで難しいコンディションで戦ってきましたが、今晩天気が変わる可能性もあるようなので気になります。最後まで簡単にはいかないでしょう。

カッレ・ロバンペラ (ヤリスWRC 69号車)

今朝はいい感じでした。
最初のステージはトリッキーでしたが、とてもうまく走れたと思います。
その後、ロードセクションで小さな問題が起きたため次のステージに遅れてしまいましたが、問題を解決することはできました。
サービス後の最初のステージの序盤は、コーナーのインカット走行により泥が多く出ていて、もう少しタイヤのグリップを得られると予想していたのですが、スピンをしてコース復帰に少し時間がかかってしまいました。
自分のドライビングには満足していますが、タイムペナルティと、小さなコースオフによって、タイム差がかなりついてしまいました。

明日のステージ情報

競技3日目となる1月23日(土)のデイ3は、サービスパークの東側で2本のステージを走行した後、ギャップで最終サービスを受け、デイ3のオープニングステージを再走。
その後200km以上離れたモナコに向かいます。
オープニングステージは午前6時30分スタートと、デイ2 と同じように暗闇の中で1日が始まります。
3本のSSの合計距離は57.10km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は491.42kmとなります。

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WRC:Rd.1 モンテカルロラリーァDay2結果(SS.7)

N0. Driver Nat. Car Class Time(Dif.)
1 E.エヴァンス GBR Toyota Yaris WRC RC1 1h33"57.5
2 S.オジエール FRA Toyota Yaris WRC RC1 -00'07.4
3 O.タナク EST Hyundai i20 WRC RC1 -00'25.3
4 K.ロバンペラ FIN Toyota Yaris WRC RC1 -00'53.1
5 T.ニュービレ BEL Hyundai i20 WRC RC1 -00'59.1
6 D.ソルド ESP Hyundai 120 WRC RC1 -01'49.6
7 A.ミケルセン NOR Skoda Fabia Rally2 RC2 -03'50.8
8 勝田 貴元 JPN Toyota Yaris WRC RC1 -04'05.0
9 A.フォアマウクス FRA Ford Fiesta Rally2 RC2 -04'37.9
10 G.グリーンスミス GBR Ford Fiesta WRC RC1 -05'10.8
11 E.カミッリ FRA Citroen C3 Rally2 RC2 -06'02.4
12 N.グリャジン RUS VW Polo GTI R5 RC2 -06'26.8
13 O.ソルベルグ SWE Hundai i20 R5 RC2 -06'31.8
14 Y.ロッセル FRA Citroen S3 Rally2 RC2 -06'53.9
15 Y.ボナート FRA Citroen C3 Rally2 RC2 -07'00.7
    総合 74位まで確認

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2021/01/22

トヨタ・チーム 第1日目リポート

Toyota Yaris WRC (C)Toyota Gazoo Racing
拡大します

2021年1月22日
トヨタ自動車株式会社
GAZOO Racing Company

WRC 第1戦ラリー・モンテカルロ デイ1
2021年WRCが伝統のラリー・モンテカルロで開幕
ロバンペラが総合2位に、エバンスが総合3位につける

1月21日(木)、2021年FIA世界ラリー選手権(WRC)第1戦ラリー・モンテカルロがフランス南部のギャップで開幕。ターマック(舗装路)で2本のステージが行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組 (ヤリスWRC 69号車) が総合2位に、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)が総合3位に、セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア組(1号車)が総合5位につけ、チームの全ドライバーが順調に競技初日を走りきりました。

今年のラリー・モンテカルロは、サービスパークが置かれるフランス南部のギャップがスタート地点に選ばれ、午後2時過ぎに2021年シーズン最初のステージがスタートしました。
通常、選手は競技開始前にシェイクダウンで最後の確認走行を行いますが、今大会はシェイクダウンが設定されず、選手はいきなり難関ステージに臨むことになりました。
デイ1はサービスパークの北側で2本のステージが行われ、その合計距離は41.36km
でした。

全長20.58kmのSS1は降り続く雨の中始まり、路面はウェットコンディションでした。
今シーズンからWRCのトップカテゴリーは全車がピレリのコントロールタイヤを使用することになり、濡れた路面でどれくらいのグリップを得られるのか、限界を見極めながらの走行となりました。

このSS1で、トップカテゴリー参戦2年目のロバンペラは2番手タイムを記録。
一部に雪や凍結したセクションがあったSS2でも、トップタイムと僅か0.3秒差の2番手タイムを刻み、首位と3.3秒差の総合2位につけました。
また、エバンスは2ステージ連続で3番手タイムを記録し、ロバンペラと5.2秒差の総合3位に。
オジエはブレーキシステムに問題が発生し慎重な走りを続けましたが、それでも首位と16.9秒差の総合5位につけています。

ヤリ-マティ・ラトバラ (チーム代表)

明日以降も大変な日々が続きますが、3台全車が首位から17秒以内に入るなど、チームは良いスタートを切ることができました。
今日の午後のようなウェットコンディションでは、新しいタイヤをテストできていなかったので、ドライバーたちは大変だったと思いますし、彼らは最初の2本のステージで特性を理解しようと努めました。

カッレは本当に素晴らしい仕事をしてくれました。
ラリーのスタート直後からあそこまで速く走れるとは思ってもみませんでした。
エルフィンもいいパフォーマンスを発揮し、クリーンな走りをしました。
残念ながらセブはブレーキに問題を抱え、ドライバーとしては気持ち良くなかったでしょうし、やや慎重に走るしかなかったと思います。
それでも、クレバーなドライビングを続けてサービスに戻って来てくれたので、明日に向けてパーツを交換し問題を解決するつもりです。

セバスチャン・オジエ (ヤリスWRC 1号車)

新しいピレリタイヤの経験が非常に少なく、フィーリングをつかむ必要があったため、最初のステージの序盤は慎重に走りました。
そして、ステージの中盤くらいからブレーキに問題が出始め、その後は非常にトリッキーでした。
ブレーキに自信を持つことができないと、限界まで攻めるのは困難です。
理想的なスタートとはいえませんが、明日の朝までにはマシンが100%の状態になっていると確信していますので、ベストを尽くして戦い続けます。
明日の朝はスタート時間がとても早く、おそらくトリッキーなコンディションになるでしょうから、勝負はまだこれからです。

エルフィン・エバンス (ヤリスWRC 33号車)

初日の2本のステージはとても難しかったです。
道は濡れていて、路面コンディションは目まぐるしく変わり、タイヤのグリップは変化し続けました。
さらに、2本目のステージではスタートが遅れたため、冷えた状態のタイヤで出走することになり、とても厳しかったです。
その後すぐ狭い村に入ると凍結路面が現れ、タイヤの温度を上げるのも、自信を高めるのも簡単ではありませんでしたが、何とか最後まで走り抜きました。
今夜はさらに冬型の天気になる可能性があるので、朝までにどのようなコンディションになっているのか、様子を見たいと思います。

カッレ・ロバンペラ (ヤリスWRC 69号車)

最初のループはとても良かったです。
SS1は素晴らしく、新しいピレリタイヤで濡れたターマックステージを走るのは初めてでしたが、フィーリングは良好でした。
SS2は凍結した区間があってさらにトリッキーでしたが、それでもペースは良かったですし、チャレンジを楽しむことができました。
それほど速く走ったつもりはなく、思い切り攻めたわけでもなかったので、自分のペースには少々驚きましたが、クルマは良い感じでした。
明日の朝は暗闇の中、氷と雪が多くありそうな道で難しいスタートになると思いますが、今日と同じペースを維持できるように頑張ります。

明日のステージ情報

競技2日目となる1月22日(金)のデイ2は、サービスパークの西側で午前中に3本の新ステージを走行。
1本目のSS3は午前6時10分スタートと非常に早く、日の出2時間前の走行開始となります。
その後、ギャップでの日中のサービスを経て、午後はデイ2最初の2本のステージを再走します。
5本のSSの合計距離は104.70kmと4日間で最長、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は497.21kmとなります。

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WRC:Rd.1 モンテカルロラリーァDay1結果(SS.2)

N0. Driver Nat. Car Class Time(Dif.)
1 O.タナク EST Hyundai i20 WRC RC1 0h24"17.5
2 K.ロバンペラ FIN Toyota Yaris WRC RC1 -00'03.3
3 E.エヴァンス GBR Toyota Yaris WRC RC1 -00'08.5
4 T.ニュービレ BEL Hyundai i20 WRC RC1 -00'16.0
5 S.オジエール FRA Toyota Yaris WRC RC1 -00'16.9
6 D.ソルド ESP Hyundai 120 WRC RC1 -00'42.7
7 J-P.ルーベ FRA Hyundai 120 WRC RC1 -01'07.8
8 A.ミケルセン NOR Skoda Fabia Rally2 RC2 -01'18.3
9 A.フォアマウクス FRA Ford Fiesta Rally2 RC2 -01'27.2
10 G.グリーンスミス GBR Ford Fiesta WRC RC1 -01'30.0
11 勝田 貴元 JPN Toyota Yaris WRC RC1 -01'39.4
12 N.グリャジン RUS VW Polo GTI R5 RC2 -01'44.3
13 O.ソルベルグ SWE Hundai i20 R5 RC2 -01'49.4
14 Y.ロッセル FRA Citroen S3 Rally2 RC2 -01'52.1
15 E.カミッリ FRA Citroen C3 Rally2 RC2 -01'57.0
    総合 76位まで確認

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2021/01/19

WRC:2021年WRCカレンダー

2021年WRCカレンダー

Wrc_logo

No. Date Rally Nation
1 01月21日-24日 モンテカルロラリー モンテカルロ
2 02月26日-28日 フィンランドラリー フィンランド
3 04月22日-25日 クロアチアラリー クロアチア
4 05月20日-23日 ポルトガルラリー ポルトガル
5 06月03日-06日 イタリアラリー イタリア
6 06月24日-27日 ケニヤラリー ケニヤ
7 07月15日-18日 エストニアラリー エストニア
8 08月13日-15日 ベルギーラリー ベルギー
9 09月09日-12日 ギリシャラリー ギリシャ
10 10月01日-03日 フィンランドラリー2 フィンランド
11 10月14日-17日 スペインラリー スペイン
12 11月18日-21日 ラリー・モンツァ イタリア

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