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2021/04/24

トヨタ・チーム 第1日目リポート

Toyota Yaris WRC (C)Toyota Gazoo Racing
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2021年4月24日
トヨタ自動車株式会社
GAZOO Racing Company

WRC 第3戦 クロアチア・ラリー デイ1
オジエが4本のベストタイムで初日総合2位に
エバンスはオジエと僅差の総合3位につける

4月23日(金)、2021年FIA世界ラリー選手権(WRC)第3戦クロアチア・ラリーが開幕。
首都ザグレブのサービスパークを中心に8本のステージが行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのセバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア組(ヤリスWRC 1号車)が総合2位に、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)が総合3位につけました。
なお、開幕2戦が終了した段階でWRC史上最年少でドライバーズ選手権首位に立っていたカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組 (69号車)は、コースオフによりリタイアとなりました。

WRC初開催となるクロアチア・ラリーの初日は、サービスパークの南西エリアで4本のステージを各2回走行。
8本のステージの合計距離は99.82kmでした。
WRCでターマック(舗装路)のステージだけを走行する「フルターマックラリー」が行われるのは2019年の8月以来であり、WRC初開催イベントであることに加え、今シーズンから新たにワンメイクタイヤとなったピレリ・タイヤを履いてのラリーとなるため、各チームともデータが十分ではない状態で競技初日を迎えました。

夜中に降った雨は朝までに上がり、金曜日は早朝から好天に恵まれました。
しかし、午前中のステージに関しては一部に濡れた路面が残り、また、ドライ路面であっても舗装の状態が刻々と変化する、非常にトリッキーなコンディションとなりました。

開幕2戦が終了した時点でドライバー選手権3位につけているオジエは、午前中のSS3でエバンスとベストタイムを分け合いました。
さらに、午後の再走ステージではSS6、7、8と3ステージ連続でベストタイムをマーク。記念すべきキャリア通算600本目のベストタイムを記録し、エバンスを抜いて首位と7.7秒差の総合2位でデイ1を走破しました。

ドライバー選手権でオジエと同ポイントのエバンスは、3本のステージで2番手タイムを刻み、SS3ではオジエとベストタイムをシェア。
1日を通して安定した走りを続け、オジエと僅か0.3秒差の総合3位につけました。
また、ロバンペラはドライバー選手権のリーダーとして1番手でSS1に臨みましたが、ステージ終盤の非常に滑りやすい右コーナーでコースオフ。ロバンペラとコ・ドライバーのヨンネ・ハルットゥネンに怪我はありませんでしたが、クラッシュによるダメージがクルマのロールケージにまで及んだため、競技続行は不可能となりラリーからリタイアすることになりました。

なお、TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムにより、ヤリスWRCで出場の勝田貴元はSS3終了時点で総合7位につけていました。
しかし、その後ジャンクションでのオーバーシュートやエンジンのストールによって遅れ、総合9位で初日を終えました。

ヤリ-マティ・ラトバラ (チーム代表)

今日の結果には概ね満足しています。
戦いは非常に激しく、セバスチャンとエルフィンは首位のライバルを追い続けましたが、特に午後の再走ステージはとても良かったと思います。
午前中のステージは予想していたように難しく、ステージは路面のグリップ変化が多く、ドライバーは大変だったと思います。
しかし、サービスでセットアップを少し変更したところ、彼らはクルマに対して自信を持つことができたようです。
明日、首位に挑むために非常にいい位置につけていると思います。
残念ながら、カッレはこのラリーで多くの経験を積むことができませんでした。
彼がコースオフしたのは非常にトリッキーな場所で、このようなことは十分起こり得るものです。
何よりも重要なのは、カッレとヨンネが無事だったことです。
あとはただ、前に進むしかありません。

セバスチャン・オジエ (ヤリスWRC 1号車)

今朝は難しいスタートになりましたが、その後挽回することができたので満足しています。
最初のステージでは、カッレがコースオフしたコーナーと同じ場所で、私も危ない目に遭いかけました。
驚いたことに、そのコーナーは他よりもさらに滑りやすく、コーナリングラインがワイドに膨らみ、不運にもタイヤがホイールのリムから外れタイムを失ってしまいました。
また、今朝はラリー前のテストで試していなかったセットアップで走りましたが、あまり満足することができず、その後サービスで経験のあるセットアップに戻したところ、すぐにフィーリングが好転しました。
午後は調子が良く、首位戦いに参加できたので、明日もこの勢いを保ち続けたいと思います。

エルフィン・エバンス (ヤリスWRC 33号車)

完璧なラリー初日ではありませんでしたが、全体的には順調な1日だったと思います。
午前中のステージは非常に難しくコンディションも変わりやすかったですが、とても良かったと思います。
午後も悪くはなかったのですが、どのステージも数秒ずつ遅れ、特に午後好調だったセブと比べると差がついてしまいました。
とはいえ全体的にクルマの調子は良く、明日に向けていくつか改善策を考えていますし、もちろん明日も戦い続けます。

カッレ・ロバンペラ (ヤリスWRC 69号車)

今日の1本目は非常にトリッキーで滑りやすく、アンダーステアが出やすいステージでした。
ステージ終盤のダウンヒル区間でも攻め続けていたのですが、高速の右コーナーがとても滑りやすく、少し進入スピードが高すぎたこともあり、タイヤのグリップを失ってコースを外れ、大きなクラッシュを喫してしまいました。
私とヨンネが無事だったのは不幸中の幸いでしたが、チームに対しては本当に申し訳なく思います。
コースオフは自分のミスによるものですし、今後のためにこの経験から学ばなくてはなりません。

明日のステージ情報

競技2日目となる4月24日(土)のデイ2は、サービスパークの南西エリアで、4本のステージを日中のサービスを挟んで各2回走行。
8本のステージの合計距離は121.92kmと、今大会最長1日となります。
また、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は458.37kmとなります。

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