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2021年5月

2021/05/24

WRC2:2021年シリーズ・ポイント表(Rd.4/12)

Wrc_logo

N0. Driver Nat. Car Point
1 A.ミケルセン NOR Skoda Fabia Rally2 68
2 E.ラッピ FIN VW Polo GTI R5 59
3 M-W.ブラシア BOL Skoda Fabia rally2 45
4 M.エストベルグ NOR Citroen C3 R5 44
5 T.スニネン FIN Ford Fiesta Mk2 41
6 N.グリャジン RUS VW Polo GTI R5 29
7 A.フォアマウクス FRA Ford Fiesta Rally2 25
8 E.カミッリ FRA Citroen C3 Rally2 24
9 E.ブラゾッリ ITA Skoda Fabia Rally2 21
10 S.ジョンストン USA Citroen C3 Rally2 17
11 M.プロコプ CZE Ford Fiesta WRC 14
12 O.ベイビー NOR Hyundai i20 R5 13
13 E.ブリニルドセン NOR Scoda Fabia R5 12
14 O.ソルベルグ SWE Hundai i20 R5 10
15 G.リンナマエ EST VW Polo GTI R5 4
16 T.クリステンセン NOR Ford Fiesta R5 2

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WRC:2021年シリーズ・ポイント表(Rd.4/12)

Wrc_logo

N0. Driver Nat. Car Point
1 S.オジエール FRA Toyota Yaris WRC 79
2 E.エヴァンス GBR Toyota Yaris WRC 77
3 T.ニュービレ BEL Hyundai i20 WRC 57
4 O.タナク EST Hyundai i20 WRC 45
5 K.ロバンペラ FIN Toyota Yaris WRC 41
6 勝田 貴元 JPN Toyota Yaris WRC 36
7 D.ソルド ESP Hyundai 120 WRC 29
8 C.ブリーン IRL Hyundai i20 WRC< 24
9 G.グリーンスミス GBR Ford Fiesta WRC 22
10 A.フォアマウクス FRA Ford Fiesta Rally2 20
11 T.スニネン FIN Ford Fiesta WRC 9
12 E.ラッピ FIN VW Polo GTI R5 7
13 A.ミケルセン NOR Skoda Fabia Rally2 6
14 O.ソルベルグ SWE Hundai i20 WRC 6
15 M.エストベルグ NOR Citroen C3 R5 4
16 E.カミッリ FRA Citroen C3 Rally2 1
17 N.グリャジン RUS VW Polo GTI R5 1


N0. Manufactures Point
1 トヨタ・ガズー・レーシング・WRT 183
2 ヒュンダイ・シェル・モビス・WRT 146
3 M-スポーツ・フォード・WRT 64
4 ヒュンダイ2Cコンペティティション 28

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トヨタ・チーム 第3日目リポート

Toyota Yaris WRC (C)Toyota Gazoo Racing
拡大します

2021年5月24日
トヨタ自動車株式会社
GAZOO Racing Company

WRC 第4戦 ラリー・ポルトガル デイ3
エバンスが今季初優勝、オジエは総合3位で選手権首位を堅持
WRCチャレンジプログラムの勝田は自己最高位の総合4位を獲得する

5月23日(日)、2021年FIA世界ラリー選手権(WRC)第4戦ラリー・ポルトガルの最終日デイ3が、ポルト近郊マトジニョスを基点に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのエルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(ヤリスWRC 33号車)が今季初優勝を飾りました。
総合3位にはセバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア組(1号車)が入り、ドライバーおよびコ・ドライバー選手権で首位を堅持。
今季3勝目を獲得したチームはマニュファクチャラー選手権トップの座を守り、2位のライバルに対するリードをさらに拡げました。
また、前日のデイリタイアから再出走を果たしたカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組 (69号車)は総合22位で完走。
TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムによりヤリスWRCで出場の勝田貴元は、WRC自己最高位となる総合4位でフィニッシュしました。

ラリー・ポルトガルの最終日デイ3は、サービスパークの北東エリアで、5本計49.47kmのステージが行なわれました。
デイ2で首位に立ったエバンスはオープニングのSS16で2番手タイムの選手に8.9秒という大差をつけるベストタイムを記録。
続くSS17、そしてSS19でもベストタイムを記録し、総合2位のライバルとのタイム差を26.2秒に拡大。
そして迎えた最終のパワーステージでは安定した走りで5番手タイムを刻み、今シーズン初優勝を獲得。
キャリア4回目、2020年にチームに加入してから3回目となる勝利を手にしました。
また、パワーステージでは1ポイントをボーナスとして獲得し、ドライバー選手権における順位を3位から2位に上げました。

1番手スタートにより不利な路面コンディションでデイ1を走り続けたオジエは、初日に大きくタイムを失いました。
しかし、諦めずに粘り強く走り続け、デイ2では総合3位まで順位を回復。
ただし、総合2位のライバルとはタイム差が大きくついていたため、デイ3では最終のパワーステージに向けて良い状態のタイヤを温存。
総合3位でフィニッシュするとともに、パワーステージでは3番手タイムを記録してボーナスの3ポイントを獲得。
エバンスに2ポイント差ながら、ドライバー選手権首位の座を守りました。

デイ3で再出走を果たしたロバンペラは、最終日の全ステージを走りきって経験を積み、パワーステージでは4番手タイムを刻んでボーナスの2ポイントを獲得。

また、デイ2でオジエと激しく順位を争った勝田は、安定性を重視した走りで最終日を走破し、キャリアベストとなる総合4位でフィニッシュ。
開幕から4戦連続でドライバー選手権ポイントを獲得しました。

ヤリ-マティ・ラトバラ (チーム代表)

この結果には本当に満足しています。
ラリーの最初の段階では、表彰台の一番高いところでフィニッシュできるとは思えませんでした。
しかし、ラリーで勝つためには最後のステージまで全てのコーナーをクリアしなければならず、最終的にれわれは勝つことができたのですから、とても素晴らしい気分です。

この週末、エルフィンは最も安定したドライバーでしたし、パフォーマンスも高いレベルにありました。
また、チームも本当に良い仕事をしてくれて、多くのポジティブな収穫がありました。

セブは3位を獲得してチャンピオンシップに多くのポイントを追加し、貴元も過去最高となる総合4位を獲得しました。
カッレにとっては残念なラリーになってしまいましたが、きっと彼はモチベーションをさらに高め、強くなって戻ってくることでしょう。

セバスチャン・オジエ (ヤリスWRC 1号車)

今日は総合3位を確実にすること、そしてパワーステージでボーナスポイントを獲得することに集中しました。
最大ポイントを得るには至りませんでしたが、もちろんゼロポイントで終わるよりは、3ポイントでも獲得できたほうが良かったですし、合計18ポイントはポジティブな結果だといえます。
優勝を争うことができなかったのは、喜ばしいことではありませんが、チャンピオンシップをリードしている状況でラリーに臨み、出走順1番でステージを走らなければならないのは想定内だったので、できる限りのことをしました。
次戦のサルディニアもまた厳しい戦いになるでしょうが、努力を続けてペースの改善に努め、どうなるか様子を見たいと思います。
毎戦確実にポイントを積み重ねていくことが、チャンピオンシップ争いにおいては重要なのです。

エルフィン・エバンス (ヤリスWRC 33号車)

優勝という形でラリーを締めくくることができたのは、もちろん素晴らしいことです。
この週末は全てが順風満帆というわけではありませんでしたし、われわれは最速ではなかったかもしれません。
それでも、ペースはとても良く、パフォーマンスも全体的に安定していました。

今朝は、2位とのタイム差がそれほど大きくなかったので、全力で挑む必要がありました。
その結果、何度か良いステージタイムを刻み、アドバンテージを築くことができました。
クロアチアでの失敗は非常に痛手だったので、今回は何事もなくラリーを走り切ることができて良かったです。

カッレ・ロバンペラ (ヤリスWRC 69号車)

この週末は、私自身にとっては残念な結果になりました。
多くの問題に遭遇し、多くの
ポイントを獲得するチャンスを失いましたが、それがラリーというものですし、次の戦いに向けて前進するしかありません。
今日は最初のループステージで、、次のラリーに向けて様々なセットアップを試すことができました。
その後のパワーステージでは、他のドライバーに比べるとタイヤのコンディションはあまり良くなかったのですが、自分ができる限りのプッシュをして、2ポイントを獲得できたので良かったです。
手持ちのタイヤで、あれ以上良いタイムを出すことはできなかったと思います。

次回のイベント情報

WRC次戦は、6月3日から6日にかけてイタリアのサルディニア島で開催される、第5戦「ラリー・イタリア サルディニア」です。
昨年10月以来の開催となるこのラリーは、ラリー・ポルトガルに続くグラベル(未舗装路)イベントです。
ステージは全体的にハイスピードですが道幅は狭く、道のすぐ脇まで木々が迫ります。
路面は目の細い砂状のグラベルに覆われていますが、何台かのクルマが走行すると下から岩盤や石が現れ、深い轍(わだち)も刻まれるなど、路面のコンディション変化が大きい1戦です。
また、気温が上昇することも多く、ドライバーとクルマにとって非常にタフなラリーです。

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2021/05/23

WRC:Rd.4 ポルトガルラリーDay3結果(最終:SS.20)

N0. Driver Nat. Car Class Time(Dif.)
1 E.エヴァンス GBR Toyota Yaris WRC RC1 3h31'48.4
2 D.ソルド ESP Hyundai 120 WRC RC1 -00'26.2
3 S.オジエール FRA Toyota Yaris WRC RC1 -01'28.8
4 勝田 貴元 JPN Toyota Yaris WRC RC1 -02'27.9
5 G.グリーンスミス GBR Ford Fiesta WRC RC1 -04'49.3
6 A.フォアマウクス FRA Ford Fiesta WRC RC1 -04'54.5
7 E.ラッピ FIN VW Polo GTI R5 RC2 -09'22.9
8 T.スニネン FIN Ford Fiesta Mk2 RC2 -10'57.6
9 M.エストベルグ NOR Citroen C3 R5 RC2 -11'42.6
10 N.グリャジン RUS VW Polo GTI R5 RC2 -12'06.9
11 O.ソルベルグ SWE Hundai i20 R5 RC2 -12'26.8
12 M-W.ブラシア BOL Skoda Fabia R5 RC2 -14'00.5
13 K.カゼタノビッツ POL Scoda Fabia R5 RC2 -14'01.0
14 Y.ロッセル FRA Citroen DS3 R5 RC2 -14'07.5
15 C.イングラム GBR Scoda Fabia R5 RC2 -14'54.3
21 O.タナク EST Hyundai i20 WRC RC1 -20'48.4
37 T.ニュービレ BEL Hyundai i20 WRC RC1 -59'33.1

    総合 45位まで確認

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トヨタ・チーム 第2日目リポート

Toyota Yaris WRC (C)Toyota Gazoo Racing
拡大します

2021年5月23日
トヨタ自動車株式会社
GAZOO Racing Company

WRC 第4戦 ラリー・ポルトガル デイ2
エバンスが首位に、オジエが総合3位に浮上

5月22日(土)、2021年FIA世界ラリー選手権(WRC)第4戦ラリー・ポルトガルのデイ2が、ポルト近郊マトジニョスのサービスパークを中心に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのエルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(ヤリスWRC 33号車)が首位に立ち、セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア組(1号車)が総合3位に順位を上げました。
一方、総合6位につけていたカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組 (69号車)は、技術的な問題によりデイリタイアとなりました。
また、TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムによりヤリスWRCで出場の勝田貴元は、デイ1と変わらず総合4位につけています。

ラリー・ポルトガル競技2日目のデイ2は、サービスパークの北東に広がるカブレイラ山脈を中心に、7本計165.16kmのステージが行なわれました。
デイ1で総合2位につけたエバンスは、午前中の3本のステージ全てを2番手タイムで走行。
午後の再走ステージでは最初のSS12でベストタイムを記録し、さらに今大会最長となる全長37.92kmのSS14でもベストタイムをマーク。
そのステージでは総合1位のライバルがステージの途中でストップしたため、エバンスはトップに立ちました。
その後、1日の最後に用意されたポルト市街地でのショートステージを経て、エバンスは総合2位のライバルに10.7秒差をつけ、首位でデイ2を走り切りました。

デイ1で1番手スタートを担い、滑りやすい「ルーズグラベル」を履き飛ばしながらの不利な走行を強いられたオジエは、1日を通して勝田と総合4位の座を激しく競いました。
オープニングのSS9ではまずオジエが総合4位に順位を上げ、SS10では勝田が挽回し総合4位に。
SS12では再びオジエが総合4位となり、その後首位の選手がストップしたことによって総合3位に浮上。しかし、背後につける勝田とは1.5秒と僅差であり、同門対決は最終日のデイ3でも続くことになります。

ロバンペラは、SS13終了視点で総合6位につけていましたが、続くSS14に向かう途中で
クルマに問題が発生したため、デイリタイアを選択。クルマはサービスパークに戻り、
修理の後デイ3に再出走する予定です。

ヤリ-マティ・ラトバラ (チーム代表)

首位に立てたことを、もちろん嬉しく思います。
1日を通して、トップの選手と対等に戦うことはできませんでした。
しかし、われわれもそうですが、トロフィーを掲げるためには、最後まで走りきらなければなりません。
エルフィンはとてもいい戦いをしていましたし、幸運にも恵まれました。
今、彼はとても有利な位置につけていますが、もちろん明日はフィニッシュラインを通過しなくてはなりませんし、何かが保証されているわけでもありません。
チャンピオンシップを考えればセブが表彰台圏内に入ったのは素晴らしいことですし、彼と貴元の戦いはエキサイティングでした。

残念ながら、カッレのクルマにはロードセクションで技術的な問題が発生してしまい、その後37.92kmのロングステージを走ってダメージを広げるリスクをとるべきではないと判断しました。
自走でサービスに戻ることになりましたが、明日のパワーステージではポイント獲得を狙って戦える筈です。

セバスチャン・オジエ (ヤリスWRC 1号車)

難しい1日でしたが、それでも少し順位を上げることができました。
表彰台圏内に入れたのは、ポジティブに思えることです。
トラブルに巻き込まれずに済んだのが大きな理由ですが、こういったこともラリーの一部です。
今日は自分が思うようなペースでは走れなかったので、正直なところあまり満足できませんでした。
昨日と同じように、出走順による路面コンディションの影響もあったと思いますが、タイヤ選択に関しても、もう少し上手くできた筈です。
それでも、何本かニュータイヤが残っているので、明日はそれを最大限に活用するつもりです。

エルフィン・エバンス (ヤリスWRC 33号車)

ラリーをリードする立場になり、とてもうれしいです。
全体的には非常に順調な1日でした。
午前中は、最初に自分のリズムを掴むまでは少し苦労しましたが、その後はまあまあ良かったと思います。
路面のコンディションはかなりタフでしたが、うまく乗り切ることができました。
オィットに対してはとても気の毒に思いますが、今、われわれは非常に有利な立場になりました。
ただし、2位との差は小さいので明日は全力で戦わなければなりませんし、きっと大変な1日になるでしょう。
それでも明日のステージを走るのがとても楽しみですし、ベストを尽くして臨みたいと思います。

カッレ・ロバンペラ (ヤリスWRC 69号車)

今日も午前中のステージは非常に難しかったですが、路面のグリップが高くなった午後のステージでは、再び楽しんでドライブすることができていました。
すべてが正常に作
動し、ステージタイムも良好でした。
ステージを1回目に走行する時のような、滑りやすい路面コンディションで良いフィーリングを掴むためには、まだ改善しなければならないことがあります。
午後の3本目のステージに臨む前に技術的な問題が起こり、デイリタイアを余儀なくされたのは残念ですが、明日はきっと再出走できると思います。
明日の出走順を考えるとパワーステージは少し難しいかもしれませんが、もちろん、でき
るだけ多くのポイントを獲得したいと思っています。

明日のステージ情報

ラリー最終日となる5月23日(日)のデイ3は、サービスパークの北東エリアで、5本のステージを日中のサービスを挟むことなく走行。
SS18およびその再走ステージであるSS20「ファフェ」は、ビッグジャンプで知られるラリー・ポルトガルを代表する名物ステージです。
また、最終ステージでもあるSS20は、トップ5タイムを記録した選手とマニュファクチャラーにボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されています。
5本のステージの合計距離は49.47km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は295.09kmとなります。

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WRC:Rd.4 ポルトガルラリーDay2結果(SS.15)

N0. Driver Nat. Car Class Time(Dif.)
1 E.エヴァンス GBR Toyota Yaris WRC RC1 3h07'09.1
2 D.ソルド ESP Hyundai 120 WRC RC1 -00'10.7
3 S.オジエール FRA Toyota Yaris WRC RC1 -01'04.2
4 勝田 貴元 JPN Toyota Yaris WRC RC1 -01'05.7
5 A.フォアマウクス FRA Ford Fiesta WRC RC1 -04'21.8
6 G.グリーンスミス GBR Ford Fiesta WRC RC1 -04'28.2
7 E.ラッピ FIN VW Polo GTI R5 RC2 -08'21.2
8 T.スニネン FIN Ford Fiesta Mk2 RC2 -09'01.6
9 M.エストベルグ NOR Citroen C3 R5 RC2 -10'46.6
10 N.グリャジン RUS VW Polo GTI R5 RC2 -11'01.1
11 O.ソルベルグ SWE Hundai i20 R5 RC2 -11'04.2
12 M-W.ブラシア BOL Skoda Fabia R5 RC2 -12'28.8
13 Y.ロッセル FRA Citroen DS3 R5 RC2 -12'42.5
14 K.カゼタノビッツ POL Scoda Fabia R5 RC2 -12'45.5
15 C.イングラム GBR Scoda Fabia R5 RC2 -13'36.8

    総合 41位まで確認

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2021/05/22

トヨタ・チーム 第1日目リポート

Toyota Yaris WRC (C)Toyota Gazoo Racing
拡大します

2021年5月22日
トヨタ自動車株式会社
GAZOO Racing Company

WRC 第4戦 ラリー・ポルトガル デイ1
初日総合2位のエバンスを筆頭に
4台のヤリスWRCがトップ6につける

5月21日(金)、2021年FIA世界ラリー選手権(WRC)第4戦ラリー・ポルトガルが開幕。
北部の大都市ポルト近郊、マトジニョスのサービスパークを中心にデイ1として8本のステージが行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのエルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(ヤリスWRC 33号車)が総合2位に、セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア組(1号車)が総合5位に、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組 (69号車)が総合6位につけました。
また、TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムにより、ヤリスWRCで出場の勝田貴元は、エバンスに次ぐ総合4位と、4台のヤリスWRCがトップ6につけました。

2年ぶりのWRC開催、そして今シーズン最初のグラベル(未舗装路)イベントとなるラリー・ポルトガルの競技初日は、サービスパーク南側のアルガニル地域を中心に、8本計122.88kmのステージが行なわれました。
デイ1は日中のサービスの設定がなく、そのためアクシデントやトラブルに見舞われても自力による修理しかできず、また、サスペンションや駆動系の交換など大幅なセッティング変更もできないなど、選手にとっては非常に厳しい1日となりました。

ポルトガルのステージは、道の表面が滑りやすい「ルーズグラベル」に覆われており、ドライバー選手権首位で出走順トップのオジエと、選手権3位につけ出走順3番手のエバンスは、ルーズグラベルを掃き飛ばしながらの不利な条件での走行となり、午前中の3本のステージは思うようにタイムが伸びませんでした。
しかし、彼らは午後の再走ステージでペースを上げ、SS7でオジエがベストタイムを記録し、総合5位に順位を上げました。
また、そのSS7でエバンスは、アクシデントによりスロー走行をしていた前走車が巻き上げた土煙で視界を奪われ大幅にタイムを失いましたが、その後調整が入りオジエと同タイムが与えられました。
その結果、エバンスは総合4位から2位にポジションアップ。
首位のライバルと6秒差でデイ2に臨みます。

ロバンペラは、午前中のステージでは苦戦しましたが、午後はSS4でベストタイムを獲得するなど復調。
オジエと4.9秒差の総合6位で1日を終えました。

今シーズン開幕から3戦連続で総合6位を獲得し、前戦クロアチア・ラリーでは2回のベストタイムを記録した勝田は、今大会でも好調を維持。
4番手タイムを3回刻むなど安定して上位を走行し、一時はヤリスWRC勢の中で最上位につけるなど健闘。総合3位のライバルと6.4秒差、直後につけるオジエと8.6秒差の総合4位でデイ1を走破しました。

ヤリ-マティ・ラトバラ (チーム代表)

今日の順位はとても喜ぶべきものです。
今週の頭に雨が降りましたが、その後路面はかなり乾いてしまったので、われわれの出走順がかなり不利であることは分かっていました。
しかし、今は全ドライバーが優勝や表彰台を目指して戦える位置につけているので、非
常に満足しています。
エルフィンはとても良い戦いをし、トップにかなり近い位置にいます。
セブは予想よりもタイムロスが少なく、カッレも良いタイムを記録しました。
また、貴元も素晴らしい1日を送ったので、明日は4台とも期待できます。

セバスチャン・オジエ (ヤリスWRC 1号車)

いつもと同じように、今日もほとんどのステージを出走順トップで走りました。
もちろんベストを尽くしましたが、どのステージでもタイムを失いました。
幸いにも午後のSS7ではベストタイムを獲得しましたが、ルーズグラベルが多く、グラベル自体も乾いていて、今日走った中では最も路面がダーティなステージだったので、まさかベストタイムを獲れるとは思っていませんでした。
出走順がずっとトップだったので、他の選手よりもタイヤを温存することができたのかもしれませんし、ライバルの多くがトラブルに見舞われたことも、良いタイムを出すことができた理由のひとつだと思います。

状況は少し良くなり、少なくとも表彰台争いをできるところまでは戻って来ることができました。
まだまだ上を狙うことはできると思いますし、明日は最も長い1日で、しかも私の前に出走するクルマが何台かあるので、少し面白くなりそうです。

エルフィン・エバンス (ヤリスWRC 33号車)

長く、厳しい1日でした。
新しいグラベルタイヤに慣れ、正しい選択をするのは簡単ではありませんでした。今朝は路面がかなり湿っていましたが、ソフトタイヤの本数には限りがありました。
そのためハードタイヤとミックスして装着することも多く、それもあって完全に自信を持って運転することができませんでした。
しかし、他のクルマが見舞われたようなトラブルを回避できたこともあり、非常に良い順位で1日を終えることができました。

午前中はやや安定性に欠け苦労しましたが、午後になると少しずつ良くなっていったので、クルマに微調整を施し明日は優勝争いに挑みます。
きっと難しい1日になると思いますが、とても楽しみです。

カッレ・ロバンペラ (ヤリスWRC 69号車)

全体的にはかなり難しい1日でしたが、その中で良いタイムを出すこともできました。
朝の時点では、クルマのセットアップが自分に合っていないと感じていました。
このようなコンディションで、新しいタイヤを履いてまだ十分な距離を走っていなかったので、方向性を掴めていなかったのです。
しかし、何を変えればいいのかが段々と見えてきたので、午後のステージに向けてセットアップを変更したところ良くなりましたが、タイヤに問題が発生したこともあり、タイムをロスしてしまいました。
それでも、1日を走り終えセットアップの方向性を理解できたので、明日はもっとうまく行くと思います。

明日のステージ情報

競技2日目となる5月22日(土)のデイ2は、サービスパークの北東に広がるカブレイラ山脈で、3本のステージを日中のサービスを挟んで各2回走行。
その後、サービスパークの南側に位置するポルトのドウロ川岸で、全長3.3kmの市街地スーパーSSを走行します。
7本のステージの合計距離は165.16kmと、今大会最長1日となり、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は630.96kmに達します。

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WRC:Rd.4 ポルトガルラリーDay1結果(SS.8)

N0. Driver Nat. Car Class Time(Dif.)
1 O.タナク EST Hyundai i20 WRC RC1 1h22'35.0
2 E.エヴァンス GBR Toyota Yaris WRC RC1 -00'06.0
3 D.ソルド ESP Hyundai 120 WRC RC1 -00'09.0
4 勝田 貴元 JPN Toyota Yaris WRC RC1 -00'15.4
5 S.オジエール FRA Toyota Yaris WRC RC1 -00'24.0
6 K.ロバンペラ FIN Toyota Yaris WRC RC1 -00'28.9
7 G.グリーンスミス GBR Ford Fiesta WRC RC1 -01'02.3
8 A.フォアマウクス FRA Ford Fiesta WRC RC1 -01'33.5
9 E.ラッピ FIN VW Polo GTI R5 RC2 -03'34.9
10 N.グリャジン RUS VW Polo GTI R5 RC2 -03'37.1
11 T.スニネン FIN Ford Fiesta Mk2 RC2 -03'44.7
12 O.ソルベルグ SWE Hundai i20 R5 RC2 -04'02.5
13 Y.ロッセル FRA Citroen DS3 R5 RC2 -05'03.6
14 K.カゼタノビッツ POL Scoda Fabia R5 RC2 -05'07.1
16 M-W.ブラシア BOL Skoda Fabia R5 RC2 -05'11.6
29 T.ニュービレ BEL Hyundai i20 WRC RC1 -13'15.8

    総合 66位まで確認

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