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2021年6月

2021/06/29

勝田貴元(トヨタ)、サファリ・ラリー・ケニア・リポート

勝田 貴元 (C)Toyota Gazoo Racing
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TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムに参加中の勝田貴元が、6月24日(木)から27日(日)にかけてアフリカのケニアで開催された、2021年FIA世界ラリー選手権(WRC)第6戦「サファリ・ラリー・ケニア」に、コ・ドライバーのダニエル・バリットと共にヤリスWRCで参戦。
一時は首位に立つなど優勝争いに加わり、WRC自己最高順位となる総合2位でフィニッシュ。
伝統あるサファリ・ラリーで、WRCの表彰台に初めて上りました。

2002年大会以来、19年ぶりにWRCのカレンダーに復帰したサファリ・ラリーは、ケニアの首都ナイロビの北側約100kmにある、ナイバシャ湖の近くにサービスパークが置かれ、そこを中心に広大なサバンナや森林地帯のグラベル(未舗装路)ステージで競技が行なわれました。

以前のサファリ・ラリーに比べ、走行距離はかなり短くなり、他のWRCイベントと同じようなステージ構成となりましたが、依然として難易度は高く、昔と変わらず非常に厳しいラリーとなりました。
ステージは、長い高速区間と非常にテクニカルかつラフなセクションが組み合わされており、アフリカの地を初めて踏んだ最新のワールドラリーカーと、サファリを初めて走るトップ選手たちに、過酷な試練を課しました。

ラリーは序盤から荒れ模様となり、金曜日のデイ2では多くの選手がトラブルやアクシデントに遭遇しました。
しかし、勝田とバリットはスピードと安定性のバランスを上手くとることで大きなトラブルを回避し、好調なペースを維持し続けました。
金曜日の最後のSS7では世界王者のセバスチャン・オジエとベストタイムを分けあい、首位と18.8秒差の総合2位に順位を上げました。

土曜日のデイ3も勝田は安定した走行で総合2位を堅守。
最終日となった日曜日のデイ4では、1本目の走行を終えた首位のライバルがトラブルでリタイアしたことにより、WRCに参戦を開始してから初めて総合1位に立ちました。
その後、勝田とオジエは総合タイムで並ぶなど優勝をかけた大接戦を展開しましたが、チームはふたりの首位争いを静観。
SS17でオジエが大会7本目のベストタイムを刻んでリードを拡げた結果、最終ステージでもふたりの順位は変わらず、勝田はオジエに次ぐ総合2位でラリーをフィニッシュ。
初めての表彰台を、総合2位という好結果で獲得しました。

WRCとして開催されたサファリ・ラリーで、日本人が表彰台に立ったのは1994年大会の篠塚建次郎選手以来27年ぶりです。
また、1995年には藤本吉郎選手がWRCタイトルのかからないサファリ・ラリーでセリカ・ターボ4WDをドライブして優勝しましたが、世界王者たちと互角に戦って獲得した勝田のWRC総合2位もまた、日本のラリーの歴史に残るべきリザルトといえます。

今回の勝田の結果は、日本のラリー界で才能ある選手を発掘し、支援することを目的に2015年にスタートしたTGR WRCチャレンジプログラムにとっても 意義深いものであり、ラリーの経験が少なかった勝田がWRCのポディウムを獲得できたことは、一つの大きな成果となりました。

なお、勝田は今シーズン開幕から3戦連続で総合6位に入り、その後の2戦は総合4位、そして今回は総合2位と、確実に結果を残してきました。
今年、開幕から総合6位以内に入り続けているドライバーは勝田だけであり、着実にポイントを積み重ねてきた結果、ドライバー選手権では現在5位につけています。

勝田貴元:表彰台に立つことができて、とてもうれしいです。
今週末は本当に長く、いろいろなことが起こりました。誰もが問題をいくつか抱えていましたが、僕たちは何とか切り抜け、この順位でフィニッシュすることができました。
今回の結果には満足しています。
このラリーはかなり特殊ですし、トップレベルの選手はみな経験豊富なので、サファリで表彰台に上れるとは思っていませんでした。
もっと厳しい週末になると予想していたので、本当にうれしいです。
とはいえ、まだまだ改善できると思いますし、将来的にはセブと競って勝てるようになりたいです。
もしWRCチャレンジプログラムがなかったら、自分はここにいないと思います。
ゼロに近い状態から成長を支え続けてくれたトヨタ自動車、チームオーナーの豊田章男社長、そしてチームの皆さん全員に心から感謝しています。

ヤリ-マティ・ラトバラ(チーム代表):サファリ・ラリー・ケニアでタカが総合2位に入り、WRCで初めて表彰台を獲得したのは本当に素晴らしいことです。
これは、TOYOTA GAZOO RacingによるWRCチャレンジプログラムが、実を結んだことを意味します。
最近のタカの成長はとても印象的でした。
今回は大きなミスもなく、最終日のセバスチャンとのバトルも含めて、全てを上手くこなしていました。
彼はこの総合2位という結果に値する戦いをしたと思いますし、私も本当にうれしく思います。

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2021/06/28

トヨタ・チーム 第4日目リポート

Toyota Yaris WRC (C)Toyota Gazoo Racing
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2021年6月28日
トヨタ自動車株式会社
GAZOO Racing Company

WRC 第6戦 サファリ・ラリー・ケニア デイ4
オジエが今シーズン4回目の勝利でサファリ・ラリー初制覇
WRCチャレンジプログラムの勝田は総合2位で初表彰台を獲得

6月27日(日)、2021年FIA世界ラリー選手権(WRC)第6戦サファリ・ラリー・ケニアの競技最終日、デイ4がナイバシャ湖の周辺で行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのセバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア組(ヤリスWRC 1号車)が優勝。
今シーズン4勝目を飾り、ドライバー選手権首位の座を守りました。
また、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組 (69号車)は総合6位、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)は総合10位と、前日のデイ3よりも順位を上げ、ポイントを獲得しました。
なお、TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムの勝田貴元/ダニエル・バリット組(18号車)は、自己最高位の総合2位でフィニッシュ。WRCで初めて表彰台を獲得しました。

19年ぶりにWRCを迎えたサファリ・ラリー・ケニアの最終日は、ナイバシャ湖の周辺で5本のステージが行なわれました。
そのうち、SS15「ヘルズゲート1」は、当初の予定よりも4.93km短い5.63kmに短縮され、5本のステージの合計距離は48.56kmでした。
最終日も朝は気温12度と冷えこみましたが、日中は24度程度まで上昇し、ステージの路面は1日を通してドライコンディションが保たれました。

デイ3で総合3位に順位を上げたオジエは、総合2位の勝田と18.1秒差でデイ4をスタート。
ふたりは最後までクリーンファイトで順位を争いました。
オジエはまず、オープニングのSS14でベストタイムを記録。
そのステージでは首位のライバルがクルマにダメージを負い、その後リエゾンでリタイアしたことにより続くSS15で勝田が首位に立ちましたが、オジエも0.8秒差の総合2位に順位を上げました。
続くSS16でオジエは勝田を0.8秒上回るタイムを記録し、総合タイムで並び首位に。
SS17では今大会7回目のベストタイムで8.3秒差をつけ、最終のSS18では差を21.8秒に拡大し、前戦ラリー・イタリア サルディニアに続いて優勝し今シーズン4勝目を飾りました。
また、ドライバー選手権ではパワーステージで4番手タイムを刻んで得たボーナスの2ポイントも加算し、首位の座を堅持。
選手権2位のエバンスに対するリードを34ポイントに拡大しました。
なお、オジエの優勝により、トヨタはWRCとして開催されたサファリ・ラリーで、通算8回目の勝利を獲得しました。

デイ3終了時点で総合7位につけていたロバンペラは、安定した走りを続け、SS15で総合6位に順位を上げました。
そして、最終のパワーステージでは2番手タイムを記録しボーナスの4ポイントを獲得。また、デイ3終了時点で総合12位につけていたエバンスは総合10位に入り、パワーステージは3番手タイムでボーナスの3ポイントを加算。
ドライバー選手権2位の座を堅守しました。
チームは、オジエとロバンペラ、エバンスが獲得したポイントにより、マニュファクチャラー選手権首位を守り、2位のライバルに対するリードを59ポイントに拡大しました。

豊田 章男 (チームオーナー)

セブ、ジュリアンおめでとう!
ファンの皆さまも応援ありがとうございました!
だけど…今日は先にこっちの想いを爆発させることを許して欲しいです。
タカ!本当にすごい!少し悔しいけど、すごく嬉しい!
あのセブをリードして最終日を迎え、そのままずっと優勝を争って2位表彰台!
震えるほど感動しました。
今日は昼から君のお父さんとずっとタカのことを見守ってました。
二人とも、タカのことが気になって他のことが何も手につかず、ことあるごとにラインで会話をしていました。
今日は仕事が休みで本当によかった。
君のお父さんは仕事だったみたいですが(笑)
初めて走る厳しい道で、世界最高のドライバーとトップ争いをしながら走り切る…
タカはこの一戦だけで今までの何倍も成長したと思います。
今シーズン、残り6戦、最後はラリージャパンもある。
さらに楽しみでしょうがなくなりました。

だけど、やっぱりセブはすごい!
それも今回、心から思ったことでした。
ケニアの道は写真を見ているだけでも、いかに厳しいかが伝わってきます。
最後の3ステージ、タカに追いつき抜いていく走りをセブができたのは、そんなに厳しい道でも、タイヤを大切にしながら走っていたからだと思います。
そんな尊敬すべきドライバーがTOYOTA GAZOO Racingの一員として戦ってくれていること、そして、その走りを我々の仲間の成長に繋げてくれていることに心から感謝します。
チームのみんなにも感謝の言葉を伝えたいと思います。
19年ぶりのケニア開催でした。
アフリカの道はみんなにとって初めての経験です。
過去の経験値がない中で、レッキの情報を日夜分析したエンジニアの頑張りで、ドライバーたちは安心して走り出せました。
ケニアの現地にいたメンバーも、フィンランドからサポートしてくれたメンバーも、みんなのおかげです。ありがとう。
エルフィンとカッレは残念ながら途中で戦線離脱となってしまったけれど、その後の走行で得た情報をチームに共有してくれていたおかげで、セブとタカは最後まで、トップ争いができたと思います。
エルフィン、スコット、カッレ、ヨンネ、ありがとう!
シーズン後半戦、もっと安心して走れるクルマを用意していくことで、恩返しすることを約束します。
リエゾンを走り抜けるシーンも見せてもらいました。
子供たちが手を振り、動物たちが一緒に走り、国をあげて、ラリーを迎える雰囲気を感じました。
ケニヤッタ大統領もWelcome Backというメッセージを出されていました。
ケニアの皆さまにも感謝申しあげます。
数ヶ月後に迫ったラリージャパンも、同じような温かい雰囲気で、多くのラリーストを迎えられたらと願います。

最後に、もう一組感謝の気持ちを伝えさせてください。
アフリカにいる豊田通商の仲間達が、現地で応援してくれていました。
そして現地の様子をわれわれ日本の仲間に伝えてくれていました。
お陰で私たちTOYOTA GAZOO Racingは、ケニアも母国の道として走ることができたと思います。
アフリカのトヨタファミリーのみんなに感謝します。
ありがとうございました!
HATU JAMBO!ASANTE SANA!
(私たちは元気です!とてもありがとう!)

追伸
表彰セレモニーで手違いでしょうか…君が代ばかり流れていました。
セブとジュリアンには申し訳ない思いもありましたが、ケニアで流れた君が代はとても誇らしく、何度も聞けたことは素晴らしかったです。

ヤリ-マティ・ラトバラ (チーム代表)

素晴らしい週末を戦い、その最後に特別な日を迎えることができました。
金曜日から厳しい戦いが続いていましたが、約20年ぶりのWRC開催となるこのクラシックラリーで、1-2フィニッシュを飾ることができました。
この勝利は、われわれが耐久性と一貫性を備えていたからこそ得られたものであり、決してあきらめない姿勢とチームの献身にも支えられました。
問題を抱えたときでもセブは冷静でしたし、チャンスが訪れるとすかさずアタックして勝利を引き寄せました。
また、貴元が初めて表彰台に上ったことも大変うれしく思います。
彼の成長は驚くべきもので、今回の結果を得るにふさわしいと思います。

セバスチャン・オジエ (ヤリスWRC 1号車)

サファリ・ラリーで優勝することができて素晴らしい気分です。
金曜日にトラブルに見舞われた後は、勝てる可能性が残されているとは思っていませんでしたが、可能な限り多くのポイントを獲得するため、最後までベストを尽くしました。
サファリでは何かが起きると思っていましたが、実際その通りになりました。金曜日のトラブル以降は非常に好調で、ペースはとても良く、マシンも素晴らしかったです。
両チャンピオンシップで大きく前進することができたので、チームにとってはとてもいい日になりました。

また、素晴らしい結果を残したタカを祝福したいと思います。最後に彼を捕まえるのは、
それほど簡単ではありませんでした。

エルフィン・エバンス (ヤリスWRC 33号車)

今日はボーナスポイント獲得を目指してパワーステージに挑みましたが、グリップする場所を見つけながら走るのはとても難しかったです。
金曜日にミスをしたことで、今回
数ポイントしか獲得できなかったのは残念です。
それでも、ステージの大部分を走り、将来のためにこのラリーの経験を蓄積することができたのは良かったと思います。
すぐに気持ちを切り替え、次のエストニアに集中しなくてはなりません。
チームとセブの優勝に加えて、タカとダンが表彰台に上ったことも本当にうれしく思います。

カッレ・ロバンペラ (ヤリスWRC 69号車)

パワーステージでボーナスポイントを獲得するチャンスを待っていた。
そして、とてもいい走りができたと思います。
かなりプッシュしましたが、ハードタイヤを2本装着したのはベストな選択ではありませんでした。
最大ポイントの獲得まであと少しでしたが、それでも4ポイントを獲得できて良かったです。
全体的には困難な週末となり、望んでいたものではありませんでしたが、素晴らしい仕事でクルマをいい状態に保ち続けてくれたチームには感謝しています。

次回のイベント情報

WRC次戦は、7月15日から18日にかけて、エストニアで開催される「ラリー・エストニア」です。
昨年、初めてWRCとして開催されたこのイベントは、ハイスピードでスムーズなステージが多く、ジャンプやアップ&ダウンもあるなど全体的にはラリー・フィンランドと似た特徴を持つグラベル(未舗装路)ラリーですが、独特のテクニカルなセクションも多くあるチャレンジングな1戦です。

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2021/06/27

WRC2:2021年シリーズ・ポイント表(Rd.6/12)

Wrc_logo

N0. Driver Nat. Car Point
1 A.ミケルセン NOR Skoda Fabia Rally2 68
2 M.エストベルグ NOR Citroen C3 R5 66
3 M-W.ブラシア BOL Skoda Fabia rally2 63
4 E.ラッピ FIN VW Polo GTI R5 59
5 T.スニネン FIN Ford Fiesta Mk2 41
6 A.フォアマウクス FRA Ford Fiesta Rally2 34
7 E.ブラゾッリ ITA Skoda Fabia Rally2 31
8 J.ヒュットゥネン FIN Hyundai i20 R5 30
9 N.グリャジン RUS VW Polo GTI R5 29
10 M.プロコプ CZE Ford Fiesta WRC 28
11 E.カミッリ FRA Citroen C3 Rally2 24
12 S.ジョンストン USA Citroen C3 Rally2 17
13 O.ベイビー NOR Hyundai i20 R5 13
14 E.ブリニルドセン NOR Scoda Fabia R5 12
15 O.ソルベルグ SWE Hundai i20 R5 10
16 G.リンナマエ EST VW Polo GTI R5 4
17 T.クリステンセン NOR Ford Fiesta R5 2

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WRC:2021年シリーズ・ポイント表(Rd.6/12)

Wrc_logo

 

N0. Driver Nat. Car Point
1 S.オジエール FRA Toyota Yaris WRC 133
2 E.エヴァンス GBR Toyota Yaris WRC 99
3 T.ニュービレ BEL Hyundai i20 WRC 77
4 O.タナク EST Hyundai i20 WRC 69
5 勝田 貴元 JPN Toyota Yaris WRC 66
6 K.ロバンペラ FIN Toyota Yaris WRC 56
7 A.フォアマウクス FRA Ford Fiesta Rally2 32
8 G.グリーンスミス GBR Ford Fiesta WRC 32
9 D.ソルド ESP Hyundai 120 WRC 31
10 C.ブリーン IRL Hyundai i20 WRC< 24
11 M.エストベルグ NOR Citroen C3 R5 12
12 J.ヒュットゥネン FIN Hyundai i20 R5 10
13 T.スニネン FIN Ford Fiesta WRC 9
14 E.ラッピ FIN VW Polo GTI R5 7
15 O.ライ KEN VW Polo GTI R5 6
16 A.ミケルセン NOR Skoda Fabia Rally2 6
17 Y.ロッセル FRA Citroen S3 Rally2 6
18 O.ソルベルグ SWE Hundai i20 WRC 6
19 K.パテル KEN Ford Fiesta 4
20 P.ロペス ESP Skoda Fabia R5 4
21 C.トゥンド KEN VW Polo GTI R5 2
22 J.ソランズ ESP Citroen DS3 R5 2
23 E.カミッリ FRA Citroen C3 Rally2 1
24 N.グリャジン RUS VW Polo GTI R5 1
25 M-W.ブラシア BOL Skoda Fabia R5 1



N0. Manufactures Point
1 トヨタ・ガズー・レーシング・WRT 273
2 ヒュンダイ・シェル・モビス・WRT 214
3 M-スポーツ・フォード・WRT 109
4 ヒュンダイ2Cコンペティティション 28

 

 

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WRC:Rd.6 サファリラリーDay4結果(SS.17)

N0. Driver Nat. Car Class Time(Dif.)
1 S.オジエール FRA Toyota Yaris WRC RC1 3h18'33.1
2 勝田 貴元 JPN Toyota Yaris WRC RC1 -00'21.8
3 O.タナク EST Hyundai i20 WRC RC1 -01'09.5
4 A.フォアマウクス FRA Ford Fiesta Rally2 RC1 -01'44.7
5 G.グリーンスミス GBR Ford Fiesta WRC RC1 -01'54.6
6 K.ロバンペラ FIN Toyota Yaris WRC RC1 -10'53.4
7 O.ライ KEN VW Polo GTI R5 RC2 -29'26.4
8 K.パテル KEN Ford Fiesta RC2 -33'30.4
9 C.トゥンド KEN VW Polo GTI R5 RC2 -36'40.7
10 E.エヴァンス GBR Toyota Yaris WRC RC1 -49'22.7
11 L.ベルテッリ ITA Ford Fiesta WRC RC1 -50'17.0
12 D.ソルド ESP Hyundai 120 WRC RC1 -1h03'19.5

    総合 21位まで確認

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トヨタ・チーム 第3日目リポート

Toyota Yaris WRC (C)Toyota Gazoo Racing
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2021年6月27日
トヨタ自動車株式会社
GAZOO Racing Company

WRC 第6戦 サファリ・ラリー・ケニア デイ3
突然の降雨を切り抜けたオジエが総合3位に浮上
WRCチャレンジプログラムの勝田は総合2位を守る

6月26日(土)、2021年FIA世界ラリー選手権(WRC)第6戦サファリ・ラリー・ケニアの競技3日目、デイ3がナイバシャ湖近くのサービスパークを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのセバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア組(ヤリスWRC 1号車)が、総合3位に順位を上げました。
前日のデイリタイアを経て再出走したカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組 (69号車)は総合7位で、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)は総合12位でラリー最長の1日を走破。
また、TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムによりヤリスWRCで出場の勝田貴元
は、総合2位の座を守りました。

サファリ・ラリー・ケニアの競技3日目は、サービスパークの北側にあるエルメンテイタ湖の周辺で、3本のステージを各2回走行。
6本のステージの合計距離は132.08kmと、4日間で最長でした。
サービスパークの周辺は早朝12度前後と冷え込みましたが、日中は30度近くまで上昇。
路面は、最終ステージが始まるまではドライコンディションでしたが、最終ステージの途中から一部で強い雨が降り始め、それが各選手のタイムに大きな影響を及ぼしました。

デイ2でのクルマの技術的な問題により2分以上の遅れをとりながらも、総合4位につけたオジエは、デイ3で3本のベストタイムと2本のセカンドベストタイムを記録するなど、1日を通して好調を維持。
デイ3最後のSS13では、途中から前が見えなくなるほどの強い雨が降り始め、濡れてぬかるみ、滑りやすくなった路面でペースダウンを余儀なくされましたが、それでも5番手タイムを記録。
オジエの後からスタートしたライバルが雨の影響で大きく遅れたこともあり、デイ2よりも順位をひとつ上げ、総合2位の勝田と18.1秒差の総合3位で1日を終えました。

デイ2最後のステージでスタックによりデイリタイアとなったロバンペラは、再出走を果たしポイント圏内の総合7位を維持。
同じくデイリタイアから再出走したエバンスは、総合19位から12位まで順位を挽回しました。

ヤリ-マティ・ラトバラ (チーム代表)

今日のパフォーマンスにはとても満足しています。
ドライバー全員がいい仕事をしてくれましたし、クルマも1日を通して何も問題ありませんでした。
最終ステージでは雨が降り、それがタイムに及ぼした影響はドライバーごとに大きく違いましたが、そのおかげもあってセブは総合3位に順位を上げました。
しかし、それがサファリなのです。
どんなことも起こり得るので、ステージの路面コンディションが今日以上に厳しくなるであろう明日の最終日には、引き続き集中して臨まなければなりません。

セバスチャン・オジエ (ヤリスWRC 1号車)

ポジティブな1日でした。
いいペースで走ってライバルにプレッシャーをかけ続けるなど、自分たちにできることは全てやったので、ポディウム圏内まで順位を挽回することができて良かったです。
最後のステージでは、あれほど強く雨が降るとは予想していませんでした。
5km程度走ったところで、ものすごい勢いで雨が降り始めました。
路面が濡れると非常に滑りやすくなることは分かっていましたが、実際その通りでした。
まるで氷の上を走っているかのようなセクションもあったので、道の上に踏みとどまることができて良かったですし、順位を上げることもできました。
明日はまだ荒れたセクションが残っているので、戦いは最後まで続きます。

エルフィン・エバンス (ヤリスWRC 33号車)

今日、再出走してこのラリーのステージの経験を増やすことができたのは良かったです。
目の前の道がどうなっているのかを読むのが難しい場所もあったので、ペースノートの仕上がりがとても重要でした。
午後になっても、午前中の1回目の走行から路面がそれほど悪くなっていなかったのは、昨日の状況からすると驚きでした。
しかし、私たちが1番重視したのは、クルマにダメージを与えず、明日に向けて良い状態を保つことでした。
明日のステージは非常に厳しく、ステージごとにキャラクターが大きく異なります。
もちろん、パワーステージではいい結果を狙いたいと思いますので、どうなるか様子を見たいと思います。

カッレ・ロバンペラ (ヤリスWRC 69号車)

自分たちが頑張って走るだけでは順位を上げることが難しい状況だったので、とにかくトラブルを避けて、前で何かが起きるのを待つのが、今日の計画でした。
今日のステージは路面がそれほどソフトではなかったので、ドライビングを楽しむことができましたし、大きなリスクを冒すことなくペースを維持することもできました。
明日はまた、金曜日のようにかなりソフトな路面での戦いになりそうなので、どれくらいコンディションが荒れるのか、パワーステージで何ができるのかなど、気になるところですが、総合順位のことも考えなくてはなりません。

明日のステージ情報

競技最終日となる6月27日(日)のデイ4は、ナイバシャ湖の周辺で、5本のステージを日中のサービスなく走行します。
そのうち、SS15の再走ステージとなる、最終のSS18「ヘルズゲート2」は、トップ5タイムを記録した選手とマニュファクチャラーにボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されています。
5本のステージの合計距離は53.49kmと4日間で最短。
リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は238.57kmとなります。

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WRC:Rd.6 サファリラリーDay3結果(SS.13)

N0. Driver Nat. Car Class Time(Dif.)
1 T.ニュービレ BEL Hyundai i20 WRC RC1 2h45'04.6
2 勝田 貴元 JPN Toyota Yaris WRC RC1 -00'57.4
3 S.オジエール FRA Toyota Yaris WRC RC1 -01'15.5
4 O.タナク EST Hyundai i20 WRC RC1 -02'21.2
5 G.グリーンスミス GBR Ford Fiesta WRC RC1 -02'39.4
6 A.フォアマウクス FRA Ford Fiesta Rally2 RC1 -02'51.4
7 K.ロバンペラ FIN Toyota Yaris WRC RC1 -11'04.3
8 O.ライ KEN VW Polo GTI R5 RC2 -25'59.1
9 K.パテル KEN Ford Fiesta RC2 -31'31.8
10 C.トゥンド KEN VW Polo GTI R5 RC2 -33'26.0
11 L.ベルテッリ ITA Ford Fiesta WRC RC1 -49'16.8
12 E.エヴァンス GBR Toyota Yaris WRC RC1 -50'08.2
13 D.ソルド ESP Hyundai 120 WRC RC1 -50'18.6

    総合 33位まで確認

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2021/06/26

トヨタ・チーム 第2日目リポート

勝田 貴元 (C)Toyota Gazoo Racing
拡大します

2021年6月26日
トヨタ自動車株式会社
GAZOO Racing Company

WRC 第6戦 サファリ・ラリー・ケニア デイ2
大波乱のラリー2日目、オジエが総合4位に
WRCチャレンジプログラムの勝田は総合2位につける

6月25(金)、2021年FIA世界ラリー選手権(WRC)第6戦サファリ・ラリー・ケニアの競技2日目、デイ2がナイバシャ湖近くのサービスパークを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのセバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア組(ヤリスWRC 1号車)が総合4位につけました。

ハルットゥネン組 (69号車)と、同じく総合3位のエルフィン・エバンス/スコット・マ
ーティン組(33号車)は、共にデイリタイア となりました。
また、TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムによりヤリスWRCで出場の勝田貴元は、首位と18.8秒差の総合2位でデイ2を走破しました。

前日、ケニアの首都ナイロビ郊外のスーパーSSで幕を開けたサファリ・ラリーは、金曜日から広大な大地で本格的なステージがスタート。
サービスパークの南側で3本のステージを各2回走行し、その合計距離は129.78kmでした。

日中の気温は23度前後とそれほど高くはなかったものの、ステージの路面は乾燥しており、「フェシュフェシュ」と呼ばれる粉状の細かい砂が堆積した路面が多くありました。
また、大きな石が散乱していたり、深い窪みや轍(わだち)が掘れたセクションも随所にあり、クルマにとって非常に厳しいコンディションでの戦いになりました。

デイ1のスーパーSSでベストタイムを記録し、首位でデイ2に臨んだオジエは、ドライバー選手権トップとして出走順1番手で金曜日のステージをスタート。
滑りやすく不利な路面コンディションで、砂利や砂を掃き飛ばしながら走り続けました。
オジエはSS3の途中でクルマに技術的な問題が発生したことで、続くSS4ではスロー走行を余儀なくされ、午前中の3本のステージを終えた時点で首位から2分以上の遅れをとり、総合7位に順位を下げました。
サービスで問題を解決して臨んだ午後のステージは、午前中以上に路面コンディションが悪く、多くの選手がトラブルに見舞われましたが、オジエは堅実な走りを続け、1日の最後のSS7では勝田とベストタイムを分け合い、総合4位で1日を終えました。

ロバンペラは、SS2で3番手タイムを、SS3で2番手タイムを、SS4とSS5ではベストタイムを記録するなど着実にスピードを高めていき、SS5で首位に立ちました。
続くSS6では2番手タイムで総合2位に順位を下げましたが、依然好調を維持。
しかし、SS7をスタートしてしばらく走ったところで深い轍でスタック。
再スタートを断念し、デイリタイアとなりました。

また、SS2終了時点で総合4位につけていたエバンスは、SS3のフィニッシュ近くでコーナーイン側の茂みに隠れていた大きな石に当たり、走行を続けることができなくなりデイリタイアとなりました。

ヤリ-マティ・ラトバラ (チーム代表)

今日はサファリ・ラリーが本当の姿を現しました。
われわれは良い結果で1日を終えることができそうでしたが、残念ながらカッレが最終ステージでこのラリーならではの問題に見舞われてしまいました。
貴元とは今朝、安定した走りを続け冷静さを保ち続ければ必ず結果はついてくると話し合いましたが、まさにその通りの仕事をしてくれたので、とてもうれしく思います。

セブに問題が起きてしまったのは残念ですが、依然いいポジションにつけているので、まだいろいろな可能性があります。
カッレもそれほど大きくは遅れていないですし、エルフィンも再出走する予定なので、最後までちゃんと走り切れば多くのポイントを獲得できる筈です。

セバスチャン・オジエ (ヤリスWRC 1号車)

厳しいコンディションになるだろうと予想していたので、今日、皆が多くのトラブルに見舞われても特に驚きませんでした。
今日は朝からトラブルが起きてしまい、サービスにクルマを戻すためゆっくり走らなければならないという不運もありましたが、最終的にはラリーを続けることができました。
午後はさらに過酷なコンディションになりましたが、特に大きなトラブルなく乗り切ることができました。総合4位まで挽回することができたので、まだ十分にチャンスはあると思っています。

エルフィン・エバンス (ヤリスWRC 33号車)

1日がこれほど早く終わってしまい本当に残念です。
正直なところ、かなり基本的なミスをしてしまい、とても後悔しています。
ペースノートに記していた情報以上に石が飛び出ていて、それに当たってしまいました。
このようなイベントでは、何か問題が起きた時は可能な限り自分で直そうと試みますが、ダメージの状況を見た時点で今日はラリーを続けられないと分かりました。
残りの2日間は楽しく走り、そこから何かを得なくてはなりません。

カッレ・ロバンペラ (ヤリスWRC 69号車)

今日の午前中は、非常に賢いスタートを切れたと思います。
路面が荒れているところではクルマの動きを確認するため慎重に走り、その後少しずつペースを上げていきました。
午後はベストタイムを出して順調にスタートし、うまく対応できていたと思います。
しかし、最終ステージではスタート直後に地面から大量のダストが舞い上がって何も見えなくなってしまったため、スローダウンせざるを得なくなり、さらには轍でスタックしてしまいました。
それまでいい位置につけていただけに本当に悔しいですが、まだラリーが終わったわけではないので、自分たちができることをやるつもりです。

明日のステージ情報

競技3日目となる6月26日(土)のデイ3は、サービスパークの北側にあるエルメンテイタ湖の周辺で、3本のステージを日中のサービスを挟んで各2回走行します。
そのうち、SS10とその再走ステージであるSS13「スリーピング・ウォリアー」は、デイ3最長となる全長31.04kmのロングステージです。
6本のステージの合計距離は132.08kmと4日間で最長。リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は387.88kmとなります。

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WRC:Rd.6 サファリラリーDay2結果(SS.7)

N0. Driver Nat. Car Class Time(Dif.)
1 T.ニュービレ BEL Hyundai i20 WRC RC1 1h23'19.1
2 勝田 貴元 JPN Toyota Yaris WRC RC1 -00'18.8
3 O.タナク EST Hyundai i20 WRC RC1 -00'55.8
4 S.オジエール FRA Toyota Yaris WRC RC1 -01'49.4
5 G.グリーンスミス GBR Ford Fiesta WRC RC1 -01'56.1
6 A.フォアマウクス FRA Ford Fiesta Rally2 RC1 -02'19.1
7 K.ロバンペラ FIN Toyota Yaris WRC RC1 -09'30.2
8 O.ライ KEN VW Polo GTI R5 RC2 -12'10.5
9 D.クウィスト POL Ford Fiesta RC2 -15'05.6
10 K.パテル KEN Ford Fiesta RC2 -16'58.3
11 C.トゥンド KEN VW Polo GTI R5 RC2 -20'04.1
12 A.ライ KEN Skoda Fabia MK2 RC2 -30'29.6
17 L.ベルテッリ ITA Ford Fiesta WRC RC1 -42'29.9
19 E.エヴァンス GBR Toyota Yaris WRC RC1 -49'12.8
20 D.ソルド ESP Hyundai 120 WRC RC1 -49'25.1

    総合 34位まで確認

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2021/06/25

トヨタ・チーム 第1日目リポート

Toyota Yaris WRC (C)Toyota Gazoo Racing
拡大します

2021年6月25日
トヨタ自動車株式会社
GAZOO Racing Company

WRC 第6戦 サファリ・ラリー・ケニア デイ1
伝統のサファリ・ラリーがナイロビでスタート
初日はヤリスWRCがトップ3を独占する

6月24日(木)、2021年FIA世界ラリー選手権(WRC)第6戦サファリ・ラリー・ケニアが開幕。
ケニアの首都ナイロビ郊外でオープニングステージが行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのセバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア組(ヤリスWRC 1号車)が総合1位に、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組 (69号車)が総合2位に、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)が総合3位につけました。

WRCを代表するクラシックイベントのひとつであるサファリ・ラリーは、2002年大会を最後にWRCとしては開催されていませんでした。
しかし、今年19年ぶりにWRCのカレンダーに復帰。
首都ナイロビの北西約100kmに位置する、ナイバシャ湖畔のサービスパークを中心に4日間で18本、合計320.19kmを走行するグラベル(未舗装路)ラリーとして開催されることになりました。
このラリーに出場経験があるトップ選手はおらず、そのため月曜日から始まったレッキ(ステージの事前下見走行)では、完全にゼロの状態からペースノートを作ることになり、競技本番ではその精度の高さが非常に重要になります

ラリーは23日(水)にシェイクダウンが行われ、全長5.4kmのステージでオジエがトップタイムを、エバンスが0.1秒差の2番手タイムを記録しました。
WRCではヨーロッパ以外での走行テストが禁止されているため、ケニアでヤリスWRCが走行するのはシェイクダンが初めてとなり、チームは本番に向けてクルマの最終確認および調整作業を行ないました。

そして、24日(木)はナイロビ中心部の「ケニヤッタ国際会議場」でセレモニアルスタートが行われ、その後ナイロビ郊外のカサラニで2台同時スタートの「スーパーSS」がSS1として行われました。
ステージ開始時の気温は22度で、路面はドライコンディションとなり、各車もうもうと土煙を上げながら全長4.84kmのグラベルステージを走行。
オジエを筆頭に、ロバンペラ、エバンスとヤリスWRCがトップ3を独占し、順調にラリー初日を終えました。
また、TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムにより、今回もヤリスWRCで出場の勝田貴元は、総合6位につけています。

ヤリ-マティ・ラトバラ (チーム代表)

ナイロビでのスーパーSSは、このラリーのスタートにふさわしいものでした。
ステージは非常にハイスピードで、ドライバーにとって楽しめるものだったと思います。
われわれにとっては良いスタートになりましたが、自分たちの本当のパフォーマンスがわかるのは明日以降です。
レッキでステージを視察したところ、基本的には昔のサファリ・ラリーに似ていると思いましたが、距離は短くステージがクローズされているという違いがあります。
路面には滑りやすい石、岩盤、穴、窪みなどがあるので、昔と同じように気をつけて走らなくてはなりません。
クルマに関しては普段のラリー以上に大きなサンプガードや、フロントグリルのメッシュなど、できる限りプロテクションを強化しています。
それでも、いくつかの非常に荒れたセクションでは、ドライバーがどう対処するかがより重要になります。

セバスチャン・オジエ (ヤリスWRC 1号車)

今日は多くの観客が応援に駆けつけてくれましたし、とても素晴らしい雰囲気でした。
最初のステージはベストタイムを出すことができたので良かったですが、ダストが多く大変でした。いいスタートを切ることができたとは思いますが、本当の戦いは明日からです。
昨日のシェイクダウンでも調子は良く、荒れたセクションもあり、実際のステージに近い路面だったのは良かったです。
クルマはいいフィーリングですが、ステージのコンディションがどのようになるのか、どれくらい荒れるのかなど、分からないことだらけなので、できる限り頭を使って走らなければなりません。

エルフィン・エバンス (ヤリスWRC 33号車)

ケニアで新しいチャレンジができることをうれしく思います。
スーパーSSは道がとても広くて見通しも良く、運転していてとても楽しいステージでした。
私の走りは完璧ではなかったかもしれませんが、全体的には良かったと思います。
もちろん、明日からは今日と全く違う戦いになるでしょうし、どこで速く走ればいいのか、どこでクルマに気を遣うべきなのか、その判断がとても難しいです。
昨日のシェイクダウンでは、走行の合間にいくつか変更を加え、クルマを少し改善することができました。
困難な週末になるとは思いますが、バランスを上手くとりながら戦えるようにベストを尽くします。

カッレ・ロバンペラ (ヤリスWRC 69号車)

今日のスーパーSSはあまりトリッキーではなく、運転を楽しむことができる非常に素晴らしいステージでした。
昨日のシェイクダウンでは、クルマのバランスに関していくつか課題が見つかりましたが、走行の合間にリモートサービスでいろいろ試すことができたので、フィーリングは良くなりました。
このラリーは、耐久イベント的な側面もあるのでクルマに気を配る必要がありますが、同時に短距離の戦いでもあるので、かなり攻めなくてはなりません。
きっと、非常に大変な週末になるでしょう。
明日の朝、最初の長いステージを走れば、一体どのようになりそうか、もう少し見えてくると思います。

明日のステージ情報

競技2日目となる6月25日(金)のデイ2は、サービスパークの南側で3本のステージを、サービスを挟んで各2回走行します。
SS3とその再走ステージであるSS6「ケドン」は、全長32.68kmと今大会最長のステージです。
6本のステージの合計距離は129.78km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は385.64kmとなります。

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WRC:Rd.6 サファリラリーDay1結果(SS.1)

N0. Driver Nat. Car Class Time(Dif.)
1 S.オジエール FRA Toyota Yaris WRC RC1 0h03'21.5
2 K.ロバンペラ FIN Toyota Yaris WRC RC1 -00'00.3
3 E.エヴァンス GBR Toyota Yaris WRC RC1 -00'00.7
4 O.タナク EST Hyundai i20 WRC RC1 -00'02.5
5 T.ニュービレ BEL Hyundai i20 WRC RC1 -00'05.0
6 勝田 貴元 JPN Toyota Yaris WRC RC1 -00'05.6
7 G.グリーンスミス GBR Ford Fiesta WRC RC1 -00'06.1
8 O.ソルベルグ SWE Hundai i20 R5 RC2 -00'07.9
9 L.ベルテッリ ITA Ford Fiesta WRC RC1 -00'09.0
10 A.フォアマウクス FRA Ford Fiesta Rally2 RC1 -00'09.6
11 D.ソルド ESP Hyundai 120 WRC RC1 -00'10.5
12 M.プロコプ CZE Ford Fiesta R5 RC2 -00'18.1
13 K.パテル KEN Ford Fiesta RC2 -00'21.1
14 C.トゥンド KEN VW Polo GTI R5 RC2 -00'21.5
15 D.クウィスト POL Ford Fiesta RC2 -00'21.91

    総合 37位まで確認

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2021/06/07

勝田貴元(トヨタ)、イタリアラリー・リポート

勝田 貴元 (C)Toyota Gazoo Racing
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TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムに参加中の勝田貴元が、6月3日(木)から6日(日)にかけてイタリアのサルディニア島で開催された、2021年FIA世界ラリー選手権(WRC)第5戦ラリー・イタリア サルディニアに、コ・ドライバーのダニエル・バリットと共にヤリスWRCで参戦。
前戦ラリー・ポルトガルに続き、WRC自己最高順位となる総合4位で完走しました。

今シーズン最初のグラベル(未舗装路)イベントだった前戦のラリー・ポルトガルで、勝田は2本のステージベストタイムを記録し、WRCでの自己最高位となる総合4位を獲得しました。
今回のラリー・イタリア サルディニアもやはりグラベルイベントですが、全体的に道幅の狭い高速なステージが多く、道の両側には木や岩が迫るなど、少しのミスも許されないトリッキーなラリーであるため、前戦よりも厳しい戦いになることが事前に予想されました。
また、昨年10月の前回大会ではリタイアに終わったこともあり、今回は全20ステージをしっかり最後まで走りきることを最優先してラリーをスタートしました。

ラリー開始直後から勝田は好調な走りを続け、金曜日のデイ1はSS1からSS4まで総合5位をキープ。午後のステージでは何度かエンジンがストールしてタイムを失い、同じヤリスWRCをドライブするエルフィン・エバンスに抜かれて総合6位に順位を下げました。
しかし、土曜日のデイ2で多くのトップドライバーがミスやトラブルでリタイアを余儀なくされる中、勝田は大きなアクシデントやダメージを負うことなく堅実な走りを続け、総合4位に順位を上げました。

そして迎えた最終日のデイ3は、コ・ドライバーのバリットが暑さによる脱水症状で気分がすぐれなかったため、勝田はなるべくバリットに負担をかけないように慎重に走りましたが、それでも総合4位を最後まで堅守。2戦連続で表彰台にあと1歩と迫る好結果を残し、ドライバーとしての成長を結果で示しました。
なお、バリットはフィニッシュ後に医師の診断を受け、体調について特に問題がないことが確認されました。

勝田はこれで開幕から5戦連続でポイントを獲得し、ドライバー選手権のランキングは6位から5位に上がりました。
今シーズン全てのラリーで総合6位以内に入っているドライバーは、勝田とエバンスのふたりだけであり、今回の確実性を優先するアプローチが正解だったこと、そして速さと安定性のバランスが上手くとれていることが、リザルトにも表れています。

勝田貴元:今回のラリーでの自分の戦いには満足しています。
多くのことを学ぶことができましたし、ポジティブなことも多くありました。
特に土曜日はいろいろなことが起き、コーナリングライン上にあった大きな石にぶつかってコースアウトしそうになるなど、危ない瞬間もありましたが、それでも完走することができたのは大きな収穫です。
とてもいい経験をしましたし、次のラリーに向けていい学びを得ることができたと思います。

ユホ・ハンニネン(インストラクター):今回もまた、タカのラリーにとても満足しています。
非常に難しいイベントになるということを、彼はラリーに臨む前から理解していましたし、実際そうなったと思います。
今回は前戦までとは少し違うアプローチをとり、最大限にプッシュするのではなく、とにかくトラブルフリーで走ることを優先しました。
トラブルさえ回避することができれば、良い結果を得られるだろうとタカは考えていましたが、まさにその通りの展開になりました。
私としては、これから出場するラリーはタカにとって良いものになると確信していましたし、今回に関しては最も厳しい戦いになると予想していましたが、それでも総合4位でフィニッシュしました。本当に良いリザルトだと思います。

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トヨタ・チーム 第3日目リポート

Toyota Yaris WRC (C)Toyota Gazoo Racing
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2021年6月7日
トヨタ自動車株式会社
GAZOO Racing Company

WRC 第5戦 ラリー・イタリア サルディニア デイ3
オジエが今季3勝目を飾りドライバー選手権首位を堅守
エバンスは総合2位、勝田は2戦連続で総合4位を獲得

6月6日(日)、2021年FIA世界ラリー選手権(WRC)第5戦ラリー・イタリア サルディニアの最終日デイ3が、サルディニア島の北部で行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのセバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア組(ヤリスWRC 1号車)が優勝、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)が総合2位に入り、チームは今シーズン3回目の1-2フィニッシュを飾り、マニュファクチャラー選手権首位の座を守りました。
また、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組 (69号車)は総合25位で完走。
TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムにより、ヤリスWRCで出場の勝田貴元/ダニエル・バリット組(18号車)は、前戦に続き総合4位を獲得し、トップ4に3台のヤリスWRCが入りました。

ラリー・イタリア サルディニアの競技3日目デイ3はサービスパークの北側、島の北端エリアで2本のステージを各2回走行。
4本のステージの合計距離は46.08kmと、3日間で最短でした。
天気は曇りで最終ステージでは一時的に小雨が降りましたが、路面は概ねドライコンディション。
タイヤ選択は選手ごとに異なり、ヤリスWRCについても4台全てが異なるタイヤチョイスで最終日に臨みました。

デイ2で首位に立ち、総合2位のエバンスに38.9秒という大きな差を築いていたオジエは、ボーナスポイントがかかる最終のパワーステージに焦点を合わせ、そこまでの3ステージはやや抑え気味のペースで走りタイヤを温存。
そして、パワーステージでは4番手タイムを記録し、今シーズン3回目の優勝を飾ると共に、ボーナスの2ポイントを獲得。
ドライバー選手権では2位エバンスに対するリードを11ポイントに拡大し、選手権リーダーの座を守りました。
オジエのサルディニアでの優勝は2015年以来で、通算4回目となります。
また、チームにとっては初めてのサルディニア制覇となりました。

総合2位のエバンスは、オープニングのSS17でベストタイムを記録。
さらに、SS19でもベストタイムを刻み、総合3位のライバルに対するリードを37.5秒に拡大しました。
そして迎えた最終のパワーステージでは、ウォータースプラッシュで水がエンジンに吸い込まれて一時的にスローダウンしましたが、それまでに築いていた総合3位のライバルに対する大きなリードにも助けられ、今シーズン3回目となる総合2位を獲得。
ドライバー選手権2位を堅守しました。

また、チームは今シーズン開幕からの5戦で4勝し、そのうち3戦で1-2フィニッシュを達成するなど好調を維持。
マニュファクチャラー選手権首位を守り、2位のライバルチームに対するリードを49ポイントに拡大しました。

デイ1で序盤総合2位を走りながらも技術的な問題によりデイリタイアとなったロバンペラは、デイ2で再出走しました。
そして、デイ3ではパワーステージでのボーナスポイント獲得に注力し、3番手タイムで3ポイントを獲得。
次に繋がるスピードを示してラリーを締めくくりました。

また、勝田はコ・ドライバーのダニエル・バリットが高い気温によって熱中症気味になり、気分があまりすぐれなかったため、最終日は総合4位の座をしっかり守ることを優先して走行。
前戦のラリー・ポルトガルに続きWRC自己最高記録の総合4位でフィニッシュし、開幕から5戦連続でポイントを獲得してドライバー選手権5位に順位を上げました。
なお、バリットはラリー後に医師の診断を受け、身体に問題がないことが確認されました。

豊田 章男 (チームオーナー)

チームのみんな、やっと海で泳ぐことができますね!おめでとう!
ワンツーフィニッシュで飛び込めたからしょっぱい海水さえも最高の味に感じると思います。
一昨年、私もそこの海辺にいました。
バスタオルと着替えも用意して、どうやって飛び込んだら安全かなんて考えていました。
しかし、最終ステージでトップを走っていたヤリスが突然のスローダウン…ドライバーだったオィットには今でも申し訳なく思っています。

セブ、ジュリアン
エルフィン、スコット
君たちがあの難しいサルディニアの道を走りきってくれたおかげで、僕たちは海の水が
こんなに美味しいということをはじめて知ることができます。
みんなの走りに心から感謝します。
そして、この2年間、クルマの信頼性を高め続けてくれたメンバーにも感謝しています。
本当にありがとう!(と書きましたが、ゴールの場所が今までと変わっていましたね。
もしかしてみんな飛び込んでないのかな?)
カッレとヨンネには申し訳ないことをしました。
われわれには、まだまだやるべきことが沢山残っていると思います。

ヤリ-マティ
海から上がって体を乾かしたら、またみんなと一緒にヤリスをもっと強いクルマにしていってください。よろしく頼みます!

次はケニア。われわれにとっては未知の道。
ファンの皆さま引き続き、ご声援をよろしくお願いいたします。

追伸 ダンへ
クルマは直せばまた走れる。
だけど君がいなかったら貴元は走れない。貴元もダンの体のことを第一に考えて、最後は無理せずゴールを目指す決断をしてくれたと思います。
二人の決断に感謝。そして、とにかく健康第一!

ヤリ-マティ・ラトバラ (チーム代表)

チームにとって素晴らしい結果です。
われわれにとっては簡単なラリーではないこと、必ずしも勝てるとは限らないことを承知の上でサルディニアに来ましたが、最終的に1-2フィニッシュを祝うことができました。
とはいえ、初日にカッレのクルマに問題が発生するなど、完璧な週末ではありませんでした。
より強くなるために、今回の件から学ばなくてはなりません。
しかし、それを除けば他の3台のヤリスWRCは厳しいステージでもしっかりと走っていました。
全体的にはパフォーマンス、信頼性、安定性に優れていたといえます。
チャンピオンシップにとっては非常に良いニュースですが、競争はどんどん厳しくなっているので、今回のような結果をこれからも得るためには、努力し続けなければなりません。

セバスチャン・オジエ (ヤリスWRC 1号車)

信じられないような週末でした。
サルディニアでこのような結果を残せるとは、正直思っていませんでした。
初日の出走順が1、2番手だったにも関わらず、チームが1-2フィニッシュを飾ることができたのは本当に素晴らしいです。
ポルトガルでは思うようなスピードで走れませんでしたが、その後すぐに改善がなされ、今回はいいフィーリングで走れたのでうれしかったです。
残念ながら、パワーステージではかなり水量の多いウォータースプラッシュで一時的にミスファイアが起きてしまいましたが、ボーナスの2ポイントを獲得できたのは、チャンピオンシップを考えると良かったと思います。
このリズムを維持することができれば今後も自信を持ってラリーに臨めますが、もちろん、そう簡単ではないでしょう。

エルフィン・エバンス (ヤリスWRC 33号車)

総合2位という結果は、金曜日の朝にとても苦労したことを考えれば素晴らしいと思います。
今朝は、後ろの選手とのタイム差があまり大きくなかったので、リードをさらに広げることができて良かったです。
そして、それが最終ステージで起きたことに対してもプラスに働いたと思います。
ウォータースプラッシュでエンジンに水が入ってしまい、元に戻るかどうか不安でしたが、幸いにも復活し、その後はすぐにフルパワーで走ることができました。
パワーステージでポイントを加算できなかったのは少し残念ですが、総合2位を守ることができてホッとしました。

カッレ・ロバンペラ (ヤリスWRC 69号車)

今日の目標は、パワーステージで少しでも多くのポイントを獲得することでした。
私たちの出走順は早く、前にワールドラリーカーが2台しか走らないという状況となり、路面をクリーニングしながら走らなければならなかったので、少しトリッキーでした。
そのため、多くの場所で自分自身のラインを刻みながら走る必要があり、少しタイムを失ってしまいました。
それでも、一生懸命プッシュした結果、3番手タイムを出すことができました。
全体的にはとても残念な結果になってしまいましたが、前に進むしかありません。
ポルトガルの後、クルマのフィーリングが戻ってきたのはポジティブな要素なので、このいいフィーリングが今後も続くことを期待しています。

次回のイベント情報

WRC次戦は、6月24日から27日にかけて、アフリカのケニアで開催される「サファリ・ラリー」です。
伝統のサファリ・ラリーが最後にWRCとして開催されたのは2002年で、19年ぶりにWRCのカレンダーに復帰します。
マニュファクチャラーチームの現役ドライバーの中でこのラリーに出場経験がある選手はおらず、また、以前とはステージも異なるため完全に新しいラリーといえます。
ステージはグラベル(未舗装路)で、非常に高速な区間と、路面が荒れた区間の両方があり、スピードだけでなく耐久性もクルマに求められます。

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WRC2:2021年シリーズ・ポイント表(Rd.5/12)

Wrc_logo

N0. Driver Nat. Car Point
1 A.ミケルセン NOR Skoda Fabia Rally2 68
2 M.エストベルグ NOR Citroen C3 R5 66
3 M-W.ブラシア BOL Skoda Fabia rally2 63
4 E.ラッピ FIN VW Polo GTI R5 59
5 T.スニネン FIN Ford Fiesta Mk2 41
6 A.フォアマウクス FRA Ford Fiesta Rally2 34
7 E.ブラゾッリ ITA Skoda Fabia Rally2 31
8 J.ヒュットゥネン FIN Hyundai i20 R5 30
9 N.グリャジン RUS VW Polo GTI R5 29
10 M.プロコプ CZE Ford Fiesta WRC 28
11 E.カミッリ FRA Citroen C3 Rally2 24
12 S.ジョンストン USA Citroen C3 Rally2 17
13 O.ベイビー NOR Hyundai i20 R5 13
14 E.ブリニルドセン NOR Scoda Fabia R5 12
15 O.ソルベルグ SWE Hundai i20 R5 10
16 G.リンナマエ EST VW Polo GTI R5 4
17 T.クリステンセン NOR Ford Fiesta R5 2

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WRC:2021年シリーズ・ポイント表(Rd.5/12)

Wrc_logo

N0. Driver Nat. Car Point
1 S.オジエール FRA Toyota Yaris WRC 106
2 E.エヴァンス GBR Toyota Yaris WRC 95
3 T.ニュービレ BEL Hyundai i20 WRC 77
4 O.タナク EST Hyundai i20 WRC 49
5 勝田 貴元 JPN Toyota Yaris WRC 48
6 K.ロバンペラ FIN Toyota Yaris WRC 44
7 D.ソルド ESP Hyundai 120 WRC 30
8 C.ブリーン IRL Hyundai i20 WRC< 24
9 G.グリーンスミス GBR Ford Fiesta WRC 22
10 A.フォアマウクス FRA Ford Fiesta Rally2 20
11 M.エストベルグ NOR Citroen C3 R5 12
12 J.ヒュットゥネン FIN Hyundai i20 R5 10
13 T.スニネン FIN Ford Fiesta WRC 9
14 E.ラッピ FIN VW Polo GTI R5 7
15 A.ミケルセン NOR Skoda Fabia Rally2 6
16 O.ソルベルグ SWE Hundai i20 WRC 6
17 Y.ロッセル FRA Citroen S3 Rally2 6
18 P.ロペス ESP Skoda Fabia R5 4
19 J.ソランズ ESP Citroen DS3 R5 2
20 E.カミッリ FRA Citroen C3 Rally2 1
21 N.グリャジン RUS VW Polo GTI R5 1
22 M-W.ブラシア BOL Skoda Fabia R5 1


N0. Manufactures Point
1 トヨタ・ガズー・レーシング・WRT 231
2 ヒュンダイ・シェル・モビス・WRT 182
3 M-スポーツ・フォード・WRT 82
4 ヒュンダイ2Cコンペティティション 28

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2021/06/06

WRC:Rd.5 イタリアラリーDay3結果(最終:SS.22)

N0. Driver Nat. Car Class Time(Dif.)
1 S.オジエール FRA Toyota Yaris WRC RC1 3h19'26.4
2 E.エヴァンス GBR Toyota Yaris WRC RC1 -00'46.0
3 T.ニュービレ BEL Hyundai i20 WRC RC1 -01'05.2
4 勝田 貴元 JPN Toyota Yaris WRC RC1 -06'11.2
5 J.ヒュットゥネン FIN Hyundai i20 R5 RC2 -09'31.7
6 M.エストベルグ NOR Citroen C3 R5 RC2 -09'39.2
7 Y.ロッセル FRA Citroen S3 Rally2 RC2 -10'37.7
8 P.ロペス ESP Skoda Fabia R5 RC2 -11'03.7
9 J.ソランズ ESP Citroen DS3 R5 RC2 -11'26.3
10 M-W.ブラシア BOL Skoda Fabia R5 RC2 -11'34.6
11 F.ザルディバル PRY Scoda Fabia R5 RC2 -15'24.1
12 E.フェルナンデス CHL Scoda Fabia R5 RC2 -17'13.4
13 M.プロコプ CZE Ford Fiesta R5 RC2 -17'25.1
14 N.シアミン FRA Citroen DS3 R5 RC2 -17'40.2
15 A.クレマー GER VW Polo R5 RC2/td> -20'28.9
17 D.ソルド ESP Hyundai 120 WRC RC1 -21'20.7

    総合 24位まで確認

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トヨタ・チーム 第2日目リポート

Toyota Yaris WRC (C)Toyota Gazoo Racing
拡大します

2021年6月6日
トヨタ自動車株式会社
GAZOO Racing Company

WRC 第5戦 ラリー・イタリア サルディニア デイ2
5本のベストタイムでオジエが首位に立つ
エバンスは総合2位に順位を上げる

6月5日(土)、2021年FIA世界ラリー選手権(WRC)第5戦ラリー・イタリア サルディニアのデイ2が、サルディニア島北東部、オルビアのサービスパークを中心に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのセバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア組(ヤリスWRC 1号車)が総合1位に、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)が総合2位に順位を上げました。
また、前日のデイリタイアを経て再出走したカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組 (69号車)は総合29位につけ、TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムにより、ヤリスWRCで出場の勝田貴元/ダニエル・バリット組(18号車)は、総合4位に順位を上げました。

ラリー・イタリア サルディニアの競技2日目デイ2は、サービスパークの南側から西側にかけてのエリアで8本計129.62kmのステージが行なわれました。
早朝は断続的に小雨が降るなど天気は不安定でしたが、ステージが始まる前には回復し、気温もかなり上昇しました。
路面は所々非常に滑りやすく、また大きな石が転がる荒れたセクションもあり、多くのトップ選手がミスやトラブルで戦列を去るなど荒れた展開となりました。

オジエはデイ1で不利な出走順トップでステージに臨むも、首位と36.2秒差の総合3位につけました。
その結果、デイ2では出走順が8番手と後方になり、不利な走行条件から開放されたことで本来のスピードを発揮。
まず、2本目のSS10でベストタイムを記録して総合2位に順位を上げ、SS12でもベストタイムをマーク。
同ステージで首位のライバルがトラブルに見舞われたことにより、総合1位に立ちました。
その後もオジエはペースを緩めることなく、デイ2の全8ステージのうち、5ステージでベストタイムを刻み、首位の座をしっかりと固めて1日を終えました。

前日総合4位のエバンスは、走り始めから良いフィーリングを掴み、SS11でベストタイムを記録するなど安定して好タイムを刻み続け、SS12で総合3位に浮上しました。
さらに、SS15で順位を争っていたライバルがアクシデントで止まったことにより総合2位に上がり、1日の最後のSS16では2本目のベストタイムをマーク。
首位オジエと38.9秒差の総合2位で走りきり、総合3位のライバルとの差を22.7秒に拡大しました。

再出走を果たしたロバンペラは、2番手という不利な出走順にも関わらず良い走りを続け、1日の終盤には4番手タイムを2回記録するなど着実にスピードを上げ、ポジティブに1日を締めくくりました。
明日は、最終ステージに設定されるパワーステージで、できるだけ多くのボーナスポイントを獲得することが最大のテーマとなります。

デイ1で総合6位につけた勝田は、堅実な走りで困難なステージを走破し総合4位に浮上。
総合3位のライバルとは3分近いタイム差がありますが、それでも前戦ラリー・ポルトガルに続く、自己ベストリザルトの総合4位獲得に大きく近づきました。

ヤリ-マティ・ラトバラ (チーム代表)

今日は多くのドラマがありましたがわれわれは上手く切り抜け、総合1、2位に順位を上げることができたので素晴らしい1日になりました。
全部で10台出走したワールドラリーカーのうち、6台がリタイアしたという事実は、このラリーがいかに厳しいものであるかを物語っています。
速さだけでなく、信頼性や安定性も求められる1戦なのです。

セブは本当に良い仕事をしてくれていますし、エルフィンも今朝、自信を取り戻しました。
また、貴元も総合4位と好位置につけています。
明日も、これまでと変わらず集中して取り組む必要がありますが、そうすることができれば、最後にはとても良い結果が得られるでしょう。

セバスチャン・オジエ (ヤリスWRC 1号車)

ここまでのところ、私たちにとっては完璧な週末です。
昨日はとても好調でしたし、今日もやるべきことはすべてやりました。今朝は安定したペースで走ることができましたし、他と少し違うタイヤ選択も功を奏したと思います。
自分の力だけでトップに立つことはまず無理でしたが、それを達成し、午後はライバルとの差を広げることもできました。
これで明日は、今日よりも確実性を高めた走りができます。
明日はいくつか新しいステージがあるので、最後まで集中して仕事をやり遂げなければなりません。

エルフィン・エバンス (ヤリスWRC 33号車)

昨日までのあまり良くない状況を脱し、大きく前に進むことができた1日でした。
困難な状況を克服するのは大変でしたが、今はクルマにとても満足しています。
今日のステージは難しく、ライバルの何人かはアクシデントに見舞われましたが、われわれはペースが良かったこともあり、総合2位に上がることができました。
それでも、明日もベストを尽くして臨まなければなりません。新しいステージもるので難しい戦いになるとは思いますが、とても楽しみです。

カッレ・ロバンペラ (ヤリスWRC 69号車)

今朝のように、すぐにまた戦いに復帰できたのはうれしいことですし、2番手という早い出走順でステージに臨む際の路面コンディションを経験できたのもいい勉強になりました。
朝は路面が少し湿っていたのでルーズグラベルの影響が比較的少なく、楽しんで走ることができました。
午後はトリッキーなステージが多く、ルーズグラベルを掃き飛ばしながら走るのは大変でした。
明日は、パワーステージでボーナスポイントを獲得したいと思っています。
新しくてトリッキーなステージですが、自分たちに何ができるのか考えてみたいと思います。

明日のステージ情報

競技最終日となる6月6日(日)のデイ3は、サービスパークの北側エリアで、2本のステージをサービスを挟むことなく各2回走行します。
過去数年、最終日は美しい海に面した島の北西部で行われてきましたが、今年は舞台を島の北端に近いエリアに移しました。
SS17/19「アルツァケーナーブラニアトッギウ」は2009年以来久々に使われるステージで、SS18/20「アリエントゥーサンタ・テレーザ」は新規のステージとなります。
なお、最終ステージのSS20は、トップ5タイムを記録した選手とマニュファクチャラーにボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されています。
4本のステージの合計距離は46.08km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は193.24kmとなります。

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WRC:Rd.5 イタリアラリーDay2結果(SS.16)

N0. Driver Nat. Car Class Time(Dif.)
1 S.オジエール FRA Toyota Yaris WRC RC1 2h50'33.1
2 E.エヴァンス GBR Toyota Yaris WRC RC1 -00'38.9
3 T.ニュービレ BEL Hyundai i20 WRC RC1 -01'01.6
4 勝田 貴元 JPN Toyota Yaris WRC RC1 -04'01.2
5 J.ヒュットゥネン FIN Hyundai i20 R5 RC2 -08'09.6
6 M.エストベルグ NOR Citroen C3 R5 RC2 -08'12.3
7 Y.ロッセル FRA Citroen DS3 R5 RC2 -08'57.5
8 P.ロペス ESP Skoda Fabia R5 RC2 -09'35.3
9 J.ソランズ ESP Citroen DS3 R5 RC2 -09'45.0
10 M-W.ブラシア BOL Skoda Fabia R5 RC2 -10'13.1
11 C.イングラム GBR Scoda Fabia R5 RC2 -12'44.5
12 A.ヘラー CHL Citroen DS3 R5 RC2 -12'51.7
13 F.ザルディバル PRY Scoda Fabia R5 RC2 -13'11.2
14 E.フェルナンデス CHL Scoda Fabia R5 RC2 -15'00.8
15 M.プロコプ CZE Ford Fiesta R5 RC2 -15'14.6
19 D.ソルド ESP Hyundai 120 WRC RC1 -20'23.1
28 O.タナク EST Hyundai i20 WRC RC1 -49'18.0
35 T.スニネン FIN Ford Fiesta WRC RC1 -1h22'51.2

    総合 45位まで確認

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2021/06/05

トヨタ・チーム 第1日目リポート

Toyota Yaris WRC (C)Toyota Gazoo Racing
拡大します

2021年6月5日
トヨタ自動車株式会社
GAZOO Racing Company

WRC 第5戦 ラリー・イタリア サルディニア デイ1
不利な出走順を乗り越えオジエが初日総合3位
エバンスは総合4位につける

6月4日(金)、2021年FIA世界ラリー選手権(WRC)第5戦ラリー・イタリア サルディニアが開幕。サルディニア島北東部、オルビアのサービスパークを中心に8本のステージが行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのセバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア組(ヤリスWRC 1号車)が総合3位に、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)が総合4位につけました。
なお、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組 (69号車)は総合2位を走行していましたが、SS4でクルマを止めデイリタイアとなりました。

昨年のラリー・イタリア サルディニアは、新型コロナウィルスの影響により、本来予定していた6月から延期され、10月に行なわれました。
それから約8ヶ月、今年はスケジュール通り6月の開催となり、以前ホストタウンを務めていたオルビアにサービスパークを移転。
競技初日のデイ1は、8本計127.40kmのステージが、サービスパークの南側から西側にかけてのエリアで行なわれました。

デイ1は好天に恵まれ、気温もかなり上昇。ステージはドライコンディションとなり、ドライバー選手権のリーダーとして出走順1番手で初日のステージに臨んだオジエにとっては、不利な路面コンディションとなりました。
サルディニアのステージの多くは、道の表面が目の細かい砂利や砂に覆われており、ドライコンディションでは非常に滑りやすくなります。
特に、その砂利や砂を掃き飛ばしながら走行する1番手スタートのドライバーは、通常かなり大きなタイムロスを余儀なくされます。

しかしオジエは、1日を通して出走順の不利をあまり感じさせない好走を続け、8本のステージのうち5本で3番手以内のタイムを記録。
一時は総合2位につけました。
最終的には総合2位と16.8秒差の総合3位で1日を終え、明日のデイ2は比較的遅めの出走順となることから、さらなる上位を狙います。

オジエに次ぐ2番手スタートとなった、ドライバー選手権2位のエバンスもまた、後続のライバルよりも滑りやすい路面での走行を強いられました。
午前中のステージでは、チームメイトに比べるとクルマに対するフィーリングがそれほど良くなく、タイムも思うように伸びませんでしたが、午後は状況が好転。オジエと25.8秒差、総合5位の選手と1.2秒差の総合4位でデイ1を走りきりました。

なお、ロバンペラは午前中の3本のステージで総合2位を守り続けるなど非常に好調でしたが、SS4でトラブルによりスロー走行を余儀なくされ、その後デイリタイアに。
チームはサービスパークでクルマを修理し、ロバンペラは明日のデイ2に再出走する予定です。

なお、TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムにより、今回もヤリスWRCで出場の勝田貴元は、所々でトップに迫る速さを示し、総合6位につけています。

ヤリ-マティ・ラトバラ (チーム代表)

セブは今日、素晴らしい走りを見せてくれました。
昨日のシェイクダウンでもスピードと力強さを示していましたが、今日は出走順が1番という不利な状況だったにも関わらず、われわれが想像していた以上にタイムロスを少なく抑えました。
彼にとっては完璧な1日だったと言えます。

エルフィンにとってはかなり難しい1日でしたが、それでも彼はとても安定していましたしミスもしませんでした。
それは、選手権を戦う上で重要なことですので、彼の今日の戦いには非常に満足しています。

残念ながらトラブルで止まってしまいましたが、午前中のカッレのパフォーマンスを見て嬉しく感じました。
原因については調査中ですが、明日は再出走できると思います。

セバスチャン・オジエ (ヤリスWRC 1号車)

とてもいい1日でしたし、自分たちの仕事に満足しています。
特に午前中は調子が良く
、新しい2本のステージでは差をつけることができたと思います。
コ・ドライバーのジュリアンと共に、レッキでいい仕事をして完成度の高いペースノートを作成できたからこそ、自信を持ってプッシュすることができたのです。
また、前戦ポルトガル後にセットアップを改善した結果、クルマにも非常に満足しています。
午後は、予想していた通り少し厳しかったですが、最も重要なのは総合3位で1日を終えることができたことによって、明日のスタート順が今日よりも良くなることです。
トップとの差は大きいですが、今日はとても良いパフォーマンスを発揮できたので、明日以降どうなるか楽しみです。

エルフィン・エバンス (ヤリスWRC 33号車)

朝はまったく良いスタートではありませんでした。
ラリー・ポルトガルの後、クルマにいくつか変更を加えて少しでも良くしようとしたのですが、以前のような自信を得ることはできず、今朝はクルマのフィーリングを掴むことに苦労し、良いリズムで走ることができませんでした。
しかし、午後になると状況は良くなり、気持ちも明るくなりました。
ステージのタイムにはあまり満足していませんが、少なくとも状況は良い方向に向かっているので、明日はさらなる向上を目指して頑張りたいと思います。

カッレ・ロバンペラ (ヤリスWRC 69号車)

今朝はとてもいいスタートを切ることができました。
クルマのフィーリングも良好で、いいペースを取り戻すことができていました。
それほどプッシュしなくてもタイムは良かったので、非常に楽しんで走ることができました。
しかし、SS4で問題が起こり、ストップしなければなりませんでした。
それまでは上手くいっていただけに、このような形で1日が終わってしまったのは残念です。
それでも、チームがクルマを修理してくれると思いますので、明日以降も良いフィーリングで走れるように頑張ります。

明日のステージ情報

競技2日目となる6月5日(土)のデイ2は、サービスパークの南側から西側にかけてのエリアが戦いの舞台になります。
デイ1と同様、2本のステージを各2回走行した後、昼のサービスを経て、別の2本のステージを各2回走行。
午前中のSS10とその再走ステージであるSS12「レルノーモンティ・ディ・アラ」は、このラリーの名物である「ミッキーズ・ジャンプ」を含む伝統的なステージです。
8本のステージの合計距離は129.62kmとデイ1よりも2km以上長く、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は539.38kmとなります。

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WRC:Rd.5 イタリアラリーDay1結果(SS.8)

N0. Driver Nat. Car Class Time(Dif.)
1 O.タナク EST Hyundai i20 WRC RC1 1h26'58.0
2 D.ソルド ESP Hyundai 120 WRC RC1 -00'19.4
3 S.オジエール FRA Toyota Yaris WRC RC1 -00'36.2
4 E.エヴァンス GBR Toyota Yaris WRC RC1 -01'02.0
5 T.ニュービレ BEL Hyundai i20 WRC RC1 -01'03.2
6 勝田 貴元 JPN Toyota Yaris WRC RC1 -01'26.1
7 M.エストベルグ NOR Citroen C3 R5 RC2 -03'41.7
8 J.ヒュットゥネン FIN Hyundai i20 R5 RC2 -04'08.7
9 Y.ロッセル FRA Citroen DS3 R5 RC2 -04'35.8
10 P.ロペス ESP Skoda Fabia R5 RC2 -04'52.1
11 J.ソランズ ESP Citroen DS3 R5 RC2 -04'59.4
12 M-W.ブラシア BOL Skoda Fabia R5 RC2 -05'11.6
13 N.シアミン FRA Citroen DS3 R5 RC2 -02'48.5
14 J-P.ルーベ FRA Hyundai 120 WRC RC1 -06'12.4
15 A.ヘラー CHL Citroen DS3 R5 RC2 -07'03.5
47 T.スニネン FIN Ford Fiesta WRC RC1 -1h19'52.3

    総合 51位まで確認

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