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2021/06/29

勝田貴元(トヨタ)、サファリ・ラリー・ケニア・リポート

勝田 貴元 (C)Toyota Gazoo Racing
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TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムに参加中の勝田貴元が、6月24日(木)から27日(日)にかけてアフリカのケニアで開催された、2021年FIA世界ラリー選手権(WRC)第6戦「サファリ・ラリー・ケニア」に、コ・ドライバーのダニエル・バリットと共にヤリスWRCで参戦。
一時は首位に立つなど優勝争いに加わり、WRC自己最高順位となる総合2位でフィニッシュ。
伝統あるサファリ・ラリーで、WRCの表彰台に初めて上りました。

2002年大会以来、19年ぶりにWRCのカレンダーに復帰したサファリ・ラリーは、ケニアの首都ナイロビの北側約100kmにある、ナイバシャ湖の近くにサービスパークが置かれ、そこを中心に広大なサバンナや森林地帯のグラベル(未舗装路)ステージで競技が行なわれました。

以前のサファリ・ラリーに比べ、走行距離はかなり短くなり、他のWRCイベントと同じようなステージ構成となりましたが、依然として難易度は高く、昔と変わらず非常に厳しいラリーとなりました。
ステージは、長い高速区間と非常にテクニカルかつラフなセクションが組み合わされており、アフリカの地を初めて踏んだ最新のワールドラリーカーと、サファリを初めて走るトップ選手たちに、過酷な試練を課しました。

ラリーは序盤から荒れ模様となり、金曜日のデイ2では多くの選手がトラブルやアクシデントに遭遇しました。
しかし、勝田とバリットはスピードと安定性のバランスを上手くとることで大きなトラブルを回避し、好調なペースを維持し続けました。
金曜日の最後のSS7では世界王者のセバスチャン・オジエとベストタイムを分けあい、首位と18.8秒差の総合2位に順位を上げました。

土曜日のデイ3も勝田は安定した走行で総合2位を堅守。
最終日となった日曜日のデイ4では、1本目の走行を終えた首位のライバルがトラブルでリタイアしたことにより、WRCに参戦を開始してから初めて総合1位に立ちました。
その後、勝田とオジエは総合タイムで並ぶなど優勝をかけた大接戦を展開しましたが、チームはふたりの首位争いを静観。
SS17でオジエが大会7本目のベストタイムを刻んでリードを拡げた結果、最終ステージでもふたりの順位は変わらず、勝田はオジエに次ぐ総合2位でラリーをフィニッシュ。
初めての表彰台を、総合2位という好結果で獲得しました。

WRCとして開催されたサファリ・ラリーで、日本人が表彰台に立ったのは1994年大会の篠塚建次郎選手以来27年ぶりです。
また、1995年には藤本吉郎選手がWRCタイトルのかからないサファリ・ラリーでセリカ・ターボ4WDをドライブして優勝しましたが、世界王者たちと互角に戦って獲得した勝田のWRC総合2位もまた、日本のラリーの歴史に残るべきリザルトといえます。

今回の勝田の結果は、日本のラリー界で才能ある選手を発掘し、支援することを目的に2015年にスタートしたTGR WRCチャレンジプログラムにとっても 意義深いものであり、ラリーの経験が少なかった勝田がWRCのポディウムを獲得できたことは、一つの大きな成果となりました。

なお、勝田は今シーズン開幕から3戦連続で総合6位に入り、その後の2戦は総合4位、そして今回は総合2位と、確実に結果を残してきました。
今年、開幕から総合6位以内に入り続けているドライバーは勝田だけであり、着実にポイントを積み重ねてきた結果、ドライバー選手権では現在5位につけています。

勝田貴元:表彰台に立つことができて、とてもうれしいです。
今週末は本当に長く、いろいろなことが起こりました。誰もが問題をいくつか抱えていましたが、僕たちは何とか切り抜け、この順位でフィニッシュすることができました。
今回の結果には満足しています。
このラリーはかなり特殊ですし、トップレベルの選手はみな経験豊富なので、サファリで表彰台に上れるとは思っていませんでした。
もっと厳しい週末になると予想していたので、本当にうれしいです。
とはいえ、まだまだ改善できると思いますし、将来的にはセブと競って勝てるようになりたいです。
もしWRCチャレンジプログラムがなかったら、自分はここにいないと思います。
ゼロに近い状態から成長を支え続けてくれたトヨタ自動車、チームオーナーの豊田章男社長、そしてチームの皆さん全員に心から感謝しています。

ヤリ-マティ・ラトバラ(チーム代表):サファリ・ラリー・ケニアでタカが総合2位に入り、WRCで初めて表彰台を獲得したのは本当に素晴らしいことです。
これは、TOYOTA GAZOO RacingによるWRCチャレンジプログラムが、実を結んだことを意味します。
最近のタカの成長はとても印象的でした。
今回は大きなミスもなく、最終日のセバスチャンとのバトルも含めて、全てを上手くこなしていました。
彼はこの総合2位という結果に値する戦いをしたと思いますし、私も本当にうれしく思います。

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