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2021/07/18

トヨタ・チーム 第3日目リポート

Toyota Yaris WRC (C)Toyota Gazoo Racing
拡大します

2021年7月18日
トヨタ自動車株式会社
GAZOO Racing Company

WRC 第7戦ラリー・エストニア デイ3
ロバンペラが首位の座を守りリードを50秒以上に拡大
オジエは総合4位を、エバンスは総合5位を堅守

7月17日(土)、2021年FIA世界ラリー選手権(WRC)第7戦ラリー・エストニアの競技3日目、デイ3がタルトゥのサービスパークを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組 (ヤリスWRC 69号車)が首位の座を堅守。
セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア組(1号車)は総合4位、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)は総合5位と、チームの全選手が順位を守りました。

競技3日目を迎えたラリー・エストニアは、4本のグラベル(未舗装路)ステージをサービスを挟んで各2回走り、一日の最後にはスーパーSSを走行。
9本のステージの合計距離は132.18kmと、今大会最長の一日でした。
前日に続きタルトゥ周辺は気温が30度前後に上昇。
ステージは全体的にドライコンディションでした。

前日、ライバルと激しく戦い8.5秒差で首位を守った20歳のロバンペラは、全長23.53kmと今大会最長となるオープニングステージのSS10で、2番手タイムの選手より10秒以上も速い圧巻のベストタイムを記録。
総合2位のライバルとの差を一気に22.8秒に拡大しました。
その後も2番手タイムを2回刻むなど速いペースを維持し、午前中の4本のステージを終えた時点でリードは35.7秒に拡がりました。

午後の再走ステージは、路面が軟らかいため、轍が深くなるなどコンディションが悪化。
そのためクルマに大きな負担をかけない走りに切り替えました。
それでもリードはさらに拡がり、最終的には50.7秒差をつけてデイ3を走破。
WRC初優勝に向けて大きく前進しました。

ドライバー選手権1位のオジエと2位エバンスは、表彰台獲得を目指し総合3位争いに加わりましたが、順位に変動はなく、オジエは総合3位と17.9秒差の総合4位、エバンスはオジエと23.4秒差の総合5位で終えました。

ヤリ-マティ・ラトバラ (チーム代表)

これ以上は望めないくらい今日のカッレは素晴らしく、点数をつけるとしたら10点満点中10点です。
今回のラリーで最も難しいステージだった午前中の1本目で猛アタックし、大きなアドバンテージを得たのは本当に良かったです。
彼は午後まで速さを保ち続け、徐々にペースを落とし始めるなど、本当に上手く一日をマネージメントしました。
大きなリードを築いたことによって、これ以上リスクを冒す必要はなくなりました。
セブはポディウムを狙いライバルにプレッシャーをかけ続けようとしましたが、今日の荒れた路面ではなかなか思うようにいかず、ドライバー選手権を考えた戦いにシフトしたのは当然といえます。
エルフィンは一日を通してスピードを向上させ、非常に安定した戦いをしています。

セバスチャン・オジエ (ヤリスWRC 1号車)

昨日は満足のいく仕事をできましたが、今日は最高とはいえない一日でした。
それでも、ドライバー選手権争いで最大のライバルであるエルフィンよりも上の順位を保つという目標は達成することができました。
今日の午前中は慎重になり過ぎて、なおかつ少し考え過ぎたドライビングになってしまいました。

そして午後最初の2ステージは大きな轍があるなど非常に難しいコンディションでした。
リスクを完全に排除し、全てを自分のコントロール下に置きたかったのですが、路面コンディションが良くなかったので、無理をしないことにしました。
選手権争いでいい位置にいることが何よりも重要ですし、明日のパワーステージでは、ボーナスポイントを獲得するチャンスもあります。

エルフィン・エバンス (ヤリスWRC 33号車)

最適なセットアップを見つけようと、一日を通して小さなセッティング変更を続けましたが、午後は全体的にフィーリングが良くなったように思います。
順位を上げることはできませんでしたが、少なくとも正しい方向に向かって前進し続けていることは、今後に控えるラリー・フィンランドに向けてポジティブな材料といえます。
明日はパワーステージに集中し、少しでも多くのポイントを獲得できるように頑張ります。

カッレ・ロバンペラ (ヤリスWRC 69号車)

とてもいい一日となり、今晩このポジションにいることができてうれしいです。
朝最初のステージは、今回のラリーで最も難しいテクニカルなステージで、ペースノートを新たに作る必要がありましたが、差をつけられるチャンスと考え入念な準備をして臨みました。
正直なところ、あまりいいフィーリングではなかったのですが、それでもクリーンに走りプッシュしたところ、非常にいいタイムを出すことができました。
その後もライバルとの差を拡げることができ、路面がとても荒れていた午後の再走ステージでも、差をコントロールすることができました。
大きな轍があるトリッキーな場所もありましたが、うまく対処することができたと思います。
明日も長い一日になりそうですが、この順位を守るためにはミスをしないように集中力を保ち続け、なおかつ良いリズムで走る必要があります。

明日のステージ情報

競技最終日となる7月18日(日)のデイ4は、3本のステージをサービスを挟むことなく各2回走行します。
SS21の再走ステージとなる、最終のSS24「タルトゥ・バルド2」は、トップ5タイムを記録した選手とマニュファクチャラーにボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されています。
6本のSSの合計距離は52.10km。リエゾンも含めた1日の総走行距離は291.42kmとなっています。

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