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2021年10月

2021/10/18

WRC2:2021年シリーズ・ポイント表(Rd.11/12)

Wrc_logo

N0. Driver Nat. Car Point
1 A.ミケルセン NOR Skoda Fabia Rally2 126
2 M.エストベルグ NOR Citroen C3 R5 126
3 M-W.ブラシア BOL Skoda Fabia rally2 104
4 T.スニネン FIN Ford Fiesta Mk2 93
5 J.ヒュットゥネン FIN Hyundai i20 R5 78
6 N.グリャジン RUS VW Polo GTI R5 77
7 E.ラッピ FIN VW Polo GTI R5 59
8 E.カミッリ FRA Citroen C3 Rally2 51
9 M.プロコプ CZE Ford Fiesta WRC 51
10 A.フォアマウクス FRA Ford Fiesta Rally2 48
11 G.リンナマエ EST VW Polo GTI R5 45
12 S.ジョンストン USA Citroen C3 Rally2 35
13 E.ブラゾッリ ITA Skoda Fabia Rally2 31
14 E.カイス ESP Ford Fiesta R5 18
15 T.クリステンセン NOR Ford Fiesta R5 13
16 O.ベイビー NOR Hyundai i20 R5 13
17 E.ブリニルドセン NOR Scoda Fabia R5 12
18 O.ソルベルグ SWE Hundai i20 R5 10
19 L.ウルリチッヒ CAN Citroen C3 Rally2 6

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WRC:2021年シリーズ・ポイント表(Rd.11/12)

Wrc_logo

N0. Driver Nat. Car Point
1 S.オジエール FRA Toyota Yaris WRC 204
2 E.エヴァンス GBR Toyota Yaris WRC 187
3 T.ニュービレ BEL Hyundai i20 WRC 159
4 K.ロバンペラ FIN Toyota Yaris WRC 140
5 O.タナク EST Hyundai i20 WRC 128
6 C.ブリーン IRL Hyundai i20 WRC< 76
7 勝田 貴元 JPN Toyota Yaris WRC 68
8 D.ソルド ESP Hyundai 120 WRC 63
9 G.グリーンスミス GBR Ford Fiesta WRC 60
10 A.フォアマウクス FRA Ford Fiesta Rally2 42
11 E.ラッピ FIN VW Polo/Toyota Yaris 22
12 T.スニネン FIN Ford Fiesta WRC 21
13 M.エストベルグ NOR Citroen C3 R5 15
14 Y.ロッセル FRA Citroen S3 Rally2 12
15 O.ソルベルグ SWE Hundai i20 WRC 12
16 J.ヒュットゥネン FIN Hyundai i20 R5 10
17 A.ミケルセン NOR Skoda Fabia Rally2 10
18 J-P.ルーベ FRA Hyundai 120 WRC 6
19 O.ライ KEN VW Polo GTI R5 6
20 P.ロペス ESP Skoda Fabia R5 4
21 K.パテル KEN Ford Fiesta 4
22 A-ルクヤンユク EST Skoda Fabia R5 4
23 P.クラッコ BEL Skoda Fabia R5 4
24 N.ソランズ ESP Hyundai i20 R5 4
25 E.カミッリ FRA Citroen C3 Rally2 3
26 J.ソランズ ESP Citroen DS3 R5 2
27 C.トゥンド KEN VW Polo GTI R5 2
28 F.クレイム GER VW Polo GTI R5 2
29 M-W.ブラシア BOL Skoda Fabia R5 2
30 N.グリャジン RUS VW Polo GTI R5 2
31 V.フェルシューレン BEL VW Polo GTI R5 1
32 E.リンドホルム FIN Skoda Fabia R5 1


N0. Manufactures Point
1 トヨタ・ガズー・レーシング・WRT 474
2 ヒュンダイ・シェル・モビス・WRT 427
3 M-スポーツ・フォード・WRT 185
4 ヒュンダイ2Cコンペティティション 58

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トヨタ・チーム 第3日目リポート

Toyota Yaris WRC (C)Toyota Gazoo Racing
拡大します

2021年10月18日
トヨタ自動車株式会社
GAZOO Racing Company

WRC 第11戦ラリー・スペイン デイ3
エバンスが総合2位で、オジエが総合4位でフィニッシュ
タイトル争いは最終戦ラリー・モンツァに持ち越しとなる

10月17日(日)、21年FIA世界ラリー選手権(WRC)第11戦ラリー・スペインの最終日デイ3が、スペイン北東部、サロウのサービスパークを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのエルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(ヤリスWRC 33号車)が総合2位で、セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア組(1号車)が総合4位で、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組 (69号車)が総合5位でフィニッシュ。
オジエはドライバー選手権、チームはマニュファクチャラー選手権首位の座を守りましたが、スペインでのタイトル決定には至りませんでした。

ラリー・スペインの最終日デイ3は、サービスパークの西側エリアで、2本のステージをサービスを挟むことなく各2回走行。
4本のステージの合計距離は50.90kmと、3日間で最短の1日でした。
ステージの周辺は朝から雲が多くどんよりとした天気でしたが、3本目のステージまではドライコンディションが保たれました。
しかし、ボーナスの選手権ポイントがかかる最終のパワーステージでは、スタート後ほどなくして雨が降り始め、路面は一部がウェットコンディションとなりました。

デイ2終了時点で首位のライバルと16.4秒差の総合2位につけていたエバンスは、最終日の4本のステージを手堅く走行。
日が昇る前にスタートした、オープニングのSS14では3番手タイムを記録し、ボーナスの選手権ポイントがかかるパワーステージのSS17でも3番手タイムを刻み、総合2位でフィニッシュ。
優勝はなりませんでしたが、オジエとのポイント差を24ポイントから17ポイントに縮め、次の最終戦ラリー・モンツァに逆転タイトル獲得の可能性を残しました。

総合4位のライバルと1.2秒差の総合3位につけていたオジエは、渾身の走りでタイム差を拡大しようと試みましたが、逆転を許し総合4位でフィニッシュ。
それでもドライバー選手権首位の座は守り、依然有利な立場で次のシリーズ最終戦に臨むことになりました。

エバンスが総合2位、オジエが総合4位でフィニッシュし、またボーナスポイントを得られるパワーステージでそれぞれ3番手、4番手のタイムを記録したことにより、チームはマニュファクチャラー選手権首位の座を守り、2位のライバルチームとの差は47ポイントとなりました。
最終戦で獲得可能な最大ポイントは52ポイントのため、今回の結果によってまた一歩マニュファクチャラーチャンピオンに近づきました。
なお、ロバンペラが総合5位に入ったことで、ヤリスWRCは3台がトップ5フィニッシュを達成。ロバンペラは、パワーステージで5番手タイムを記録し、ボーナスの1ポイントも獲得しました。
なお、TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムによりヤリスWRCで出場の勝田貴元は、SS16で5番手タイムを記録するなど、終盤調子を上げてラリー・スペインをフィニッシュしました。

豊田 章男 (チームオーナー)

ラリー・スペインの前、ヤリ-マティは私にメッセージを送ってくれていました。
「チーム代表となって、もう一度、マニュファクチャラーズタイトルを掴みアキオとお
祝いするのが自分の夢です」
3年前のヤリ-マティはとても苦しいシーズンを送っていました。
最終戦でようやく初勝利をあげ、その勝利でチームタイトルが決まり、当時そのことが本当に嬉しかったのを覚えています。
その日、静岡県でラリーに出ていた私はその知らせを聞き、絶叫するように喜び、そのままお祝いのメッセージを送っていました。
あの歓喜の絶叫が“代表としてのモチベーション”に繋がり、チームを勝利へ導く一助になればとても嬉しく思います(笑)。
次の最終戦モンツァ、ヤリ-マティの夢が叶うと信じています。
一緒に喜びましょう!

ドライバーズチャンピオンも今回は決まりませんでした。
セブとジュリアン、エルフィンとスコットには最後の最後まで悔いのない走りをしてもらいたいと思います。
チームはそのために最高のクルマを準備してあげてください。
次のラリーはヤリスWRCが走る最後の大会です。
2017年WRCに再参戦した時から、我々が言い続けていたのは「常に“今のヤリス”が一番強くなるようにしよう!」という言葉でした。
「最後に走るヤリスが一番強かった」とドライバー達にも、ファンの皆さまにも言ってもらえるような戦いを最後に見せたいと思います。
チームのみんな、最後までよろしくお願いします!

追伸 ジュリアンへ
ジュリアンにとっても次が最後のラリーになりますね。
モンツァが君にとっても最高のラリーになることを祈っています。
その姿を日本で見れたら最高でした。
それだけは今も残念でなりません。
応援しています。

ヤリ-マティ・ラトバラ (チーム代表)

最終的に、今週末のわれわれには期待していたほどの強さがありませんでした。
今後のためにも、なぜ思うようにタイムが出なかったのか、どうすればもっと上手く対応できるのかを分析し、学ぶことが重要です。
とはいえ、ポジティブな要素もあります。
まず、3台が何も問題なくトップ5でフィニッシュしたこと。
また、エルフィンが総合2位に入ったのは彼にとって良い結果ですし、最終戦までドライバーズタイトル争いが続くことになり、チャンピオンシップ全体が盛り上がることになりました。
マニュファクチャラー選手権は今回、私たちにとって有利な結果にはなりませんでしたが、次のモンツァでは両タイトルを華々しく獲得したいと思います。

セバスチャン・オジエ (ヤリスWRC 1号車)

今回は総合4位以上を目標にしていたのですが、それでもドライバー選手権争いにおいては十分なポイントを獲得することができました。
今日は接戦となり、最初の3本のステージは全力でトライしたのですが、最後のステージで雨が降ってしまい、そこでリスクを冒さないという私の戦略が功を奏さず、安全に走ることを選びました。
それでも、全体的には今週末がタイトル争いにおいてポジティブな一歩になったことは間違いないですし、それが何よりも重要なことです。
タイトル争いはまだ終わっていないので、モンツァでは昨年の成功を再現できるように頑張りたいと思います。

エルフィン・エバンス (ヤリスWRC 33号車)

総合2位というのはポジティブな結果ではありますが、ラリーのスタートがとても良かっただけに、手放しでは喜べません。
残念ながら、少しずつ良い感覚が薄れていき、クルマとの完全な一体感を得られなくなりました。
週末は、本当はもう少し速く走れたと思います。
ただし、良かったこともあります。
ポイント差を縮めることができましたし、タイトルの可能性はまだ残っています。
1戦で詰めるには大き過ぎる差ではありますが、昨年自分達が経験したように、最後まで何が起こるかわからないので、モンツァではもう一度ベストを尽くして戦います。

カッレ・ロバンペラ (ヤリスWRC 69号車)

全体的には、とても良い週末でした。
特に金曜日には多くのことを学び、週末が進むにつれて、セットアップと自分のドライビングの両方が良くなっていきました。
今日はパワーステージ優勝を目指していたのですが、コンディションがトリッキーで、後続の選手達が走る頃には路面が乾いてしまっていたので、自分にチャンスはありませんでした。
完璧なフィーリングを得ることができず、思うようなペースでは走れませんでしたが、自分のベストを尽くしましたし、中身のある週末になったと思います。

次回のイベント情報

WRC次戦は、11月19日(木)から21日(日)にかけてイタリア北部で開催される、第12
戦「ラリー・モンツァ」です。
最終戦は本来「ラリー・ジャパン」として日本で開催される予定でしたが中止となり、その代替イベントとして、昨年初めてWRCとして開催されたモンツァが、今年も最終戦を担うことになりました。
ラリー・モンツァは、伝統あるモンツァ・サーキットを中心に行われるターマックラリーです。
レーシングコースを含むサーキット内の道と、サーキット外の山岳道路が戦いの舞台となり、今年は、昨年よりも山岳道路の割合が増えているのが特徴です。

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WRC:Rd.11 スペインラリーDay3結果(最終:SS.17)

N0. Driver Nat. Car Class Time(Dif.)
1 T.ニュービレ BEL Hyundai i20 WRC RC1 2h34'11.8
2 E.エヴァンス GBR Toyota Yaris WRC RC1 -00'24.1
3 D.ソルド ESP Hyundai 120 WRC RC1 -00'35.3
4 S.オジエール FRA Toyota Yaris WRC RC1 -00'42.1
5 K.ロバンペラ FIN Toyota Yaris WRC RC1 -01'31.8
6 G.グリーンスミス GBR Ford Fiesta WRC RC1 -04'17.3
7 O.ソルベルグ SWE Hyundai i20 R5 RC1 -04'26.7
8 N.ソランズ ESP Hyundai i20 R5 RC2 -04'34.9
9 E.カミッリ FRA Citroen C3 Rally2 RC2 -09'49.4
10 N.グリャジン RUS Ford Fiesta R5 RC2 -10'05.9
11 T.スニネン FIN Hundai i20 R5 RC2 -10'09.6
12 R.ハマライネン FIN Skoda Fabia R5 RC2 -10'20.1
13 E.カイス ESP Ford Fiesta R5 RC2 -10'45.5
14 K.カジェタノヴィッツ POL Skoda Fabia R5 RC2 -10'48.6
15 M.エストベルグ NOR Citroen C3 R5 RC2 -11'41.2
16 A.フォアマウクス FRA Ford Fiesta WRC RC1 -12'53.0
26 P.ロペス ESP Skoda Fabia R5 RC2 -21'40.9
39 勝田 貴元 JPN Toyota Yaris WRC RC1 -52'58.3

 

    総合 49位まで確認

 

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2021/10/17

トヨタ・チーム 第2日目リポート

Toyota Yaris WRC (C)Toyota Gazoo Racing
拡大します

2021年10月17日
トヨタ自動車株式会社
GAZOO Racing Company

WRC 第11戦ラリー・スペイン デイ2
エバンスは総合2位を、オジエは総合3位を守り
チームはマニュファクチャラーズタイトルの獲得に向けて前進

10月16日(土)、2021年FIA世界ラリー選手権(WRC)第11戦ラリー・スペインの競技2日目デイ2が、スペイン北東部、サロウのサービスパークを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのエルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(ヤリスWRC 33号車)が総合2位に、セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア組(1号車)が総合3位に、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組 (69号車)が総合5位につけ、チームの全選手が順位を守りました。

ラリー・スペインのデイ2は、サービスパークの東北エリアでサヴァラ、ケロル-レス・ポブレス、エル・モンメルという3本のターマックステージを、日中のサービスを挟んで各2回走行。一日の最後にはサロウの海岸近くで市街地ステージを走り、7本合計117.45kmのターマック(舗装路)ステージが行なわれました。

土曜日も一日を通して過ごしやすい気候となり、早朝のステージは霧が出て路面の一部は湿り気を帯びましたが、全体的にはドライコンディションでの戦いとなりました。
デイ1終了時点で、首位のライバルと0.7秒の僅差につけていたエバンスは、逆転を期してデイ2のステージに臨みました。
しかし、デイ1ほどのスピードを発揮することができず、1日を終えてタイム差は16.4秒にひらいてしまいました。
それでも総合2位の座はしっかりと守り、ドライバーズタイトルを争う唯一のライバルであり、チームメイトでもあるオジエに22.3秒差をつけてデイ2を走りきりました。

デイ1で総合3位につけたオジエは、午前中のステージで総合4位のライバルに差を0.2秒まで詰められました。
その後、日中のサービスでクルマのセットアップを変更したところ、午後のステージではスピードアップに成功。
SS11とSS12でベストタイムを記録し、差を6.9秒に拡げました。
しかし、サロウの市街地ステージでエンジンストールにより大きくタイムを失い、辛くも
1.2秒差で総合3位を守りました。
なお、エバンスとオジエが総合2、3位につけていることから、明日も順位が変わらなかった場合、パワーステージでの結果次第でマニュファクチャラーズタイトルが決まる可能性があります。

ロバンペラは、WRカーによる出走は初めてのこのラリーで経験を積むべく確実な走りを続け、SS7とその再走ステージであるSS10では3、4番手タイムを記録するなど速さを示しました。
なお、TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムによりヤリスWRCで出場の勝田貴元は、デイ1でクラッシュによりデイリタイアとなりましたが、チームによって修理されたクルマでデイ2に再出走。
午後のステージでは自信を取り戻し、SS12では5番手タイムを記録しました。

ヤリ-マティ・ラトバラ (チーム代表)

われわれチームにとっては悪くない一日でしたが、残念ながら、優勝は今朝スタートした時よりも少し遠ざかってしまいました。
現在のWRCは非常にハイレベルなので、常にクルマを改善し続けなければなりませんが、ほんの僅かなセッティング変更で自信を失ってしまうこともあり、それがすぐステージのタイムに表れてしまいます。

今日のエルフィンがまさにそうでした。
とはいえ、いくつかポジティブな要素もありました。
セバスチャンは昼のサービスでセッティングを変更し、午後はスピードが向上しステージ優勝することもできました。
残念ながら今晩の最後のステージで数秒を失ってしまいましたが、それでも順位は守りました。
明日の最終日で総合2位と3位を獲得することができたとしたら、それはマニュファクチャラーズタイトルにとって大きな意味を持ちます。

セバスチャン・オジエ (ヤリスWRC 1号車)

今朝は、クルマのいくつかの部分が改善されていました。
バランスがさらに良くなり、少なくとも路面がクリーンなセクションでは運転を楽しめるようになりましたが、それでもタイムはあまり良くありませんでした。
しかし、セットアップ作業を続け、昼のサービス後はクルマのフィーリングが良くなり始め、タイムも上がっていったので、午後に関しては良い走りができたと思います。
残念ながら、最終ステージのヘアピンでエンジンがストールしてしまい、後方のライバルとの差は再び縮まってしまいましたが、クルマは自分に合っていますし、ペースもいいので、自信を持って明日の最終日に臨むことができます。

エルフィン・エバンス (ヤリスWRC 33号車)

今日はあまりいい一日ではなく、望んでいたようにはなりませんでした。
タイムは決して悪くなかったのですが、明らかに昨日ほどではありませんでした。
昨日のステージで苦労した路面がダーティなセクションや、デイ2で出走順が後方になることへの対策など、特定の領域に関してクルマを改善しようと試み、ある程度改善することはできたのですが、その過程でクルマの全体的なバランスに影響が出てしまいました。
何かを試す必要があったのですが、上手く行きませんでした。
スイートスポットを見つけることができず、昨日のようないいフィーリングと自信を得ることができなかったのです。
このラリーではとにかく自信が重要なのですが、今日は最高の状態ではなく、それがタイムに表れてしまいました。それでも、明日もチャレンジを続けます。

カッレ・ロバンペラ (ヤリスWRC 69号車)

昨日よりもペースがかなり向上し、大きなリスクを冒すことなく良いタイムを出すことができました。
昨晩のサービスでセッティングをさらに変更したところ、霧が出ていたり、路面が湿っている場所もあるなどトリッキーなコンディションだったにも関わらず、今朝の最初のステージからいい走りができました。
2本目のステージではスローパンクチャーが発生し、3本目のステージではかなり危ない瞬間もありましたが、全体的に午前中は非常に良かったですし、クルマにも満足することができました。
午後はインカットによりステージ上にグラベルが多く出ていて、非常にトリッキーなコンディションでしたが、その時点で既に激しく順位を争う状況ではなかったので、大きなリスクを冒すことなく着実に走りました。
明日は何事もなくフィニッシュすることが目標ですが、パワーステージではポイント獲得を目指したいと思います。

明日のステージ情報

競技最終日となる10月17日(日)のデイ3は、サービスパークの西側エリアでサンタ・マリナ(SS14/16)と、ランナバウトでのドーナッツターンが観客に人気のリウデカニエス(SS15/17)という、2本のステージをサービスを挟んで各2回走行。
サンタ・マリナの1本目、SS14は日の出前のスタートとなります。
また、最終ステージとなるリウデカニエスの2本目、SS17はトップ5タイムを記録した選手とマニュファクチャラーに、ボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されています。
ステージは全部で4本、その合計距離は50.90km。リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は261.12kmとなります。

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WRC:Rd.11 スペインラリーDay2結果(SS.13)

N0. Driver Nat. Car Class Time(Dif.)
1 T.ニュービレ BEL Hyundai i20 WRC RC1 2h03'45.7
2 E.エヴァンス GBR Toyota Yaris WRC RC1 -00'16.4
3 S.オジエール FRA Toyota Yaris WRC RC1 -00'38.7
4 D.ソルド ESP Hyundai 120 WRC RC1 -00'39.9
5 K.ロバンペラ FIN Toyota Yaris WRC RC1 -01'12.3
6 G.グリーンスミス GBR Ford Fiesta WRC RC1 -03'45.2
7 O.ソルベルグ SWE Hundai i20 R5 RC1 -03'45.9
8 J.ソランズ ESP Citroen DS3 R5 RC2 -03'53.8
9 E.カミッリ FRA Citroen C3 Rally2 RC2 -07'52.8
10 N.グリャジン RUS Ford Fiesta R5 RC2 -08'02.5
11 R.ハマライネン FIN Skoda Fabia R5 RC2 -08'10.7
12 T.スニネン FIN Hundai i20 R5 RC2 -08'19.9
13 K.カジェタノヴィッツ POL Skoda Fabia R5 RC2 -08'42.1
14 P.ロペス ESP Skoda Fabia R5 RC2 -08'43.7
15 E.カイス ESP Ford Fiesta R5 RC2 -08'45.2
17 M.エストベルグ NOR Citroen C3 R5 RC2 -09'40.8
20 A.フォアマウクス FRA Ford Fiesta WRC RC1 -12'32.4
48 勝田 貴元 JPN Toyota Yaris WRC RC1 -52'29.3

    総合 55位まで確認

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2021/10/16

トヨタ・チーム 第1日目リポート

Toyota Yaris WRC (C)Toyota Gazoo Racing
拡大します

2021年10月16日
トヨタ自動車株式会社
GAZOO Racing Company

WRC 第11戦ラリー・スペイン デイ1
オールターマック・ラリーに生まれ変わったスペイン
初日はエバンスが総合2位に、オジエが総合3位につける

10月15日(金)、2021年FIA世界ラリー選手権(WRC)第11戦ラリー・スペインが開幕。
スペイン北東部、サロウのサービスパークを中心にデイ1として6本のステージが行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのエルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(ヤリスWRC 33号車)が総合2位に、セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア組(1号車)が総合3位に、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組 (69号車)が総合5位につけました。

2年ぶりの開催、そしてオールターマック(舗装路)ラリーへと生まれ変わったラリー・スペインの初日は、サービスパークの西北エリアで、3本のステージをサービスを挟んで各2回走行。
6本のステージの合計距離は112.02kmでした。

金曜日は早朝14度前後、日中は23度前後と、1日を通して穏やかな天気が続き、路面は終日ドライコンディションが保たれました。
ドライバー選手権2位のエバンスは、前戦ラリー・フィンランドで圧勝した勢いを今大会でも維持し、オープニングのSS1でベストタイムを記録。
続くSS2ではライバルとベストタイムを分け合い、さらにSS3でもベストタイムを刻むなど、午前中の3本のステージを全て制覇し首位を守りました。

午後の再走ステージは、路肩の未舗装部分の泥や砂利が掻き出され、一部は非常に滑りやすい路面コンディションになりました。
エバンスはSS5の特にグリップが低いコーナーでコーナリングラインが乱れ大きくタイムロス。
首位の座をライバルに明け渡しましたが、それでも3ステージ連続で2番手タイムを刻み、首位とのタイム差は僅か0.7秒に留まっています。

エバンスに24ポイント差をつけてドライバー選手権をリードし、通算8回目のタイトル獲得に王手をかけているオジエは、午前中のステージで2、3番手タイム、午後のステージでは3、4番手タイムを記録するなどクレバーな走りで1日を走破。
2位エバンスと18.7秒差の総合3位で1日を終えました。

今季2勝を飾っている21歳のロバンペラは、WRカーで出場した初めてのラリー・スペインでやや苦戦。
それでも、ステージごとに改善を重ねていき、総合5位につけています。

なお、TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムによりヤリスWRCで出場の勝田貴元は、SS1でクラッシュ。
ステージは最後まで走り切りましたが、クルマの左フロントにダメージを負い、リエゾン(移動区間)でデイリタイアを選択しました。
その後、チームはサービスでクルマを修理し、勝田はデイ2で再出走する予定です。

ヤリ-マティ・ラトバラ (チーム代表)

初日からエキサイティングな展開になりましたし、いつものように、このラリーのターマックステージではタイム差があまりつきませんでした。
とはいえ、今朝の最初のステージではエルフィンが信じられないようなタイムを出し、フィンランドで見せたスピードを今回も発揮してくれました。
午後のステージでも良いタイムが出ていましたし、一日を終えて上位2人のタイムはかなり僅差です。
チームとしては、セブが総合3位以内に入っていることも非常に喜ばしいですし、カッもこのスペインの道での経験が多くないながらも、とても良い仕事をしています。

セバスチャン・オジエ (ヤリスWRC 1号車)

われわれにとってそこそこ良い一日でした。
優勝を目指してここに来たので、望んでいたほどは良くなかったですし、なかなかリズムを掴むことができませんでした。
今朝のステージは悪くなかったのですが、それ以上にエルフィンは非常に良いスタートを切りました。
午後は路面がかなりダーティになっているセクションがいくつかあり、大きなリスクを負いたくなかったこともあって、やや苦戦しました。
トップとの19秒という差は少し大き過ぎますが、この後も改善を進めますし、依然多くのポイントを獲得できる順位につけているので、明日に期待しています。

エルフィン・エバンス (ヤリスWRC 33号車)

午前中はとても上手く行きました。
クルマのフィーリングが良く、いいリズムで走れましたが、最初のステージであれほどのタイムが出たことには自分でも驚きました。
午後の再走ステージでも、ほとんどのパートは特に問題なかったのですが、SS5だけは路面が少しダーティになっていて滑りやすく、少し難しく感じました。
縁石にクルマの後輪をかなり激しく当ててしまったのですが、なんとかなりました。
トップ2台のタイム差は非常に小さく、明日のトリッキーな1日に全てがかかっているといえます。

カッレ・ロバンペラ (ヤリスWRC 69号車)

全体的には良い一日でした。
午前中はかなりトリッキーで、ちょっと苦戦しましたが、昼のサービスでクルマにいくつか調整を加えたところ、それがとてもうまく機能し、午後はより楽しく走ることができました。
このクルマでスペインに出たことがなかったので、今日は良い勉強の機会になりましたし、多くの経験を積むことができました。
明日は、ライバルたちがWRカーで何度も走っているステージなので、困難な戦いになるとは思いますが、さらなる改善を続けたいと思います。

明日のステージ情報

競技2日目となる10月16日(土)のデイ2は、サービスパークの東北エリアでサヴァラ(SS7/10)、ケロル-レス・ポブレス(SS8/11)、エル・モンメル(SS9/12)という、2019年の大会でも使われた定番の3本のターマックステージを、日中のサービスを挟んで各2回走行。
1日の最後には、サロウの海岸近くで全長2.24kmの市街地ステージが行なわれます。
7本のSSの合計距離は117.45kmと3日間で最長。リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は491.33kmとなっています。

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WRC:Rd.11 スペインラリーDay1結果(SS.6)

N0. Driver Nat. Car Class Time(Dif.)
1 T.ニュービレ BEL Hyundai i20 WRC RC1 1h01'26.6
2 E.エヴァンス GBR Toyota Yaris WRC RC1 -00'00.7
3 S.オジエール FRA Toyota Yaris WRC RC1 -00'19.4
4 D.ソルド ESP Hyundai 120 WRC RC1 -00'24.8
5 K.ロバンペラ FIN Toyota Yaris WRC RC1 -00'38.0
6 A.フォアマウクス FRA Ford Fiesta WRC RC1 -01'10.2
7 G.グリーンスミス GBR Ford Fiesta WRC RC1 -01'28.9
8 O.ソルベルグ SWE Hundai i20 R5 RC1 -01'55.6
9 J.ソランズ ESP Citroen DS3 R5 RC2 -31'15.5
10 E.カミッリ FRA Citroen C3 Rally2 RC2 -03'50.5
11 R.ハマライネン FIN Skoda Fabia R5 RC2 -03'56.2
12 N.グリャジン RUS Ford Fiesta R5 RC2 -04'00.5
13 P.ロペス ESP Skoda Fabia R5 RC2 -04'52.1
14 T.スニネン FIN Hundai i20 R5 RC2 -03'02.8
23 M.エストベルグ NOR Citroen C3 R5 RC2 -08'36.2
63 勝田 貴元 JPN Toyota Yaris WRC RC1 -51'09.9

    総合 65位まで確認

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2021/10/04

WRC2:2021年シリーズ・ポイント表(Rd.10/12)

Wrc_logo

N0. Driver Nat. Car Point
1 A.ミケルセン NOR Skoda Fabia Rally2 126
2 M.エストベルグ NOR Citroen C3 R5 118
3 M-W.ブラシア BOL Skoda Fabia rally2 104
4 J.ヒュットゥネン FIN Hyundai i20 R5 78
5 N.グリャジン RUS VW Polo GTI R5 77
6 T.スニネン FIN Ford Fiesta Mk2 71
7 E.ラッピ FIN VW Polo GTI R5 59
8 M.プロコプ CZE Ford Fiesta WRC 28
9 A.フォアマウクス FRA Ford Fiesta Rally2 48
10 G.リンナマエ EST VW Polo GTI R5 36
11 E.ブラゾッリ ITA Skoda Fabia Rally2 31
12 S.ジョンストン USA Citroen C3 Rally2 25
13 E.カミッリ FRA Citroen C3 Rally2 24
14 T.クリステンセン NOR Ford Fiesta R5 13
15 O.ベイビー NOR Hyundai i20 R5 13
16 E.ブリニルドセン NOR Scoda Fabia R5 12
17 O.ソルベルグ SWE Hundai i20 R5 10
18 L.ウルリチッヒ CAN Citroen C3 Rally2 6

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WRC:2021年シリーズ・ポイント表(Rd.10/12)

Wrc_logo

N0. Driver Nat. Car Point
1 S.オジエール FRA Toyota Yaris WRC 190
2 E.エヴァンス GBR Toyota Yaris WRC 166
3 T.ニュービレ BEL Hyundai i20 WRC 130
4 K.ロバンペラ FIN Toyota Yaris WRC 129
5 O.タナク EST Hyundai i20 WRC 128
6 C.ブリーン IRL Hyundai i20 WRC< 76
7 勝田 貴元 JPN Toyota Yaris WRC 68
8 G.グリーンスミス GBR Ford Fiesta WRC 52
9 D.ソルド ESP Hyundai 120 WRC 43
10 A.フォアマウクス FRA Ford Fiesta Rally2 42
11 E.ラッピ FIN VW Polo/Toyota Yaris 22
12 T.スニネン FIN Ford Fiesta WRC 21
13 M.エストベルグ NOR Citroen C3 R5 15
14 Y.ロッセル FRA Citroen S3 Rally2 12
15 J.ヒュットゥネン FIN Hyundai i20 R5 10
16 A.ミケルセン NOR Skoda Fabia Rally2 10
17 J-P.ルーベ FRA Hyundai 120 WRC 6
18 O.ソルベルグ SWE Hundai i20 WRC 6
19 O.ライ KEN VW Polo GTI R5 6
20 P.ロペス ESP Skoda Fabia R5 4
21 K.パテル KEN Ford Fiesta 4
22 A-ルクヤンユク EST Skoda Fabia R5 4
23 P.クラッコ BEL Skoda Fabia R5 4
24 J.ソランズ ESP Citroen DS3 R5 2
25 C.トゥンド KEN VW Polo GTI R5 2
26 F.クレイム GER VW Polo GTI R5 2
27 M-W.ブラシア BOL Skoda Fabia R5 2
27 E.カミッリ FRA Citroen C3 Rally2 1
28 N.グリャジン RUS VW Polo GTI R5 1
30 V.フェルシューレン BEL VW Polo GTI R5 1
31 E.リンドホルム FIN Skoda Fabia R5 1


N0. Manufactures Point
1 トヨタ・ガズー・レーシング・WRT 441
2 ヒュンダイ・シェル・モビス・WRT 380
3 M-スポーツ・フォード・WRT 172
4 ヒュンダイ2Cコンペティティション 44

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トヨタ・チーム 第3日目リポート

Toyota Yaris WRC (C)Toyota Gazoo Racing
拡大します

2021年10月4日
トヨタ自動車株式会社
GAZOO Racing Company

WRC 第10戦ラリー・フィンランド デイ3
エバンスが今シーズン2勝目を獲得
ヤリスWRCはラリー・フィンランド四連覇を達成

10月3日(日)、2021年FIA世界ラリー選手権(WRC)第10戦ラリー・フィンランドの最終日デイ3が、フィンランド中部ユバスキュラのサービスパークを起点に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのエルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(ヤリスWRC 33号車)が優勝。第4戦ラリー・ポルトガル以来となる、今シーズン2勝目を獲得しました。
また、セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア組(1号車)は総合5位でフィニッシュし、ドライバー選手権首位を堅持。
前日のデイリタイアを経てデイ3で再出走したカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組 (69号車)は、総合34位で完走しました。

2年ぶりの開催となったラリー・フィンランドの最終日は、サービスパークの東側エリアで、2本のステージをサービスを挟むことなく各2回走行。
4本のステージの合計距離は45.74kmと、3日間で最短の1日でした。

最終日を迎えたユバスキュラ周辺は、久々に上空に青空が広がり気温も日中15度前後まで上昇。爽やかな天気の下、最後の戦いが繰り広げられました。
デイ2で首位に立ったエバンスは、オープニングステージのSS16を2番手タイムで走行し、その後は3ステージ連続でベストタイムを記録。
9.1秒だった総合2位のライバルとの差を14.1秒に拡げ、今シーズン2勝目を飾りました。

また、ボーナスの選手権ポイントがかかる最終のパワーステージも制したことにより、優勝による25ポイントに加え、ボーナスの5ポイントも獲得。
オジエが総合6位でフィニッシュするも、パワーステージでのボーナスポイント獲得はならなかったため、ドライバー選手権における首位オジエと2位エバンスの差は、24ポイントに縮まりました。
また、今回の結果によりタイトル獲得の権利を有するドライバーはオジエとエバンスのふたりに絞られ、チームは3年連続でワールドチャンピオンを輩出することが決まりました。
残り2戦で獲得できる最大ポイントは60ポイントであり、オジエとエバンスによるタイトル争いは次戦も続きます。

デイ2でデイリタイアを喫したロバンペラは、チームがサービスで修復したクルマで再出走。エバンスとオジエのいずれかに何かが起きた時に、マニュファクチャラーポイントを獲得できるようにと、チームの一員として最後まで戦い抜きました。
なお、チームは今回の結果によりマニュファクチャラー選手権首位を堅持。
2位のライバルとの差を61ポイントに拡げました。

ヤリスWRCは現行規定のWRカーにとって最後のグラベル(未舗装路)ラリーとなった今大会で通算25勝目を飾り、デビューイヤーの2017年からラリー・フィンランドでは負けなしの四連覇を達成。
また、今回の優勝により、トヨタは通算200回のWRCポディウムを獲得した、3番目のマニュファクチャラーになりました。

なお、プライベーターとしてヤリスWRCをドライブしたエサペッカ・ラッピは、4本中3本のステージで3番手タイムを記録し、総合4位でフィニッシュ。
TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムによりヤリスWRCで出場の勝田貴元は、前日のデイリタイアを経て再出走。
パワーステージを含む2本のステージで4番手タイムを記録するなど速さを示し、総合37位で完走しました。

豊田 章男 (チームオーナー)

今シーズンは4度のホームラリーがある筈でした。
ヤリスを開発・生産する日本でのラリー、チームが工場を構えるエストニア、そして本拠地であるフィンランドでの2度の戦いです。
2月のアークティックラリーは2位に留まり、7月のエストニアではカッレの頑張りで勝利できましたが、今回はチームが本拠を構えるユバスキュラが舞台。
本当の意味でのホームコースです。そして日本は中止になってしまったので、なんとしても勝ちたい…。
ドライバー達も、チームのみんなも、そして代表のヤリ-マティも、いつも以上にプレッシャーがかかっていたと思います。
その中でエルフィンとスコットが勝利し、ホームタウンのファンのみんなを笑顔にしてくれました。
ヤリスWRCが生まれた街、育てられた道に恩返しができたような気持ちです。

エルフィン、スコット、そしてチームのみんな、ありがとう。
二人は、今季、一度もリタイアせず必ず、最後のパワーステージまで走りきってくれています。
それによりヤリスは確実に強くなりました。
そのことにも心から感謝したいと思います。
セブとジュリアンは不利な出走順にも関わらず、着実な走りでポイントを獲得してくれました。
あと2戦、最高のシーズンエンドを迎えるべくセブらしい強い走りを見せて欲しいと思います。
カッレと貴元には、慣れ親しんだフィンランドの道でしたが、悔しさの残るラリーになってしまいました。
しかし、未来につながる学びがあったと思います。
いつか二人が地元のファンを笑顔にする日が来ることを期待しています。

今シーズンも残り2戦、引き続き、ヤリ-マティを中心にチーム全員が心をひとつにして走り抜いてください!
そして、チームのみんなが笑顔になれるシーズンエンド…ファンの皆さんに笑顔になってもらえるシーズンエンドをよろしくお願いします!

追伸 ヤリ-マティへ
自分でシャンパンを持たないポディウムはどうでしたか?
3年前にユバスキュラで君と一緒に上ったポディウムを思い出したよ。
前にも言ったけど、あの時、僕はオィットに渡されたシャンパンを真っ先に君の方に向けていた。
君と上れたポディウムが、それくらいうれしかった。
君もフロントに入ってしまったから二人で一緒にポディウムに上ることはできなくなってしまったけど、また現地で一緒に戦いたい。
その日が1日も早く来ることを願っています。
どっちがポディウムに上るかは、その時になったら相談しよう!

追伸 エサペッカとヤンネへ
カラーリングは違ったけど君たちが地元フィンランドで再びヤリスに乗ってくれてうれし
かった。
ヤリスで参戦し始めた2017年、チームにとっての2勝目をあげてくれたのがユバスキュラで走った君たちだった。
今回、惜しくもポディウムには立てなかったけど素晴らしい走りでの4位おめでとうございます!
3年ぶりのヤリスの乗り心地はどうだったか? また聞かせてください!

ヤリ-マティ・ラトバラ (チーム代表)

ラリー・フィンランドでの優勝は常に特別なことですが、われわれのチームにとってはなおさらのことなので、このラリーで再び勝つことができてうれしく思います。
今年は競争が非常に激しかったですが、エルフィンのパフォーマンスを見れば、われわれのクルマが速かったことはわかると思います。
正直なところ、彼は優勝候補ではなかったかもしれませんが、この週末最速のドライバーだったことが証明されました。
本当に素晴らしい仕事をしてくれました。
金曜日の夜、暗闇の中で行われたオィッティラのステージで、彼は何かを掴んだのか大きな自信を示し、その後トップに立つと最後まで順位を守り抜きました。
今回の勝利を、彼はとても誇りに感じることでしょう。
ドライバー選手権に関しては、チャンピオンの権利を持つのはセブとエルフィンの2人に絞られ、マニュファクチャラー選手権についても、非常に有利な状況になりました。

セバスチャン・オジエ (ヤリスWRC 1号車)

今日は、パワーステージでポイントを獲得することが目的でしたが、残念ながら、スタート直後にトラブルが発生してしまい、良いタイムを出すことができませんでした。
今回は自分たちのラリーではありませんでしたが、そういうこともたまにはあります。
とにかく、前を向いて進まなければなりません。
チャンピオンシップではまだいい位置にいますし、次のスペインとターマックラリーがとても楽しみです。
そこでどのように戦うべきかは、理解しています。
エルフィンは今週末素晴らしかったですし、良くやったと思います。

エルフィン・エバンス (ヤリスWRC 33号車)

チームのホームラリーで優勝することができて、特別な気分です。
似たような特徴を持つラリー・エストニアでは困難な戦いを強いられましたが、それもあって今回このような結果を残すことができて本当に良かったです。
事前のテストではクルマにいくつか変更を加え、金曜日の早い段階から大きな自信を得ることができました。
チームのみんなの働きに感謝しています。
この週末は、本当に楽しんで走ることができました。このクルマでフィンランドの道を走れて幸運だったと思いますし、その上で優勝できたのは特別なことです。
また、チャンピオンシップに関してもポジティブな結果になりました。
ドライバーズタイトルは依然難しい状況ですが、これからの全てのイベントでベストを尽くして戦います。

カッレ・ロバンペラ (ヤリスWRC 69号車)

今日は、ステージを全て走りきることに徹しました。
昨晩、チームは素晴らしい仕事でクルマを直してくれましたが、それでもダメージはかなり大きく、100%の状態ではなかったので、ジャンプをしたり、クルマにストレスをかけないように気をつけて走らなければなりませんでした。
また、自分自身も昨日から背中に痛みを感じていたので、必要な状況となった時にマニュファクチャラーポイントを獲得できるように、ステージを走りきることだけに集中しました。
エルフィンは素晴らしい仕事をしましたし、彼の優勝を祝福したいと思います。
私にとっては、多くを期待していただけに難しい週末になりましたが、次のスペインを楽しみにしています。

次回のイベント情報

WRC次戦は、約1週間のインターバルを経て10月14日から17日にかけて、スペインのバルセロナの南側に位置するサロウを中心に開催される「ラリー・スペイン」です。
2年ぶりの開催となるラリー・スペインは、近年グラベルとターマック(舗装路)の両路面を走行する「ミックス・サーフェス・ラリー」として行われてきました。
しかし、今年に関しては完全なターマックラリーとなり、新たなステージも加わります。
スペインのターマックステージは全体的に流れるようなコーナーが多く、また路面もスムーズなため、選手にとっては攻めがいのあるラリーといえます。

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WRC:Rd.10 フィンランドラリーDay3結果(最終:SS.19)

N0. Driver Nat. Car Class Time(Dif.)
1 E.エヴァンス GBR Toyota Yaris WRC RC1 2h19'13.7
2 O.タナク EST Hyundai i20 WRC RC1 -00'14.1
3 C.ブリーン IRL Hyundai i20 WRC< RC1 -00'42.2
4 E.ラッピ FIN Toyota Yaris WRC RC1 -00'58.8
5 S.オジエール FRA Toyota Yaris WRC RC1 -02'54.4
6 G.グリーンスミス GBR Ford Fiesta WRC RC1 -05'02.3
7 A.フォアマウクス FRA Ford Fiesta WRC RC1 -06'22.9
8 T.スニネン FIN VW Polo GTI R5 RC2 -09'52.1
9 M.エストベルグ NOR Citroen C3 R5 RC2 -10'07.8
10 E.リンドホルム FIN Skoda Fabia R5 RC2 -10'52.8
11 J.ヒュットゥネン FIN Hyundai i20 R5 RC2 -11'44.0
12 M.ヘイキラ FIN Scoda Fabia R5 RC3 -11'54.1
13 L.ジョーナ FIN Scoda Fabia R5 RC3 -15'49.3
14 P.ロペス ESP Skoda Fabia R5 RC3 -16'33.4
16 M.プロコプ CZE Ford Fiesta R5 RC2 -20'06.2
34 K.ロバンペラ FIN Toyota Yaris WRC RC1 -1h02'51.7
36 N.グリャジン RUS Ford Fiesta R5 RC2 -1h11'33.1
37 勝田 貴元 JPN Toyota Yaris WRC RC1 -1h21'33.5

    総合 37位まで確認

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2021/10/03

トヨタ・チーム 第2日目リポート

Toyota Yaris WRC (C)Toyota Gazoo Racing
拡大します

2021年10月3日
トヨタ自動車株式会社
GAZOO Racing Company

WRC 第10戦ラリー・フィンランド デイ2
エバンスが6本のベストタイムで首位に立つ
オジエは堅実な走りで総合5位に順位を上げる

10月2日(土)、2021年FIA世界ラリー選手権(WRC)第10戦ラリー・フィンランドの競技2日目デイ2が、フィンランド中部ユバスキュラのサービスパークを中心に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのエルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(ヤリスWRC 33号車)が、デイ1の総合3位からふたつ順位を上げ首位に立ちました。
また、セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア組(1号車)は、総合5位にポジションを上げました。
なお、総合4位につけていたカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組 (69号車)は、SS10でコースオフを喫しデイリタイアとなりました。

ラリー・フィンランドのデイ2は、9本合計151.95kmのステージを走行するラリー最長の日となりました。
ユバスキュラ市街地でのSS15を除くステージは、いずれもサービスパーク南側のヤムサ周辺に展開する森林ステージで、4本のステージを各2回走行。
天気は曇天ながら路面コンディションはドライとなり、気温は前日よりもやや高く、午後には12度前後まで上昇しました。

デイ1の最終ステージでベストタイムを記録し総合3位につけたエバンスは、出走順が前日よりも良くなったデイ2で勢いをさらに増し、オープニングのSS7からSS10にかけて、4ステージ連続でベストタイムを記録。
SS8で上位のライバルふたりをかわし、首位に立ちました。
さらに、日の入りのころに始まったSS14でもベストタイムを刻み、ユバスキュラ市街地が舞台となった最終ステージでもライバルとベストタイムをシェア。
9ステージのうち6ステージを最速で駆け抜け、総合2位のライバルに9.1秒差をつけて首位の座を固めました。

また、デイ1でやや苦戦し総合7位につけていたオジエは、ベテランらしい堅実な走りでステージを重ねました。
そして、日中のサービスでセットアップを見直した結果、フィーリングが大きく向上。
デイ1よりもふたつポジションを上げ、総合5位で1日を終えました。

総合4位につけていたロバンペラは、SS9でエバンスに次ぐ2番手タイムを記録。
しかし、SS10でコースを外れた際大きな砂山に突っ込み、クルマのフロント部分を破損してデイリタイアに。
チームはサービスでクルマの修理を行い、ロバンペラはデイ3で再出走する予定です。

プライベーターとしてヤリスWRCで出場のエサペッカ・ラッピは、今シーズン初のWRカー出場ながら安定して良いタイムを刻み、総合4位を守りました。
また、TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムによりヤリスWRCで出場の勝田貴元は、SS8でコースを外れクルマの右リヤを破損しデイリタイアとなりました。
しかし、その後サービスでメカニックがクルマを修理。
勝田はデイ3での再出走を予定しています。

ヤリ-マティ・ラトバラ (チーム代表)

われわれのチームのドライバーが、首位でラリー・フィンランドの最終日を迎えることをとてもうれしく思います。
エルフィンは今日、素晴らしい活躍を見せてくれました。
もちろん、彼が速いことはわかっていました。
それでも、フィンランドでこのポジションにつけ、ライバルとの差をこれほどまでに広げたのは驚くべきことですし、彼にとっても、われわれチームにとっても素晴らしいことです。
後方からのプレッシャーはあるとは思いますが、われわれは過去の経験により明日のステージを熟知していますし、エルフィンのスピードも十分なので、ミスさえしなければ大丈夫だと思いますし、明日に向けて自信はあります。

セブは、今日の午後自信を深めたようですし、総合順位でもいい位置につけています。
カッレについては、彼がこのラリーをWRカーで走るのは今回が初めてであり、何度もこのイベントを経験している選手たちと戦っていることを考慮する必要があります。
ただ単に経験の問題に過ぎず、今後このラリーでさらに強くなると確信しています

セバスチャン・オジエ (ヤリスWRC 1号車)

昨日からの困難な状況が今朝も続き、スピードは昨日とほとんど変わりませんでした。
チャンピオンシップのことを考え過ぎてしまい、勇敢さが少し足りていなかったようにも思います。
しかし、昼のサービスでセットアップを変更したところ、より楽しく走れるクルマになりました。
それによって自信もつきましたし、依然として出走順が早めだったことを考えれば、タイムも十分良かったと思うので、ポジティブに捉えることができます。
少なくとも、ラリー序盤にペースが不足していた理由はわかり、解決策を見出すことができたといえます。

エルフィンは非常に力強くラリーを戦っており、チャンピオンシップについてもポイント差を縮めることができるでしょう。
それでも、明日はパワーステージが控えているので、私としては少しでもポイントを挽回したいと思っています。

エルフィン・エバンス (ヤリスWRC 33号車)

今晩はとてもハッピーな気分です。
今日はとても好調で、朝から調子が良く、クルマも良かったので、とにかくいいリズムを保つことに集中しました。
昨日の時点ではあまり上手くいっていなかった部分を改善するため、昨晩のサービスで少し小変更を施しました。
その結果、かなり自信を持って乗れるクルマになったので、プッシュもしやすくなりました。
午後のいくつかのステージでは少しタイムを失いましたが、全体的には満足のいく一日でした。
明日はまだ4本ステージが残っているので、ひとつひとつのステージを集中して走り、今日までと変わらぬ戦いを続けます。

カッレ・ロバンペラ (ヤリスWRC 69号車)

今朝の最初の2、3ステージは、昨日と同じように道幅が広いセクションではかなりトリッキーで、グリップレベルもかなり低く、自分のセットアップやドライビングにはあまり合っていませんでした。
3本目のステージは、テクニカルでグリップレベルも高かったので、すぐにフィーリングが良くなり、とてもいいタイムを出すことができました。
しかし、次のステージでは非常に単純なコーナーでミスをしてしまいました。
思っていたよりも深くコーナーのイン側に切り込んでしまい、クルマがイン側方向にスライドしてしまいました。
スピンしないように何とか立て直そうとしたのですが十分なスペースがなく、道の反対側にあった砂の山に突っ込んでしまいました。
自分にとってはトリッキーな週末になってしまいましたが、明日は再出走できることを願っています。

明日のステージ情報

競技最終日となる10月3日(日)のデイ3は、サービスパークの東側エリアで、2本のステージをサービスを挟むことなく各2回走行します。
そのうち、SS17とその再走ステージであるSS19「ルイヒマキ」は、連続ジャンプで有名なラリー・フィンランドの名物ステージです。
また、最終ステージとなるSS19は、トップ5タイムを記録した選手とマニュファクチャラーにボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されています。
4本のステージの合計距離は45.74kmと3日間で最短。
リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は193.05kmとなっています。

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WRC:Rd.10 フィンランドラリーDay2結果(SS.15)

N0. Driver Nat. Car Class Time(Dif.)
1 E.エヴァンス GBR Toyota Yaris WRC RC1 1h57'46.7
2 O.タナク EST Hyundai i20 WRC RC1 -00'09.1
3 C.ブリーン IRL Hyundai i20 WRC< RC1 -00'19.5
4 E.ラッピ FIN Toyota Yaris WRC RC1 -00'44.8
5 S.オジエール FRA Toyota Yaris WRC RC1 -01'23.7
6 G.グリーンスミス GBR Ford Fiesta WRC RC1 -04'16.9
7 A.フォアマウクス FRA Ford Fiesta WRC RC1 -05'31.5
8 T.スニネン FIN VW Polo GTI R5 RC2 -08'21.4
9 M.エストベルグ NOR Citroen C3 R5 RC2 -08'29.4
10 E.リンドホルム FIN Skoda Fabia R5 RC2 -08'55.8
11 J.ヒュットゥネン FIN Hyundai i20 R5 RC2 -09'55.6
12 M.ヘイキラ FIN Scoda Fabia R5 RC2 -09'55.6
13 E.ピエタリネン FIN VW Polo GTI R5 RC2 -10'05.0
14 T.アスンマー FIN Skoda Fabia R5 RC2 -10'21.6
15 M.プロコプ CZE Ford Fiesta R5 RC2 -17'13.9
21 T.ニュービレ BEL Hyundai i20 WRC RC1 -21'02.4
38 K.ロバンペラ FIN Toyota Yaris WRC RC1 -1h00'16.6
39 N.グリャジン RUS Ford Fiesta R5 RC2 -1h10'00.4
40 勝田 貴元 JPN Toyota Yaris WRC RC1 -1h20'54.9

    総合 40位まで確認

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2021/10/02

トヨタ・チーム 第1日目リポート

Toyota Yaris WRC (C)Toyota Gazoo Racing
拡大します

2021年10月2日
トヨタ自動車株式会社
GAZOO Racing Company

WRC 第10戦ラリー・フィンランド デイ1
2年ぶりの開催となるラリー・フィンランドが開幕
エバンスが総合3位に、ロバンペラが総合5位につける

10月1日(金)、2021年FIA世界ラリー選手権(WRC)第10戦ラリー・フィンランドが開幕。
フィンランド中部ユバスキュラのサービスパークを中心にデイ1として6本のステージが行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのエルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(ヤリスWRC 33号車)が総合3位に、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組 (69号車)が総合5位に、セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア組(1号車)が総合7位につけました。

2年ぶりの開催となったラリー・フィンランドは、開催時期が夏から秋に移り、鮮やかに色づいた森が選手たちを迎えました。今年の大会はコンパクトなスケジュールが採用され、通常木曜日の午前中に行われるシェイクダンを金曜日の午前中に行い、午後から競技がスタート。ユバスキュラ市街地での2.31kmのショートステージに続き、ユバスキュラ西側の森林地帯で2本のステージを各2回走り、1日の最後にはユバスキュラの南側でナイトステージを1本走行。
全部で5本、合計89.42kmのステージが行なわれました。

ユバスキュラ周辺の上空は雲に覆われ、日中の気温は7~8度とかなり肌寒い1日でしたが、路面は全体的にドライコンディションが保たれました。
オジエに次ぐドライバー選手権2位につけるエバンスは、SS2で3番手タイムを記録。
その後も安定した走りを続け、日没後暗闇の中で行なわれた最終のSS6「オィッティラ」でベストタイムを刻み、首位と6.1秒差、2位の選手と3.3秒差の総合3位で初日を終えました。
また、金曜日に21歳の誕生日を迎えたロバンペラは、2本のリピートステージで2番手タイムを刻み、エバンスと1.8秒差の総合5位につけました。
8回目のドライバーズタイトル獲得を最優先するオジエは、ドライバー選手権のリーダーとして出走順1番手でステージを走行。
滑りやすい砂利を掃き飛ばしながらの走りとなり、思うようにタイムが伸びませんでしたが、それでも総合6位のライバルと2.3秒差の総合7位で競技初日を締めくくりました。

なお、TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムによりヤリスWRCで出場の勝田貴元は、今回新たにアーロン・ジョンストンをコ・ドライバーに迎え、オープニングのSS1でベストタイムを記録。
SS2では高速で360度スピンを喫してタイムを失いましたが、オジエに次ぐ総合8位で1日を終えました。
また、2017年にTOYOTA GAZOO Racing WRTのドライバーとしてヤリスWRCでこのラリーを制したエサペッカ・ラッピは、今回プライベーターとしてヤリスWRCで出場。
トップカテゴリーのクルマをドライブするのは今シーズン初めてでしたが、エバンスと0.6秒差の総合4位につけています。

ヤリ-マティ・ラトバラ (チーム代表)

ラリー・フィンランドではいつもそうですが、今日も僅差の戦いになりました。
ここ最近、ライバルたちはハイスピードなステージで速く、とても手強い存在です。
しかし、われわれのドライバーたちは最後の夜のステージで、暗闇の中素晴らしい走りをしましたし、上位選手については同じような出走順となる明日のステージで、タイム差を縮める助けとなりました。
エルフィンもカッレも素晴らしい仕事をしたと思います。
セブは、もちろん選手権を一番に考えて戦っています。
このラリーでは少しでも慎重に走り過ぎると、一日の最後にはかなりタイム差がついてしまうので、セブの今日の順位は理解できますし、明日はもっとタイムを上げられるようにチームとしても手助けしたいと考えています。
また、久々にヤリスWRCで出場したにも関わらず、初日から速さを発揮したエサペッカの走りも見事でした。

セバスチャン・オジエ (ヤリスWRC 1号車)

もっといい結果を期待していたので、私にとってはあまり良い一日ではありませんでした。
明日は少なくとも3台がわれわれの前を走る筈なので、状況が少しでも良い方向に向かうことを願っています。
とはいえ、なぜ思うようにペースが上がらなかったのか、その理由を正確に理解する必要があります。
一番手という出走順がタイムロスの原因のひとつだったとは思いますが、それだけではないと思います。ただ単に自分が遅かっただけなのか、それともクルマのセットアップを変えれば速く走ることができたのか、そのあたりを理解しなくてはなりません。
確かに路面のグリップはあまり良くありませんでしたが、それでも運転を楽しむことはできていたので、これほど多くタイムを失ったことに驚いています。
最後のナイトステージに関しては、かなり厳しいチャレンジになるだろうと覚悟していたのですが、われわれのライトシステムは非常に良く機能し、予想よりも上手く行きました。

エルフィン・エバンス (ヤリスWRC 33号車)

今日の結果には比較的満足しています。
クルマのフィーリングは全体的に良く、少し苦戦したエリアもありましたし、さらに改善する必要もありますが、それでも全体的には一日を楽しむことができました。
最後のステージについては、暗闇の中でこのようなハイスピードで走るのは簡単ではなかったですが、ペースノートが非常によく機能してい
たので、リズムに合わせて走ることができました。
明日は、全く異なるタイプの4本の
ステージがあり、そのうち2本は新ステージです。
トップ5争いは僅差ですし、まだ何が起きるかわかないので、ベストを尽くして臨みます。

カッレ・ロバンペラ (ヤリスWRC 69号車)

今日はタフなコンディションのステージを、新しいペースノートで走ることが多く、非常に困難な一日でした。
また、路面のグリップレベルがかなり低かったので、誰にとっても難しい一日だったと思います。
自分たちは、ステージを一回目に走る時に苦労したので、明日に向けてはその部分を改善しようと考えています。
ただし、二回目の走行に関しては良くなっていました。
上位陣のタイムは接近しているので、まだ全てオープンな状態です。
もちろん、一日を通して頑張ってプッシュしたので、たとえ僅差であっても自分たちが追われる立場の方がもちろん良かったですが、明日は逆転できるように頑張りたいと思います。

明日のステージ情報

競技2日目となる10月2日(土)のデイ2は、サービスパーク南側の「ヤムサ」の周辺で、4本のステージを日中のサービスを挟んで各2回走行。
1日の最後には、デイ1でも走行した「ハルユ」のステージを再び走ります。
また、最も南側のエリアを走行するSS8/12「パイヤラ」は、全長22.61kmと今大会最長のステージです。
9本のSSの合計距離は151.95kmと3日間で最も長く、今大会のステージの半分以上の距離を1日で走行。
リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は574.16kmとなっています。

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WRC:Rd.10 フィンランドラリーDay1結果(SS.6)

N0. Driver Nat. Car Class Time(Dif.)
1 C.ブリーン IRL Hyundai i20 WRC< RC1 0h43'51.3
2 O.タナク EST Hyundai i20 WRC RC1 -00'02.8
3 E.エヴァンス GBR Toyota Yaris WRC RC1 -00'06.1
4 E.ラッピ FIN Toyota Yaris WRC RC1 -00'06.7
5 K.ロバンペラ FIN Toyota Yaris WRC RC1 -00'07.9
6 T.ニュービレ BEL Hyundai i20 WRC RC1 -00'31.3
7 S.オジエール FRA Toyota Yaris WRC RC1 -00'33.6
8 勝田 貴元 JPN Toyota Yaris WRC RC1 -00'46.9
9 G.グリーンスミス GBR Ford Fiesta WRC RC1 -01'20.6
10 A.フォアマウクス FRA Ford Fiesta WRC RC1 -01'48.9
11 T.スニネン FIN VW Polo GTI R5 RC2 -03'02.8
12 E.リンドホルム FIN Skoda Fabia R5 RC2 -03'10.2
13 M.エストベルグ NOR Citroen C3 R5 RC2 -03'11.0
14 N.グリャジン RUS Ford Fiesta R5 RC2 -03'16.5
16 O.ソルベルグ SWE Hundai i20 R5 RC2 -03'37.2
17 J.ヒュットゥネン FIN Hyundai i20 R5 RC2 -03'38.1

    総合 43位まで確認

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