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2021/10/02

トヨタ・チーム 第1日目リポート

Toyota Yaris WRC (C)Toyota Gazoo Racing
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2021年10月2日
トヨタ自動車株式会社
GAZOO Racing Company

WRC 第10戦ラリー・フィンランド デイ1
2年ぶりの開催となるラリー・フィンランドが開幕
エバンスが総合3位に、ロバンペラが総合5位につける

10月1日(金)、2021年FIA世界ラリー選手権(WRC)第10戦ラリー・フィンランドが開幕。
フィンランド中部ユバスキュラのサービスパークを中心にデイ1として6本のステージが行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのエルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(ヤリスWRC 33号車)が総合3位に、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組 (69号車)が総合5位に、セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア組(1号車)が総合7位につけました。

2年ぶりの開催となったラリー・フィンランドは、開催時期が夏から秋に移り、鮮やかに色づいた森が選手たちを迎えました。今年の大会はコンパクトなスケジュールが採用され、通常木曜日の午前中に行われるシェイクダンを金曜日の午前中に行い、午後から競技がスタート。ユバスキュラ市街地での2.31kmのショートステージに続き、ユバスキュラ西側の森林地帯で2本のステージを各2回走り、1日の最後にはユバスキュラの南側でナイトステージを1本走行。
全部で5本、合計89.42kmのステージが行なわれました。

ユバスキュラ周辺の上空は雲に覆われ、日中の気温は7~8度とかなり肌寒い1日でしたが、路面は全体的にドライコンディションが保たれました。
オジエに次ぐドライバー選手権2位につけるエバンスは、SS2で3番手タイムを記録。
その後も安定した走りを続け、日没後暗闇の中で行なわれた最終のSS6「オィッティラ」でベストタイムを刻み、首位と6.1秒差、2位の選手と3.3秒差の総合3位で初日を終えました。
また、金曜日に21歳の誕生日を迎えたロバンペラは、2本のリピートステージで2番手タイムを刻み、エバンスと1.8秒差の総合5位につけました。
8回目のドライバーズタイトル獲得を最優先するオジエは、ドライバー選手権のリーダーとして出走順1番手でステージを走行。
滑りやすい砂利を掃き飛ばしながらの走りとなり、思うようにタイムが伸びませんでしたが、それでも総合6位のライバルと2.3秒差の総合7位で競技初日を締めくくりました。

なお、TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムによりヤリスWRCで出場の勝田貴元は、今回新たにアーロン・ジョンストンをコ・ドライバーに迎え、オープニングのSS1でベストタイムを記録。
SS2では高速で360度スピンを喫してタイムを失いましたが、オジエに次ぐ総合8位で1日を終えました。
また、2017年にTOYOTA GAZOO Racing WRTのドライバーとしてヤリスWRCでこのラリーを制したエサペッカ・ラッピは、今回プライベーターとしてヤリスWRCで出場。
トップカテゴリーのクルマをドライブするのは今シーズン初めてでしたが、エバンスと0.6秒差の総合4位につけています。

ヤリ-マティ・ラトバラ (チーム代表)

ラリー・フィンランドではいつもそうですが、今日も僅差の戦いになりました。
ここ最近、ライバルたちはハイスピードなステージで速く、とても手強い存在です。
しかし、われわれのドライバーたちは最後の夜のステージで、暗闇の中素晴らしい走りをしましたし、上位選手については同じような出走順となる明日のステージで、タイム差を縮める助けとなりました。
エルフィンもカッレも素晴らしい仕事をしたと思います。
セブは、もちろん選手権を一番に考えて戦っています。
このラリーでは少しでも慎重に走り過ぎると、一日の最後にはかなりタイム差がついてしまうので、セブの今日の順位は理解できますし、明日はもっとタイムを上げられるようにチームとしても手助けしたいと考えています。
また、久々にヤリスWRCで出場したにも関わらず、初日から速さを発揮したエサペッカの走りも見事でした。

セバスチャン・オジエ (ヤリスWRC 1号車)

もっといい結果を期待していたので、私にとってはあまり良い一日ではありませんでした。
明日は少なくとも3台がわれわれの前を走る筈なので、状況が少しでも良い方向に向かうことを願っています。
とはいえ、なぜ思うようにペースが上がらなかったのか、その理由を正確に理解する必要があります。
一番手という出走順がタイムロスの原因のひとつだったとは思いますが、それだけではないと思います。ただ単に自分が遅かっただけなのか、それともクルマのセットアップを変えれば速く走ることができたのか、そのあたりを理解しなくてはなりません。
確かに路面のグリップはあまり良くありませんでしたが、それでも運転を楽しむことはできていたので、これほど多くタイムを失ったことに驚いています。
最後のナイトステージに関しては、かなり厳しいチャレンジになるだろうと覚悟していたのですが、われわれのライトシステムは非常に良く機能し、予想よりも上手く行きました。

エルフィン・エバンス (ヤリスWRC 33号車)

今日の結果には比較的満足しています。
クルマのフィーリングは全体的に良く、少し苦戦したエリアもありましたし、さらに改善する必要もありますが、それでも全体的には一日を楽しむことができました。
最後のステージについては、暗闇の中でこのようなハイスピードで走るのは簡単ではなかったですが、ペースノートが非常によく機能してい
たので、リズムに合わせて走ることができました。
明日は、全く異なるタイプの4本の
ステージがあり、そのうち2本は新ステージです。
トップ5争いは僅差ですし、まだ何が起きるかわかないので、ベストを尽くして臨みます。

カッレ・ロバンペラ (ヤリスWRC 69号車)

今日はタフなコンディションのステージを、新しいペースノートで走ることが多く、非常に困難な一日でした。
また、路面のグリップレベルがかなり低かったので、誰にとっても難しい一日だったと思います。
自分たちは、ステージを一回目に走る時に苦労したので、明日に向けてはその部分を改善しようと考えています。
ただし、二回目の走行に関しては良くなっていました。
上位陣のタイムは接近しているので、まだ全てオープンな状態です。
もちろん、一日を通して頑張ってプッシュしたので、たとえ僅差であっても自分たちが追われる立場の方がもちろん良かったですが、明日は逆転できるように頑張りたいと思います。

明日のステージ情報

競技2日目となる10月2日(土)のデイ2は、サービスパーク南側の「ヤムサ」の周辺で、4本のステージを日中のサービスを挟んで各2回走行。
1日の最後には、デイ1でも走行した「ハルユ」のステージを再び走ります。
また、最も南側のエリアを走行するSS8/12「パイヤラ」は、全長22.61kmと今大会最長のステージです。
9本のSSの合計距離は151.95kmと3日間で最も長く、今大会のステージの半分以上の距離を1日で走行。
リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は574.16kmとなっています。

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