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2021/10/03

トヨタ・チーム 第2日目リポート

Toyota Yaris WRC (C)Toyota Gazoo Racing
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2021年10月3日
トヨタ自動車株式会社
GAZOO Racing Company

WRC 第10戦ラリー・フィンランド デイ2
エバンスが6本のベストタイムで首位に立つ
オジエは堅実な走りで総合5位に順位を上げる

10月2日(土)、2021年FIA世界ラリー選手権(WRC)第10戦ラリー・フィンランドの競技2日目デイ2が、フィンランド中部ユバスキュラのサービスパークを中心に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのエルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(ヤリスWRC 33号車)が、デイ1の総合3位からふたつ順位を上げ首位に立ちました。
また、セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア組(1号車)は、総合5位にポジションを上げました。
なお、総合4位につけていたカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組 (69号車)は、SS10でコースオフを喫しデイリタイアとなりました。

ラリー・フィンランドのデイ2は、9本合計151.95kmのステージを走行するラリー最長の日となりました。
ユバスキュラ市街地でのSS15を除くステージは、いずれもサービスパーク南側のヤムサ周辺に展開する森林ステージで、4本のステージを各2回走行。
天気は曇天ながら路面コンディションはドライとなり、気温は前日よりもやや高く、午後には12度前後まで上昇しました。

デイ1の最終ステージでベストタイムを記録し総合3位につけたエバンスは、出走順が前日よりも良くなったデイ2で勢いをさらに増し、オープニングのSS7からSS10にかけて、4ステージ連続でベストタイムを記録。
SS8で上位のライバルふたりをかわし、首位に立ちました。
さらに、日の入りのころに始まったSS14でもベストタイムを刻み、ユバスキュラ市街地が舞台となった最終ステージでもライバルとベストタイムをシェア。
9ステージのうち6ステージを最速で駆け抜け、総合2位のライバルに9.1秒差をつけて首位の座を固めました。

また、デイ1でやや苦戦し総合7位につけていたオジエは、ベテランらしい堅実な走りでステージを重ねました。
そして、日中のサービスでセットアップを見直した結果、フィーリングが大きく向上。
デイ1よりもふたつポジションを上げ、総合5位で1日を終えました。

総合4位につけていたロバンペラは、SS9でエバンスに次ぐ2番手タイムを記録。
しかし、SS10でコースを外れた際大きな砂山に突っ込み、クルマのフロント部分を破損してデイリタイアに。
チームはサービスでクルマの修理を行い、ロバンペラはデイ3で再出走する予定です。

プライベーターとしてヤリスWRCで出場のエサペッカ・ラッピは、今シーズン初のWRカー出場ながら安定して良いタイムを刻み、総合4位を守りました。
また、TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムによりヤリスWRCで出場の勝田貴元は、SS8でコースを外れクルマの右リヤを破損しデイリタイアとなりました。
しかし、その後サービスでメカニックがクルマを修理。
勝田はデイ3での再出走を予定しています。

ヤリ-マティ・ラトバラ (チーム代表)

われわれのチームのドライバーが、首位でラリー・フィンランドの最終日を迎えることをとてもうれしく思います。
エルフィンは今日、素晴らしい活躍を見せてくれました。
もちろん、彼が速いことはわかっていました。
それでも、フィンランドでこのポジションにつけ、ライバルとの差をこれほどまでに広げたのは驚くべきことですし、彼にとっても、われわれチームにとっても素晴らしいことです。
後方からのプレッシャーはあるとは思いますが、われわれは過去の経験により明日のステージを熟知していますし、エルフィンのスピードも十分なので、ミスさえしなければ大丈夫だと思いますし、明日に向けて自信はあります。

セブは、今日の午後自信を深めたようですし、総合順位でもいい位置につけています。
カッレについては、彼がこのラリーをWRカーで走るのは今回が初めてであり、何度もこのイベントを経験している選手たちと戦っていることを考慮する必要があります。
ただ単に経験の問題に過ぎず、今後このラリーでさらに強くなると確信しています

セバスチャン・オジエ (ヤリスWRC 1号車)

昨日からの困難な状況が今朝も続き、スピードは昨日とほとんど変わりませんでした。
チャンピオンシップのことを考え過ぎてしまい、勇敢さが少し足りていなかったようにも思います。
しかし、昼のサービスでセットアップを変更したところ、より楽しく走れるクルマになりました。
それによって自信もつきましたし、依然として出走順が早めだったことを考えれば、タイムも十分良かったと思うので、ポジティブに捉えることができます。
少なくとも、ラリー序盤にペースが不足していた理由はわかり、解決策を見出すことができたといえます。

エルフィンは非常に力強くラリーを戦っており、チャンピオンシップについてもポイント差を縮めることができるでしょう。
それでも、明日はパワーステージが控えているので、私としては少しでもポイントを挽回したいと思っています。

エルフィン・エバンス (ヤリスWRC 33号車)

今晩はとてもハッピーな気分です。
今日はとても好調で、朝から調子が良く、クルマも良かったので、とにかくいいリズムを保つことに集中しました。
昨日の時点ではあまり上手くいっていなかった部分を改善するため、昨晩のサービスで少し小変更を施しました。
その結果、かなり自信を持って乗れるクルマになったので、プッシュもしやすくなりました。
午後のいくつかのステージでは少しタイムを失いましたが、全体的には満足のいく一日でした。
明日はまだ4本ステージが残っているので、ひとつひとつのステージを集中して走り、今日までと変わらぬ戦いを続けます。

カッレ・ロバンペラ (ヤリスWRC 69号車)

今朝の最初の2、3ステージは、昨日と同じように道幅が広いセクションではかなりトリッキーで、グリップレベルもかなり低く、自分のセットアップやドライビングにはあまり合っていませんでした。
3本目のステージは、テクニカルでグリップレベルも高かったので、すぐにフィーリングが良くなり、とてもいいタイムを出すことができました。
しかし、次のステージでは非常に単純なコーナーでミスをしてしまいました。
思っていたよりも深くコーナーのイン側に切り込んでしまい、クルマがイン側方向にスライドしてしまいました。
スピンしないように何とか立て直そうとしたのですが十分なスペースがなく、道の反対側にあった砂の山に突っ込んでしまいました。
自分にとってはトリッキーな週末になってしまいましたが、明日は再出走できることを願っています。

明日のステージ情報

競技最終日となる10月3日(日)のデイ3は、サービスパークの東側エリアで、2本のステージをサービスを挟むことなく各2回走行します。
そのうち、SS17とその再走ステージであるSS19「ルイヒマキ」は、連続ジャンプで有名なラリー・フィンランドの名物ステージです。
また、最終ステージとなるSS19は、トップ5タイムを記録した選手とマニュファクチャラーにボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されています。
4本のステージの合計距離は45.74kmと3日間で最短。
リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は193.05kmとなっています。

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