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2022年1月

2022/01/24

WRC2:2022年シリーズ・ポイント表(Rd.1/12)

Wrc_logo

N0. Driver Nat. Car Point
1 A.ミケルセン NOR Skoda Fabia Evo 26
2 E.カイス CZE Ford Fiesta Mk2 18
3 N.グリャジン RUS Scoda Fabia Evo 15
4 S.ジョンストン USA Citroen C3 12
5 G.マンスター LUX Hyundai i20 N 12
6 Y.ロッセル FRA Citroen C3 11
7 C.イングラム GBR Skoda Fabia Evo 6
8 M.ミエーレ ITA Skoda Fabia Evo 4
9 O.ブッリ CHE VW Polo GTI 2
10 F.ロイクス BEL Skoda Fabia Evo 1

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WRC:2022年シリーズ・ポイント表(Rd.1/12)

Wrc_logo

N0. Driver Nat. Car Point
1 S.ロウブ FRA Ford Puma WRC 27
2 S.オジエール FRA Toyota Yaris WRC 19
3 K.ロバンペラ FIN Toyota Yaris WRC 17
4 C.ブリーン IRL Ford Puma WRC< 15
5 T.ニュービレ BEL Hyundai i20 WRC 11
6 G.グリーンスミス GBR Ford Puma WRC 10
7 A.ミケルセン NOR Skoda Fabia Evo 6
8 勝田 貴元 JPN Toyota Yaris WRC 4
9 E.エヴァンス GBR Toyota Yaris WRC 4
10 E.カイス CZE Ford Fiesta Mk2 2
11 N.グリャジン RUS Scoda Fabia Evo 1


N0. Manufactures Point
1 M-スポーツ・フォード・WRT 42
2 トヨタ・ガズー・レーシング・WRT 39
3 ヒュンダイ・シェル・モビス・WRT 13
4 トヨタ・ガズー・レーシング・WRT NG 8

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トヨタ・チーム 第4日目リポート

Toyota Yaris WRC (C)Toyota Gazoo Racing
拡大します

2022年1月24日
トヨタ自動車株式会社
GAZOO Racing Company

WRC 第1戦ラリー・モンテカルロ デイ4
ハイブリッドラリーカー、GR YARIS Rally1のデビュー戦で
オジエが総合2位、ロバンペラが総合4位でフィニッシュ

1月23日(日)、2022年FIA世界ラリー選手権(WRC)第1戦ラリー・モンテカルロの競技最終日デイ4がモナコを起点に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのセバスチャン・オジエ/ベンジャミン・ヴェイラス組(GR YARIS Rally1 1号車)が総合2位で、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組 (69号車)が総合4位で、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)が総合21位でフィニッシュ。新世代のハイブリッドラリーカー、Rally1のデビュー戦で全車が完走しました。

ラリー・モンテカルロの最終日は、モナコのサービスパークを起点に、デイ2が行われたエリアに近いフランス南部の山岳地帯で、2本のステージを各2回走行。
その合計距離は67.26kmでした。

天気は、結局ラリー期間中を通して非常に良く、最終日もステージは基本的にドライコンディションとなりましたが、一部に湿った区間も残っていました。
デイ2で首位に復帰したオジエは、通算9回目となるラリー・モンテカルロ優勝に向けて、順調に駒を進めていました。
タイヤにダメージを与えそうなコーナーのインカットはできるだけ避けながらも、オープニングから2ステージ連続で2番手タイムを記録するなどして、総合2位のライバルとの差をさらに拡げました。
しかし、1本目のステージの再走となるSS16で、オジエは左前輪にダメージを負い大幅にタイムロス。
24.6秒あった差は消え、逆に9.5秒の遅れをとり総合2位に順位を下げました。

さらに、最終ステージではジャンプスタートにより、10秒のペナルティタイムを課せられ、総合2位でラリーをフィニッシュ。
優勝したセバスチャン・ローブ選手との差は10.5秒でした。
土曜日のデイ3で2本のベストタイムを記録し、クルマに対する理解を深め、自信をつけたロバンペラは、最終のパワーステージで今大会3本目のベストタイムをマーク。
総合4位フィニッシュで獲得したポイントに、パワーステージ優勝によるボーナスの5ポイントを加え、ロバンペラはドライバー選手権3位につけました。

また、デイ3でのコースオフにより大幅にタイムと順位を失ったエバンスは、最終日に良い走りを見せ、パワーステージでは2番手タイムを記録し総合21位でフィニッシュ。
GR YARIS Rally1は、パワーステージで1-2を飾りました。
今回のラリー・モンテカルロでは全部で17本のステージが設定されましたが、GR YARIS Rally1はそのうち9本でベストタイムを記録。
トップカテゴリーラリーカーとして初めてハイブリッドシステムを搭載したRally1の初戦で、GR YARIS Rally1はパフォーマンスだけでなく、高い信頼性も証明しました。

なお、今回のラリー・モンテカルロには、TOYOTA GAZOO Racingヨーロッパの副会長に就任したばかりの中嶋一貴も参加。
ハイブリッドラリーカーによる戦いを見守りました。

TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team Next Generationから、GR YARIS Rally1で出場の勝田貴元は、最終日に2本の3番手タイムを記録するなど、スピードアップに成功。
前日のコースオフによる大きなタイムロスが響きましたが、それでも総合8位まで順位を回復し、ポイントを獲得しました。

豊田 章男 (チームオーナー)

セブ、惜しくも9度目のラリー・モンテカルロ優勝に届かなかったけど、新たな相棒のベンジャミンとのスタートは手応えがありそうでよかったです。
われわれが準備した新たな相棒“GR YARIS Rally1”とのドライブもフィーリングは悪くなさそうでした。
持続可能なラリーを目指す新レギュレーションにより電動化された新たな相棒は「力は強いけど扱いには繊細な配慮が必要…」という感じだったかと思います。
そんな“ちょっと気難しい奴”とも、セブはすぐに仲良くなってくれていたみたいでした。
誰とでもすぐに仲良くなれるセブを尊敬します。

また、歴史と伝統ある世界ラリー選手権が、電動化・新燃料というカーボンニュートラルの実現に向けて進みだしたこと、FIAのリーダーシップ、準備に携わられたプロモーターなど関係された全ての皆さまに敬意を表します。
他のドライバーたちも新しい相棒との相性に少し苦労していましたが、Day3では全てのSSで誰かがベストタイムを出してくれていました。
毎戦毎戦、みんなとGR YARIS Rally1が、どれだけ仲良くなっていくか…今シーズンのWRCは新しい楽しみが増えました。
ただ、サービスから静かに出ていくラリーカーの姿には、まだ、少し物足りなさを感じてしまいます(笑)。

今までのベース車はYARISでした。
今年からはGR YARISです。「モータースポーツで勝つための市販車をつくろう」そう言いながら、久々に自分達の手でつくることができたスポーツカーです。
今回、そのクルマがやっと本当の戦いの道を走り出しました。
本当にうれしいです。
一緒にGR YARISをつくってきたみんなにもお礼を言いたいと思います。
そのGR YARISから“GR YARIS Rally1”をつくったメンバーも相当の苦労をしたと聞いています。
ヤリ-マティの下で心をひとつに頑張ってくれたフィンランドのみんな、そしてケルンからもサポートしてくれたメンバーにも、心からのお礼を言わないといけません。
本当にありがとう! シーズンははじまったばかりですが、これからもよろしくお願いします。
ファンの皆さま、今シーズンもTOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamを応援いただき
ありがとうございます。
引き続き、応援よろしくお願いいたします。
トヨタ自動車株式会社 代表取締役社長 豊田章男

追伸
エルフィンと貴元がコースオフをした時、崖から一緒にクルマを引き上げてくれた沿道のファンの皆さま。
SNSでその様子をみました。皆さまの力で2台は走り続けることができました。
ありがとうございました!

ヤリ-マティ・ラトバラ (チーム代表)

あと少しで優勝できた筈だったので、もちろん少し残念です。
しかし、これがモータースポーツであり、時に受け入れなければなりません。
もっとも重要なのは、われわれには勝つ力を備え、信頼性の高いクルマがあるということであり、これからのシーズンを戦う上で大きな力となります。
セブは本当に良い仕事をしてくれましたが、残念ながら今日は運が味方をしてくれませんでした。
カッレはラリーの序盤から比べると大きく進化し、今日はパワーステージで素晴らしい走りをしてくれました。
また、エルフィンも素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。
昨日は小さなミスがありましたが、パワーステージでは良い走りをし、お陰でチャンピオンシップを有利に進めることができました。
優勝したMスポーツ・フォードにはおめでとうと言いたいです。
彼らと再び優勝争いができてうれしかったです。
そして、信じられないような結果を残したローブ選手にもおめでとうと言いたいです。
この週末は素晴らしいバトルが繰り広げられたので、ファンの皆さんはきっと楽しんでくれた筈です。

セバスチャン・オジエ (GR YARIS Rally1 1号車)

この特別なラリーに再び出場し、素晴らしい戦いをできたことは、私にとって大きな喜びです。
今回は優勝することができませんでしたが、間違いなく全力で臨みましたし、ベンジャミンやチームと一緒になって戦いました。
クルマは週末を通して素晴らしいパフォーマンスを発揮し、問題も起きなかったのは素晴らしいことだと思います。
今日は運がありませんでしたが、それでも笑顔になれますし、戦いを存分に楽しみました。
正直なところ、最終のひとつ前のステージで起きたことは、どうしようもなかったと思っています。
1本目の走行ではインカットを避けていましたが、2本目は不可能でした。
路面は非常にダーティーで、他のドライバーの走行ラインをフォローするしかありませんでした。
優勝したセバスチャンとイザベルを祝福したいと思います。
彼らは素晴らしいパフォーマンスを発揮し、とても激しい戦いになりました。
WRCにとって、きっと良い週末になった筈です。

エルフィン・エバンス (GR YARIS Rally1 33号車)

ある意味、励みになる週末でしたが、昨日のような、大きな代償を払うミスをしてしまったことは本当に悔しいです。
クルマのフィーリングは良かったのですが、このラリーでは僅かしかポイントを獲得できませんでした。
今日のパワーステージでは非常に良い走りができたと思いますが、終盤のトリッキーなコンディションでは、ハイブリッドシステムの力を最大限に活用できなかったかもしれません。
全体的に見れば、チームは本当に良い仕事をしてくれたと思います。
テストはあまり多くできませんでしたが、今回のラリー期間中にポイントを掴むことができました。
クルマは何も問題なく、本当に良く走ってくれたので、チームに心から感謝します。

カッレ・ロバンペラ (GR YARIS Rally1 69号車)

このラリー中に進歩することができて本当にうれしいです。
最初は何が起こっているのかよくわからなかったのですが、自分たちの力を信じてハードにプッシュし、良いペースで走れるようになりました。
できることは全てやりましたし、最終的にはセットアップもだいぶ良くなり、クルマを理解できるようになっていきました。
一緒になって頑張り、クルマを大きく変えてくれたエンジニアに感謝します。
最終的にはとてもポジティブな週末になりましたし、パワーステージでも良い走りができました。
次のスウェーデンでは出走順が早くなり、路面をクリーニングすることになりますが、できるだけ多くのポイントを獲得することが何よりも重要なので、この位置につけていることはうれしいです。
スウェーデンでトリッキーな路面を走ることになっても、ベストを尽くして戦う準備はできています。

次回のイベント情報

WRC次戦は、2月24日から27日にかけて、スウェーデンで開催される「ラリー・スウェーデン」です。
雪と氷に覆われた森林地帯の未舗装路を走行するこのラリーは、今シーズン唯一のスノーイベントです。
ここ数年はトルシュビーを中心に行われていましたが、安定した積雪を求め開催場所を北部のウーメオーに移動。
ステージが一新されるため、誰にとって新しいラリーとなります。
ラリー・スウェーデンは、金属製のスタッド(スパイク)が埋め込まれた特殊な雪道専用のタイヤを装着して走り、非常に高いグリップが得られるため、スノーラリーながらその平均速度は例年WRCの全イベントの中でトップクラスの高さとなります。

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WRC:Rd.1 モンテカルロラリーDay4結果(最終:SS.17/17)

N0. Driver Nat. Car Class Time(Dif.)
1 S.ロウブ FRA Ford Puma WRC RC1 3h00'32.8
2 S.オジエール FRA Toyota Yaris WRC RC1 -00'10.5
3 C.ブリーン IRL Ford Puma WRC< RC1 -01'39.8
4 K.ロバンペラ FIN Toyota Yaris WRC RC1 -02'16.2
5 G.グリーンスミス GBR Ford Puma WRC RC1 -06'33.4
6 T.ニュービレ BEL Hyundai i20 WRC RC1 -07'42.6
7 A.ミケルセン NOR Skoda Fabia Evo RC2 -11'33.8
8 勝田 貴元 JPN Toyota Yaris WRC RC1 -12'24.7
9 E.カイス CZE Ford Fiesta Mk2 RC2 -12'29.2
10 N.グリャジン RUS Scoda Fabia Evo RC2 -13'41.3
11 S.ジョンストン USA Citroen C3 RC2 -14'42.5
12 G.マンスター LUX Hyundai i20 N RC2 -14'48.0
13 Y.ロッセル FRA Citroen C3 RC2 -15'02.1
14 C.イングラム GBR Skoda Fabia Evo RC2 -15'20.4
15 R.アスティエル RUS Alpine A110 RGT -18'54.0
21 E.エヴァンス GBR Toyota Yaris WRC RC1 -23'10.5
    総合 62位まで確認

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2022/01/23

トヨタ・チーム 第3日目リポート

Toyota Yaris WRC (C)Toyota Gazoo Racing
拡大します

2022年1月23日
トヨタ自動車株式会社
GAZOO Racing Company

WRC 第1戦ラリー・モンテカルロ デイ3
GR YARIS Rally1がデイ3の全ステージでベストタイムを記録
オジエは首位に復帰し、ロバンペラは総合4位に順位を上げる

1月22日(土)、2022年FIA世界ラリー選手権(WRC)第1戦ラリー・モンテカルロの競技3日目デイ3がモナコを起点に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのセバスチャン・オジエ/ベンジャミン・ヴェイラ組(GR YARIS Rally1 1号車)が総合1位に、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組 (69号車)が総合4位に、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)が総合26位につけました。

ラリー・モンテカルロのデイ3は、モナコのサービスパークを起点に、デイ2よりもさらに遠く西北に離れたフランスの山岳地帯で、5本合計92.46kmのステージが行なわれました。
金曜日も好天に恵まれ、路面は大部分がドライコンディションでしたが、ディーニュ=レ=バン近くの山岳地帯で行なわれたSS11/13「サン・ジュニエ/トアール」は、一部に積雪と凍結区間がありました。
このステージは昔から「システロン」という地名で呼ばれていた、ラリー・モンテカルロの名物ですが、今大会ではその短縮ステージとなりました。

デイ2で総合2位につけたオジエは、SS10でベストタイムを記録。
ライバルと同タイムで首位に立ちました。
続く、積雪区間があるSS11でもオジエはベストタイムを刻み、単独首位に。
SS11の再走ステージであるSS13には、首位を争うライバルと同じ4本のソフトタイヤを履いて臨みましたが、16.1秒速い2番手タイムで走破し、総合2位のライバルとの差を21.1秒に拡げてデイ3を締めくくりました。

総合3位でデイ3に臨んだエバンスは、オープニングのSS9で今大会初のベストタイムを記録。
続くSS10でも2番手タイムを刻むなど非常に好調でした。
SS11でも滑りやすい積雪区間を非常に速いペースでクリアしましたが、その後下りのハイスピードセクションでコースオフ。
観客のサポートを得るなどして何とかステージに復帰しましたが、約20分のタイムロスにより、総合3位から総合26位に大きく順位を落として一日を終えました。

デイ2で復調のきっかけを掴んだロバンペラは、その後サービスでセッティングをさらに変更しました。
その結果、デイ3ではクルマに対する自信が深まり本来の速さを発揮。
オープニングから2、3番手タイムで走り続け、一日の最後の2ステージでは連続ベストタイムを記録し、前日の総合9位から、総合3位と37.8秒差の総合4位に順位を上げました。

なお、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team Next GenerationからGR YARIS Rally1で出場の勝田貴元は、SS12終了時点で総合5位につけていましたが、SS13の凍結したコーナーでスライドして側溝にはまってしまい、総合13位に順位を下げました。

ヤリ-マティ・ラトバラ (チーム代表)

今日はGR YARIS Rally1がその素晴らしいパフォーマンスを発揮しました。
ドライバーたちはクルマにかなり慣れてきて、限界までプッシュできるようになってきたと思います。
システロンのステージはトリッキーなコンディションでしたが、セブはその2本目で素晴らしい走りをし、最終日に向けて大きな差を築きました。
また、ラリー序盤は苦労していたカッレも、今日は2本のステージ優勝という素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたので、非常に励まされる一日でした。
エルフィンは、小さなミスが大きなタイムロスに繋がってしまいました。ステージの最も難しい区間では素晴らしい走りをしていただけに残念です。
明日も最後までリードが保たれることを期待していますが、もしそうなれば、とても良いシーズンのスタートになるでしょう。

セバスチャン・オジエ (GR YARIS Rally1 1号車)

私達にとっては良い一日となり、昨日よりもポジティブに前進することができましたし、クルマのフィーリングも全体的に良好でした。
朝の1本目はハイブリッドシステムを自分の思い通りに使えませんでしたが、誰にとっても新しいシステムなので、ドライビングをうまく適応させるようにしました。
最後のステージでは少しクレイジーなタイヤ選択をしましたが、なんとか差を拡げることができました。
首位を争うセバスチャン(ローブ)とは最初からずっと接戦が続いていましたし、彼のことは前から良く知っているので、きっと何かやってくるだろうと予想していました。
あのような路面コンディションに対してはベストな選択ではなかったと思いますが、自分としてはセバスチャンと同じタイヤで正面から戦い、どちらが速いのかを確かめたかったのです。
積雪区間は少し難しかったですが、ドライの路面ではとてもフィーリングが良く、良い走りができました。
ただし、明日はまだ長い距離が残っていますし、トリッキーなコンディションになる可能性もあります。

エルフィン・エバンス (GR YARIS Rally1 33号車)

今日起きたことについては、もちろん悔しい気持ちでいっぱいです。
午前中はそれまで、全体的に上手く走れていましたし、SS11も途中までは順調でした。
しかし、ステージの難所を抜けた後、トリッキーな右コーナーでミスをしてしまいました。
ペースノートには情報を記していたのですが、気がついた時にはブレーキをかけるタイミングが遅れていました。
クルマは脱出が難しい場所で止まってしまったので、助けようとしてくれたファンの皆さんにはとても感謝しています。
その後、ステージに戻ることはできましたが、かなり大きくタイムロスしてしまいました。
明日のパワーステージでポイントを獲得するために、あまりリスクを冒したくなかったので、午後は少し長く感じられました。

カッレ・ロバンペラ (GR YARIS Rally1 69号車)

昨日からクルマをかなり大きく変え、自分のドライビングスタイルに合ったバランスになったので、とても運転しやすくなりました。
セッティングをいろいろ工夫し、小さなステップを積み重ねてきたことがようやく実を結びました。
2本のステージでベストタイムを出せたのは本当に良かったですし、特に最終ステージは最高でした。
ラリー序盤は自分のタイムを見るのが正直辛かったですが、今は楽しんで運転できるようになりました。
大きくステップアップすることができてうれしいですし、この後はさらに何ができるのかを考えたいと思います。
クルマにポジティブなフィーリングを感じられるようになると、それが自信に繋がり、全てがイージーになっていくものです。

明日のステージ情報

競技最終日となる1月23日(日)のデイ4は、モナコを起点に、デイ2のエリアと一部重なるフランスの山岳地帯で、2本のステージを各2回走行します。
SS14/16「ラ・ペンヌ/コロング」は新たに構成されたステージで、SS15/17「ブリアンソネ/アントルヴォー」は、今大会で唯一、昨年と完全に同じルートを走行するステージです。
なお、最終のSS16は、トップ5タイムを記録した選手とマニュファクチャラーに、ボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されています。
4本のステージの合計距離は67.26km。リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は298.41kmとなります。

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WRC:Rd.1 モンテカルロラリーDay3結果(SS.13/17)

N0. Driver Nat. Car Class Time(Dif.)
1 S.オジエール FRA Toyota Yaris WRC RC1 2h19'43.1
2 S.ロウブ FRA Ford Puma WRC RC1 -00'21.1
3 C.ブリーン IRL Ford Puma WRC< RC1 -01'26.0
4 K.ロバンペラ FIN Toyota Yaris WRC RC1 -02'03.8
5 G.グリーンスミス GBR Ford Puma WRC RC1 -06'33.8
6 T.ニュービレ BEL Hyundai i20 WRC RC1 -07'44.1
7 A.ミケルセン NOR Skoda Fabia Evo RC2 -09'37.2
8 E.カイス CZE Ford Fiesta Mk2 RC2 -09'59.6
9 G.マンスター LUX Hyundai i20 N RC2 -10'44.1
10 Y.ロッセル FRA Citroen C3 RC2 -11'14.2
11 N.グリャジン RUS Scoda Fabia Evo RC2 -11'21.5
12 S.ジョンストン USA Citroen C3 RC2 -11'38.9
13 勝田 貴元 JPN Toyota Yaris WRC RC1 -12'23.3
14 C.イングラム GBR Skoda Fabia Evo RC2 -13'14.6
15 R.アスティエル RUS Alpine A110 RGT -14'21.6
26 E.エヴァンス GBR Toyota Yaris WRC RC1 -20'39.3
48 O.ソルベルグ SWE Hyundai i20 R5 RC1 -40'57.5
    総合 64位まで確認

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2022/01/22

トヨタ・チーム 第2日目リポート

Toyota Yaris WRC (C)Toyota Gazoo Racing
拡大します

2022年1月22日
トヨタ自動車株式会社
GAZOO Racing Company

WRC 第1戦ラリー・モンテカルロ デイ2
GR YARIS Rally1初戦のラリー・モンテカルロ2日目
オジエが総合2位、エバンスが総合3位につける

1月21日(金)、2022年FIA世界ラリー選手権(WRC)第1戦ラリー・モンテカルロの競技2日目デイ2がモナコを起点に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのセバスチャン・オジエ/ベンジャミン・ヴェイラ組(GR YARIS Rally1 1号車)が総合2位に、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)が総合3位に、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組 (69号車)が総合9位につけました。

前日、2本のナイトステージで始まったラリー・モンテカルロは、モナコ西北に広がるフランスの山岳地帯で、デイ2として6本のステージを走行。
その合計距離は97.86kmと、4日間で最長でした。
前日に続き、金曜日も美しい青空の下での戦いとなり、ターマック(舗装路)ステージの路面は全体的にドライコンディションでしたが、一部には湿った路面もあり、気温が低い早朝や夕方のステージでは凍結している区間もありました。

デイ1に続き、出走順1番手でステージに臨んだオジエは、オープニングステージのSS3で2番手タイムと良いスタートを切りましたが、続く2本のステージでは路面が滑りやすく、特にSS5ではやや慎重な走りとなったことでタイムが伸びず。
総合3位に順位を下げました。
しかし、午後の再走ステージでは本来の調子を取り戻し、2ステージ連続で2番手タイムを刻み、SS7でエバンスを抜き総合2位にポジションアップ。
1日の最後のSS8ではベストタイムを記録し、首位との差を9.9秒まで縮めて一日を終えました。

デイ1でオジエと11.2秒差の総合3位につけたエバンスは、デイ2でも安定した走りを続け、SS5でオジエを抜き総合2位に順位を上げました。
1日の最後の2本のステージではタイムが伸びず総合3位に順位を下げましたが、それでもオジエと12.1秒差につけています。

また、デイ1で総合12位とやや苦しい出だしとなったロバンペラは、ステージを重ねる中でペースが改善し、総合9位まで順位を挽回。
ロバンペラと36.9秒差の総合8位には、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team Next GenerationからGR YARIS Rally1で出場の、勝田貴元がつけています。

ヤリ-マティ・ラトバラ (チーム代表)

GR YARIS Rally1で臨んだ初めての本格的な一日は、全体的に良かったといえます。
各チームのクルマのレベルはかなり拮抗しており、あるコンディションではわれわれのクルマが速く、別のコンディションでは他のクルマが速かったと思いますが、このような初期段階では大幅に改善することができます。
ふたりのセバスチャンによる首位争いは大接戦となり非常にエキサイティングですが、彼らの戦いはきっと最後まで続くことでしょう。
エルフィンも表彰台に立てる位置につけ、ここまで良い仕事をしています。
また、貴元とカッレもクルマに対する自信を深め、大きく前進しました。
明日もきっと、エキサイティングな一日になると思います。

セバスチャン・オジエ (GR YARIS Rally1 1号車)

午前中の1本のステージを除けば、いい一日だったと思います。
凍った路面を一番最初に走行するのは、決して簡単ではありませんでした。
もう少しリスクを冒すこともできたと思いますが、あのステージで限界を見極めるのは容易ではありませんでした。
午後はベストを尽くして走りましたが、あれ以上速く走ることは難しかったと思います。
まだすべてが新しいので、もちろん改善の余地はあります。
明日に向けては、もう少しスピードを高められるようにセッティングを調整するつもりです。
とはいえ、今晩も優勝を争える位置につけているのはポジティブなことだといえます。

エルフィン・エバンス (GR YARIS Rally1 33号車)

決して悪くはなかったのですが、特別良い一日でもありませんでした。
最後のステージで大幅にタイムを失ってしまったのは、残念でした。
ところどころで、少し注意深く走り過ぎていたとは思いますが、これほど大きくタイムロスするとは予想していませんでした。
一日を通してコンディションは変わりやすく、再走ステージはまだ安定していましたが、それでも路面の変化を見極めるのは簡単ではありませんでした。
クルマについては何も問題なく全て順調ですので、良い仕事をしたチームを称賛したいと思います。
このような新しいクルマを準備するのは大変だったでしょうし、こうして一日を走り切れたのは素晴らしいことです。
この調子を保ちつつ、明日何ができるかを考えたいと思います。

カッレ・ロバンペラ (GR YARIS Rally1 69号車)

私にとって、今日は大きな学びの一日でした。
この新しいクルマは、これまで自分が乗ってきたものとは全く違うので、クルマを自分のドライビングスタイルに近づけるためにバランスを調整し、自分自身のドライビングもクルマに適応させようとしています。
午前中は厳しい状況でしたが、タイヤフィッティングゾーンではいくつか大きな変更を施すことができ、それによってクルマは良くなりました。
今日一日だけで何度もステップを踏み、どんどん良くなっていったので、明日もさらに何かできるように頑張ります。

明日のステージ情報

競技3日目となる1月22日(土)のデイ3は、モナコを起点に、デイ2よりもさらに遠く西に離れたフランスの山岳地帯で合計5本のステージを走ります。
オープニングのSS9は1回のみの走行となり、その後ディーニュ=レ=バン周辺の山岳地帯で2本のステージを各2回走ります。
デイ2に続き、デイ3も昼のフルサービスは設定されず、タイヤフィッティングゾーンでの作業のみ許されます。
また、SS11とその再走ステージであるSS13「サン・ジュニエ/トアール」は、一部区間に積雪があるため、タイヤ選択も重要な要素となります。
5本のSSの合計距離は92.46km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は592.85kmとなります。

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WRC:Rd.1 モンテカルロラリーDay2結果(SS.8/17)

N0. Driver Nat. Car Class Time(Dif.)
1 S.ロウブ FRA Ford Puma WRC RC1 1h22'49.0
2 S.オジエール FRA Toyota Yaris WRC RC1 -00'09.9
3 E.エヴァンス GBR Toyota Yaris WRC RC1 -00'22.0
4 T.ニュービレ BEL Hyundai i20 WRC RC1 -00'47.8
5 O.タナク EST Hyundai i20 WRC RC1 -00'56.7
6 C.ブリーン IRL Ford Puma WRC< RC1 -00'59.2
7 G.グリーンスミス GBR Ford Puma WRC RC1 -01'08.4
8 勝田 貴元 JPN Toyota Yaris WRC RC1 -01'35.9
9 K.ロバンペラ FIN Toyota Yaris WRC RC1 -02'12.8
10 O.ソルベルグ SWE Hyundai i20 R5 RC1 -02'22.9
11 S.リフェブレ FRA Citroen C3 R5 RC2 -04'29.7
12 A.ミケルセン NOR Skoda Fabia Evo RC2 -04'31.1
13 Y.ロッセル FRA Citroen C3 RC2 -04'48.8
14 M-W.ブラシア BOL Skoda Fabia Evo RC2 -05'38.6
15 E.カイス CZE Ford Fiesta Mk2 RC2 -06'11.5
    総合 72位まで確認

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2022/01/21

トヨタ・チーム 第1日目リポート

Toyota Yaris WRC (C)Toyota Gazoo Racing
拡大します

2022年1月21日
トヨタ自動車株式会社
GAZOO Racing Company

WRC 第1戦ラリー・モンテカルロ デイ1
2022年WRC開幕戦ラリー・モンテカルロがスタート
GR YARIS Rally1のオジエが2本のベストタイムで首位に立つ

1月20日(木)、2022年FIA世界ラリー選手権(WRC)第1戦ラリー・モンテカルロがモナコで開幕。
フランス南部の山岳地帯で2本のターマック(舗装路)ステージが行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのセバスチャン・オジエ/ベンジャミン・ヴェイラ組(GR YARIS Rally1 1号車)が総合1位に、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)が総合3位に、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組 (69号車)が総合12位につけました。

木曜日は、午前中にモナコの北側に広がるフランスの山岳ステージでシェイクダウンが行われ、新規定ハイブリッドラリーカーのRally1車両が初走行。
ラリー・モンテカルロで通算8回の優勝経験を持つオジエが、ワールドチャンピンの証であるカーナンバー1のGR YARIS Rally1でベストタイムを記録しました。

夕方にはモナコのカジノ前でセレモニアルスタートが行われ、開催90回目を迎えたラリー・モンテカルロが華々しく開幕。
その後、選手たちは山岳地帯に向かい、2本のナイトステージに挑みました。

戦いの舞台となるフランス南部の山岳地帯はここしばらく天気が良く、気温も10度前後とこの時期としてはとても暖かい日が続き、木曜日も好天に恵まれました。
全長15.20kmのSS1は、全体的にはドライコンディションながら、昼間は少し湿っていた一部路面が気温の低下により凍結し、非常にトリッキーなコンディションとなりました。

そのSS1で、1番手スタートのオジエは2番手タイムのライバルに5.4秒差をつけるベストタイムを記録。
有名なチュリニ峠を通過する23.25kmのSS2はドライコンディションが保たれ、オジエが2ステージ連続でベストタイムをマークし、新時代を迎えたWRCの初日を首位で走り切りました。

エバンスは、2本のステージをいずれも3番手タイムで走行し、首位オジエと11.2秒差の総合3位に。
ロバンペラは、SS1でのスピンによりタイムを失い、総合12位で初日を終えました。

また、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team Next GenerationからGR YARIS Rally1で出場の勝田貴元は、総合9位につけています。

ヤリ-マティ・ラトバラ (チーム代表)

首位に立ち、トップ3に2台が入ったことを喜びたいと思います。
今晩、ステージをスタートするまで自分たちがどの位置にいるのかよくわかりませんでしたが、まずはパフォーマンスが高いレベルにあることが証明されたので良かったです。
また、激しい競争と、素晴らしい戦いが続いていることは、ラリーにとって良いことだと思います。
カッレにとっては難しいスタートになり、序盤にスピンを喫してしまいました。
自信を持ち切れない状態で暗闇のステージに臨むのがどんなに難しいことなのか、私にはわかります。
明日、明るい時に走ればきっと状況は良くなるはずです。

セバスチャン・オジエ (GR YARIS Rally1 1号車)

正直なところ、クルマのフィーリングはあまり良くなかったので、最初のステージで最速だったことに少し驚きましたが、タイムは良かったので文句はありません。
続く2本目のステージでは、クルマのフィーリングが少し良くなりました。
クルマは昨年までとかなり大きく違い、今は誰もが適応しようとしている段階ですし、改善可能な要素も多くあります。
タイムはライバルとかなり接近していますし、このクルマでの初戦にも関わらず、すでに激しく、エキサイティングな戦いになっていると思います。

エルフィン・エバンス (GR YARIS Rally1 33号車)

今晩のステージ、とくにSS1の走りは自分ではあまり良いと思えなかったのですが、良い順位でモナコに戻ってくることができたのでうれしく思います。
テストではあまり良い感触を得られていなかったのですが、ラリー本番では予想よりも少しフィーリングが良くなっていました。
とはいえ、まだ完全ではないので簡単ではありません。
全体的に、もう少し上手く走れたと思うので満足していません。
新しいクルマで初めて走るステージが暗闇の中だったため、他のことに気を取られてしまい、なかなか運転に集中できませんでした。
非常に多くのことが起きているので、明日に向けてやるべきことはたくさんあります。

カッレ・ロバンペラ (GR YARIS Rally1 69号車)

今晩はかなり難しい戦いになるのではないかと予想していましたが、残念ながらその通りになってしまいました。
朝のシェイクダウンからクルマのバランスはあまり良くなく、快適に感じられませんでした。
そして、最初のステージでは小さなスピンを喫し、ギヤをリバースに入れなくてはなりませんでした。
タイム差はかなりついてしまいましたが、常にクルマを良くしようとしているので、今晩のサービスでセットアップをどのように改善できるか試してみるつもりですし、ドライビング面でも改善を図りたいと思います。

明日のステージ情報

競技2日目となる1月21日(金)のデイ2は、サービスパーク西北のフランス山岳地帯で3本のステージを各2回走行します。
デイ2は日中のフルサービスが設定されず、朝モナコでサービスを受けた選手は、3本のステージが終了した後、ピュジェ-テニエのタイヤフィッティングゾーンでのタイヤ交換のみで、3本の再走ステージを走行します。
3本のステージのうち、アントルヴォーへと向かう3本目のステージ(SS5/8)は近年よく使われていますが、最初の2本のステージに関しては2006年以来の走行となります。
6本のSSの合計距離は97.86kmと4日間で最長。
リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は472.69kmとなります。

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WRC:Rd.1 モンテカルロラリーDay1結果(SS.2/17)

N0. Driver Nat. Car Class Time(Dif.)
1 S.オジエール FRA Toyota Yaris WRC RC1 0h25'48.4
2 S.ロウブ FRA Ford Puma WRC RC1 -00'06.7
3 E.エヴァンス GBR Toyota Yaris WRC RC1 -00'11.2
4 A.フォアマウクス FRA Ford Puma WRC RC1 -00'17.9
5 G.グリーンスミス GBR Ford Puma WRC RC1 -00'21.9
6 T.ニュービレ BEL Hyundai i20 WRC RC1 -00'28.5
7 C.ブリーン IRL Ford Puma WRC< RC1 -00'29.2
8 O.タナク EST Hyundai i20 WRC RC1 -00'41.1
9 勝田 貴元 JPN Toyota Yaris WRC RC1 -00'48.2
10 O.ソルベルグ SWE Hyundai i20 R5 RC1 -00'58.8
11 E.カミッリ FRA Citroen C3 RC2 -01'06.2
12 K.ロバンペラ FIN Toyota Yaris WRC RC1 -01'08.8
13 A.ミケルセン NOR Skoda Fabia Evo RC2 -01'15.3
14 S.リフェブレ FRA Citroen C3 R5 RC2 -01'30.7
15 Y.ロッセル FRA Citroen C3 RC2 -01'40.4
16 M-W.ブラシア BOL Skoda Fabia Evo RC2 -01'41.3
    総合 69位まで確認

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