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2022/02/27

トヨタ・チーム 第2日目リポート

Toyota Yaris WRC (C)Toyota Gazoo Racing
拡大します

2022年2月27日
トヨタ自動車株式会社
GAZOO Racing Company

WRC 第2戦ラリー・スウェーデン デイ2
ロバンペラが首位に立ち、エバンスは総合2位にポジションアップ
4台のGR YARIS Rally1がトップ5につける

2月26日(土)、2022年FIA世界ラリー選手権(WRC)第2戦ラリー・スウェーデンの競技2日目デイ2が、スウェーデン北部ウーメオーのサービスパークを中心に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組 (GR YARIS Rally1 69号車) が首位に立ち、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)は総合2位にポジションアップ。
エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(4号車)は総合4位を堅守しました。

競技2日目を迎えたラリー・スウェーデンは、3本のスノーステージを日中のサービスを挟んで各2回走行。
6本のステージの合計距離は82.30kmでした。
早朝、ステージの気温はマイナス7度前後と低く、氷雪路面は全体的に硬く締まった状態でした。

デイ1で2本のベストタイムを記録し、首位と4.3秒差の総合2位につけたロバンペラは、デイ2オープニングのSS8で首位にポジションアップ。
その後3本のベストタイムを刻むなど、一日を通して好調を維持。
総合2位に順位を上げたエバンスに8.3秒差をつけ、首位でデイ2を走りきりました。

デイ1で首位と7.4秒差の総合3位につけたエバンスは、SS8でベストタイムをマークし、SS10では総合2位に順位を上げました。
SS12でもベストタイムを記録し、首位ロバンペラとの差を1.2秒に縮めましたが、その後のステージで差は拡がり、総合2位で一日を終了。
総合3位のライバルとの差は13.4秒となっています。

ラッピは、SS8で2番手タイムを刻み、SS11では総合3位に順位を上げましたが、SS14で
ポジションを下げデイ1と変わらぬ総合4位に。
総合3位のライバルとの差は4.2秒と、依然表彰台を狙える位置につけています。

なお、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team Next GenerationからGR YARIS Rally1で出場の勝田貴元は、総合5位に順位を上げました。
GR YARIS Rally1はデイ2の6本のステージのうち、5本でベストタイムを記録。
SS8ではトップ4タイムを占めるなど、ハイスピードなスノーステージで全車が速さを示しました。

ヤリ-マティ・ラトバラ (チーム代表)

われわれのドライバーたちも加わった接戦を、とてもエンジョイしました。
このようなポジションにいるときは本当に強いということを、カッレは今回も示しました。
最後から二番目のステージのタイムは驚くべきもので、今回のようなハイスピードなラリーでは、そう簡単には築くことができないようなタイム差でした。
彼はもちろん有利な位置にいますが、エルフィンもそれほど大きくは離されていません。
今回も、彼らには最後までフェアに戦ってもらいたいと思います。
また、エサペッカもいい位置につけているので、明日は3位争いをしてくれることを期待しています。
最後に、今日は貴元にとってもポジティブな一日だったので、本当にいい一日になりました。

エルフィン・エバンス (GR YARIS Rally1 33号車)

今日、クルマは概ね好調で、本当に楽しんで走ることができました。
自分のドライビングについては、何度かミスをしましたが、悪くはなかったと思います。
カッレの走りはとても良くて、いくつかのステージで自分よりも少し速く、午後は差が拡がってしまいました。
それでも、まだ接戦状態にあると思うので、明日はベストを尽くし、最後の最後まで戦い続けます。

カッレ・ロバンペラ (GR YARIS Rally1 69号車)

全体的に良い一日でしたし、この位置にいられることを喜ぶべきでしょう。
最初のステージは、ライバルたちと比べると少し苦労したように思いますが、2本目のステージに関しては午前も午後も速く、挽回することができました。
首位に立ったのはもちろん良いことですが、リードは十分とはいえないので、明日は朝からハードに攻めなくてはなりません。

エサペッカ・ラッピ (GR YARIS Rally1 4号車)

クルマの調子は良くて、フィーリングも素晴らしく昨日よりも好調でした。
安定した走りができていたと思いますが、各ステージでチームメイトに対し少しずつ遅れをとってしまいました。
彼らのペースに追いつくためには、クルマの細かい部分のセッティングを改善し、さらに長い距離を走る必要があると思います。
明日は、最後までプッシュし続けるつもりです。

明日のステージ情報

競技最終日となる2月27日(日)のデイ3は、サービスパークの北西で、日中のサービスを挟むことなく2本のステージを各2回走行します。
4本のステージの合計距離は56.84kmと3日間で最短。
リエゾン(移動区間)も含めた一日の総走行距離は353.48kmとなります。
なお、最終ステージのSS19は、トップ5タイムを記録した選手とマニュファクチャラーにボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されています。

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