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2022/08/05

トヨタ・チーム 第1日目リポート

Toyota Yaris Rally1 (C)Toyota Gazoo Racing
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2022年8月5日
トヨタ自動車株式会社
GAZOO Racing Company

WRC 第8戦 ラリー・フィンランド デイ1
チームのホームタウン、ユバスキュラでラリーがスタート
TGR WRT Next Generationの勝田が総合3位につける

8月4日(木)、2022年FIA世界ラリー選手権(WRC)第8戦「ラリー・フィンランド」が開幕。
オープニングステージとしてユバスキュラの市街地でSS1が行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組 (GR YARIS Rally1 HYBRID 69号車) が総合4位に、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)が総合6位に、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(4号車)が総合7位につけました。
また、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team Next Generationから出場の勝田貴元は総合3位と、GR YARIS Rally1 HYBRID最上位につけています。

昨年のラリー・フィンランドは秋季の9月末から10月の初めにかけて行なわれましたが、今年はこれまで通り夏季の開催に戻り、木曜日の午前中に行われたシェイクダウンが最初の走行セッションとなりました。

全長4.48kmのシェイクダウンステージは、夜間に降り始めた小雨によって湿り、クルマの最終調整を進めながら地元のラッピとロバンペラがベストタイムを争う展開に。
最終的には選手権リーダーのロバンペラが4回目の走行で最速タイムを記録し、0.5秒差でラッピが2番手に。勝田は4番手、エバンスは5番手タイムでした。

午後7時過ぎからは、サービスパークが置かれるユバスキュラの市街地で、毎年恒例となるハルユのステージがスタート。
明るい空の下、市街地のターマック(舗装路)と公園内のグラベル(未舗装路)が混ざった全長3.48kmのショートステージが1本行われ、3番手タイムで総合3位につけたユバスキュラ在住の勝田を筆頭に、GR YARIS Rally1 HYBRIDは全車がデイ1を順調に走り切りました。

ヤリ-マティ・ラトバラ (チーム代表)

ホームラリーでの素晴らしい週末が始まりました。
ユバスキュラのサービスパークに、数年ぶりに多くのファンが戻ってきて本当にうれしく思います。
ラリー・フィンランドはいつも素晴らしい雰囲気ですが、チーム、そしてドライバーが多くの応援を実感できるわれわれにとってはなおさらです。
ハルユはトリッキーなステージなので、とにかくタイムを大きく失わないように走りきることが重要でしたが、ハルユでも大勢の観客の皆さんの声援を耳にすることができました。

朝のシェイクダウンは好調でしたが、ラリー・フィンランドの他のステージと同じようにタイム差は非常に小さかったので、きっとエキサイティングで挑戦しがいのある週末になるでしょう。

エルフィン・エバンス (GR YARIS Rally1 HYBRID 33号車)

ラリー・フィンランドはいつも素晴らしい雰囲気です。
このユバスキュラのオープニングステージは、その素晴らしい雰囲気の多くの部分を占めていますが、ドライバーとしては明日から始まるハイスピードな森林ステージこそ重要です。
シェイクダウンでは、事前のテストと同じようなフィーリングを得ることができませんでしたが、オプションをいくつか検討し、序盤から自信を持って走れるようにしたいです。
このラリーは最初から全力で挑まなければならないので、明日どのような展開になるのか様子を見たいと思います。

カッレ・ロバンペラ (GR YARIS Rally1 HYBRID 69号車)

クルマはシェイクダウンの時からとてもいいフィーリングでした。
森には多くのファンがいて、大勢の人が応援してくれていました。
また、ハルユでラリーが始まるのも、とてもエキサイティングですし、多くの人が集まって本当にいい雰囲気でした。
ドライバーにとってはトリッキーなステージでしたが、できるだけ楽しもうとしました。
シェイクダウンでは、最初に走った時からクルマのフィーリングは良かったのですが、さらに改善するためその後いくつか調整を施して走りました。
もちろん、自分としては全てのラリーで優勝したいですが、チャンピオンシップのことも考えてクレバーに戦わなければなりません。

エサペッカ・ラッピ (GR YARIS Rally1 HYBRID 4号車)

素晴らしい週末になりそうな予感がします。
最初のステージのハルユにも多くの観客が集まっていました。
このステージは問題なく走り終えることが何よりも重要で、本当のドライビングは明日から始まります。
私はこのラリーを本当に楽しみにしていました。

テストでクルマのフィーリングはとても良く感じられ、自信を持つことができましたが、シェイクダウンでもそれは変わりませんでした。
何回走ってもいいタイムが出ましたし、とても自然に走れたのは素晴らしいことなので、明日の朝からのステージがとても楽しみです。

明日のステージ情報

競技2日目となる8月5日(金)のデイ2は、午前中にサービスパークの北側エリアで、有名な「ラウカー」と、久々に使われる「ランカマー」の、2本のステージを各2回走行。
その後、SS1「ハルユ1」のショートバージョンであるSS6「ハルユ2」と、ユバスキュラでのミッドデイサービスを経て、午後はサービスパークの西側エリアで「アッサマキ」と「サーロイネン-モクシ」という2本の定番ステージを各2回走ります。
9本のステージの合計距離は124.91km、リエゾン(移動区間)も含めた一日の総走行距離は528.01kmとなります。

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