« 2022年9月 | トップページ | 2022年11月 »

2022年10月

2022/10/24

WRC2:2022年シリーズ・ポイント表(Rd.12/13)

Wrc_logo

N0. Driver Nat. Car Point
1 A.ミケルセン NOR Skoda Fabia Evo 109
2 E.リンドホルム FIN Skoda Fabia R5 104
3 K.カゼタノビッツ POL Scoda Fabia R5 104
4 Y.ロッセル FRA Citroen C3 98
5 N.グリャジン RUS Scoda Fabia Evo 85
6 C.イングラム GBR Skoda Fabia Evo 56
7 J.ヒュットゥネン FIN Ford Fiesta R5 45
8 T.スニネン FIN Hundai i20 R5 23
9 H.パドン NZL Hyundai i20 N 43
10 S.リフェブレ FRA Citroen C3 R5 36
11 S.ジョンストン USA Citroen C3 33
12 E.カウル EST VW Polo GTI R5 30
13 E.ピエタリネン FIN VW Polo GTI R5 28
14 M.マルザイク POL Skoda Fabia Evo 26
15 G.マンスター LUX Hyundai i20 N 23
16 E.カイス CZE Ford Fiesta Mk2 22
17 F.ザルディバール LUX Hyundai i20 N 22
18 J.ソランズ ESP Citroen DS3 R5 21
19 S.パヤリ FIN Ford Fiesta Rally3 14
20 O.ベイビー NOR VW Polo GTI R5 18
21 G.リンナマエ EST VW Polo GTI R5 18
22 A.シン・ライ KEN Scoda Fabia R5 16
23 A.ツォウロフタス GRE VW Polo GTI R5 16
24 S.ファン・ジスベルゲン NZL Skoda Fabia R5 16
25 M.プロコプ CZE Ford Fiesta Mk2 16
26 A.クレマー GER Skoda Fabia R5 14
27 E.フェルナンデス CHL Scoda Fabia R5 14
28 A.ヴィラニ KEN Skoda Fabia R5 12
29 T.アスンマー FIN Skoda Fabia R5 12
30 E.ブリニルドセン NOR Scoda Fabia R5 12
31 H.ベイテス NZL Skoda Fabia R5 12
32 A.アラウージョ POR Skoda Fabia R5 10
33 R.テオドシオ POR Hyundai i20 N 8
34 G.ジル GRE Skoda Fabia R5 8
35 V.フェルシューレン BEL VW Polo GTI R5 8
36 T.ボウデン NZL Ford Fiesta 8
37 E.カミッリ FRA Citroen C3 6
38 J.ヨナソン SWE Skoda Fabia Evo 6
39 S.ペドレ BEL Skoda Fabia Evo 6
40 L.アネアール NZL Ford Fiesta 6
41 F.ロイクス BEL Skoda Fabia Evo 6
42 M.ミエーレ ITA Skoda Fabia Evo 5
43 M.ソロワウ POL Ford Fiesta WRC 4
44 B.ハント NCL Skoda Fabia Evo 4
45 J.マクエラン POL Hyundai i20 N 4
46 J-M.ラデュクス FRA VW Polo GTI 4

|

WRC:2022年シリーズ・ポイント表(Rd.12/13)

Wrc_logo

N0. Driver Nat. Car Point
1 K.ロバンペラ FIN Toyota Yaris Rally1 255
2 O.タナク EST Hyundai i20 Rally1 187
3 T.ニュービレ BEL Hyundai i20 Rally1 166
4 E.エヴァンス GBR Toyota Yaris Rally1 124
5 勝田 貴元 JPN Toyota Yaris Rally1 107
6 S.オジエール FRA Toyota Yaris Rally1 85
7 C.ブリーン IRL Ford Puma Rally1< 79
8 D.ソルド ESP Hyundai 120 Rally1 59
9 E.ラッピ FIN Toyota Yaris Rally1 58
10 G.グリーンスミス GBR Ford Puma Rally1 36
11 S.ロウブ FRA Ford Puma Rally1 35
12 O.ソルベルグ SWE Hyundai i20 R5 33
13 J-P.ルーベ FRA Ford Puma Rally1 31
14 A.ミケルセン NOR Skoda Fabia Evo 25
15 E.リンドホルム FIN Skoda Fabia R5 14
16 A.フォアマウクス FRA Ford Puma Rally1 13
17 Y.ロッセル FRA Citroen C3 11
18 N.グリャジン RUS Scoda Fabia Evo 11
19 K.カジェタノヴィッツ POL Skoda Fabia R5 10
20 S.リフェブレ FRA Citroen C3 R5 8
21 H.パドン NZL Hyundai i20 N 8
22 L.ベルテッリ ITA Ford Puma Rally1 6
23 J.セルデルディス GRE Ford Puma Rally1 6
24 J.ヒュットゥネン FIN Ford Fiesta R5 5
25 O.ベイビー NOR VW Polo GTI R5 4
26 E.カイス CZE Ford Fiesta Mk2 2
27 J.ソランズ ESP Citroen DS3 R5 2
28 T.スニネン FIN Hundai i20 R5 2
29 C.イングラム GBR Skoda Fabia Evo 2
30 A.ツォウロフタス GRE VW Polo GTI R5 2
31 S.ファン・ジスベルゲン NZL Skoda Fabia R5 2
32 E.カウル EST VW Polo GTI R5 2
33 E.ブリニルドセン NOR Scoda Fabia R5 1
34 H.ベイテス NZL Skoda Fabia R5 1


N0. Manufactures Point
1 トヨタ・ガズー・レーシング・WRT 503
2 ヒュンダイ・シェル・モビス・WRT 410
3 M-スポーツ・フォード・WRT 238
4 トヨタ・ガズー・レーシング・WRT NG 123

|

トヨタ・チーム 第3日目リポート

Toyota Yaris Rally1 (C)Toyota Gazoo Racing
拡大します

2022年10月24日
トヨタ自動車株式会社
GAZOO Racing Company

WRC 第12戦 ラリー・スペイン デイ3
オジエが今季初優勝、ロバンペラが総合3位でフィニッシュし
チームは二年連続でマニュファクチャラーズタイトルを獲得*

10月23日(日)、2022年FIA世界ラリー選手権(WRC)第12戦「ラリー・スペイン」の競技最終日デイ3が、スペイン北東部のサロウを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのセバスチャン・オジエ/ベンジャミン・ヴェイラス組(GR YARIS Rally1 HYBRID 1号車)が優勝。
カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組 (69号車)は総合3位で、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)は総合6位でフィニッシュし、チームは二年連続でマニュファクチャラーズタイトルを獲得しました*。

ラリー・スペインの最終日は、サービスパークの西側エリアで2本のステージをミッドデイサービスを挟んで各2回走行。
4本のステージの合計距離は56.10kmでした。
最終日の路面コンディションは全体的にドライ、オープニングステージのSS16は日が昇る前の朝7時のスタートとなりました。

デイ1、デイ2と首位を守り続けたオジエは、総合2位のティエリー・ヌービルに20.7秒、総合3位のロバンペラに22.1秒という差を築いており、オープニングのSS16とSS17は路面が非常にダーティだったため、安定性を重視してクレバーに走行。
その結果、ヌービルとの差は14.1秒に縮まりました。しかし、ステージの全体像を把握して臨んだ再走ステージ一本目のSS18では、ベストタイムを記録して15.8秒差に押し戻しました。
そして迎えた最終のパワーステージ、SS19でもベストタイムを記録。オジエは今シーズン初の、そしてGR YARIS Rally1 HYBRIDでの最初の勝利をあげました。
オジエの優勝は昨年の最終戦ラリー・モンツァ以来となり、ラリー・スペインでの優勝は4回目、WRC通算優勝回数はこれで55回に。また、今シーズンからオジエとコンビを組んだヴェイラスにとっては、初めてのWRC優勝となりました。

デイ2最後のステージで総合2位から総合3位に順位を下げたロバンペラは、挽回を期してデイ3に臨みました。
しかし、2本目のSS17で排水溝の蓋の上を通過した際タイヤにダメージを負い、10秒以上タイムロス。ヌービルとの差は14.7秒に広がり、逆転は困難な状況となりました。
それでもロバンペラは最後まで攻めの走りを続け、最終のパワーステージを3番手タイムで走破。
その瞬間、オジエのフィニッシュを待つことなくチームのマニュファクチャラーズタイトル獲得が決りました。
トヨタにとっては昨年に続き2年連続、通算6回目のマニュファクチャラーズタイトルとなり、WRC歴代3位の記録となります。

また、2017年にTOYOTA GAZOO Racing World Rally TeamとしてWRCに復帰してからは、3回目のマニュファクチャラーズタイトル獲得となります。
また、前戦ラリー・ニュージーランドでロバンペラがドライバーズタイトルを、ハルットゥネンがコ・ドライバーズタイトルを既に獲得していたため、チームは今年も3つのタイトルを全て手
にすることに成功しました。
デイ2でタイヤにダメージを受けて大きく遅れたエバンスは、ロバンペラと同じ場所でまたしてもタイヤにダメージを負ってしまいましたが、順位を下げることなく総合6位でフィニッシュ。
また、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team Next GenerationからGR YARIS Rally1 HYBRIDで出場の勝田貴元は、デイ2からひとつ順位を上げ、総合7位でラリー・スペインを締めくくりました。

豊田 章男 (チームオーナー)

チームのみんな、マニュファクチャラーズチャンピオンおめでとう!
昨年同様にドライバーズ、コドライバーズ、マニュファクチャラーズの全てのタイトルを獲ってくれて本当にうれしく思います。
そして、なにより“GRヤリスがトリプルチャンピオンカーになったこと”がうれしくて仕方がありません。みんなに心から感謝します!

チームタイトルを決めてくれたのはセブとベンジャミンでした。
振り返れば、新しい規定のクルマで臨んだ初戦モンテカルロでポイントを獲ってくれたのもセブ。
そして、最後にチャンピオンを決めてくれたのもセブ。
本当に頼もしい存在です。ありがとう。
カッレとヨンネは6回の優勝でチーム最大の功労者です。
エルフィンとスコットは苦しい
ラリーもありました。ですが、苦しい中でも諦めずに走り切ってくれたポイントが貴重なものになっています。
エサペッカとヤンネも悔しいラリーが多かったと思いますが、3度表彰台に上がりチームポイントを獲得してくれました。

貴元とアーロン。
二人はチームポイントには加わらない参戦ですが、君たちが得点圏内に入り続けてくれたことがチームチャンピオンを引き寄せてくれました。

4台のGR YARIS Rally1 HYBRID、10人のドライバー、それを支えた全てのスタッフ、パートナーの皆さま、そして応援しつづけてくれた全世界のファンの皆さま、みんなで獲った2022年のチャンピオンです。
皆さん、本当にありがとうございました!
日本では多くのファンが3週間後のラリージャパンを待っています。
チャンピオンに相応しい走りを日本の多くのファンに見てもらいたいと思います。
チームのみんなは、そのために、今夜は大喜びをして、また明日から最終戦に向けた準備を、よろしくお願いします!

追伸 ヤリ-マティへ
先日のヒストリックラリーで、また“ドライバー ラトバラ”に戻っていましたね。
その姿をSNSで見かけ「チーム代表の時よりドライバーの時の方が“良い笑顔”をするな
…」と思っていました。
しかし、今日は中継で“それ以上の良い笑顔”を見ることができました。
代表としてプレッシャーも多かったと思いますが、温かいチームづくりをしてくれて、結果も残してくれていること、心から感謝しています。
最終戦を終えたら、また一緒に走りましょう。
“ドライバー ラトバラ”の笑顔にも会えることを楽しみにしています。
明日からも健康第一!日本で待ってます!

ヤリ-マティ・ラトバラ (チーム代表)

チーム、そして3つのチャンピオンシップを獲得した今シーズンの成果をとても誇りに思います。
成功の要因は3つありますが、まず最初に挙げたいのは、カッレが最終ステージを走り終えた時に言ったように、われわれのチームには才能豊かなスタッフが揃っているということです。
そして二つ目は、全員が情熱と勝利に対する強い欲望を持っていること。
最後、そして最も重要なのは、皆が力を合わせて働いていることです。
これらの要素が全て揃えば、おのずと結果はついてきます。
セブはこの週末、なぜこれまで多くのタイトルを獲得してきたのか、その理由を速さで示しました。
彼には、他のチャンピオンたちと同じようにプラスアルファの力があり、それによって一線を画してきたのです。
カッレも非常に成熟したドライビングを続け、われわれは今回もダブルポディウムを獲得することができました。
ここスペインで3つ目のタイトルを獲得できたのは、素晴らしいことです。
これでもう少しリラックスして日本でのホームラリーに臨むことができますし、日本ではまた別のお祝いをできることを期待しています。

セバスチャン・オジエ (GR YARIS Rally1 HYBRID 1号車)

とても素晴らしい気分です。
最も重要なのは、チームの全員でマニュファクチャラーズタイトルを勝ちとったことです。
彼らはシーズンを通して、タイトル獲得に価する素晴らしい仕事をしてきました。
また、個人的にも、今年出場したイベントでは不運が続いていたので、優勝することができてとてもうれしいです。
とても楽しい週末になり、クルマはドライビングが非常に楽しく感じられ、タイムもついてきました。
しばらくこのクルマでターマックを走っていなかったですし、テストも一日だけだったので、ラリーが始まってすぐに速く走ることができたのはうれしい驚きでした。
金曜日は出走順があまり良くなかったので、なおさらです。
また、ベンジャミンが初優勝したことも本当にうれしいです。
ここまでカッレが6勝、私が1勝しているので、日本ではラッキーナンバーである8勝目を目指したいと思います。

エルフィン・エバンス (GR YARIS Rally1 HYBRID 33号車)

チームがマニュファクチャラーズタイトルを獲得したことは、もちろんとても嬉しいで
す。今年のために新しいマシンを作るのは大変な作業でしたし、素晴らしいシーズンを
送ってきたので、チームの皆を心から祝福したいと思います。ただし、私とスコットに
とってはあまりいい週末にならず、全体的にペースが良くなくて苦しんだので、今後に
向けて改善しなければなりません。この週末はセットアップやドライビングスタイルに
ついていろいろなことを考え、改善しようと試みました。それによっていい方向に進ん
だと思いたいですし、他にもいくつかアイデアがあるので、日本に向かう前に作業を進
めたいと思っています。
カッレ・ロバンペラ (GR YARIS Rally1 HYBRID 69号車)
チームを祝福し、感謝したいと思います。
素晴らしい才能を備えたチームのスタッフたちがいたからこそ、新しいクルマを最強で最速、そして最も信頼性の高いものにすることができたのです。
われわれ選手はただコクピットに座っているだけで良かったのですから、みんなに感謝します。
ただし、我々も今シーズンは自分たちの役割をしっかりと果たし、チームに多くのポイントをもたらすことができたので満足しています。
自分たちも含むチーム全員が、成し遂げたことを本当に誇りに思うべきでしょう。
今大会は、もし首位争いについていけるだけのペースがなかった場合、それを賢明に見極めて少しでもいい結果を残すことが目標でしたので、いい週末になりました。

セブは週末を通して非常に速く、自分が最高の力を発揮したとしても、彼についていくことはできなかったでしょう。
セブは優勝に値する戦いをしましたし、今回もわれわれの2台が表彰台を獲得することができたので、うれしく思います。

*後日、FIAの公式結果発表をもって正式決定となります。

次回のイベント情報

WRC次戦は、11月10日(木)から13日(日)にかけて、日本で開催される最終戦「ラリージャパン」です。
かつて日本では2004年から2010年にかけて北海道で、グラベル(未舗装路)ラリーとしてWRCが6回開催されました。
それから12年を経て、久々にWRCが日本を訪れることになりましたが、開催エリアは愛知県および岐阜県、路面はターマックと、完全に新しいイベントとして行われます。
サービスパークは愛知県豊田市のトヨタスタジアムに置かれ、4日間で19本のステージが行われる予定です。
ステージは全体的に道幅が狭くツイスティなコーナーが多いため、非常に精度の高いドライビングが求められます。

|

WRC:Rd.12 スペインラリーDay3結果(最終:SS.19/19)

N0. Driver Nat. Car Class Time(Dif.)
1 S.オジエール FRA Toyota Yaris Rally1 RC1 2h44'43.9
2 T.ニュービレ BEL Hyundai i20 Rally1 RC1 -00'16.4
3 K.ロバンペラ FIN Toyota Yaris Rally1 RC1 -00'34.5
4 O.タナク EST Hyundai i20 Rally1 RC1 -00'4.06
5 D.ソルド ESP Hyundai 120 Rally1 RC1 -01'21.5
6 E.エヴァンス GBR Toyota Yaris Rally1 RC1 -01'51.1
7 勝田 貴元 JPN Toyota Yaris Rally1 RC1 -02'19.1
8 A.フォアマウクス FRA Ford Puma Rally1 RC1 -02'38.4
9 C.ブリーン IRL Ford Puma Rally1 RC1 -02'43.0
10 J-P.ルーベ FRA Ford Puma Rally1 RC1 -03'25.1
11 T.スニネン FIN Hundai i20 N RC2 -09'45.7
12 Y.ロッセル FRA Citroen C3 RC2 -10'18.2
13 N.グリャジン RUS Scoda Fabia Evo RC2 -10'39.0
14 E.リンドホルム FIN Skoda Fabia R5 RC2 -11'18.3
15 J.ヒュットゥネン FIN Ford Fiesta MK2 RC2 -11'42.8
28 J.セルデルディス GRE Ford Puma Rally1 RC1 -17'54.3
    総合 57位まで確認

|

2022/10/23

トヨタ・チーム 第2日目リポート

Toyota Yaris Rally1 (C)Toyota Gazoo Racing
拡大します

2022年10月23日
トヨタ自動車株式会社
GAZOO Racing Company

WRC 第12戦 ラリー・スペイン デイ2
首位オジエが3本のSSベストタイムでリードをさらに拡大
ロバンペラは総合3位に、エバンスは総合6位につける

10月22日(土)、2022年FIA世界ラリー選手権(WRC)第12戦「ラリー・スペイン」の競技2日目デイ2が、スペイン北東部のサロウを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのセバスチャン・オジエ/ベンジャミン・ヴェイラス組(GR YARIS Rally1 HYBRID 1号車)が首位の座を守り、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組 (69号車)は総合3位に、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)は総合6位につけました。

ラリー・スペインのデイ2は、サービスパークの北~北東エリアで3本のステージを各2回走り、一日の最後にサロウの海岸近くでショートステージを1本走行する、全7ステージ合計118.75kmが予定されていました。
デイ2は曇り時々晴れの一日となり、路面は一部が湿ってはいましたが全体的にはドライコンディションで、金曜日よりもグリップレベルは安定していました。

デイ1で3本のベストタイムを記録して首位に立ったオジエは、デイ2でも好調を維持。
午前中はオープニングのSS9で2番手タイムを、SS10ではベストタイムを記録し、総合2位につける新王者ロバンペラとの差を9.7秒に拡げました。
続くSS11は数台がスタートした後アクシデントによりステージはキャンセルされ、その影響を受けたり、スタートすることができなかった選手たちには状況を考慮したタイムが与えられました。

ミッドデイサービス後の午後のステージでオジエはさらにペースを上げ、SS12、SS13と連続でベストタイムをマーク。
ロバンペラとの差を15.9秒に拡げました。
そして、一日の最後の2本のステージを3番手タイムで走りきり、総合2位に順位を上げたティエリー・ヌービルに20.7秒差をつけ首位の座をしっかりと守りました。

一方、ロバンペラはオープニングから安定した走りで3番手タイムを刻み続け、総合2位につけていましたが、最後から2番目のステージで大きくタイムを失い、デイ2最終のSS15で総合3位にポジションダウン。
それでも、総合2位のヌービルとは1.4秒の僅差につけています。
デイ1でタイヤにダメージを負って大きな遅れをとったエバンスは、午前中のステージで地元のベテランドライバー、ダニ・ソルドと総合5位の座を激しく争いました。
しかし、午後は思うようにペースが上がらず、ハイスピードなステージでのフィーリング改善を試みながら走行を続け、前日と変わらず総合6位で一日を終えました。

なお、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team Next GenerationからGR YARIS Rally1 HYBRIDで出場の勝田貴元は、SS14で4番手タイムを記録するなど健闘し、総合8位を堅守しました。

トム・フォウラー (テクニカル・ディレクター)

ここまでの戦いにはとても満足しています。
マニュファクチャラー選手権の獲得はもちろん重要ですが、セブがいい走りをして、この素晴らしいスペインのラリーステージでGR YARIS Rally1 HYBRIDの実力を証明してくれているのもうれしいことです。
彼は本当に強く、モチベーションも非常に高く、それはチームにとっても素晴らしいことです。
明日どのように戦うべきか、彼はもちろん理解しています。
最後から2番目のステージで、カッレが他のドライバーより数秒遅れてしまった理由については現在分析中ですが、ちょっとした不具合だと思いますし、明日彼のクルマは最後までいい戦いができると信じています。

セバスチャン・オジエ (GR YARIS Rally1 HYBRID 1号車)

今日もいい一日でした。
速さがあり、ほとんどのステージで差を広げることができたのでいい気分ですし、思い描いていたような展開になっています。
GR YARIS Rally1 HYBRIDのドライビングはとても楽しく、今日は順位を競っているライバルたちと同じような出走順だったので、さらにリードを広げることができました。
このまま優勝できればうれしいですし、あとは最後まで仕事をやり遂げるだけです。
通常ならば十分なタイム差といえますが、明日もまだステージがあるので、最後まで問題なく走りきることが目標です。

エルフィン・エバンス (GR YARIS Rally1 HYBRID 33号車)

残念ながら、今日は一日を通してあまりペースが良くありませんでした。
昨日も苦労しましたが、今日も改善することができず、上位で戦うために必要なフィーリングの最後の部分と自信を見つけることができませんでした。
クルマには間違いなく競争力があり、チームメイトたちはいいパフォーマンスを発揮していますが、今のところ自分には完璧にフィットしていません。
ですので、少しフラストレーションが溜まる状況ですが、もちろん常に改善しようと努力していますし、何ができるのか考えてもいるので、明日も頑張って戦います。

カッレ・ロバンペラ (GR YARIS Rally1 HYBRID 69号車)

全体的にはいい一日でした。
もちろん、セブは一貫して速かったですし、ハードに攻め続け素晴らしいドライビングをしていたので、彼にはかないませんでしたが、自分たちは大きなリスクを冒さないように走っていました。
午後の最初の2本のステージはいいペースで安定して走ることができていましたが、その次のステージではスタートラインでちょっとした問題が生じてセッティングがうまくできず、ハイブリッドシステムの問題でタイムを失い、ステージを走りながら修正しなければなりませんでした。
その結果、ティエリーに順位を奪われてしまいましたが、タイム差は少ないので明日は逆転できるチャンスがあるはずです。

明日のステージ情報

競技最終日となる10月23日(日)のデイ3は、サービスパークの西側エリアで2本のステージをミッドデイサービスを挟んで各2回走ります。
そのうち、SS17の再走となる最終ステージのSS19「リウデカニエス2」は、トップ5タイムを記録した選手とマニュファクチャラーに、ボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されています。
ステージは全部で4本で、その合計距離は56.10km。
リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は261.55kmとなります。

|

WRC:Rd.12 スペインラリーDay2結果(SS.15/19)

N0. Driver Nat. Car Class Time(Dif.)
1 S.オジエール FRA Toyota Yaris Rally1 RC1 2h10'18.5
2 T.ニュービレ BEL Hyundai i20 Rally1 RC1 -00'20.7
3 K.ロバンペラ FIN Toyota Yaris Rally1 RC1 -00'22.1
4 O.タナク EST Hyundai i20 Rally1 RC1 -00'36.6
5 D.ソルド ESP Hyundai 120 Rally1 RC1 -01'13.2
6 E.エヴァンス GBR Toyota Yaris Rally1 RC1 -01'27.6
7 C.ブリーン IRL Ford Puma Rally1 RC1 -01'39.7
8 勝田 貴元 JPN Toyota Yaris Rally1 RC1 -01'58.6
9 A.フォアマウクス FRA Ford Puma Rally1 RC1 -02'13.7
10 J-P.ルーベ FRA Ford Puma Rally1 RC1 -02'59.2
11 T.スニネン FIN Hundai i20 N RC2 -07'57.3
12 Y.ロッセル FRA Citroen C3 RC2 -08'23.9
13 N.グリャジン RUS Scoda Fabia Evo RC2 -08'46.7
14 E.リンドホルム FIN Skoda Fabia R5 RC2 -09'17.0
15 J.ヒュットゥネン FIN Ford Fiesta MK2 RC2 -09'31.1
27 J.セルデルディス GRE Ford Puma Rally1 RC1 -14'15.8
    総合 60位まで確認

|

2022/10/22

トヨタ・チーム 第1日目リポート

Toyota Yaris Rally1 (C)Toyota Gazoo Racing
拡大します

2022年10月22日
トヨタ自動車株式会社
GAZOO Racing Company

WRC 第12戦 ラリー・スペイン デイ1
GR YARIS Rally1 HYBRIDが7本のSSベストタイムを記録
オジエが首位に立ち、ロバンペラが総合2位につける

10月21日(金)、2022年FIA世界ラリー選手権(WRC)第12戦「ラリー・スペイン」の競技初日デイ1が、スペイン北東部のサロウを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのセバスチャン・オジエ/ベンジャミン・ヴェイラス組(GR YARIS Rally1 HYBRID 1号車)が総合1位に、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組 (69号車)が総合2位に、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)が総合6位につけました。

今シーズン3回目の「ピュア・ターマックラリー」となるラリー・スペインのデイ1は、バルセロナの西側に広がるコスタ・ドラダ(黄金海岸)のビーチリゾート、サロウのサービスパークを中心に行なわれました。
サロウの北~北西エリアで4本のステージをミッドデイサービスを挟んで各2回走り、そのうち最初の2本は新しいステージとなり、全8本のステージの合計距離は118.92kmでした。

前日の20日(木)に行なわれたシェイクダウンは降雨により路面はウェットコンディションとなり、オジエが1番手タイムを、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team Next GenerationからGR YARIS Rally1 HYBRIDで出場の勝田貴元が2番手タイムを記録。
チームは濡れた路面でのパフォーマンスを確認してラリー本番に臨みました。

競技初日となるデイ1は時々雨が降る不安定な天候となり、前戦ラリー・ニュージーランドでWRC史上最年少記録の22歳で初王座を獲得したロバンペラが、オープニングの2ステージでベストタイムを記録して首位に立ちました。
一方、オジエは出走順が7番手と遅かったため、前走車のコーナーのインカットで路肩の土や砂利が掻き出されたダーティな路面を走行するなど、不利な条件での戦いとなりました。
それでも、デイ1最長となる22.64kmのSS3でベストタイムを刻むと首位に浮上。
SS4ではティエリー・ヌービルに首位の座を明け渡しましたが、SS5でのベストタイムにより再び首位に立つなど、激しいトップ争いが繰り広げられました。
その後、SS6、7と連続でベストタイムを記録したロバンペラが総合2位に順位を上げ、首位オジエとの差は3.6秒に。
しかし、一日の最後のSS8ではオジエが3本目のベストタイムを刻み、ロバンペラとの差を4.8秒に拡げデイ1をトップで走り終えました。

エバンスは、SS6終了時点で総合5位につけていましたが、SS7で左前輪にダメージを負って30秒以上を失い、総合6位に後退。
勝田はSS6で4番手タイムを刻むなど午後のステージで速さを示しましたが、SS7でエバンスと同じようにタイヤにダメージを負い、総合8位で初日を終えました。

カイ・リンドストローム (スポーティング・ディレクター)

総合1位と2位で一日を終えることができてうれしく思います。
今日のステージはコンディションが難しく、非常にトリッキーでしたが、クルマもドライバーも力強い走りを見せてくれました。
セブが優勝争いをリードしているのはうれしいことですし、カッレはチャンピオンを決めた後も勝利に飢えています。
2人とも一日を通してとてもいい仕事をしてくれました。
一方、エルフィンと貴元はSS7で非常にアンラッキーでした。
このようなリスクは常に存在するものですし、今日は運が彼らに味方しなかったといえます。
まだまだ先は長いですが、まずは初日を終えてとても満足していますし、明日も同じように戦いたいと思っています。

セバスチャン・オジエ (GR YARIS Rally1 HYBRID 1号車)

良い一日でしたし、GR YARIS Rally1 HYBRIDのドライビングを楽しむことができました。
今日はインカットして走るステージが非常に多かったので、7番手の出走順からトップに立てるとは思ってもいませんでした。
しかし、フィーリングは良かったですし、路面のコンディションはやや難しく常に変化していましたが、ほぼ攻めきることができました。
首位に立つことができて、なおかつトヨタの2台がトップ2につけているのはうれいことです。今日はチームにとって素晴らしい一日になりました。
ただし、後ろとのタイム差はそれほど大きくないので、明日も攻め続けなければならないでしょう。
エルフィン・エバンス (GR YARIS Rally1 HYBRID 33号車)

自分たちにとっては、全体的にベストな一日ではありませんでした。
今朝は難しいミックスコンディションで、ステージを通してグリップレベルが変化し、スタートは悪くなかったのですが、全体をうまくまとめきれず、少し躊躇してしまったところもありました。
午後はさらに苦戦し、フィーリングが良いところもあったのですが、SS7でパンクをしてタイムをさらに失ってしまいました。
今晩はクルマにいくつか調整を施し、明日に向けてフィーリングを向上させたいと思います。

カッレ・ロバンペラ (GR YARIS Rally1 HYBRID 69号車)

今日の自分たちの戦いには満足しています。
午前中は新しくてハイスピードなステージが2本あり、そこではいいタイムを出すことができました。
しかし、一番長いステージはグリップの変化が大きくトリッキーで、少しタイムをロスしてしまいました。
午後はもう少し安定していて、ハードタイヤを装着して走った時のフィーリングも良かったです。
首位争いに加わることができて嬉しいですが、後方の選手たちとのタイム差は少ないので、明日もできる限り速く走り続け、どのような展開になるのか様子を見たいと思います。

明日のステージ情報

競技2日目となる10月22日(土)のデイ2は、昨年大会とほぼ同じステージでの戦いに。
サロウのサービスパークの北~北東エリアで、3本のステージをミッドデイサービスを挟んで各2回走行し、そのうち全長24.18kmのSS11/14「エル・モンメル」は今大会最長のステージです。
一日の最後にはサロウの海岸付近で2.15kmの市街地ステージが行なわれ、7本のステージの合計距離は118.75km。リエゾン(移動区間)も含めた一日の総走行距離は478.29kmとなります。

|

WRC:Rd.12 スペインラリーDay1結果(SS.8/19)

N0. Driver Nat. Car Class Time(Dif.)
1 S.オジエール FRA Toyota Yaris Rally1 RC1 1h06'07.9
2 K.ロバンペラ FIN Toyota Yaris Rally1 RC1 -00'04.8
3 T.ニュービレ BEL Hyundai i20 Rally1 RC1 -00'12.5
4 O.タナク EST Hyundai i20 Rally1 RC1 -00'20.0
5 D.ソルド ESP Hyundai 120 Rally1 RC1 -00'50.9
6 E.エヴァンス GBR Toyota Yaris Rally1 RC1 -01'01.2
7 C.ブリーン IRL Ford Puma Rally1 RC1 -01'03.7
8 勝田 貴元 JPN Toyota Yaris Rally1 RC1 -01'28.6
9 A.フォアマウクス FRA Ford Puma Rally1 RC1 -01'31.3
10 G.グリーンスミス GBR Ford Puma Rally1 RC1 -01'31.3
11 J-P.ルーベ FRA Ford Puma Rally1 RC1 -01'58.7
12 T.スニネン FIN Hundai i20 N RC2 -03'56.2
13 N.グリャジン RUS Scoda Fabia Evo RC2 -04'08.9
14 Y.ロッセル FRA Citroen C3 RC2 -04'12.9
15 J.ヒュットゥネン FIN Ford Fiesta MK2 RC2 -02'19.6
29 J.セルデルディス GRE Ford Puma Rally1 RC1 -07'34.3
    総合 63位まで確認

|

2022/10/02

トヨタ・チーム 第4日目リポート

Toyota Yaris Rally1 (C)Toyota Gazoo Racing
拡大します

2022年10月2日
トヨタ自動車株式会社
GAZOO Racing Company

WRC 第11戦ラリー・ニュージーランド デイ4
22歳のロバンペラが優勝で史上最年少チャンピオンに輝く
オジエは総合2位に入りGR YARIS Rally1 HYBRIDが1-2フィニッシュ。

10月2日(日)、2022年FIA世界ラリー選手権(WRC)第11戦「ラリー・ニュージーランド」の最終日デイ4がオークランドのサービスパークを起点に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組 (GR YARIS Rally1 HYBRID 69号車)が優勝。昨日22歳になったばかりのロバンペラが、WRC史上最年少記録でドライバーズタイトルを獲得しました。
また、総合2位にはセバスチャン・オジエ/ベンジャミン・ヴェイラス組(1号車)が入り、GR YARIS Rally1 HYBRIDは1-2フィニッシュを達成しました。

ラリー・ニュージーランドの最終日デイ4は、サービスパークの南東エリアで2本のステージを各2回走行。
その合計距離は31.18kmでした。
最終日も断続的に弱い雨が降り、路面は全体的に湿った状態でした。
デイ3で首位に立ち、総合2位のオジエに29秒、総合3位のオィット・タナックに46.4秒のタイム差を築いたロバンペラは、オープニングのSS14でベストタイムを記録。
続く2本のステージではセカンドベストタイムを刻み、2位オジエに対するリードを32秒に、ドライバーズタイトルを争う3位タナックに対するリードを46.1秒としました。
そして迎えた、ボーナスポイントがかかる最終のパワーステージでは、4番手タイムで2ポイントのボーナスを獲得できれば良い状況でしたが、ロバンペラはベストタイムを記録。今シーズン6回目の優勝を決めると共に、ボーナスの5ポイントも獲得した結果、ドライバー選手権のポイントは237となり、選手権2位のオィット・タナックが今回総合3位でフィニッシュしたため、2戦を残してドライバーズタイトルを決定することになりました。

約3ヶ月ぶりにWRCに復帰したオジエは、ブランクを感じさせないスピードで上位争いを続け、総合2位フィニッシュによりロバンペラの選手権ライバルが獲得できるポイントを少なくし、チームメイトの初タイトル獲得をサポートしました。
また、チームはロバンペラとオジエが獲得したポイントにより、マニュファクチャラー選手権におけるリードは81ポイントに。
早ければ、次戦のラリー・スペインでタイトルが決まる可能性があります。

なお、これまでWRCの最年少チャンピオン獲得記録は、故コリン・マクレー氏が1995年に樹立した27歳と109日でしたが、WRC最高峰カテゴリー参戦3年目のロバンペラは、その記録を5歳以上も縮めました。
ハイブリッドシステムを搭載するRally1導入初年度の今年、ロバンペラは第2戦スウェーデンで優勝してドライバーズ選手権トップに立ち、第3戦クロアチア、第4戦ポルトガルと3連勝。
さらに、第6戦サファリ(ケニア)と第7戦エストニアでも優勝し、選手権をリードし続けました。
そして今回のニュージーランドでの勝利により、シーズンの優勝回数は6回に。
2戦を残してタイトルを決めることに成功しました。

トヨタのドライバーのタイトル獲得はこれで4年連続、通算8回目となり、ロバンペラはカルロス・サインツ、ユハ・カンクネン、ディディエ・オリオール、タナック、オジエといったグレートドライバーの仲間入りをしました。
なお、フィンランド人選手が最後にタイトルを獲得したのは2002年(マーカス・グロンホルム)であり、20年ぶりにフィンランド人ドライバーがWRCの頂点に立ったことになります。

豊田 章男 (チームオーナー)

今週はカッレに“おめでとう!”を3つ伝えたいと思います。
ひとつ目は22歳の誕生日おめでとう!
ふたつ目はラリー・ニュージーランド優勝おめでとう!
みっつ目は2022年のドライバーズチャンピオンおめでとう!
スペイン、日本と残り2戦ありますが、今までの11戦の内6勝してのチャンピオンは本当にすごいことだと驚いています。
先日、記者の方に「なぜカッレは強いのか?」と聞かれ、とっさに出てきた答えは「彼はドーナツが好きだから」でした。
パワーステージでもドーナツ・ターンを楽しんでいた君の姿が目に焼き付いていたから出た言葉でしたが、運転することをいつも楽しんでいるからこそ強いんだと思っています。GRヤリスラリー1を楽しんで運転してくれて、そしてチャンピオンになってくれて、本当にありがとう。
今度、どこかで一緒にドーナツを楽しみながら、お祝いできる場がもてるといいなと思ってます。
カッレを支えたコ・ドライバーのヨンネにも感謝しています。
コ・ドライバー・チャンピオンおめでとう!
横に座るカッレだけでなく、チーム全体をも盛り上げて支えてくれている君の姿をベルギーで見かけました。
マニュファクチャラーズ・タイトル獲得まで、今までどおりチーム全体の雰囲気づくりも頼みます。

久々にGRヤリスに乗ってくれたセブも、運転を楽しめたからこその結果だと思います。
チームのために走ってくれて、そしてタイトルに向けて貴重なポイントを取ってくれて
ありがとう!
エルフィンと貴元も、チームのために攻めてくれた結果のコースオフでした。
スペインでも日本でもこのまま一緒にマニュファクチャラーズ・タイトルを目指していきましょう!
こうして4人のドライバーが思いっきり走れた裏には、前回ギリシャでの悔しさからチーム全員が気持ちをしっかり切り替えてくれたこともあると思います。
また、10年ぶりのWRC開催を力強く盛り上げてくれた、トヨタ・ニュージーランドのみんなの応援の力もあったと思います。
今回の勝利に力を尽くしてくれたみんなに、心から感謝します。
最高の週末をありがとうございました!
4台8人の選手たちが、あと2戦、すべての道を気持ちよく走り切れるようチーム全員で引き続きがんばっていきましょう!
ヤリ-マティ代表、よろしくお願いします!

ヤリ-マティ・ラトバラ (チーム代表)

今、とてもエモーショナルな気持ちになっています。
カッレのチャンピオンシップ獲得は、本当に素晴らしいことです。
まず何よりも、昨日22歳になったばかりの彼がWRCのあらゆる記録を塗り替え、タイトルを獲得したのは驚くべきことです。
そして、20年ぶりにフィンランド人がワールドチャンピオンになったことにも重要な意味があります。
これまで、私を含めたドライバーたちは、あと一歩というところまで行きましたが、叶いませんでした。
だからこそ、カッレがついに成し遂げてくれたことに感謝しています。
そして、ギリシャでの苦戦から立ち直り、ここニュージーランドで1-2フィニッシュを達成したチームのことも、本当に誇りに思います。
マニュファクチャラー選手権にとって大きな助けになったので、次のスペインではマニュファクチャラーズ・タイトルの獲得に集中して戦うことができます。

セバスチャン・オジエ (GR YARIS Rally1 HYBRID 1号車)

今日、われわれは歴史の目撃者になりました。
カッレ、ヨンネ、そしてチームのみんなにとって素晴らしいことです。
カッレの今シーズンの戦いは本当に素晴らしく、タイトル獲得は時間の問題でした。
彼はこの週末堂々と戦いましたが、それこそが偉大なチャンピオンの証だと思います。
私自身も、この週末は満足感を得られるものでした。
今季出場した他のイベントよりもハイスピードで、トリッキーなコンディションの難しいラリーだったので、3カ月ぶりにWRCに復帰したことを考えれば上出来です。
今シーズン何度か見られたことですが、このような難しいコンディションで、カッレは手のつけられない存在でした。
私はチームを助けるために出場していますし、マニュファクチャラー選手権の獲得まであと一歩なので、クレイジーなリスクを冒すべき時ではないと認識して今回のラリーを戦いました。

カッレ・ロバンペラ (GR YARIS Rally1 HYBRID 69号車)

今、大きな安堵感に浸っています。
今年はとても良いシーズンを送っていたのですが、何戦か困難なラリーが続き、ようやくタイトルを獲得することができました。
速くて信頼性の高いクルマを作ってくれたチームのみんなに感謝します。
お陰で、純粋に運転を楽しむことができています。
また、彼らは苦しい状況でも、いつも僕らを信じて支えてくれました。
年齢のことはあまり考えていなかったですが、それでもこのような結果を残せたのは特別なことです。
チャンピオンになることは、自分にとって唯一の目標だったので本当にうれしいです。
実は、金曜日は今日よりも少しナーバスになっていて、戦うためにはハードに攻めなくてはなりませんでしたが、今日は、純粋に楽しんで走ることができました。

トヨタのクルマでドライバーズタイトルを獲得した選手
1990年: カルロス・サインツ (セリカ GT-Four ST165)
1992年: カルロス・サインツ (セリカ Turbo 4WD ST185)
1993年: ユハ・カンクネン (セリカ Turbo 4WD ST185)
1994年: ディディエ・オリオール (セリカ Turbo 4WD ST185)
2019年: オィット・タナック (ヤリスWRC)
2020年: セバスチャン・オジエ (ヤリスWRC)
2021年: セバスチャン・オジエ (ヤリスWRC)
2022年: カッレ・ロバンペラ*(GR YARIS Rally1 HYBRID)
*FIAによる正式な結果発表によります。

次回のイベント情報

WRC次戦は、10月20日から23日にかけて、スペインのバルセロナの南側に位置するサロウを中心に開催される「ラリー・スペイン」です。
以前はグラベルとターマック(舗装路)の両路面を走行する「ミックス・サーフェス・ラリー」として行われてきましたが、2021年から完全なターマックラリーとして開催されるようになりました。
スペインのターマックステージは全体的に路面がスムーズで、流れるようなコーナーが多いため、攻め甲斐のあるラリーとして選手に人気があるイベントです。

|

WRC2:2022年シリーズ・ポイント表(Rd.11/13)

Wrc_logo

N0. Driver Nat. Car Point
1 A.ミケルセン NOR Skoda Fabia Evo 109
2 K.カゼタノビッツ POL Scoda Fabia R5 96
3 E.リンドホルム FIN Skoda Fabia R5 89
4 Y.ロッセル FRA Citroen C3 80
5 N.グリャジン RUS Scoda Fabia Evo 70
6 C.イングラム GBR Skoda Fabia Evo 56
7 J.ヒュットゥネン FIN Ford Fiesta R5 45
8 H.パドン NZL Hyundai i20 N 43
9 S.リフェブレ FRA Citroen C3 R5 36
10 S.ジョンストン USA Citroen C3 33
11 E.カウル EST VW Polo GTI R5 30
12 E.ピエタリネン FIN VW Polo GTI R5 28
13 M.マルザイク POL Skoda Fabia Evo 26
14 T.スニネン FIN Hundai i20 R5 23
15 G.マンスター LUX Hyundai i20 N 23
16 E.カイス CZE Ford Fiesta Mk2 22
17 J.ソランズ ESP Citroen DS3 R5 19
18 O.ベイビー NOR VW Polo GTI R5 18
19 F.ザルディバール LUX Hyundai i20 N 18
20 G.リンナマエ EST VW Polo GTI R5 18
21 S.ファン・ジスベルゲン NZL Skoda Fabia R5 16
22 A.シン・ライ KEN Scoda Fabia R5 16
23 A.ツォウロフタス GRE VW Polo GTI R5 16
24 M.プロコプ CZE Ford Fiesta Mk2 16
25 A.クレマー GER Skoda Fabia R5 14
26 S.パヤリ FIN Ford Fiesta Rally3 14
27 E.フェルナンデス CHL Scoda Fabia R5 14
28 H.ベイテス NZL Skoda Fabia R5 12
29 A.ヴィラニ KEN Skoda Fabia R5 12
30 T.アスンマー FIN Skoda Fabia R5 12
31 E.ブリニルドセン NOR Scoda Fabia R5 12
32 A.アラウージョ POR Skoda Fabia R5 10
33 T.ボウデン NZL Ford Fiesta 8
34 R.テオドシオ POR Hyundai i20 N 8
35 G.ジル GRE Skoda Fabia R5 8
36 V.フェルシューレン BEL VW Polo GTI R5 8
37 E.カミッリ FRA Citroen C3 6
38 J.ヨナソン SWE Skoda Fabia Evo 6
39 S.ペドレ BEL Skoda Fabia Evo 6
40 L.アネアール NZL Ford Fiesta 6
41 F.ロイクス BEL Skoda Fabia Evo 6
42 M.ミエーレ ITA Skoda Fabia Evo 5
43 B.ハント NCL Skoda Fabia Evo 4
44 J-M.ラデュクス FRA VW Polo GTI 4
45 J.マクエラン POL Hyundai i20 N 4
46 M.ソロワウ POL Ford Fiesta WRC 4

|

WRC:2022年シリーズ・ポイント表(Rd.11/13)

Wrc_logo

N0. Driver Nat. Car Point
1 K.ロバンペラ FIN Toyota Yaris Rally1 237
2 O.タナク EST Hyundai i20 Rally1 173
3 T.ニュービレ BEL Hyundai i20 Rally1 144
4 E.エヴァンス GBR Toyota Yaris Rally1 116
5 勝田 貴元 JPN Toyota Yaris Rally1 100
6 C.ブリーン IRL Ford Puma Rally1< 77
7 E.ラッピ FIN Toyota Yaris Rally1 58
8 S.オジエール FRA Toyota Yaris Rally1 55
9 D.ソルド ESP Hyundai 120 Rally1 49
10 G.グリーンスミス GBR Ford Puma Rally1 36
11 S.ロウブ FRA Ford Puma Rally1 35
12 O.ソルベルグ SWE Hyundai i20 R5 33
13 J-P.ルーベ FRA Ford Puma Rally1 30
14 A.ミケルセン NOR Skoda Fabia Evo 25
15 E.リンドホルム FIN Skoda Fabia R5 14
16 Y.ロッセル FRA Citroen C3 11
17 N.グリャジン RUS Scoda Fabia Evo 11
18 K.カジェタノヴィッツ POL Skoda Fabia R5 14
19 A.フォアマウクス FRA Ford Puma Rally1 9
20 H.パドン NZL Hyundai i20 N 8
21 S.リフェブレ FRA Citroen C3 R5 8
22 J.セルデルディス GRE Ford Puma Rally1 6
23 L.ベルテッリ ITA Ford Puma Rally1 6
24 J.ヒュットゥネン FIN Ford Fiesta R5 5
25 O.ベイビー NOR VW Polo GTI R5 4
26 S.ファン・ジスベルゲン NZL Skoda Fabia R5 2
27 E.カイス CZE Ford Fiesta Mk2 2
28 J.ソランズ ESP Citroen DS3 R5 2
29 T.スニネン FIN Hundai i20 R5 2
30 C.イングラム GBR Skoda Fabia Evo 2
31 A.ツォウロフタス GRE VW Polo GTI R5 2
32 E.カウル EST VW Polo GTI R5 2
33 H.ベイテス NZL Skoda Fabia R5 1
34 E.ブリニルドセン NOR Scoda Fabia R5 1


N0. Manufactures Point
1 トヨタ・ガズー・レーシング・WRT 455
2 ヒュンダイ・シェル・モビス・WRT 374
3 M-スポーツ・フォード・WRT 224
4 トヨタ・ガズー・レーシング・WRT NG 112

|

WRC:Rd.11 ニュージーランドラリーDay4(最終:SS.17/17)

N0. Driver Nat. Car Class Time(Dif.)
1 K.ロバンペラ FIN Toyota Yaris Rally1 RC1 2h48'01.4
2 S.オジエール FRA Toyota Yaris Rally1 RC1 -00'48.5
3 O.タナク EST Hyundai i20 Rally1 RC1 -00'48.5
4 T.ニュービレ BEL Hyundai i20 Rally1 RC1 -01'58.8
5 O.ソルベルグ SWE Hyundai i20 N RC1 -03'55.3
6 H.パドン NZL Hyundai i20 N RC2 -10'03.7
7 L.ベルテッリ ITA Ford Puma Rally1 RC1 -10'39.0
8 K.カジェタノヴィッツ POL Skoda Fabia R5 RC2 -12'36.8
9 S.ファン・ジスベルゲン NZL Skoda Fabia R5 RC2 -13'28.8
10 H.ベイテス NZL Skoda Fabia R5 RC2 -15'51.6
11 M.サマーフィールド NZL Mitsubishi Mirage AP5 NAT -19'19.7
12 A.クレマー GER Citoroen C3 RC2 -21'01.8
13 T.ボウデン NZL Ford Fiesta RC2 -22'09.3
14 L.アネアール NZL Ford Fiesta RC2 -24'38.3
15 H.マッケンジー NZL Toyota Yaris AP4 NAT -24'40.4
19 C.ブリーン IRL Ford Puma Rally1 RC1 -38'59.4
    総合 21位まで確認

|

2022/10/01

トヨタ・チーム 第3日目リポート

Toyota Yaris Rally1 (C)Toyota Gazoo Racing
拡大します

2022年10月1日
トヨタ自動車株式会社
GAZOO Racing Company

WRC 第11戦ラリー・ニュージーランド デイ3
22歳の誕生日を迎えたロバンペラが首位に立ち、
ベテランのオジエは総合2位に順位を上げる

10月1日(土)、2022年FIA世界ラリー選手権(WRC)第11戦「ラリー・ニュージーランド」の競技3日目デイ3がオークランドのサービスパークを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組 (GR YARIS Rally1 HYBRID 69号車)が総合1位に、セバスチャン・オジエ/ベンジャミン・ヴェイラス組(1号車)が総合2位に順位を上げました。

なお、首位に立っていたエルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)は、クルマにダメージを負いリタイア。
TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team Next Generationから出場の勝田貴元は、コースオフによりリタイアとなりました。

ラリー・ニュージーランドのデイ3は、サービスパークの北側エリアで3本のステージを各2回走行。全部で6本、合計88.28kmのステージが予定されていましたが、午前中3本目のSS10は、最初の数台がフィニッシュした時点でアクシデントによりキャンセルとなりました。

天気予報通り、土曜日は朝から雨が降り続き、風も強く吹く荒れ模様の天気に。
グラベル(未舗装路)のステージは、全てウェットコンディションとなりました。
土曜日に22歳の誕生日を迎えたロバンペラは、雨で難しいコンディションとなったステ
ージを自信を持って攻め、2本目のSS9でベストタイムを記録。
そのステージで首位のエバンスが総合4位に順位を下げたこともあり、一気に首位に立ちました。
ロバンペラは午後の再走ステージでもSS11、SS12と2ステージ連続でベストタイムをマーク。
総合2位のオジエに29秒差、総合3位のオィット・タナックに46.4秒差を築き、バースデイを締めくくりました。
オジエはベテランらしい安定した走りを続け、SS11で総合2位に順位を上げ、SS12のタイムコントロールに遅着したことで10秒のペナルティを科せられましたが、それでも総合3位のタナックに17.4秒差をつけて総合2位を堅守しました。

エバンスは、デイ2の終了後にライバルがペナルティを科せられたことで、首位でデイ2をスタート。
しかし、SS9でスピンをして土手にぶつかって横転し、クルマのフロントとリヤにダメージを負ってしまいました。
メカニックとしても優れた技術を持つエバンスは、リエゾン(移動区間)でマーティンと共にクルマを自力走行可能な状態まで修理し、オークランドのミッドデイサービスまで戻ってきました。
しかし、ロールケージが僅かに破損していたため、ラリーからリタイアすることになりました。
また、SS11終了時点で総合5位まで順位を上げていた勝田は、SS12でコースオフによりリタイアとなりました。

ヤリ-マティ・ラトバラ (チーム代表)

非常に厳しいコンディションの中、波乱の土曜日となりました。
ニュージーランドのステージは雨が激しく降ってもグリップがそれほど低くならないのですが、グリップに一貫性がないため、ドライバーは判断することが難しいのです。
そのため数名のドライバーがアクシデントに見舞われ、残念ながらエルフィンもその一人となってしまいました。
ロールケージにダメージがあり、それを修復することはできないので、残念ながら、明日再スタートすることはできません。
そのことを除けば、今晩は1-2を達成することができたので、とてもハッピーです。
カッレは今日もトリッキーなコンディションで素晴らしい走りを見せてくれましたし、セブもチャンピオンシップのために重要な仕事をしてくれました。

明日に向けて絶好の順位につけていますが、まだ戦いは終わっていません。
天候がこれ以上良くなることはないと思いますので、ドライビングに100%集中し、いい結果でラリーを終えなくてはなりません。

セバスチャン・オジエ (GR YARIS Rally1 HYBRID 1号車)

今日は本当に難しいコンディションでした。
非常にトリッキーな場所もあったので、一日を最後まで走りきれたことに満足していますし、運転もとても楽しく感じられました。
今日の午後は雨がさらに強くなり、路面が水浸しになりましたが、カッレは今日も素晴らしい仕事をしたと思います。
このようなコンディションで、彼があれほど速く走ったことに感服しました。
今朝、エルフィンが不運に見舞われたので、チームのために自分が最後まで走りきることが重要だと理解しています。
まだ何も決まってはいませんが、明日このままフィニッシュすることができたならば、とても満足できるでしょう。

エルフィン・エバンス (GR YARIS Rally1 HYBRID 33号車)

今朝の最初のステージはすべて順調でしたが、2本目のステージの下り坂のブレーキングでスピードを落としきれず、クルマのリヤの動きをコントロールできなくなってしまいました。
スロットルを踏んで姿勢を立て直すこともできず、イン側の土手に接触してクルマが横転してしまいました。
幸いにも4輪で着地したのでステージを最後まで走りきることができ、外観はあまり良い状態ではありませんでしたが、それでもクルマは驚くほどよく走ってくれました。
冷却系から小さな水漏れがありましたが、それを何とか塞いでサービスまで戻ることができました。
しかし、残念ながらロールケージにダメージが見つかり、リタイアせざるを得なくなりました。

カッレ・ロバンペラ (GR YARIS Rally1 HYBRID 69号車)

本当にトリッキーな一日でしたが、運転はとても楽しく、状況をうまくコントロールできたと思います。
大きなチャレンジでしたが、今日はチャンスだと思いましたし、そのチャンスをうまく生かすことができたと思います。
クルマの仕上がりには満足していたので、良いタイムを出すために懸命にプッシュしました。
その結果、トップに立つことができましたし、ライバルとのタイム差にも満足しています。
明日も、いつもと同じように準備をして戦いに臨みます。
長い一日ではありませんが、まだステージは4本残っていますし、トリッキーなコンディションにもなり得るので、とにかくいい仕事をして、最終的にどのような結果になるのかを待つのみです。

明日のステージ情報

競技最終日となる10月2日(日)のデイ4は、サービスパークの南東エリアで「ウィットフォード・フォレスト-テ・マラウンガ・ワイホ」と「ジャックス・リッジ・ハウヌイ」という2本のステージを、ミッドデイサービスを挟むことなく各2回走行。
そのうち、最終ステージとなるSS17ジャックス・リッジ・ハウヌイ2は、トップ5タイムを記録した選手とマニュファクチャラーにボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されています。
4本のステージの合計距離は31.18km、リエゾン(移動区間)も含めた一日の総走行距離は140.08kmとなります。

|

WRC:Rd.11 ニュージーランドラリーDay3結果(SS.13/17)

N0. Driver Nat. Car Class Time(Dif.)
1 K.ロバンペラ FIN Toyota Yaris Rally1 RC1 2h28'26.3
2 S.オジエール FRA Toyota Yaris Rally1 RC1 -00'29.0
3 O.タナク EST Hyundai i20 Rally1 RC1 -00'46.4
4 T.ニュービレ BEL Hyundai i20 Rally1 RC1 -01'41.4
5 O.ソルベルグ SWE Hyundai i20 N RC1 -03'34.9
6 H.パドン NZL Hyundai i20 N RC2 -08'51.0
7 L.ベルテッリ ITA Ford Puma Rally1 RC1 -09'18.3
8 K.カジェタノヴィッツ POL Skoda Fabia R5 RC2 -10'55.7
9 S.ファン・ジスベルゲン NZL Skoda Fabia R5 RC2 -12'00.4
10 H.ベイテス NZL Skoda Fabia R5 RC2 -15'23.7
11 M.サマーフィールド NZL Mitsubishi Mirage AP5 NAT -16'50.0
12 A.クレマー GER Citoroen C3 RC2 -18'37.6
13 T.ボウデン NZL Ford Fiesta RC2 -19'36.1
14 H.マッケンジー NZL Toyota Yaris AP4 NAT -21'50.9
16 勝田 貴元 JPN Toyota Yaris Rally1 RC1 -22'15.2
    総合 22位まで確認

|

« 2022年9月 | トップページ | 2022年11月 »