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2023年3月

2023/03/20

トヨタ・チーム メキシコラリー第4日目リポート

Toyota Yaris Rally1 (C)Toyota Gazoo Racing
拡大します

2023年3月20日
トヨタ自動車株式会社
GAZOO Racing Company

WRC 第3戦 ラリー・メキシコ デイ4
オジエが今シーズン2勝目でドライバー選手権首位に立つ
エバンスは総合3位、ロバンペラは総合4位でフィニッシュ

3月19日(日)、2023年FIA世界ラリー選手権(WRC)第3戦「ラリー・メキシコ」の最終日デイ4がメキシコ中央高原のレオンを起点に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのセバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ランデ組 (GR YARIS Rally1 HYBRID 17号車)が優勝。
エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)は総合3位で、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組 (69号車)は総合4位でフィニッシュしました。

ラリー最終日となるデイ4は、サービスパークが置かれるレオン周辺の山岳地帯を中心とする4本のステージを走行。
その合計距離は61.53kmでした。最終日も比較的天気は良く、一日を通してドライコンディションでの戦いになりました。

デイ3終了時点で総合2位エバンスに35.8秒差を築いていた首位オジエは、リスクを排した確実性の高い走りを続け、今大会最長となる35.63kmのSS21「オタテス」は3番手タイムでクリア。
続くSS22では4番手タイムとなり、エバンスとの差は22.5秒に縮まりました。
しかし、ボーナスの選手権ポイントがかかる最終のパワーステージ、SS23「エル・ブリンコ」でオジエは今大会5回目となるベストタイムを記録し優勝。
開幕戦ラリー・モンテカルロ、そして今回のラリー・メキシコと2戦2勝を達成しました。
また、ボーナスポイントも最大の5ポイントを獲得した結果、第2戦ラリー・スウェーデンに出場しなかったにも関わらずドライバー選手権でトップに立ち、2番手のティエリー・ヌービル(ヒョンデ)に3ポイントのリードを築きました。
オジエはヤリスWRCで獲得した2020年大会の優勝も含め、これまでに6回ラリー・メキシコを制していましたが、今回の勝利により通算優勝回数を7に更新しました。
なお、先シーズンの最終戦からオジエとコンビを組むランデにとっては、ラリー・メキシコ初出場での優勝になりました。

デイ3で、総合3位のヌービルと僅差の戦いを続けた総合2位のエバンスは、最長ステージのSS21で今大会初のベストタイムを記録。
ただし、サスペンションにダメージを負ってしまい、それをリエゾン(移動区間)で自力で修理して戦いを続けました。
エバンスはヌービルを2.7秒リードした状態で最終ステージに臨みましたが、逆転を許し総合3位でフィニッシュ。
総合2位ヌービルとは0.4秒差でした。

不利な早い出走順により、デイ2で首位オジエに1分近い遅れをとったロバンペラは、デイ3終了時点で総合4位まで順位を挽回しました。
しかし前後のライバルと大きなタイム差がついていたため、ロバンペラは最終日の目標をパワーステージに定め、フルアタックを敢行。
コーナーで走行ラインがワイドになりリヤウイングに大きなダメージを負うも4番手タイムを記録し、総合4位でフィニッシュすると共にボーナスの2ポイントを獲得しました。
しかし、ドライバー選手権ではランキング首位に立ったオジエと4ポイント差の3位に後退しました。

TGR WRCチャレンジプログラムから4台目のGR YARIS Rally1 HYBRIDで出場の勝田貴元/アーロン・ジョンストン組(18号車)は、デイ2でのデイリタイアを経てデイ3で再出走。
デイ4の4本のステージを確実に走りきり、初出場のラリー・メキシコを総合23位で終えました。

豊田 章男 (TGR-WRT会長)

メキシコのラリーは“特に難しい”という想いが我々のチームにはずっと染み付いています。
セブが3年前に優勝してくれましたが、それでも高温高地のメキシコを走る前はエンジントラブルの不安を拭いきれません。
しかし今回、3年ぶりのメキシコでセブとデンソーが、そんな苦手意識を払拭してくれました。
セブ、メキシコ2連覇おめでとう
!ヴァンサンはメキシコ初優勝おめでとう!
ヤリス参戦初年度、われわれが熱対策に苦しむ姿を見て力を貸してくれたのがデンソーのラジエーター部隊でした。
以来、冷却性能の改善を重ね続けてくれています。
今回、GR YARIS Rally1 HYBRIDでの初メキシコでしたが、ドライバーたちはエンジンに不安を抱えることなく走ることができたと思います。
デンソーの皆さんの“冷却魂”のおかげです。ありがとうございました。

エルフィンは今季初のポディウムおめでとう!
最後に順位がひとつ落ちてしまったけど“もう一つのピース”が見つかりそうな走りだったと思います。
エルフィンにとっての“もっといいクルマづくり”をチームみんなで続けていきましょう!

カッレは“ディフェンディングチャンピオンの試練”のようなラリーが続いています。
焦らず、これからもラリーを楽しんでいってください。
貴元も、とにかく焦らず“自分の走り”をしていけば大丈夫!
新城でも見せてくれたようなリラックスした表情を頼みます。

最後に、トヨタメキシコのみんなへ。
メキシコらしい差し入れをありがとう!
ヤリ-マティをはじめ、レスラーのような覆面姿のみんなの姿をSNSで見ました。
あの差し入れでチームがリラックスできたことも勝因のひとつだったかもしれません。
おかげでわれわれの“メキシコへの苦手意識”は完全に払拭されました!

ヤリ-マティ・ラトバラ (チーム代表)

驚くべき結果です。昨年は、このような暑くて路面が荒れているグラベルラリーではペースが上がらず、チームの誰もがここメキシコでどうなるのか確信を持てずにいました。
しかし、このイベントの前に開発エンジニアが行った全ての作業が状況を一変させ、ラリーで勝ち、パワーステージを制することができるクルマになったのです。
本当にうれしいですし、チームを誇りに思います。
最終ステージでは多くの感動があり、セブがステージを制したのは信じられないようなことでした。
エルフィンは最後の最後で少しアンラッキーでしたが、再び表彰台に上れたことは今後に向けて大きな自信になりますし、カッレもチャンピオンシップとポイントのことを考えていい仕事をしたと思います。

カッレ・ロバンペラ (GR YARIS Rally1 HYBRID 69号車)

自分たちにとっては、簡単な週末ではありませんでした。
金曜日に早い出走順で走行した時に勝機を失い、その後はひたすら後方で戦っていました。
パワーステージではできるだけ多くのボーナスポイントを獲得しようとハードに攻め、ベストを尽くして走りましたが、コーナーでリヤウイングを失ってしまいました。
それでも、早いスタート順だったにも関わらず総合4位でフィニッシュし、それなりのポイントを獲得できました。
この週末、素晴らしい仕事をしたセブを祝福したいと思います。

エルフィン・エバンス (GR YARIS Rally1 HYBRID 33号車)

最終日はとてもいいスタートを切ることができましたが、残念ながらロングステージの終了間際にサスペンションアームにダメージを負ってしまいました。
リエゾン区間で修理をすることができましたが、最後の2本のステージは少し慎重に走らなければならないと思い、ティエリーを抑えきることができませんでした。
最後は本当に僅差でしたが、少しだけ足りませんでした。
それでも、全体的にはいい週末でした。総合2位につけるスピードがありましたし、長い間立つことができなかった表彰台に復帰できたのはポジティブに思えることです。
そして、グラベルでのクルマのフィーリングにも満足しています。

セバスチャン・オジエ (GR YARIS Rally1 HYBRID 17号車)

本当に素晴らしい週末になり、優勝することができてとても幸せです。
メキシコには、優勝するという明確な目標を持って臨みました。
今回はクルマが素晴らしく、われわれにとっては完璧な週末になり、チームにとっても力強い戦いができた週末でした。
30ポイントを獲得できたのですから、間違いなく完璧な週末だったといえます。
必要に応じて速さを発揮することも、状況を上手くマネージメントをすることもできました。
あのようなタイム差を管理するのは決して簡単なことではありませんでしたし、今日はこの週末で最もタフなステージ群だったと思います。
多少のタイムロスは許容しながらも、集中力を保つことが重要でした。
そして、最後のパワーステージに関しては私が好きなステージでしたし、チームのためにポイントを獲得することも重要だったので、頑張らなければならないと思いました。
記録や数字を残すのはいいことですし、もちろん誇りに思
いますが、自分にとって一番大切なのは優勝することです。

次回のイベント情報

WRC次戦は、4月20日から23日にかけて、クロアチアの首都ザグレブを中心に開催される「クロアチア・ラリー」です。
2021年に初めてWRCとして開催されたこのイベントは、今年で3年目。
路面はターマック(舗装路)となり、ステージは高速なセクションとテクニカルなセクションの両方を含みます。
また、路面の舗装状態が頻繁に変化するためグリップが安定せず、コーナーイン側の未舗装路部分をショートカットする「インカット走行」により、多くの砂利や泥が舗装路の上に掻き出されます。
そのため非常に滑りやすく、難しいラリーとして知られています。

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WRC2:2023年シリーズ・ポイント表(Rd.3/Rd.13)

Wrc_logo

N0. Driver Nat. Car Point
1 O.ソルベルグ SWE Skoda Fabia Evo 43
2 Y.ロッセル FRA Citroen C3 28
3 E.リンドホルム FIN Skoda Fabia R5 28
4 G.グリーンスミス GBR Scoda Fabia RS 26
5 N.グリャジン RUS Scoda Fabia Evo 20
6 O.ベイビー NOR VW Polo GTI R5 19
7 A.フォアマウクス FRA Ford Fiesta Mk2 19
8 B.ブラシア BOL Skoda Fabia Evo 16
9 P.ロペス ESP Hyundai i20 N 15
10 S.パヤリ FIN Skoda Fabia R5 15
11 E.カイス CZE Skoda Fabia Evo 12
12 G.リンナマエ EST Hyundai i20 N 12
13 K.カゼタノビッツ POL Scoda Fabia RS 12
14 M.プロコプ CZE Ford Fiesta Mk2 10
15 C.イングラム GBR Skoda Fabia Evo 8
16 T.スニネン FIN Hundai i20 N 8
17 J.マルチネス MEX Skoda Fabia RS 8
18 G.マンスター LUX Ford Fiesta Mk2 4
19 L.ジョーナ FIN Scoda Fabia R5 4
20 D.クィスト POL Scoda Fabia R5 4
21 S.リフェブレ FRA Citroen C3 R5 3
22 R.ビルベス EST Ford Fiesta Mk2 2
23 E.カストロ PER Skoda Fabia Evo 2
24 F.デレクール FRA Skoda Fabia Evo 1
25 B.ブラシア ESP Skoda Fabia Evo 1

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WRC:2023年シリーズ・ポイント表(Rd.3/Rd.13)

Wrc_logo

N0. Driver Nat. Car Point
1 S.オジエール FRA Toyota Yaris Rally1 56
2 T.ニュービレ BEL Hyundai i20 Rally1 53
3 K.ロバンペラ FIN Toyota Yaris Rally1 52
4 O.タナク EST Ford Puma Rally1 47
5 E.エヴァンス GBR Toyota Yaris Rally1 44
6 C.ブリーン IRL Hyundai i20 Rally1 19
7 D.ソルド ESP Hyundai 120 Rally1 17
8 E.ラッピ FIN Hyundai i20 Rally1 15
9 勝田 貴元 JPN Toyota Yaris Rally1 8
10 J-P.ルーベ FRA Ford Puma Rally1 8
11 G.グリーンスミス GBR Scoda Fabia RS 8
12 O.ソルベルグ SWE Skoda Fabia Evo 8
13 E.リンドホルム FIN Skoda Fabia RS 6
14 Y.ロッセル FRA Citroen C3 2
15 O.ベイビー NOR VW Polo GTI R5 2
16 N.グリャジン RUS Scoda Fabia Evo 1
17 S.パヤリ FIN Skoda Fabia R5 1
18 K.カゼタノビッツ POL Scoda Fabia RS 1


N0. Manufactures Point
1 トヨタ・ガズー・レーシング・WRT 127
2 ヒュンダイ・シェル・モビス・WRT 100
3 M-スポーツ・フォード・WRT 73

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WRC:Rd.3:メキシコラリーDay4結果(最終:SS.23)

N0. Driver Nat. Car Class Time(Dif.)
1 S.オジエール FRA Toyota Yaris Rally1 RC1 3h16'09.4
2 T.ニュービレ BEL Hyundai i20 Rally1 RC1 -00'27.5
3 E.エヴァンス GBR Toyota Yaris Rally1 RC1 -00'27.9
4 K.ロバンペラ FIN Toyota Yaris Rally1 RC1 -01'55.3
5 D.ソルド ESP Hyundai 120 Rally1 RC1 -02'58.8
6 G.グリーンスミス GBR Scoda Fabia RS RC2 -12'31.5
7 E.リンドホルム FIN Skoda Fabia RS RC2 -13'04.4
8 O.ソルベルグ SWE Skoda Fabia RS RC2 -13'37.7
9 O.タナク EST Ford Puma Rally1 RC1 -15'19.6
10 K.カゼタノビッツ POL Scoda Fabia RS RC2 -15'56.6
11 M.プロコプ CZE Ford Fiesta Mk2 RC2 -18'56.1
12 C.サラス MEX Skoda Fabia RS RC2 -24'03.0
13 R.コルデロ MEX Citroen C3 RC2 -25'08.2
14 J.マルチネス MEX Skoda Fabia RS RC2 -28'06.9
15 D.ドミンゲス MEX Ford Fiesta Rally3 RC3 -30'24.8
16 A.フォアマウクス FRA Ford Fiesta Mk2 RC2 -30'53.1
23 勝田 貴元 JPN Toyota Yaris Rally1 RC1 -1h04'34.5
25 J.セルデルディス GRE Ford Puma Rally1 RC1 -1h34'55.6
26 J-P.ルーベ FRA Ford Puma Rally1 RC1 -1h54'02.0
    総合 28位まで確認

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2023/03/19

トヨタ・チーム メキシコラリー第3日目リポート

Toyota Yaris Rally1 (C)Toyota Gazoo Racing
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2023年3月19日
トヨタ自動車株式会社
GAZOO Racing Company

WRC 第3戦 ラリー・メキシコ デイ3
オジエが首位に立ち、エバンスは総合2位に、
ロバンペラは総合4位に順位を上げる

3月18日(土)、2023年FIA世界ラリー選手権(WRC)第3戦「ラリー・メキシコ」の競技3日目デイ3がメキシコ中央高原のレオンを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのセバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ランデ組 (GR YARIS Rally1 HYBRID 17号車)が総合1位に、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)が総合2位に、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組 (69号車)が総合4位に順位を上げました。
また、前日デイリタイアを喫した、TGR WRCチャレンジプログラムから4台目のGR YARIS Rally1 HYBRIDで出場の勝田貴元/アーロン・ジョンストン組(18号車)は、再出走を果たし、総合25位につけています。

競技3日目となるデイ3は、レオン近郊に広がるシエラ・デ・ロボス山脈を中心に9本、合計126.86kmのステージを走行する予定でしたが、そのうちSS11の再走ステージであるSS15はキャンセルとなりました。
前日に続き路面はドライコンディションとなり、標高の高いエリアでのステージが続きました。

前日、首位エサペッカ・ラッピ(ヒョンデ)に5.3秒差の総合2位につけたオジエは、オープニングのSS11でベストタイムを記録。
そのステージでラッピがアクシデントに見舞われたため、彼らふたりの素晴らしい戦いは残念ながら終了し、オジエが首位に立ちました。
オジエはその後も速いペースを維持し、午後のSS16では2番手に8.1秒差をつけるベストタイムを記録。首位の座を一日の最後まで守りました。
デイ2で総合3位につけたエバンスは、SS11で総合2位にポジションアップ。2番手タイムを3回記録するなど速さを示し、オジエと35.8秒差の総合2位でデイ3を終えました。
また、デイ2では不利な早い出走順だったにも関わらず総合5位につけたロバンペラは、トップ3争いをする選手たちよりは出走順が早く滑りやすい路面コンディションでの走行に。
首位オジエとは1分34.0秒差になりましたが、選手権争いを見据え、できるだけ多くのポイントを獲得すべく明日の最終日に臨みます。

ヤリ-マティ・ラトバラ (チーム代表)

われわれにとって本当にいい一日でした。
ドライバーたちは素晴らしい仕事をしてくれていますし、クルマも好調です。
今朝、エサペッカに起きてしまったことについては、非常に残念に思います。
昨日、彼はとてもいい走りをしていて、セブとエキサイティングなバトルを繰り広げていました。

セブはこのラリーが大好きで、このイベントの主であることを示し、ミスのないクリーンなドライビングで戦い続ける必要があることを理解しています。
なぜなら、このラリーでアグレッシブなアプローチは、必ずしも得策ではないからです。
SS16でのライバルとのタイム差は、最近のWRCではあまり見られないような凄いものでした。
それでも、戦いはまだ終わっていません。明日は非常に長く、難しいオタテスのステージが待ちかまえており、(ティエリー)ヌービルはエルフィンの後ろで激しくプッシュしています。この1-2体制を最後まで守りきり、カッレも多くのポイントを獲得することを願っています。

カッレ・ロバンペラ (GR YARIS Rally1 HYBRID 69号車)

タフな一日でしたが、全体的には悪くありませんでした。
いいペースで走ろうと試み、ドライビングも良かったのですが、1台走るごとに路面のコンディションが良くなっていったので、簡単ではありませんでした。
また、昨日は路面のルースグラベルを掃き飛ばして走る際、グリップを高めるためにソフトタイヤを多く使ったので、今朝はハードタイヤを使わなければならず、理想的ではありませんでした。
前後のライバルとのタイム差が大きくなると、高いスピードを維持し、集中力を保つことが難しくなりますが、午後の何本かのステージではいいペースで走ることができました。
明日は午前中をクリーンに走り、パワーステージに集中したいと思います。

エルフィン・エバンス (GR YARIS Rally1 HYBRID 33号車)

今日はいい走りができましたし、接戦状態が続きました。
もちろんタイム差を縮められるよりも、広げられた方が良かったでしょうが、ティエリーは私より僅かに速く、ほとんどのステージでコンマ数秒差でした。
クルマのフィーリングはとても良く、自信を持って走ることができていますが、接戦は明日も続きます。
既に走っている区間とそうでない区間が混在しているので、タイヤ選択とクルマのセットアップが難しいですが、今夜はしっかり準備をして、順位を守りきれるようにベストを尽くします。

セバスチャン・オジエ (GR YARIS Rally1 HYBRID 17号車)

とても満足できる一日でした。
少し差をつけて首位に立てたのは、もちろん素晴らしいことです。
朝、エサペッカとのバトルが終わってしまってからは、少し違ったアプローチで走りましたが、今日もいい一日になりました。
エサペッカはとてもいい戦いをしていたので残念ですし、気の毒に思います。
しかし、これはラリーという勝負であり、勝つためには3日間をまとめなければなりません。
最初のステージの後は、より安全に走ることを心がけましたが、それでもいくつかのステージでいいタイムを記録しリードを広げることができました。
ただクリーンに走っただけだったので、SS16のタイムには自分でも驚きました。
もしかしたら、タイヤマネージメントが功を奏したのかもしれません。
明日はラリー最長のステージもあり依然難しい一日なので、最後まで気を緩めることはできません。

明日のステージ情報

最終日となる3月19日(日)のデイ4は、4本の異なるステージを走行します。
朝最初のS
S20「ラス・デュナス」は今大会4回目の走行となり、続くSS21「オタテス」は、全長35.63kmの今大会最長となるステージ。
残る2本のSS22「サン・ディエゴ」とSS23「エル・ブリンコ」の大部分は、いずれも土曜日のSS13/17「デッラマデロ」の一部として既に各2回走行しています。
なお、最終のSS23に関しては、トップ5タイムを記録した選手とマニュファクチャラーにボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されています。
4本のステージの合計距離は61.53km、リエゾン(移動区間)も含めた一日の総走行距離は154.01kmとなります。

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WRC:Rd.3:メキシコラリーDay3結果(SS.19/23)

N0. Driver Nat. Car Class Time(Dif.)
1 S.オジエール FRA Toyota Yaris Rally1 RC1 2h35'37.6
2 E.エヴァンス GBR Toyota Yaris Rally1 RC1 -00'35.8
3 T.ニュービレ BEL Hyundai i20 Rally1 RC1 -00'40.1
4 K.ロバンペラ FIN Toyota Yaris Rally1 RC1 -01'34.0
5 D.ソルド ESP Hyundai 120 Rally1 RC1 -02'21.2
6 G.グリーンスミス GBR Scoda Fabia RS RC2 -10'33.4
7 A.フォアマウクス FRA Ford Fiesta Mk2 RC2 -11'05.0
8 E.リンドホルム FIN Skoda Fabia RS RC2 -11'11.0
9 O.ソルベルグ SWE Skoda Fabia RS RC2 -11'52.2
10 K.カゼタノビッツ POL Scoda Fabia RS RC2 -12'54.3
11 O.タナク EST Ford Puma Rally1 RC1 -14'45.5
12 M.プロコプ CZE Ford Fiesta Mk2 RC2 -15'18.6
13 C.サラス MEX Skoda Fabia RS RC2 -18'40.3
16 J.マルチネス MEX Skoda Fabia RS RC2 -24'50.6
25 勝田 貴元 JPN Toyota Yaris Rally1 RC1 -1h02'49.8
26 J.セルデルディス GRE Ford Puma Rally1 RC1 -1h29'41.5
    総合 29位まで確認

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2023/03/18

トヨタ・チーム メキシコラリー第2日目リポート

Toyota Yaris Rally1 (C)Toyota Gazoo Racing
拡大します

2023年3月18日
トヨタ自動車株式会社
GAZOO Racing Company

WRC 第3戦 ラリー・メキシコ デイ2
山岳地帯でのグラベルステージがスタート
オジエが総合2位に、エバンスが総合3位につける

3月17日(木)、2023年FIA世界ラリー選手権(WRC)第3戦「ラリー・メキシコ」の競技2日目デイ3がメキシコ中央高原のレオンを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのセバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ランデ組 (GR YARIS Rally1 HYBRID 17号車)が総合2位に、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)が総合3位に、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組 (GR YARIS Rally1 HYBRID 69号車)が総合5位につけました。
また、TGR WRCチャレンジプログラムにより4台目のGR YARIS Rally1 HYBRIDで出場の勝田貴元/アーロン・ジョンストン組(18号車)は、コースオフによりデイリタイアとなりました。

前日、木曜日の夜に古都グアナファト市街地での2本のスーパーSSで始まったラリー・メキシコは、金曜日の朝から山岳地帯で本格的な戦いがスタート。
距離が短い2本のスーパーSSを含む、8本合計122.14kmのステージが行なわれました。

金曜日は朝から天気が良く、気温は摂氏30度前後まで上昇し、グラベルステージの路面はドライ。
そのため出走順が早いドライバーたちにとっては不利な路面コンディションになりました。
また、山岳ステージは全体的に標高が高く、特にSS4/7「オルテガ」は標高2700メートルを越える地点も走行するなど、今シーズンのWRCで最も高い地点を走るステージでした。

このラリーで過去に6回優勝しているオジエは、1本目のSS3で2番手タイムを、SS4のオルテガではベストタイムを記録。
首位に立ったエサペッカ・ラッピ(ヒョンデ)と激しいトップ争いを展開しました。
オジエは午後のオルテガの再走ステージでもベストタイムを刻むなど、一日を通して好調を保ち、ラッピと5.3秒差の総合2位でフルデイ初日を終えました。

エバンスはオープニングのSS3で総合4位に、SS4で総合3位に順位を上げ、その後も安定した走りで順位を堅持。
首位とは30.1秒差、総合4位のティエリー・ヌービル(ヒョンデ)には9.7秒差をつけています。
ドライバー選手権2位のロバンペラは、早い出走順により路面の「ルースグラベル」を掃き飛ばしながら走行することになりタイムロス。

さらに、出走順トップのクルマがトラブルでスローダウンしたため、多くのステージでルースグラベルを掃き飛ばしながら走らなくてはなりませんでした。
それでも6番手前後のタイムで走り続け、総合5位でタフな一日を走破しました。

なお、今回がラリー・メキシコ初出場だった勝田は、未知なるメキシコの道を学びながら走っていましたが、SS5でスピンによりコースオフ。
デイリタイアになりましたが、クルマを修理し、デイ3での再出走を予定しています。

ヤリ-マティ・ラトバラ (チーム代表)

全体的にはポジティブな金曜日でした。
ラリー・メキシコはクルマにとっても、ドライバーにとっても常に大きなチャレンジなので、今日もリタイアやトラブルに見舞われたクルマがありましましたが、このラリーではよくあることです。
しかし、われわれのクルマは信頼性が高く、ペースも非常に良かったです。
セブはここでもう一度勝ちたいという気持ちが強く、力強いスタートを切りましたが、今日はエサペッカもとてもいい走りをしました。
彼らはとても素晴らしい戦いをしたと思います。
われわれは総合3位にエルフィン、総合5位にカッレがつけているので明日も期待を持てますが、間違いなく誰にとっても大変な一日になるでしょう。

カッレ・ロバンペラ (GR YARIS Rally1 HYBRID 69号車)

出走順を考えれば、今日は悪い一日ではなかったと思います。
自分ができることは全てやれたと思いますし、ベストを尽くしたつもりです。
早い出走順でしたがタイムロスはほぼ予想通りでした。
今朝の最初の2本のステージは、路面のルースグラベルをクリーニングしながら走ったにも関わらず、予想よりもいいタイムでした。
しかし、3本目のステージではハイブリッドブーストが使えなかったため、少し多くタイムを失ってしまいました。
午後もまだ路面をクリーニングしながら走りましたが、上手く対処することができたと思います。
明日は今日よりもいい出走順で走ることができる筈なので、朝からペースを上げて行かなければなりません。

エルフィン・エバンス (GR YARIS Rally1 HYBRID 33号車)

全体的にポジティブな一日でした。
もう少し速く走ることができたと思いますが、メキシコはクルマとタイヤに気を使わなけらばならないラリーです。
ですから、少し慎重になり過ぎた場面もありましたが、クルマのフィーリングはとても良かったです。
今日の午後は何度か路面に大きな石がいくつかあって驚き、そこでタイムを失ってしまったので、明日はそのあたりを改善したいと思います。
今のところ表彰台圏内につけていますが、まだ先は長いですし、明日はとても重要な一日になるでしょう。

セバスチャン・オジエ (GR YARIS Rally1 HYBRID 17号車)

いい一日でしたし、今夜の順位には満足しています。
これ以上の結果を得るためには、大きなリスクを冒す必要がありましたが、それはこのラリーを戦う上で好ましいアプローチではないので、自分としては満足しています。
エサペッカの今日の走りは素晴らしく、ラリーをリードしているので、われわれはまだやるべきことがありますし、もう少しスピードを上げるために今晩は分析を進める必要があります。
タイム差は少なく、明日のステージは特徴も路面のグリップも今日とは異なるので、どのような戦いになるのか楽しみです。

明日のステージ情報

競技3日目となる3月18日(土)のデイ3は、レオン近郊に広がるシエラ・デ・ロボス山脈が戦いの主舞台となり、3本のステージを午前と午後で各2回走行。
各3本のステージの後には、前日にSS9として行なわれたスーパーSS「ラス・デュナス」を、SSS14とSSS18して走ります。
さらに、一日の最後にはレオンの市街地で1.3kmのスーパーSSが行われます。
9本のSSの合計距離は126.86km、リエゾン(移動区間)も含めた一日の総走行距離は288.54kmとなります。

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WRC:Rd.3:メキシコラリーDay2結果(SS.10/23)

N0. Driver Nat. Car Class Time(Dif.)
1 E.ラッピ FIN Hyundai i20 Rally1 RC1 1h25'12.0
2 S.オジエール FRA Toyota Yaris Rally1 RC1 -00'05.3
3 E.エヴァンス GBR Toyota Yaris Rally1 RC1 -00'30.1
4 T.ニュービレ BEL Hyundai i20 Rally1 RC1 -00'39.8
5 K.ロバンペラ FIN Toyota Yaris Rally1 RC1 -00'59.7
6 D.ソルド ESP Hyundai 120 Rally1 RC1 -01'27.2
7 G.グリーンスミス GBR Scoda Fabia RS RC2 -03'50.1
8 A.フォアマウクス FRA Ford Fiesta Mk2 RC2 -03'58.6
9 E.リンドホルム FIN Skoda Fabia RS RC2 -04'16.5
10 K.カゼタノビッツ POL Scoda Fabia RS RC2 -04'53.1
11 O.ソルベルグ SWE Skoda Fabia RS RC2 -05'31.3
12 J.マルチネス MEX Skoda Fabia RS RC2 -06'29.4
13 M.プロコプ CZE Ford Fiesta Mk2 RC2 -07'06.7
14 C.サラス MEX Skoda Fabia RS RC2 -08'43.4
18 O.タナク EST Ford Puma Rally1 RC1 -14'15.0
    総合 24位まで確認

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トヨタ・チーム メキシコラリー第1日目リポート

Toyota Yaris Rally1 (C)Toyota Gazoo Racing
拡大します

2023年3月17日
トヨタ自動車株式会社
GAZOO Racing Company

WRC 第3戦 ラリー・メキシコ デイ1
3年ぶり開催のラリー・メキシコが開幕
ロバンペラが総合2位につける

3月16日(木)、2023年FIA世界ラリー選手権(WRC)第3戦「ラリー・メキシコ」が開幕。
メキシコのグアナファト市街地で2本のスーパーSSが行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組 (GR YARIS Rally1 HYBRID 69号車)が総合2位に、セバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ランデ組(17号車)が総合4位に、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)が総合6位につけました。
また、TGR WRCチャレンジプログラムにより4台目のGR YARIS Rally1 HYBRIDで出場の勝田貴元/アーロン・ジョンストン組(18号車)は、総合9位で初日を走り終えました。

3年ぶりにWRCのカレンダーに復帰したラリー・メキシコは、今シーズン最初のグラベル(未舗装路)イベントであり、ハイブリッド車両であるRally1 HYBRIDが初めて挑むラリーです。
メキシコは気温が非常に高く、標高も高いため、新しいクルマにとっては未知のチャレンジとなり、一部が荒れている路面もクルマとタイヤにとっては難敵です。

木曜日は、まず午前中にサービスパークが置かれるレオンから約20km離れた山岳エリアでシェイクダウンが行なわれました。
WRCではヨーロッパ圏外でのテストが禁じられているため、標高2000mを越えるメキシコの道をGR YARIS Rally1 HYBRIDが走る初めての機会となり、貴重なテストと最終調整の場となりました。

全長5.52kmのシェイクダウンではロバンペラが、エサペッカ・ラッピとベストタイムを分け合い、オジエは3番手タイム、エバンスは5番手タイムでした。
その後、選手たちは色鮮やかな建物が街を覆いつくすグアナファトへと向かい、華やかな雰囲気のセレモニアルスタートに続き、夜8時過ぎから全長1.12kmのスーパーSS「ストリートステージGTO」を2本走行。
その昔、銀鉱のために掘られた市街地の地下道が舞台となるこの名物ステージは、滑りやすい石畳の路面を走行する非常にトリッキーなステージとして知られていますが、ロバンペラは2本連続で2番手タイムを記録。
首位と僅か1.7秒差の総合2位といいスタートを切りました。

また、オジエは総合4位のティエリー・ヌービルと同タイムで並び、エバンスは総合6位で競技初日を走破。
総合9位の勝田も含め、チームの全ドライバーが順調にデイ1を走りきりました。

ヤリ-マティ・ラトバラ (チーム代表)

メキシコに戻り、特にグアナファトでラリーのオープニングナイトに参加できたのは素晴らしいことです。
メキシコは毎回カーニバルのような雰囲気で、大勢の人たちが応援してくれて、このスポーツに対する情熱を共有してくれるので素晴らしいです。

しかし、ドライバーたちにとっては、タイヤが冷えている状態でスタートし、トンネルに入っていくことになるため、ラリーがこのステージから始まるのは簡単なことではありません。
それでも、れわわれのドライバーたちは全員何も問題なく走り抜けました。
午前中のシェイクダウンは上手くいき、ドライバーたちはいいフィーリングを掴んだので、タイムは期待が持てるものでした。
チームはこのようなコンディションを想定したテストを行なってきましたが、前に進むことができたと思うので、この週末に向けていいフィーリングを感じています。

カッレ・ロバンペラ (GR YARIS Rally1 HYBRID 69号車)

グアナファトからこのラリーが始まるのは特別な感覚です。
多くのファンの皆さんが集まり、常にクレイジーな雰囲気に包まれています。
このステージでラリーが始まるのは簡単なことではありませんが、良いタイムを出して乗りきり、楽しもうとしました。
メキシコのような滑りやすいグラベル路面のラリーに戻るのは常に大きなチャレンジなので、今朝のシェイクダウンは非常に重要でしたが、クルマの開発は正しい方向に進んでいるようなので、今朝はかなりいい感触を得ることができました。
それでも、金曜日は自分たちの前にラインが1本しか刻まれないので、きっと大変だと思います。
土曜日からの戦いに加わるためには、金曜日に頑張っていい位置につける必要があります。

エルフィン・エバンス (GR YARIS Rally1 HYBRID 33号車)

メキシコのセレモニアルスタートは、数あるラリーの中でも最高の雰囲気です。
直後に走るステージは決して運転しやすいとは言えませんが、非常にエキサイティングな雰囲気なので、楽しむしかありませんでした。
このラリーと独特なチャレンジが恋しかったので、再び戻ってくることができてうれしいです。
シェイクダウンは非常にトリッキーでしたが、クルマの感触を確かめることができましたし、すべてが予想通りだったので、明日の朝からの本格的なラリーの始まりに向けて、準備は整っています。

セバスチャン・オジエ (GR YARIS Rally1 HYBRID 17号車)

メキシコに戻ってくることができてうれしいです。
本当に楽しいラリーですし、色彩豊かなグアナファトの街でのスタートは素晴らしい雰囲気です。
ただし、石畳はとても滑りやすいので、いきなり集中力を高めなくてはならず、ラリーのスタートとしては簡単なものではありませんでした。
このようなグラベル路面でのラリーにはしばらく出場していなかったので、今朝のシェイクダウンはとても重要でしたが、何キロか走ってクルマに慣れることができたので良かったです。
とても順調に進んだので、ラリー本番に備えることができたと思います。

明日のステージ情報

競技2日目となる3月17日(金)のデイ2は、グアナファトの周辺に広がる山岳地帯が舞台となり、3本のステージを各2回走ります。
そのうち全長29.07kmのSS3/6「エル・チョコラテ」はラリー・メキシコを代表するステージのひとつで、デイ2最長のステージでもあります。
6本のステージを走り終えた後は、新ステージのSSS9「ラス・デュナス」、そしてレオンでのSSS10と、2本の距離が短いスーパーSSを走行します。
8本のSSの合計距離は122.14km、リエゾン(移動区間)も含めた一日の総走行距離は381.29kmとなります。

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2023/03/17

WRC:Rd.3:メキシコラリーDay1結果(SS.2/23)

N0. Driver Nat. Car Class Time(Dif.)
1 O.タナク EST Ford Puma Rally1 RC1 0h01'54.2
2 K.ロバンペラ FIN Toyota Yaris Rally1 RC1 -00'01.7
3 E.ラッピ FIN Hyundai i20 Rally1 RC1 -00'02.2
4 T.ニュービレ BEL Hyundai i20 Rally1 RC1 -00'02.8
5 S.オジエール FRA Toyota Yaris Rally1 RC1 -00'02.8
6 E.エヴァンス GBR Toyota Yaris Rally1 RC1 -00'03.3
7 D.ソルド ESP Hyundai 120 Rally1 RC1 -00'03.4
8 J-P.ルーベ FRA Ford Puma Rally1 RC1 -00'03.7
9 勝田 貴元 JPN Toyota Yaris Rally1 RC1 -00'04.1
10 E.リンドホルム FIN Skoda Fabia RS RC2 -00'06.1
11 N.グリャジン RUS Scoda Fabia RS RC2 -00'07.7
12 G.グリーンスミス GBR Scoda Fabia RS RC2 -00'08.0
13 K.カゼタノビッツ POL Scoda Fabia RS RC2 -00'08.7
14 O.ソルベルグ SWE Skoda Fabia RS RC2 -00'10.8
17 J.セルデルディス GRE Ford Puma Rally1 RC1 -00'12.9
    総合 31位まで確認

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