2019/03/11

トヨタ・チーム 第4日目リポート

Toyota Yaris WRC (C)Toyota Gazoo Racing
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WRC 第3戦 ラリー・メキシコ デイ4
タナックが総合2位でドライバー選手権首位を堅持
チームもマニュファクチャラー選手権1位の座を守る

3月10日(日)、2019年FIA世界ラリー選手権(WRC)第3戦ラリー・メキシコの最終日となる競技4日目、デイ4がレオンを中心に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC 8号車)が総合2位で、クリス・ミーク/セブ・マーシャル組(5号車)が総合5位で、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(10号車)が総合8位でフィニッシュ。
ヤリスWRCは、これまで苦手としてきたラリー・メキシコで全車が完走し、初のポディウムフィニッシュを達成しました。

ラリー・メキシコのデイ4は、サービスパークを中心に3本、計60.17kmのSSが行なわれました。
最終日も天気は良く路面コンディションはドライでした。
デイ3で総合3位に浮上したタナックは、最初のSS19でベストタイムを記録し、総合2位にポジションアップ。続くSS20でもベストタイムを刻み、総合3位の選手に対するリードをさらに広げました。
最終のパワーステージはパンクにより攻め切れず、ボーナスポイントは得られませんでしたが、それでも総合2位でフィニッシュをしました。
総合2位に入ったことにより、タナックとヤルヴェオヤはドライバーおよびコ・ドライバー選手権首位の座を堅持。
再び選手権リーダーとして、次戦のツール・ド・コルス(フランス)に臨みます。
なお、ヤリスWRCはラリー・メキシコ3回目の挑戦で、初の表彰台フィニッシュを果たしました。

デイ3最初のステージで首位に立つも、その後パンクで総合5位に後退したミークは、前後の選手とのタイム差が大きく開いていたため、デイ4ではボーナスの選手権ポイントがかかる最終のパワーステージに注力。
最初の2本のSSではタイヤを温存して走り、パワーステージに臨みました。
残念ながら僅か0.1秒差でベストタイムは逃しましたが、セカンドベストタイムによりボーナスの4ポイントを獲得。
また、マニュファクチャラーポイントにも貢献し、チームはマニュファクチャラー選手権トップの座を守りました。

デイ2での電気系トラブルによるデイリタイアを経て、デイ3で再出走したラトバラは、デイ3で総合8位まで順位を回復。
デイ4では2本目のSSで総合7位にポジションを上げましたが、フロント部を石にヒットして破損。
最終SSを前に、ラトバラとコ・ドライバーのアンティラは、サンプガードの修理を行ないタイムをロスしましたが、それでも総合8位でフィニッシュしました。

トミ・マキネン(チーム代表)

ドライバーにとっても、エンジニアにとっても、そしてメカニックにとっても、非常に厳しいラリーでしたが、過去2年間と比べると我々のクルマは大きく進化しました。
冷却系に問題は起こらず、高いパフォーマンスも発揮できました。

オィットは初めて選手権リーダーとなり、1番手スタートを初めて経験しましたが、冷静に対応し、素晴らしい走りをしました。
彼が置かれた状況を考えると、総合2位は最高の結果だと思います。

クリスとヤリ-マティはアンラッキーな面もありましたが、最後まで戦い続け、選手権争いにおいて重要なポイントを獲得してくれました。

オィット・タナック (ヤリスWRC 8号車)

良い週末でした。 このラリーはクルマにとっても、タイヤにとっても、そしてクルマの中で戦うドライバーにとっても、非常に過酷なイベントでした。
しかしわれわれは上手くやったと思いますし、ミスをすることも、問題に遭うこともなく走り切れてうれしく思います。
われわれの強さを示すことができたのではないでしょうか。

パワーステージではパンクをしてしまったので、何もできませんでしたが、最初の2本のステージは上手く走れ、2位に順位を上げることができました。
開幕3戦で3回表彰台に立つなど、ここまで良いシーズン序盤戦を過ごしていますので、引き続きこの良い流れを保ちたいと思います。

ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 10号車)

4ポイントを獲得するために、これほど頑張って戦ったのは初めてです。
デイ4の2本目のステージ終盤に、路面の根石にクルマが当たってしまい、サンプガードにダメージを負いました。
もしかしたら走り続けられないかもしれないとも思いましたが、どうしても諦められませんでした。
何とかサンプガードを応急処置できましたが、パワーステージでは攻められませんでしたし、タイムコントロールに遅着した結果ペナルティを受け、4秒差で総合7位の座を失いました。
しかし、フィニッシュすることができて良かったと思います。
この週末は本当にいろいろなことが起きたので、次のラリーは平穏無事であることを願っています。

クリス・ミーク (ヤリスWRC 5号車)

総合5位はほぼ確実という状況でデイ4をスタートしたので、その順位を守りつつ、パワーステージを全開で攻めることにしました。
最初の2本のステージではタイヤを守って走りましたが、それは正しい戦略だったと思います。
そしてパワーステージでは、総合5位でフィニッシュすることを最優先しながらも、思い切りアタックしました。
デイ3ではラリーをリードしながらもパンクで遅れるなどタフなラリーになりましたが、14ポイントを獲得できたのでポジティブな結果だといえるでしょう。
チームにとって、そしてマニュファクチャラー選手権にとって、本当に価値のあるラリーになったと思います。

次回のイベント情報

WRC次戦は、3月28日(木)から31日(日)にかけて、フランスのコルシカ島で開催される第4戦ツール・ド・コルスです。
シーズン最初のフルターマック(舗装路)ラリーであるツール・ド・コルスは、島の東部バスティアのサービスパークを中心に、島の広い範囲でSSが行われます。
険しい山岳地帯を舞台とするステージは全体的に非常にツイスティで、岩壁や崖が道のすぐ近くに迫り、路面コンディションも刻々と変わるため、ミスのない精度の高いドライビングが求められます。

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WRC2:2019年シリーズ・ポイント表(Rd.3/14)

Wrc_logo

N0. Driver Nat. Car Point
1 G.グリーンスミス GBR Ford Fiesta R5 40
2 L.ピエニアゼク POL Ford Fiesta R5 37
3 K.ロバンペラ FIN Skoda Fabia R5 36
4 M.エストベルグ NOR Citroen C3 R5 25

    同ポイントの順位はFIAによる

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WRC:2019年シリーズ・ポイント表(Rd.3/14)

Wrc_logo

N0. Driver Nat. Car Point
1 O.タナク EST Toyota Yaris WRC 65
2 S.オジエール FRA Citroen C3 WRC 61
3 T.ニュービレ BEL Hyundai i20 WRC 55
4 K.ミーケ GBR Toyota Yaris WRC 35
5 E.エヴァンス GBR Ford Fiesta WRC 28
6 E.ラッピ FIN Citroen C3 WRC 20
7 S.ロウブ FRA Hyundai i20 WRC 18
8 J-M.ラトバラ FIN Toyota Yaris WRC 14
9 A.ミケルセン NOR Hyundai i20 WRC 12
10 B.グェッラ MEX Ford Fiesta R5 8
11 G.グリーンスミス GBR Ford Fiesta R5 6
12 R.ブジャリル MEX Skoda Fabia R5 6
13 D.ソルド ESP Hyundai i20 WRC 4
14 P.ティデマンド SWE Ford Fiesta WRC 4
15 Y.ボナート FRA Citroen C3 R5 4
16 S.サラザン FRA Hyundai i20 R5 2
17 O.ベイビー NOR Volkswagen Polo R5 2
18 T.スニネン FIN Ford Fiesta WRC 1
19 A.フォアマウル FRA Ford Fiesta R5 1
20 J.トゥヒノ FIN Ford Fiesta WRC 1
21 R.ブジャリル MEX Skoda Fabia R5 1


N0. Manufactures Point
1 トヨタ・ガズー・レーシング・WRT 86
2 シトロエン・トタル・WRT 78
3 ヒュンダイ・シェル・モビス・WRT 77
4 M-スポーツ・フォード・WRT 45

    同ポイントの順位はFIAによる

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WRC:Rd.3 メキシコラリーDay4結果(最終:SS.21)

N0. Driver Nat. Car Class Time(Dif.)
1 S.オジエール FRA Citroen C3 WRC RC1 3h37'08.0
2 O.タナク EST Toyota Yaris WRC RC1 -00'30.2
3 E.エヴァンス GBR Ford Fiesta WRC RC1 -00'49.9
4 T.ニュービレ BEL Hyundai i20 WRC RC1 -01'27.0
5 K.ミーケ GBR Toyota Yaris WRC RC1 -06'06.2
6 B.グェッラ MEX Ford Fiesta R5 RC2 -15'35.5
7 M.ウィルキンソン BOL Ford Fiesta R5 RC2 -18'51.5
8 J-M.ラトバラ FIN Toyota Yaris WRC RC1 -18'55.9
9 D.ソルド ESP Hyundai i20 WRC RC1 -22'44.1
10 R.ブジャリル MEX Skoda Fabia R5 RC2 -26'21.7
11 A.ミケルセン NOR Hyundai i20 WRC RC1 -36'35.1
12 L.ピエニアゼク POL Ford Fiesta R5 RC2 -45'23.1
13 A.ヘラー MEX Ford Fiesta R5 RC2 -52'42.2
14 E.ラッピ FIN Citroen C3 WRC RC1 -1h03'40.5

    総合 16位まで確認

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2019/03/10

トヨタ・チーム 第3日目リポート

Toyota Yaris WRC (C)Toyota Gazoo Racing
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WRC 第3戦 ラリー・メキシコ デイ3
タナックが総合3位にポジションアップ
ヤリスWRCは5本のベストタイムを刻む

3月9日(土)、2019年FIA世界ラリー選手権(WRC)第3戦ラリー・メキシコの競技3日目デイ3がレオンを中心に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC 8号車)が総合3位に浮上。
クリス・ミーク/セブ・マーシャル組(5号車)が総合5位に、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(10号車)が総合8位につけました。

ラリー・メキシコのデイ3は、サービスパークを中心に9本、計138.37kmのSSが行なわれました。
天気は前日に続き晴れ。気温は30度前後に達し、グラベル(未舗装路)路面は全体的にドライコンディションとなりました。

デイ2で総合4位に順位を上げたタナックは、1番手スタートだったデイ2よりもやや後方の4番手でSSをスタート。
SS11ではミークのパンクによる後退もあり、総合3位に順位を上げました。
午後のステージでタナックは2本のベストタイムを記録し、午後のステージが始まった時点で22.4秒あった総合2位の選手との差を、2.2秒に縮めて長い1日を終えました。

ミークは、デイ3最初のSS10でベストタイムを記録し、首位に立ちました。
しかし、続くSS11でパンクにより約1分半を失い総合5位に順位を落としました。
さらに、SS12では、パンクの際に負ったサスペンションのダメージによりスロー走行を余儀なくされました。
それでも依然、ドライバーおよびコ・ドライバー選手権と、マニュファクチャラー選手権で多くのポイントを獲得可能なポジションにつけています。

金曜日のデイリタイアから、ラリー2規定に基づき再出走を果たしたラトバラは、午前中に2本のベストタイムを記録し、総合12位から総合8位に順位を回復。
総合7位も狙えるタイム差で、デイ3を終えました。
なお、ヤリスWRCはデイ2の6本のグラベルステージで、3人のドライバーが計5本のベストタイムを記録するなど、タフな路面で高いパフォーマンスとスピードを発揮しました。

トミ・マキネン(チーム代表)

オィットは今日本当に良い仕事をしました。
彼自身とクルマのパフォーマンスをきちんと発揮し、2位争いを続けました。
明日の最終日でもまた、ベストを尽くしてくれると確信しています。
明日はまだSSが60kmも残っており、このような厳しいコンディションではいかなることも起り得ます。
今日、クルマは3台とも速く信頼性も確保できていました。
クリスは最初のSSでトップに立ちましたが、次のSSは路面がかなりラフで多くの石が転がっており、運悪くパンクをしてしまいました。
それでもまだ、ポイントを獲得できる順位につけています。
ヤリ-マティは、良い出走順を活かしてベストタイムを何本か刻みました、昨日のような出来事があっただけに、とても重要なことだと思います

オィット・タナック (ヤリスWRC 8号車)

良い1日になりました。
午前中のステージでは、依然かなり多くのルーズグラベルが残っていましたが、クリーンな走りで上手くまとめられました。
午後は戦えるチャンスがあり、タイムを少し取り戻すことができました。
路面コンディションは絶え間なく変わり、タイヤがどれくらいグリップするのか予測不可能だったので、なかなか簡単には行きませんでした。
明日は、きっと興味深い展開になるでしょう。
いくつか明るい材料があるので、とても楽しみです。

ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 10号車)

全体的には満足できる1日でした。

昨日と比べると、パフォーマンスもかなり良かったと思います。
クルマに少し変更を加えたのですが、それが奏功し、特に低速コーナーで効果がありました。
今日のわれわれの合計ステージタイムは首位の選手に近かったので、満足するべきでしょう。
総合8位まで順位を回復しましたが、明日も今日と同じようなスピードで走れたならば、総合7位も十分可能だと思います。
また、選手権にとって重要となる、パワーステージでのポイント獲得も狙っていきます。

クリス・ミーク (ヤリスWRC 5号車)

今朝の最初のステージでは素晴らしいスピードがあり、首位に立つなど存分に楽しめま
した。
残念ながら次のステージではパンクをしてしまいましたが、タイヤを交換せずそのまま走り続けることにしました。
タイムを考えると正しい判断だったと思いますが、結果的にリヤサスペンションにダメージを負い、その次のステージで大きな影響が出てしまいました。
総合5位に落ちて戦うことができない状況に失望していますが、チームのために順位を守って結果を残し、ポイントを獲得するのは重要な任務であると理解しています。

明日のステージ情報

競技4日目、ラリー最終日となる10日(日)のデイ4は、サービスパークの東側エリアで3本のグラベルステージが行なわれます。
SS19「アルファロ」、SS20「メサ・クアタ」は、いずれもデイ3までに走行した他のステージと多くの部分が重なっています。
また、SS7の再走ステージであるSS21「ラス・ミナス」は、トップ5タイムを記録した選手にボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されています。
3本のSSの合計距離は60.17km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は181.98kmとなります。

注目のステージ:SS21 ラス・ミナス パワーステージ 全長10.72km
ミーカ・アンティラ(ヤリスWRC 10号車 コ・ドライバー)

パワーステージの序盤は、テクニカルでスローな道が続きます。
しかし、スタート地点が現在よりも手前で、全長が長かった時代はさらに低速なコースでした。
テクニカルなセクションが終了すると、幅が広い大きな道に出ます。
そして最後は、村へと続く石畳の道を走りステージはフィニッシュを迎えます。

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WRC:Rd.3 メキシコラリーDay3結果(SS.18)

N0. Driver Nat. Car Class Time(Dif.)
1 S.オジエール FRA Citroen C3 WRC RC1 2h57'21.4
2 E.エヴァンス GBR Ford Fiesta WRC RC1 -00'27.0
3 O.タナク EST Toyota Yaris WRC RC1 -00'29.2
4 T.ニュービレ BEL Hyundai i20 WRC RC1 -01'15.7
5 K.ミーケ GBR Toyota Yaris WRC RC1 -04'37.1
6 B.グェッラ MEX Ford Fiesta R5 RC2 -12'06.0
7 M.ウィルキンソン BOL Ford Fiesta R5 RC2 -15'39.8
8 J-M.ラトバラ FIN Toyota Yaris WRC RC1 -16'32.4
9 R.ブジャリル MEX Skoda Fabia R5 RC2 -21'59.6
10 D.ソルド ESP Hyundai i20 WRC RC1 -21'59.7
11 A.ミケルセン NOR Hyundai i20 WRC RC1 -36'02.6
12 L.ピエニアゼク POL Ford Fiesta R5 RC2 -42'03.0
13 A.ヘラー MEX Ford Fiesta R5 RC2 -49'11.5
14 E.ラッピ FIN Citroen C3 WRC RC1 -1h'02'56.7
15 P.ヘラー CHL Ford Fiesta R5 RC2 -1h14'14.1

    総合 15位まで確認

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2019/03/09

トヨタ・チーム 第2日目リポート

Toyota Yaris WRC (C)Toyota Gazoo Racing
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WRC 第3戦 ラリー・メキシコ デイ2
ミークが総合3位にポジションアップ
タナックは不利な出走順を乗り越え総合4位につける

3月8日(金)、2019年FIA世界ラリー選手権(WRC)第3戦ラリー・メキシコの競技2日目デイ2がレオンを中心に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのクリス・ミーク/セブ・マーシャル組(ヤリスWRC 5号車)が総合3位に、オィット・タナック/マル
ティン・ヤルヴェオヤ組(8号車)が総合4位につけました。
なお、SS7終了時点で総合4位につけていた、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(10号車)は、電気系のトラブルによりデイリタイアとなりました。

ラリー・メキシコのデイ2は、サービスパークを中心に8本、計114.19kmのSSが行なわれました。
今回がヤリスWRCでの初グラベル(未舗装路)ラリー出場となるミークは、速さと安定性を両立させた巧みな走りでメキシコの大地を駆け抜けました。
2年連続でオーバーヒートに見舞われたヤリスWRCも、冷却系の改善が奏功し1日を通して高いパフォーマンスを発揮。
ミークは総合2位と6.3秒差の、総合3位でデイ2を走りきりました。

ドライバーズ選手権首位のタナックは、本格的なグラベルステージの始まりとなったデイ2で、1番手スタートを担いました。
メキシコのグラベルステージは、路面がルーズグラベル(滑りやすい砂利)で覆われています。
1番手スタートのタナックはその滑りやすい砂利を掻きながら走らなくてはならず、大幅にタイムをロスしました。
しかし忍耐強くステージを重ね、ライバルがトラブルやアクシデントで戦列を去る中、午後のステージではじわじわと順位を上げて行きました。
そして、終盤のSS7とSS9ではベストタイムを記録。
総合4位に順位を上げて困難な1日を締めくくりました。
総合4位となったことで明日は出走順が後方となるため、デイ3ではさらなるポジションアップが期待されます。

ラトバラは、SS3番手タイムを3回記録し、SS7終了時点で総合4位につけるなど順調でした。
しかしSS8を前に電気系のトラブルが発生し、残念ながらデイリタイアとなりました。
チームはクルマをサービスに運んでトラブルを修理した後、ラリー2規定に基づき明日のデイ3に再出走する予定です。

トミ・マキネン(チーム代表)

ヤリ-マティのクルマに問題が起きたこと以外は、良い1日でした。
何が起こったのかを正確に探る必要がありますが、最終的には電力不足によるデイリタイアです。
クリスにとっては良い1日で、このようなコンディションでクルマに対する理解をさらに深めたことで、明日は今日よりも簡単に走れるのではないかと思います。
オィットは出走順が1番手だったので、非常に難しい条件で走らなくてはなりませんでした。
しかし彼は上手く対処し、明日に向けて良い順位で1日を走り終えました。
まだ先は長いですが、良い結果でラリーを戦い終える自信はあります。

オィット・タナック (ヤリスWRC 8号車)

良い1日でした。
あれ以上は無理と思えるくらい、全力を尽くして走りました。
1日を通してクルマのフィーリングは良かったので、気持ちよく走れましたし、激しく攻める自信もありました。
午後のステージは限界まで攻めたので、何度かヒヤッとする瞬間もありました。
1日の終わりのスーパーSSでは総合順位が上がりましたが、もしその前のSSでさらに上げられていれば、明日はもっと良い出走順で走れたので少し残念です。
とはいえ、少なくともライバルとの走行条件の差は今日よりも少なくなるでしょう。
総合2位の選手とのタイム差はそれほど大きくないので、順位を上げるチャンスは十分にあると思います。

ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 10号車)

今朝の最初のステージは少し慎重に走り過ぎましたが、その後リズムをつかみ、クルマも本当に好調でした。
午後のステージでは走りがさらに良くなり、順位も総合4位に上がりました。しかし、残念ながらオルタネータに問題が起こり発電しなくなってしまいました。
残る2本のSSを何とか走ろうとリエゾン(移動区間)で修復を試みたのですが、叶いませんでした。
もちろん強いフラストレーションを感じますが、モータースポーツの世界では起り得ることです。
視線を先に向けて、残る2日間を戦い抜かなければなりません。

クリス・ミーク (ヤリスWRC 5号車)

このクルマで初めて走ったグラベルラリーのデイ2で、総合3位につけられて本当にうれしく思います。
首位を競うためには少し速さが足りませんでしたが、問題は何も起こらず、クルマは技術的に完璧でした。
クルマの中に多くの砂と土煙が入り視界が悪化したシーンもありましたが、クルマのパフォーマンスは高かったと思います。
明日は難しいステージが多くあり、今日と同じようにハードな道を走行する長い1 日です。
総合2位の選手とのタイム差はそれほど大きくなく、出走順も今日より良くなるので、どのような1日になるのか、とても楽しみです。

明日のステージ情報

競技3日目となる9日(土)のデイ3は、サービスパークの北側エリアと東側エリアで3本のグラベルステージを各2回走行します。
その後、レオンのレーシングサーキットでスーパーSSを2回連続で走り、1日の最後にはサービスパークのすぐ近くで市街地SSに臨みます。
SSの数は全部で9本、計138.37km。リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は348.49kmとなります。

注目のステージ:SS12&SS15 エル・ブリンコ 全長8.13km
ミーカ・アンティラ(ヤリスWRC 10号車 コ・ドライバー)
今年のエル・ブリンコのステージは、終盤のセクションが完全に新しくなり、このラリーのために新たに作られた道を走行します。
きっと路面は軟らかく掘れやすいでしょうし、深い轍(わだち)が刻まれるのではないかと見ています。
山岳ステージ郡の締めくくりとして、かなり難しいエンディングになりそうです。
また、ステージの最後、フライングフィニッシュの直前には大きなジャンプが設けられ、迫力あるステージフィニッシュになるでしょう。

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WRC:Rd.3 メキシコラリーDay2結果(SS.9)

N0. Driver Nat. Car Class Time(Dif.)
1 S.オジエール FRA Citroen C3 WRC RC1 1h18'33.8
2 E.エヴァンス GBR Ford Fiesta WRC RC1 -00'14.8
3 K.ミーケ GBR Toyota Yaris WRC RC1 -00'21.1
4 O.タナク EST Toyota Yaris WRC RC1 -00'37.1
5 E.ラッピ FIN Citroen C3 WRC RC1 -00'39.1
6 T.ニュービレ BEL Hyundai i20 WRC RC1 -01'00.7
7 M.ウィルキンソン BOL Ford Fiesta R5 RC2 -05'16.1
8 B.グェッラ MEX Ford Fiesta R5 RC2 -05'25.9
9 A.ヘラー MEX Ford Fiesta R5 RC2 -06'31.5
10 R.ブジャリル MEX Skoda Fabia R5 RC2 -09'07.2
11 R.コルデロ MEX Citroen DS3 R5 RC2 -13'24.2
12 D.ヨシウス LTU Ford Fiesta R5 NAT -17'55.7
13 O.バルサ MEX Mitsubishi Lancer Ev. NAT -19'08.6
14 J.ベイリー CAN Ford Fiesta R5 NAT -20'13.2
15 J.オルトゥノ MEX Mitsubishi Lancer Ev. NAT -23'10.8
16 P.ヘラー CHL Ford Fiesta R5 RC2 -44'58.6

    総合 16位まで確認

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トヨタ・チーム 第1日目リポート

Toyota Yaris WRC (C)Toyota Gazoo Racing
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WRC 第3戦 ラリー・メキシコ デイ1
シェイクダウンでミークがベストタイムを記録
オープニングのSS1はキャンセルとなる

3月7日(木)、2019年FIA世界ラリー選手権(WRC)第3戦ラリー・メキシコが開幕。
メキシコのグアナファト市街地でSS1が行なわれましたが、13名のドライバーが走行した時点でSSはキャンセルになりました。
そのため、ラリーの主催者は走行を行なえなかった選手に対してノーショナルタイムを与えました。

ラリー・メキシコは7日の午前中に、サービスパークが置かれるレオンから20km程度離れたグラベル(未舗装路)のコースで、午前10時からシェイクダウンが行なわれました。

規則により欧州圏外のイベントでは現地での事前テストが行なえないため、実際のSSに近い路面を走行するシェイクダウンは、各選手にとってクルマの最終確認を行なう貴重な機会になりました。
そしてシェイクダウンでは、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのクリス・ミーク/セブ・マーシャル組(ヤリスWRC 5号車)が全体のベストタイムを、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(10号車)が6番手タイムを記録しました。
一方、オィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(8号車)は最初の走行でクルマのセンサーに問題が発生しストップ。
チームはクルマをサービスに運び、すぐに問題を解決しました。
その後タナックは無事シェイクダウンを走り、クルマの最終確認およびセッティング作業を終えました。

夜8時からは、古都グアナファトの市街地で全長1.14kmのSS1がスタート。
銀鉱採掘のための地下トンネルや、ラウンドアバウトをコースに組み入れたユニークな構成のSSは、路面の一部が石畳のターマック(舗装路)で、最後に大きなジャンプも設けられました。
しかし、13台のラリーカーが走行した時点でジャンプ台が破損したため、SSはキャンセルになってしまいました。
その時点でミークは3番手、ラトバラは7番手のタイムを記録していましたが、タナックを含むスタートできなかった選手権上位の3選手に対して、ミークと同じトップと0.6秒差のタイムが与えられた結果、ラトバラは総合10位に順位を下げました。

トム・フォウラー(テクニカル・ディレクター)

シェイクダウンではオィットのクルマに、センサーのひとつが信号を伝達できない問題
が起こり、エンジンが止まってしまいました。
われわれはクルマをサービスに戻し、すべてを慎重にチェックした後センサーの問題を解決しました。
その後オィットはシェイクダウンに復帰し、何も問題がないことを確認しました。

メキシコは標高が高く他のラリーとコンディションが大きく異なるため、ラリー本番に向けて学びの機会を失ったのは残念です。
しかし、もっとも重要なのは、今晩最初のステージを走るための準備ができていたことです。
他の2台については信頼性に関する問題は起こらず、すべてがうまく行き、ヤリ-マティもクリスもクルマのセットアップに満足していました。
また、オィットも走りに関しては満足していたので、明日に向けてすべてが順調だと思います。

オィット・タナック (ヤリスWRC 8号車)

朝のシェイクダウンは、最初からとても良いフィーリングで走れたのですが、ステージ
のフィニッシュ近くでクルマが止まってしまいました。
そのためかなり時間をロスしましたが、それほど深刻な問題ではなかったので、その後サービスでクルマを直して再び走行し、すべてが上手く働いていることを確認しました。
これからのステージがとても楽しみですし、今週末もまた、良いリザルトを狙っています。
グラベルステージを上手く走るためのリズムを取り戻す必要がありますが、クルマのフィーリングは良く、自信もあります。

ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 10号車)

昨年の最終戦ラリー・オーストラリア以降、グラベル路面では1回しかテストをしていなかったので、朝のシェイクダウンは走りの感覚を思い出すための良い機会でした。
自信を取り戻し、クルマのフィーリングも良かったので満足できる内容となり、明日から
の本格的なステージに向けて準備が整いました。

グアナファトのスタートは、WRC全戦の中で最高のスタートだと思います。ンネル内の走行は非常にエキサイティングでした。
石畳の路面は、普通のアスファルトに比べてグリップ力が高くないため、あまり攻め過ぎず、スムーズでクリーンな走りを心がけました。

クリス・ミーク (ヤリスWRC 5号車)

シェイクダウンでの最初の走行は、最高の目覚ましになりました。
他の標高が低い場所でのラリーと比べると、全ての動作が緩慢に感じられますが、それがラリー・メキシコの特徴です。
標高が高い場所にいることを実感します。
とはいえ問題は何もありません。
1回目の走行時は路面がかなり滑りやすく感じましたが、ひとたび走行ラインが刻まれると走りのリズムは非常に良くなり、タイムも上がりました。
過去数年間、このラリーではいつも楽しむことができていました。
今回は違うクルマでの出場となりましたが、ヤリスWRCはきっとうまく対応できると確信していますので、とても楽しみです。
今晩のグアナファトのステージは毎年非常に素晴らしい雰囲気で、僅か1kmと距離は短く
とも、楽しんで走ることができました。

明日のステージ情報

本格的なグラベルステージが始まるデイ2は、午前中にエル・ショコラテとオルテガのステージを走行し、その後レオンのサービスパークのすぐ近くで1本の市街地SSを行ないます。
午後はエル・ショコラテとオルテガのステージを再走し、ラス・ミナスのステージを走行。
ちなみに、ラス・ミナスは競技最終日のデイ4で、パワーステージとしてもう1度走行します。
1日の最後には、レオンのレーシングサーキットでスーパーSSを2回連続で行ないます。
SSの数は全部で8本、計114.19km。リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は359.45kmとなります。
注目のステージ:SS2&SS5 エル・ショコラテ 全長31.57km

ミーカ・アンティラ(ヤリスWRC 10号車 コ・ドライバー)

私はエル・ショコラテのSSが好きです。
非常に低速でテクニカルなのですが、最初の本格的なグラベルステージですし、本当の意味でラリーの始まりにふさわしいステージだと思います。
レッキを行なう前、路面は良い状態でしたが、ラリー期間中は出走順によって路面コンディションが大きく変わるので、それがタイムに影響するでしょう。
なお、多くのステージが日曜日のSS20メサ・クアタと重なっているので、SS20を走る時にどのような路面コンディションになっているのか、とても興味深いです。

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2019/03/08

WRC:Rd.3 メキシコラリーDay1結果(SS.1)

N0. Driver Nat. Car Class Time(Dif.)
1 E.ラッピ FIN Citroen C3 WRC RC1 0h01'00.6
2 A.ミケルセン NOR Hyundai i20 WRC RC1 -00'00.1
3 K.ミーケ GBR Toyota Yaris WRC RC1 -00'00.6
3 E.エヴァンス GBR Ford Fiesta WRC RC1 -00'00.6
3 T.ニュービレ BEL Hyundai i20 WRC RC1 -00'00.6
3 O.タナク EST Toyota Yaris WRC RC1 -00'01.6
3 S.オジエール FRA Citroen C3 WRC RC1 -00'00.6
8 T.スニネン FIN Ford Fiesta WRC RC1 -00'01.5
8 D.ソルド ESP Hyundai i20 WRC RC1 -00'01.5
10 J-M.ラトバラ FIN Toyota Yaris WRC RC1 -00'01.7
11 P.ヘラー CHL Ford Fiesta R5 RC2 -00'05.3
12 L.ピエニアゼク POL Ford Fiesta R5 RC2 -00'05.4
13 M.ウィルキンソン BOL Ford Fiesta R5 RC2 -00'05.5
14 B.グェッラ MEX Ford Fiesta R5 RC2 -00'09.4
14 A.ヘラー MEX Ford Fiesta R5 RC2 -00'06.4

    総合 22位まで確認

【追記】 施設損傷のためその後SS1はキャンセルになりました

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2019/02/18

WRC2:2019年シリーズ・ポイント表(Rd.2/14)

Wrc_logo

N0. Driver Nat. Car Point
1 G.グリーンスミス GBR Ford Fiesta R5 40
2 K.ロバンペラ FIN Skoda Fabia R5 36
3 M.エストベルグ NOR Citroen C3 R5 25
4 L.ピエニアゼク POL Ford Fiesta R5 12

    同ポイントの順位はFIAによる

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WRC:2019年シリーズ・ポイント表(Rd.2/14)

Wrc_logo

N0. Driver Nat. Car Point
1 O.タナク EST Toyota Yaris WRC 47
2 T.ニュービレ BEL Hyundai i20 WRC 40
3 S.オジエール FRA Citroen C3 WRC 31
4 K.ミーケ GBR Toyota Yaris WRC 21
5 E.ラッピ FIN Citroen C3 WRC 19
6 S.ロウブ FRA Hyundai i20 WRC 18
7 E.エヴァンス GBR Ford Fiesta WRC 13
8 A.ミケルセン NOR Hyundai i20 WRC 12
9 J-M.ラトバラ FIN Toyota Yaris WRC 10
10 G.グリーンスミス GBR Ford Fiesta R5 6
11 P.ティデマンド SWE Ford Fiesta WRC 4
12 Y.ボナート FRA Citroen C3 R5 4
13 S.サラザン FRA Hyundai i20 R5 2
14 O.ベイビー NOR Volkswagen Polo R5 2
15 T.スニネン FIN Ford Fiesta WRC 1
16 A.フォアマウル FRA Ford Fiesta R5 1
17 J.トゥヒノ FIN Ford Fiesta WRC 1


N0. Manufactures Point
1 トヨタ・ガズー・レーシング・WRT 58
2 ヒュンダイ・シェル・モビス・WRT 57
3 シトロエン・トタル・WRT 47
4 M-スポーツ・フォード・WRT 30

    同ポイントの順位はFIAによる

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トヨタ・チーム 第4日目リポート

Toyota Yaris WRC (C)Toyota Gazoo Racing
拡大します

WRC 第2戦 ラリー・スウェーデン デイ4
タナックが今季初優勝でドライバー選手権をリード
チームもマニュファクチャラー選手権首位に立つ

2月17日(日)、2019年FIA世界ラリー選手権(WRC)第2戦ラリー・スウェーデンの競技最終日となるデイ4がトルシュビーを中心に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC 8号車)が優勝しました。
チーム加入2戦目のクリス・ミーク/セブ・マーシャル組(5号車)は総合6位で、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(10号車)は総合21位でフィニッシュし、ヤリスWRCは全車が完走を果たしました。

ラリー・スウェーデン最終日のデイ4は、サービスパークの北側で2本のSSを行ない、その後サービスパークのすぐ横でパワーステージを1本走行するステージ構成でした。

デイ3で総合2位の選手に54.5秒差を築いたタナックは、最初の2本のステージを注意深く走り、最終のパワーステージでは2番手タイムの選手に3.5秒差をつけるベストタイムを記録。
ボーナスの選手権ポイントを5点獲得し、完璧な勝利を飾りました。
タナックは今回がスウェーデン初優勝であり、初めて選手権をリードする立場になりました。
また、チームにとってはWRC復帰初年度の2017年以来、2回目のスウェーデン制覇となりま
した。

総合6位でデイ4に臨んだミークは、最後までしっかりと順位を守りフィニッシュ。
週末を通して厳しい戦いが続きましたが、確実な走りで選手権ポイントを獲得し、チームはライバルと1ポイント差ながらマニュファクチャラー選手権首位に立ちました。

また、ラトバラは金曜日のデイリタイア後再出走を果たし、デイ3では総合25位に浮上。
デイ4では最初のSSでベストタイムを記録するなど、調子を取り戻してラリーを戦い終えました。
なお、プライベーターとしてヤリスWRCで出場したベテランドライバー、マーカス・グロンホルムは久々のWRC復帰戦を完走で締めくくりました。

豊田 章男(チーム総代表)

今シーズンの2戦目となるラリー・スウェーデンでタナック選手、ヤルヴェオヤ選手が優勝しました。
今季の初勝利をもたらしてくれた2人の選手とチームのみんなに”おめでとう”と”ありがとう”を伝えたいと思います。
そして、応援いただいたファンの皆様、パートナーの皆様にもお礼申しあげます。
ありがとうございました。

一昨年、WRC復帰からの2戦目であったスウェーデンでの初優勝は、私の想像を超えるものでした。
その時の驚きと喜びは今も鮮明に覚えています。
今回のラリー・スウェーデンでは序盤から常に優勝争いに加わりながらの戦いでした。
初優勝を遂げた一昨年の戦い方、悔しい想いをした昨年の戦い方を思い出しながら、今年の戦いを見ていると改めてチームとしての成長を感じます。
チームを引っ張り続けているマキネン代表へ、改めて感謝の気持ちを伝えたいと思います。

今大会の表彰台ではタナック組の横に、私にとっては見慣れないレーシングスーツ姿のラッピ選手、フェルム選手が立っていました。
やはり、ラトバラ組やミーク組にそこに立っていて欲しかったという悔しさはありますが、“少し”嬉しさも感じました。
昨年まで一緒に戦った彼らの笑顔がそこにあったことが嬉しく感じた理由のひとつであることは間違いありませんが、一方で、強力なライバルとして彼らがいるということに嬉しさを感じたのかもしれません。
次はチームのドライバー全員が彼らより高いところに立っていたい…。
マキネン代表はじめチームのみんなも私と同じように、強くそう感じてくれていると思います。
そして、それが負け嫌いのTOYOTA GAZOO Racingにとって次への大きな力になっているだろうということを感じた、嬉しさなのだと思います。

シーズンは、まだ始まったばかりです。強力なライバル達とも切磋琢磨しながら、これからもTOYOTA GAZOO Racingは戦ってまいります。
引き続き、応援をよろしくお願いいたします。

トミ・マキネン(チーム代表)

今シーズン2戦目で優勝し、両選手権をリードするなど素晴らしいラリーになりました。
オィットは週末誰よりも速く、このような難しいコンディションでどのように走ったら良いのかを皆に示しました。
彼は今、本当に強いドライバーだと思いますし、タイトルを取るために集中していた20年前の自分を見ているようです。
クリスとヤリ-マティにとっては困難な週末になりましたが、彼らもまたわれわれのクルマのスピードと、信頼性の高さを証明してくれたと思います。

オィット・タナック (ヤリスWRC 8号車)

とても良い週末でした。
われわれにとっては金曜日が鍵で、あのような路面コンディションでタイムロスを最小限に抑えなくてはなりませんでした。
しかし、土曜日は良いリズムを保ち、ミスをしないように走るだけで十分でした。
今日はパワーステージのためにタイヤを温存し、パワーステージでは思い切りプッシュしました。
自分でも良い走りができたと思いますし、全てがうまく進んだのでリラックスしてドライブする事ができました。
われわれのチームは本当に強く、だからこそシーズン序盤に良い結果を得られたのだと思います。

ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 10号車)

今朝の最初のSSは、今回のラリーでもっとも良いステージでした。
路面はしっかりと凍り、両側には雪壁もありました。
流れるように高速な道には多くの起伏があり、運転がとても楽しく感じられ、良いリズムを取り戻す事もできました。
最後のパワーステージではポイントを獲得して良い形でラリーを終えたかったのですが、非常に難しい路面コンディションで、特にステージの最後の部分は大量の雪と解けた雪で困難な状況でした。
気持ちは既に切り替わり、今はもう次のラリー・メキシコを楽しみにしています。

クリス・ミーク (ヤリスWRC 5号車)

今朝のステージは全体が氷で覆われ、運転を楽しめるような良いコンディションでした。
今日の自分の目標は、総合7位のセバスチャン・ローブ選手の前でフィニッシュする事でしたが、タイム差を拡げられたので満足しています。
パワーステージではクルマの左前に大きな衝撃を受け、その後は運転に苦労しました。
今週末の暖かな気候により、路面は私がテストで走った時と大きく異なり、そのため力を十分に発揮できませんでした。
それでも、最後はチームのためにポイントを獲得できたので良かったと思います。

次回のイベント情報

次戦のWRCは、3月7日から10日にかけて開催される第3戦ラリー・メキシコです。
メキシコのステージはグラベル(未舗装路)で、雪道が舞台となった開幕2戦とは大きく異なる路面での戦いとなります。
ステージはメキシコ中央部の都市レオン周辺の高地に展開し、最高地点の標高は2,737mに達します。
そのため空気がかなり薄い状態となり、エンジンはパワーが通常よりも20%程度ダウンします。
また、外気温は摂氏30度前後に上昇するため、例年「熱」が大きな問題となります。
さらに、路面は全体的に滑りやすいルーズグラベルで覆われているため、出走順が前方の選手は不利な路面コンディションでの走行を強いられます。

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WRC:Rd.2 スウェディッシュラリーDay4結果(最終:SS.19)

N0. Driver Nat. Car Class Time(Dif.)
1 O.タナク EST Toyota Yaris WRC RC1 2h47'30.0
2 E.ラッピ FIN Citroen C3 WRC RC1 -00'53.7
3 T.ニュービレ BEL Hyundai i20 WRC RC1 -00'56.7
4 A.ミケルセン NOR Hyundai i20 WRC RC1 -01'05.4
5 E.エヴァンス GBR Ford Fiesta WRC RC1 -01'08.2
6 K.ミーケ GBR Toyota Yaris WRC RC1 -01'38.8
7 S.ロウブ FRA Hyundai i20 WRC RC1 -01'49.7
8 P.ティデマンド SWE Ford Fiesta WRC RC1 -03'35.07
9 O.ベイビー NOR Volkswagen Polo R5 RC2 -06'34.0
10 J.トゥヒノ FIN Ford Fiesta WRC RC1 -08'21.4
11 M.エストベルグ NOR Citroen C3 R5 RC2 -08'24.5
12 E.リンドホルム FIN Volkswagen Polo R5 RC2 -08'37.5
13 J.クリストファーソン SWE Volkswagen Polo R5 RC2 -08'53.6
14 E.ベルグクビスト SWE Skoda Fabia R5 RC2 -09'02.8
15 N.グリャジン RUS Skoda Fabia R5 RC2 -09'21.1
18 K.ロバンペラ FIN Skoda Fabia R5 RC2 -11'43.7
21 J-M.ラトバラ FIN Toyota Yaris WRC RC1 -14'44.4
23 T.スニネン FIN Ford Fiesta WRC RC1 -16'24.5
29 S.オジエール FRA Citroen C3 WRC RC1 -24'19.0
55 松野 竹己 JPN Ford Fiesta R5 RC2 -2h32'07.7

    総合 55位まで確認

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