2019/10/07

WRC:2019年シリーズ・ポイント表(Rd.12/14)

Wrc_logo

N0. Driver Nat. Car Point
1 O.タナク EST Toyota Yaris WRC 240
2 S.オジエール FRA Citroen C3 WRC 212
3 T.ニュービレ BEL Hyundai i20 WRC 199
4 A.ミケルセン NOR Hyundai i20 WRC 102
5 K.ミーケ GBR Toyota Yaris WRC 98
6 E.エヴァンス GBR Ford Fiesta WRC 90
7 J-M.ラトバラ FIN Toyota Yaris WRC 84
8 E.ラッピ FIN Citroen C3 WRC 83
9 T.スニネン FIN Ford Fiesta WRC 83
10 D.ソルド ESP Hyundai i20 WRC 72
11 S.ロウブ FRA Hyundai i20 WRC 39
12 K.ロバンペラ FIN Skoda Fabia R5 18
13 P.ティデマンド SWE Ford Fiesta WRC 12
14 C.ブリーン IRL Hyundai i20 WRC 10
15 G.グリーンスミス GBR Ford Fiesta R5 9
16 B.グェッラ MEX Ford Fiesta R5 8
17 M.ブラシア BOL Skoda Fabia R5 6
18 J.コペッキー CZE Skoda Fabia R5 5
19 Y.ボナート FRA Citroen C3 R5 4
20 M.エストベルグ NOR Citroen C3 R5 4
21 S.サラザン FRA Hyundai i20 R5 2
22 O.ベイビー NOR Volkswagen Polo R5 2
23 P.ロウベ FRA Ford Fiesta R5 2
24 P.ソルベルグ NOR VW Polo GTI R5 1
25 A.フォアマウル FRA Ford Fiesta R5 1
26 J.トゥヒノ FIN Ford Fiesta WRC 1
27 R.ブジャリル MEX Skoda Fabia R5 1
28 P.ヘラー CHL Ford Fiesta R5 1
29 E.ベルグクビスト SWE Ford Fiesta R5 1
30 N.グリャジン RUS Skoda Fabia R5 1
31 勝田 貴元 JPN Toyota Yaris WRC 1


N0. Manufactures Point
1 ヒュンダイ・シェル・モビス・WRT 340
2 トヨタ・ガズー・レーシング・WRT 332
3 シトロエン・トタル・WRT 278
4 M-スポーツ・フォード・WRT 200

    同ポイントの順位はFIAによる

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トヨタ・チーム 第4日目リポート

Toyota Yaris WRC (C)Toyota Gazoo Racing
拡大します

WRC 第12戦 ラリー・グレートブリテン デイ4
タナックがラリーGB完全制覇で今季6勝目を飾る
ミークは総合4位で貴重なポイントを獲得

10月6日(日)、2019年FIA世界ラリー選手権(WRC)第12戦ラリー・グレートブリテン(GB)の最終日デイ4がウェールズ北部で行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC 8号車)が優勝。
今シーズン6勝目を飾り、ドライバーおよびコ・ドライバー選手権におけるリードをさらに広げました。
また、クリス・ミーク/セブ・マーシャル組(5号車)は総合4位でフィニッシュし、価値ある選手権ポイントを獲得しました。

ラリーGBのデイ4は、サービスパークの南側エリアで2本のステージを各2回走行。
当初サービスパーク近くの岬で行なわれる予定だった「グレートオーム」のターマック(舗装路)ステージは、海洋コンデイションの悪化により選手の安全を確保できないという理由でキャンセルされました。

デイ3で総合2位の選手に対し11秒のリードを築いたタナックは、デイ4オープニングのSS18でベストタイムを刻み、僅かながらリードを拡大。その後は安定した走りで2本のステージを走破し、9.5秒のリードを持って最終のパワーステージに臨みました。
そして、パワーステージでは2番手タイムを刻んだドライバー選手権のライバルに、0.4秒差のベストタイムを記録。
今季6勝目を飾るとともに、最大ボーナスポイントを獲得し選手権のリードを28ポイントに拡大しました。

ヤリスWRCはデイ1のSS1でミークが首位に立ち、その後もリードを維持。
デイ2の最終ステージではタナックがミークに代わって総合1位に浮上し、そのまま最後まで首位を守り続けました。
最終的にミークは総合4位でフィニッシュし、チームは貴重なマニュファクチャラーポイントを獲得。
選手権ではトップのチームとの差を8ポイントに縮めることに成功しました。

豊田 章男(チーム総代表)

FIA世界耐久選手権(WEC)、FIA世界ラリー選手権(WRC)と、TOYOTA GAZOO Racingは1つの週末で2つの世界選手権に勝利することができました。
2つ同時に勝つことに強い拘りは持っていませんでした。
しかし、今年の6月、私は、目前でそれを逃す姿を目の当たりにしていました。
ル・マン24時間レースをワンツー体制で走る中、WRCイタリアで最後までトップを走ってくれていたオィット・タナック選手がストップしてしまった時のことです。
タナック選手の走りには絶対の信頼を置いています。
ですので、私も勝利を確信し、彼の走りを見守っていました。
しかし、車両トラブルで、私たちは彼から勝利を奪ってしまいました。
今回、そのことを思い出し、2つの世界選手権が同時に行われるこの週末は、いずれの戦いも、絶対に無事にゴールまで走り抜け、勝利してもらいたいと思っていました。

8号車のセバスチャン・ブエミ選手、中嶋一貴選手、ブレンドン・ハートレー選手、7号車のマイク・コンウェイ選手、小林可夢偉選手、ホセ・マリア・ロペス選手、重たいハンデを背負い、決して簡単ではないワンツーフィニッシュを本当にありがとう。
土曜日にみんなと会い、改めて6人をはじめとした皆のチームワークを感じました。
今後、更に重たいハンデが課されますが、そのチーム力で乗り越えていきましょう。

激しい風雨で難しさを極める路面の中、チームとクルマを信じて優勝してくれたオィット・タナック選手、マルティン・ヤルヴェオヤ選手。
前戦トルコでも車両トラブルで勝利を遠ざけてしまっていたので、今回、勝利してくれたこと、本当にうれしく思います
。残り2戦、なんとしても君たちを勝たせたい。改めてもっと安心して乗れるクルマをチームみんなでつくっていきたいと思います。

様々な世界戦が行われたこの週末に、われわれの2つの世界戦も応援いただいたファンの皆さま、本当にありがとうございました。
引き続き、ご支援よろしくお願いいたします。

トミ・マキネン(チーム代表)

信じられないくらい素晴らしいラリーでした。
ラリーGBは最も難しいラリーのひとつですが、オィットは重圧に負けず終始ラリーを支配下に置き、自分の仕事を完遂しました。
最後のパワーステージは本当に興奮し、まだ心臓がドキドキしているほどですが、オィットは素晴らしい走りで最大ポイントを獲得し、ドライバーズ選手権争いで有利な立場となりました。
昔、自分が同じような状況に置かれた時は精神的に本当に辛く大変でしたが、彼は全てにおいて上手くやっています。
クリスの仕事も素晴らしく、われわれにマニュファクチャラーポイントをもたらしてくれました。
今シーズンはまだ2戦ありますが、集中力を高め全力で臨まなくてはなりません。

オィット・タナック (ヤリスWRC 8号車)

優勝できて最高の気分です。
われわれのために、多くの人が働き努力を続けてきたので、最大ポイント獲得でそれに報いることができてうれしく思います。
パワーステージではクルマに大きな自信を感じていたので、フルポイント獲得の好機を逃すわけには行きませんでした。
われわれのチームは“pushing the limits for better”というスローガンを掲げていますが、自分も常にベストを尽くそうと努力しています。
今シーズンはまだ2戦残っており、何も決まってはいないので、これからも集中して攻め続ける必要があります。

クリス・ミーク (ヤリスWRC 5号車)

金曜日の大部分をリードしていたので、4位という結果は少々残念ではありますが、それでも満足しています。
今週末は本当に難しいコンデイションでの戦いでした。大きく遅れたわけではなく、土曜日に少しペースが足らなかっただけですが、それでもチームに多くのポイントをもたらす事ができました。
オィットの優勝をうれしく思いますし、マニュファクチャラー選手権でトップとの差を縮める事が出来たので、収穫の多い週末になったと思います。
残る2戦、まずはスペインで力強く戦い、良い形でシーズンを終えられることを願っています。

次回のイベント情報

WRC次戦は、10月25日(金)から27日(日)にかけて開催される、第13戦「ラリー・スペイン」です。スペインのサロウを中心に行なわれるこのラリーは、WRC唯一のミックスサーフェス・イベントです。
競技初日のデイ1はグラベル(未舗装路)ラリーとして行われ、1日の終わりには75分間のサービスでクルマをグラベル仕様からターマック(舗装路)仕様に変更。
デイ2とデイ3はターマックラリーとして行なわれます。
スペインのターマックは全体的に路面がスムーズで、流れるような中高速コーナーが連続する、サーキットのようなステージが特長です。

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2019/10/06

WRC:Rd.12 GBラリーDay4結果(最終:SS.22)

N0. Driver Nat. Car Class Time(Dif.)
1 O.タナク EST Toyota Yaris WRC RC1 3h00'58.0
2 T.ニュービレ BEL Hyundai i20 WRC RC1 -00'10.9
3 S.オジエール FRA Citroen C3 WRC RC1 -00'25.8
4 K.ミーケ GBR Toyota Yaris WRC RC1 -00'35.6
5 E.エヴァンス GBR Ford Fiesta WRC RC1 -00'48.6
6 A.ミケルセン NOR Hyundai i20 WRC RC1 -00'58.2
7 P.ティデマンド SWE Ford Fiesta WRC RC1 -05'23.8
8 C.ブリーン IRL Hyundai i20 WRC< RC1 -09'25.0
9 K.ロバンペラ FIN Skoda Fabia R5 RC2 -10'51.1
10 P.ソルベルグ NOR VW Polo GTI R5 RC2 -11'36.1
11 T.ケーブ GBR Hyundai 120 R5 RC2 -11'50.8
12 P.ルーベ FRA Skoda Fabia R5 RC2 -11'54.9
13 N.グリャジン RUS Skoda Fabia R5 RC2 -12'00.0
14 勝田 貴元 JPN Ford Fiesta R5 RC2 -14'12.6
18 J.コペッキー CZE Skoda Fabia R5 RC2 -15'38.1
27 E.ラッピ FIN Citroen C3 WRC RC1 -35'53.7

    総合 47位まで確認

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トヨタ・チーム 第3日目リポート

Toyota Yaris WRC (C)Toyota Gazoo Racing
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WRC 第12戦 ラリー・グレートブリテン デイ3
タナックが安定した走りで首位を堅持
ミークはひとつ順位を落とすも総合4位につける

10月5日(土)、2019年FIA世界ラリー選手権(WRC)第12戦ラリー・グレートブリテン(GB)のデイ3がウェールズ中部を中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC 8号車)が総合1位の座を堅持。
クリス・ミーク/セブ・マーシャル組(5号車)は、総合4位につけました。

ラリーGBのデイ3は、サービスパークから南に100km以上離れた、ウェールズ中部の森林地帯を中心に行われました。
ダイフィ、メイヘリン、スウィートラム・ハフレンという有名なグラベル(未舗装路)ステージを各2回走り、1日の最後にはサービスパーク近くのコルウィン・ベイでターマック(舗装路)ステージを走行。
7本のSSの合計距離は151.24kmに達し、4日間で最長の1日でした。
ウェールズ中部は朝から天気が安定せず、断続的な雨により路面は多くの部分が泥状になりました。
グリップが安定しない非常に難しい路面コンディションでしたが、タナックはSS2番手タイムを5回記録するなど速いペースを維持。
1日の最後を飾るコルウィン・ベイのステージではベストタイムを刻み、総合2位のライバルとの差を11秒に広げました。

一方、総合2位と0.2秒差の総合3位でデイ3に臨んだミークは、SS12でひとつ順位を落としましたが、少しでも多くのマニュファクチャラーポイントをチームにもたらす
べく安定した走りを続け、総合3位の選手と9.2秒差の総合4位で1日を終えました。

トミ・マキネン(チーム代表)

ふたりのドライバーは少しもミスをする事なく、素晴らしい仕事をしてくれました。
予想よりも大変な1日だったと思いますが、良く戦ったと思います。
明日のラリー最終日に向けて、2台とも良い位置につけています。ライバルとの差は決して大きくありませんが、きっと全てが計画通りに進むでしょう。

オィット・タナック (ヤリスWRC 8号車)

とてもタフで困難な1日でした。
ステージは長くコンディションはトリッキーで、最後のステージでは濃い霧が出始め、路面はかなり荒れていました。
また、リヤバンパーを失ったことで車内が騒音に包まれ、ペースノートを読み上げる声が聞き辛く苦労しました。
タイム差は小さくまったくリラックスできませんが、それでもこの週末において最大のマージンを手にしているのは確かです。
ウェールズでは驚くような事が起こりますし、常にギリギリの状態で戦っているので自信を持つ事は難しいですが、マージンを持って最終日に臨めるのは有利だと思います。

クリス・ミーク (ヤリスWRC 5号車)

総合4位で1日を終え満足しています。
3位との差はそれほど大きくないので、明日はまだ十分チャンスがあると思います。
今日は、少し苦戦しました。
もちろん全力を尽くして走りましたが、全てのステージで数秒ずつ遅れ、差が開いてしまいました。
ドライバーズ選手権を競っている自分の前の3人は、1歩抜け出したような感じがしますが、マニュファクチャラー選手権のために戦うことが、自分に与えられた使命です。

明日のステージ情報

ラリー最終日となる10月6日(日)のデイ4は、サービスパークの周辺と南側エリアで5本のSSが行なわれます。
2本のグラベルステージを、サービスパークすぐ近くの岬で行なわれる「グレート・オーム」のターマックステージをはさんで各2回走行。
そのうち最終のSS22「ブレニグ2」は、トップ5タイムを記録したドライバーとコ・ドライバーにボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されています。
5本のSSの合計距離は38.42kmと短く、リエゾン(移動区間)を含めた1日の総走行距離は269.39kmとなります。

注目のステージ:SS19/22ブレニグ 全長6.43km
セブ・マーシャル(ヤリスWRC 5号車 コ・ドライバー)
「ブレニグ」は全長こそ短いですが、トリッキーなステージです。
所々かなり濡れていて滑りますが、パワーステージとしてボーナスポイントがかかりますし、このラリーでは最後まで僅差の戦いが続く事が多いので、ハードにプッシュするかもしれません。

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WRC:Rd.12 GBラリーDay3結果(SS.17)

N0. Driver Nat. Car Class Time(Dif.)
1 O.タナク EST Toyota Yaris WRC RC1 2h42'02.7
2 T.ニュービレ BEL Hyundai i20 WRC RC1 -00'11.0
3 S.オジエール FRA Citroen C3 WRC RC1 -00'17.3
4 K.ミーケ GBR Toyota Yaris WRC RC1 -00'26.5
5 A.ミケルセン NOR Hyundai i20 WRC RC1 -00'46.9
6 E.エヴァンス GBR Ford Fiesta WRC RC1 -00'51.4
7 T.スニネン FIN Ford Fiesta WRC RC1 -03'07.9
8 P.ティデマンド SWE Ford Fiesta WRC RC1 -04'59.6
9 C.ブリーン IRL Hyundai i20 WRC< RC1 -09'16.0
10 K.ロバンペラ FIN Skoda Fabia R5 RC2 -09'30.2
11 P.ソルベルグ NOR VW Polo GTI R5 RC2 -10'25.0
12 N.グリャジン RUS Skoda Fabia R5 RC2 -10'37.0
13 T.ケーブ GBR Hyundai 120 R5 RC2 -10'37.3
14 P.ルーベ FRA Skoda Fabia R5 RC2 -10'37.5
15 勝田 貴元 JPN Ford Fiesta R5 RC2 -12'37.9
19 J.コペッキー CZE Skoda Fabia R5 RC2 -14'08.9
28 E.ラッピ FIN Citroen C3 WRC RC1 -35'45.7

 

    総合 49位まで確認

 

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2019/10/05

トヨタ・チーム 第2日目リポート

Toyota Yaris WRC (C)Toyota Gazoo Racing
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WRC 第12戦 ラリー・グレートブリテン デイ2
タナックが4本のベストタイムで首位に立つ
ミークは好調を維持し総合3位につける

10月4日(金)、2019年FIA世界ラリー選手権(WRC)第12戦ラリー・グレートブリテン(GB)のデイ2がウェールズ北部のスランディドノを基点に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC 8号車)が総合1位に、クリス・ミーク/セブ・マーシャル組(5号車) が総合3位につけました。

なお、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(10号車)は、SS7でクラッシュしリタイアとなりました。

ラリーGBのデイ2は、サービスパークの南側に広がるスノードニア山脈周辺の森林地帯を中心に、9本計116.52kmのSSが行われました。
前夜、オウルトンパーク・サーキットで行われたSS1でベストタイムを刻み首位に立ったミークは、デイ2でも好調を維持。
SS2とSS3で2番手タイムを記録し、SS9まで首位の座を守り続けました。

一方、デイ1でやや出遅れたタナックは、前夜から降り続いた大雨で泥状となった森林地帯の道を快走し、午前中のSS3とSS4でベストタイムを記録。
午後のステージでも暗闇の中SS9とSS10でベストタイムを刻み、首位に立ちました。
ミークはSS10で総合3位に順位を落としましたが、2位の選手とは0.2秒差、首位タナックとの差は3.6秒と、十分優勝を狙える位置につけています。

デイ1で総合8位につけたラトバラは、SS4で2番手タイム、SS5ではライバルとベストタイムを分け合うなど徐々に調子を上げ、一時は総合3位まで浮上しました。
しかし、SS7でクレスト(丘)を越えた際にコントロールを失いクラッシュ。ダメージがクルマのロールケージまで及んだため、残念ながらデイ2で競技を終えることになりました。

トミ・マキネン(チーム代表)

オィットとクリスにとっては良い1日でした。
非常に難しいコンディションながら彼らは素晴らしい走りで1位と3位につけ、チームとしても満足しています。
残念ながらヤリ-マティは、小さなミスで大きな代償を払うことになりましたが、ラリーではしばしば起こり得ることです。
オィットとクリスは明日のステージに自信を持っているようですし、道幅が広く流れるようなコーナーが続くので、我々のクルマが力を発揮しやすいステージだと思います。

オィット・タナック (ヤリスWRC 8号車)

本当に厳しい1日でした。
今朝の路面は全体的に予想よりもグリップが高かったのですが、一定ではなく見極めは至難でした。
午後は路面が荒れ、フロントウインドウに付着した泥で視界を奪われ苦労しました。
しかし、日没後に行なわれた最後の2本のステージはクルマのフィーリングが良く、なかなか良いタイムを出すことができました。
明日のステージは我々に合っているとは思いますが、それでも激しい戦いが続くでしょう。

ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 10号車)

今朝の走り始めは思うようにリズムを掴めなかったのですが、その後のディフナントとアベルヒルナントでは、路面のグリップ変化が大きかったにも関わらず走りが好転しました。
しかしSS7でクレストを越えた時に突然クルマのリヤが浮いてコントロールを失い、土手にぶつかり転倒してしまいました。
ほんの少し速度が高く、遠くに飛んだだけだったのですが、このような形でラリーを終えることになって残念ですし、チームにマニュファクチャラーポイントをもたらす事が自分の役目だったので、それを果たすことができず申しわけなく思います。

クリス・ミーク (ヤリスWRC 5号車)

日没後オィットに抜かされるまではラリーをリードしていたので、良い1日だったと思います。
朝は路面がかなり濡れていましたが、雨が止んだ午後はグリップレベルが少し安定しました。
午後はやや遅れをとりましたが、それでもトップとは3秒程度の差なので満足しています。
明日のダイフィは、その昔自分が初めてラリーカーで走ったステージですし、メイヘリン、スウィートラム・ハフレンも伝統的なステージなので、とても楽しみです。

明日のステージ情報

10月5日(土)のデイ3は、サービスパークの南側、ウェールズ中部の森林地帯を中心に7本のSSが行なわれます。
出走順がトップの選手は午前6時前にサービスを出発し、ラリーGBの名物である「ダイフィ」「メイヘリン」「スウィートラム・ハフレン」という3本のステージを各2回走ります。
そして、1日の最後には、サービスパーク近くのコルウィン・ベイの海岸沿いに設けられたターマック(舗装)ステージを走行します。
デイ3は日中のサービスが設定されず、タイヤフィッティングゾーンでのタイヤ交換のみで1日を走り切らなくてはなりません。
しかしながら、7本のSSの合計距離は151.24kmと4日間で最も長く、リエゾン(移動区間)を含めた1日の総走行距離は573.48kmに達します。

注目のステージ:SS12/14 メイヘリン 全長22.91km
セブ・マーシャル(ヤリスWRC 5号車 コ・ドライバー)
「メイヘリン」は難しくも、全てのドライバーが楽しいと思えるようなステージです。
今年は、過去2年くらい使われていなかったパートが復活しました。
風力発電用の風車のすぐ近くを走る有名なセクションは霧が出る事もあり、森の中の道は非常に滑りやすくとても難しいステージです。

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WRC:Rd.12 GBラリーDay2結果(SS.10)

N0. Driver Nat. Car Class Time(Dif.)
1 O.タナク EST Toyota Yaris WRC RC1 1h14'30.8
2 S.オジエール FRA Citroen C3 WRC RC1 -00'03.4
3 K.ミーケ GBR Toyota Yaris WRC RC1 -00'03.6
4 T.ニュービレ BEL Hyundai i20 WRC RC1 -00'08.4
5 A.ミケルセン NOR Hyundai i20 WRC RC1 -00'25.7
6 C.ブリーン IRL Hyundai i20 WRC< RC1 -00'33.5
7 T.スニネン FIN Ford Fiesta WRC RC1 -00'37.4
8 E.エヴァンス GBR Ford Fiesta WRC RC1 -00'51.8
9 P.ティデマンド SWE Ford Fiesta WRC RC1 -02'56.6
10 J.コペッキー CZE Skoda Fabia R5 RC2 -04'01.3
11 K.ロバンペラ FIN Skoda Fabia R5 RC2 -04'08.6
12 P.ルーベ FRA Skoda Fabia R5 RC2 -04'11.9
13 N.グリャジン RUS Skoda Fabia R5 RC2 -04'16.2
14 P.ソルベルグ NOR VW Polo GTI R5 RC2 -04'47.6
15 T.ケーブ GBR Hyundai 120 R5 RC2 -04'50.6
18 勝田 貴元 JPN Ford Fiesta R5 RC2 -05'53.5
40 E.ラッピ FIN Citroen C3 WRC RC1 -34'58.6

    総合 52位まで確認

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2019/10/04

WRC:Rd.12 GBラリーDay1結果(SS.1)

N0. Driver Nat. Car Class Time(Dif.)
1 K.ミーケ GBR Toyota Yaris WRC RC1 0h02'47.4
2 T.ニュービレ BEL Hyundai i20 WRC RC1 -00'02.1
3 P.ソルベルグ NOR VW Polo GTI R5 RC2 -00'03.3
4 S.オジエール FRA Citroen C3 WRC RC1 -00'03.8
5 A.ミケルセン NOR Hyundai i20 WRC RC1 -00'04.1
6 E.ラッピ FIN Citroen C3 WRC RC1 -00'04.7
7 M.エドワーズ GBR Hyundai 120 R3 RC2 -00'05.4
8 J-M.ラトバラ FIN Toyota Yaris WRC RC1 -00'05.7
9 K.ロバンペラ FIN Skoda Fabia R5 RC2 -00'05.8
10 K.カジェタノヴィッツ POL VW Polo R5 RC2 -00'06.1
11 C.ブリーン IRL Hyundai i20 WRC< RC1 -00'08.2
12 P.ティデマンド SWE Ford Fiesta WRC RC1 -00'08.3
13 O.タナク EST Toyota Yaris WRC RC1 -00'08.8
14 N.グリャジン RUS Skoda Fabia R5 RC2 -00'08.9
15 勝田 貴元 JPN Ford Fiesta R5 RC2 -00'08.9
20 T.スニネン FIN Ford Fiesta WRC RC1 -00'10.5

    総合 52位まで確認

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2019/09/16

WRC:2019年シリーズ・ポイント表(Rd.11/14)

Wrc_logo

N0. Driver Nat. Car Point
1 O.タナク EST Toyota Yaris WRC 210
2 S.オジエール FRA Citroen C3 WRC 193
3 T.ニュービレ BEL Hyundai i20 WRC 180
4 A.ミケルセン NOR Hyundai i20 WRC 94
5 K.ミーケ GBR Toyota Yaris WRC 80
6 J-M.ラトバラ FIN Toyota Yaris WRC 84
7 T.スニネン FIN Ford Fiesta WRC 83
8 E.ラッピ FIN Citroen C3 WRC 80
9 E.エヴァンス GBR Ford Fiesta WRC 78
10 D.ソルド ESP Hyundai i20 WRC 72
11 S.ロウブ FRA Hyundai i20 WRC 39
12 K.ロバンペラ FIN Skoda Fabia R5 16
13 G.グリーンスミス GBR Ford Fiesta R5 8
14 B.グェッラ MEX Ford Fiesta R5 8
15 P.ティデマンド SWE Ford Fiesta WRC 6
16 M.ブラシア BOL Skoda Fabia R5 6
17 C.ブリーン IRL Hyundai i20 WRC 6
18 J.コペッキー CZE Skoda Fabia R5 5
19 Y.ボナート FRA Citroen C3 R5 4
20 M.エストベルグ NOR Citroen C3 R5 4
21 S.サラザン FRA Hyundai i20 R5 2
22 O.ベイビー NOR Volkswagen Polo R5 2
23 P.ロウベ FRA Ford Fiesta R5 2
24 A.フォアマウル FRA Ford Fiesta R5 1
25 J.トゥヒノ FIN Ford Fiesta WRC 1
26 R.ブジャリル MEX Skoda Fabia R5 1
27 P.ヘラー CHL Ford Fiesta R5 1
28 E.ベルグクビスト SWE Ford Fiesta R5 1
29 N.グリャジン RUS Skoda Fabia R5 1
30 勝田 貴元 JPN Toyota Yaris WRC 1


N0. Manufactures Point
1 ヒュンダイ・シェル・モビス・WRT 314
2 トヨタ・ガズー・レーシング・WRT 295
3 シトロエン・トタル・WRT 259
4 M-スポーツ・フォード・WRT 184

    同ポイントの順位はFIAによる

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トヨタ・チーム 第4日目リポート

Toyota Yaris WRC (C)Toyota Gazoo Racing
拡大します

WRC 第11戦 ラリー・トルコ デイ4
ラトバラが総合6位、ミークが総合7位で完走
タナックはパワーステージを制し選手権首位の座を守る

9月15日(日)、2019年FIA世界ラリー選手権(WRC)第11戦ラリー・トルコの最終日デイ4が、トルコ南西部アスパランのサービスパークを中心に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC 10号車)が総合6位で、クリス・ミーク/セブ・マーシャル組(5号車) が総合7位でフィニッシュ。
貴重なポイントを獲得しました。
また、前日デイリタイアしたオィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(8号車)は、ラリー2規定に基づき再出走し総合16位で完走。
ボーナスのドライバーおよびコ・ドライバー選手権ポイントがかかる最終のパワーステージでベストタイムを記録し、最大となる5ポイントを獲得しました。

競技4日目のデイ4は、サービスパークの周辺と北側で4本のSSを走行。
その合計距離は38.62kmと、非常に短い1日でした。
ラトバラとミークは、金曜日午後のステージで降雨に見舞われ大幅にタイムロス。
土曜日は理想的とはいえない出走順によりタイムが伸びず、ラトバラは総合6位、ミークは総合7位に留まりました。
総合5位のライバルとは50秒程度の差がついていたため、デイ4では順位を堅守する走りを続けフィニッシュ。
彼らのポイント獲得により、チームはマニュファクチャラー選手権において、トップと19
ポイント差で2位の座を守りました。

再出走を果たしたタナックは、ボーナスの選手権ポイントがかかる最終のパワーステージに集中。
車両重量を抑えるため、スペアタイヤを搭載しないで最終日に臨みました。
最終日は日中のサービスを受けることなく4本のステージを走行するため、リスクを伴う戦略でした。
また、WRカー勢では出走順がトップだったため不利な路面コンディションでの走行でしたが、タナックは2番手タイムの選手に2.6秒差をつけるベストタイムを記録。
最大となる5ポイントのボーナスを獲得し、2位に17ポイント差でドライバーズ選手権首位の座を堅守しました。

トミ・マキネン(チーム代表)

オィットはパワーステージを制し、ドライバーズ選手権にとって貴重な5ポイントを獲得。
ヤリ-マティとクリスは何もトラブルなく完走を果たしました。
昨日はわれわれにとって厳しい1日でしたが、それはきっと難しいコンディションのこのラリーに向けて、適切な準備ができていなかったのだと思います。
残る3戦はいずれも我々のスピードを発揮できるラリーなので、シーズンの最後に向けて力強く戦えると確信しています。

オィット・タナック (ヤリスWRC 8号車)

自分達に失うものは何もなかったので、全力でパワーステージに臨み、ポイントを獲得できた事を嬉しく思います。
これで勢いがつき、モチベーションが高まりました。
もちろん、昨日起きた事についてはまだ残念に思っています。
それでも反撃に転じるつもりですし、失ったものを取り返さなければなりません。
きっと、チームの皆もプッシュし続けてくれる筈です。
シーズンは残り3戦なので、ベストを尽くし限界まで攻め続けるしかありません。

ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 10号車)

今日は良いリズムをキープし、運転を楽しもうと試みました。
ステージはあまり大きな石がなく、荒れてもおらず良いコンディションでした。
今年は、去年よりも良いパフォーマンスを発揮できるのではないかと期待してラリーに臨んだのですが、他のチームも進化していました。
もちろんわれわれも改善を進めましたが、硬く石が多い路面で苦しみ、タイヤがかなり摩耗してしまったのが響きました。
今後に向けての改善課題といえますが、次戦のウェールズは我々に合っているラリーなので期待が持てます。

クリス・ミーク (ヤリスWRC 5号車)

今日の目標は順位を守り、チームにポイントをもたらすことでした。
われわれにとっては非常に厳しい週末となり、金曜日午後のロングステージで降雨により大きく遅れをとり、その結果土曜日は不利な出走順で走らなければなりませんでした。
また、クルマのダメージを抑えるため、なかなかスピードを上げられませんでした。それでも、シーズン最後の3戦では、きっと強さを取り戻せる筈です。

次回のイベント情報

WRC次戦は、10月3日(木)から6日(日)にかけて開催される、ラリー・グレートブリテン(GB)です。
イギリスのウェールズを舞台とする伝統のグラベルラリーは、今年サービスパークをウェールズ北部のスランディドに移して行われます。
秋季のウェールズは例年天気が不安定で、降雨で森林地帯や丘陵地帯のグラベルロードは泥状になりやすく、非常に滑りやすい路面コンディションとなります。
また、朝晩は霧がでたり雹(ひょう)が降ることもある、非常にトリッキーな1戦です。

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